青森山田高:野球部員死亡で遺族が提訴

毎日新聞 2012年04月09日 18時40分

 私立青森山田高(青森市)の硬式野球部寮で昨年12月、1年生の男子生徒(当時16歳)が暴行を受けた後に急死した事件で、大阪府内に住む両親が9日、暴行したとされる当時2年生の少年(17)や高校側などに計約8700万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴した。

 訴状によると、少年は昨年12月、後輩部員の男子生徒らが寮の消灯時間後に焼き肉をしていたことに腹を立て、顔や背中を殴るなどした。男子生徒は直後に倒れ、病院へ搬送されたが約2時間後に死亡した。青森県警は今年1月、死因不特定のまま、少年を暴行の疑いで青森地検に書類送検。少年は事件後に退学した。

 男子生徒の両親は、少年の暴行により、全身に血液を送り出せなくなり心停止する「心臓震盪(しんとう)」が起きたと主張。高校側に対しても、少年への指導が不徹底だった上、野球部監督が寮に不在だったことなど管理体制に不備があったと指摘している。

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