きょういくニュース


 

算数嫌いは学級崩壊の遠因?

「おちこぼれ」やすい教科1位

 小学生が「おちこぼれ」になりやすい教科は、算数が圧倒的に多い――。全国珠算教育連盟(本部・京都市)が小学校教師三百人に「児童の学習態度と算数」について聞いた調査で、こんな結果が出た。学級崩壊については、三割近くの先生が「身近に数多くある」「いくらかある」、六割近くが「その傾向は感じられる」と回答している。

 調査によると、「おちこぼれ」になりやすいとみている教科は、九一%が算数と答え、国語(二割強)、理科(一割)などを引き離した。

 日ごろ接している児童に「算数が嫌いな子どもが多い」と感じている先生は約二割。「好きな子どもが多い」とほぼ同数だったが、前者のうち「学級崩壊がある」と答えたケースが五割を超えたのに対し、後者は二割にとどまった。算数嫌いが多い場合、児童の態度で気になることとして「先生の話を聞いていない」「忘れ物が多い」「動き回る」などを挙げる人が多い。

 調査では珠算(そろばん)教育についても取り上げている。役立っている点を尋ねると、「暗算・計算能力がつく」「十進法の理解に役立つ」などとする意見が多いが、一方で問題点として「算数の授業に無理が出る」「技能のばらつきで指導しにくい」などが挙げられた。六割が「珠算を教えたことで児童の数への興味が高まったと思わない」と答え、小学校でのそろばんの活用については消極的な意見も多いようだ。

<4月19日付朝日新聞朝刊より>

 


| 教育特集のトップページへ|


asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は朝日新聞社に帰属します。
Copyright1999 Asahi Shimbun. No reproduction or republication without written permission.

Send feedback to newsroom@emb.asahi-np.co.jp
記事に対するご質問、ご意見には住所、氏名、電話番号を明記して下さい。