この文書は、W3C 標準情報 (TR) の作業ドラフト、"XHTML Basic" <http://www.w3.org/TR/2000/WD-xhtml-basic-20000210>ToyFish.Net が独自に翻訳したものです。この仕様書の正式なものは W3C のサイトにある英語版であり、その著作権は W3C が保有しています。また、翻訳に誤りがある可能性に留意してください。

誤訳・誤植を発見された方は ToyFish.Net までお知らせください。

翻訳の最終更新日: 2000 年 2 月 27 日


W3C

XHTML(TM) ベーシック

W3C 作業ドラフト 2000 年 2 月 10 日

この版:
http://www.w3.org/TR/2000/WD-xhtml-basic-20000210
(プレーンテキスト版PostScript 版PDFZIP アーカイブGzip 圧縮 TAR アーカイブ)
最新版:
http://www.w3.org/TR/xhtml-basic
前の版:
http://www.w3.org/TR/1999/WD-xhtml-basic-19991221
編著者:
石川雅康W3C
Shinichi Matsui、Panasonic
Peter Stark、Phone.com
Toshihiko Yamakami、株式会社アクセス

概要

XHTML ベーシック文書型は XHTML 1.1 [XHTML11] のサブセットです。 XHTML ファミリの文書型であるために必要な最小限のモジュールのセットを含むほか、 画像やフォーム、基本的なテーブルが含まれています。 XHTML ベーシックは、 XHTML の 機能のフルセットをサポートしないウェブクライアントのために設計されています。 例を挙げると、携帯電話、PDA、 ポケットベル、セットトップボックスといったウェブクライアントがあがります。 この文書型はコンテンツ制作に十分な機能性をもっています。

XHTML ベーシックの文書型定義は、 「XHTML のモジュラ化」[XHTMLMOD] で規定されている XHTML モジュールを使って実装されています。

この文書の位置付け

この節では、公開時点におけるこの文書の位置付けについて述べます。 ほかの文書によりこの文書が更新されることがあります。 この文書群の最新の位置付けは、 W3C で 管理されています。

この文書は、 「XHTML ベーシック」の 「最終判定 作業ドラフト (Last Call Working Draft)」です。 最終判定のレビュー期間は 2000 年 3 月 15 日の 2359Z に終了します。 レビュー期間終了までに、レビューしての意見を www-html-editor@w3.org までお送りください。

HTML に 関する公開の議論が www-html@w3.org で行われています (アーカイブ)。 加入するには、subscribe という単語を件名 (subject) 行に 入れて、<www-html-request@w3.org> 宛てに電子メールを送ってください。

この文書は TW3C HTML アクティビティの 一環として制作されたもので、 WAP Forum アプリケーショングループおよび W3C モバイルアクセス関係者グループ (会員専用) 会員からの意見をもとに、 W3C HTML 作業グループ (会員専用) の モバイルサブグループが準備を行ってきました。 この文書は、小型情報機器向けのコンテンツを対象にした 将来のマーク付け言語の共通基盤を策定するために、 W3C HTML 作業グループや W3C モバイルアクセス 関係者グループで利用される予定です。

これは進行中の作業であり、 W3C 会員組織や WAP Forum 会員組織、 あるいは HTML 作業グループやモバイルアクセス関係者グループの会員による 指示や同意を表すものではありません。 これはドラフト文書であり、いつでもほかの文書によって 更新されたり、置き換えられたり、破棄されたりする可能性があります。 この文書を「進行中の作業」以外のものとして引用するのは不適切です。 W3C が 現在公開している勧告その他の技術文書の一覧は、 http://www.w3.org/TR に あります。

目次

1. はじめに

1.1.小型情報機器のための XHTML

HTML 4 は、 大型の機器、重ねて表示されるウィンドウやフレームによるメニュー、 入力ポインティングデバイスのマウス、 高性能な CPU、 高出力の電源供給のために設計されたものです。 ワールドワイドウェブへのアクセスに機能が完全にそろったコンピュータを 必要とするのでは、オンラインの情報やサービスにコンシューマ機器で アクセスする人々の大半を締め出すことになります。

HTML の サブセットを作成する方法は多様にあるため、組織や企業によって、 ほとんど同一のサブセットがいくつも定義されています。 機能に関する共通した基本セットがなければ、広範なウェブクライアントに対応した アプリケーションを開発することは困難です。共通の要素セットを共有すれば、 XHTML に 基づいた言語間の変換が容易になります。 XHTML ベーシックの目標は、 HTML の 様々なサブセットを XHTML の 単一の共通サブセットにまとめることです。

XHTML ベーシックの文書型定義は、モジュラ化 XHTML [XHTMLMOD] で定義されている XHTML モジュールを基にして実装されています。

1.2. 背景と要件

情報機器は、特定の用途を対象とします。設計の目的の性能に必要な機能を サポートするのです。次に示すのは様々な情報機器の例です。

こういったクライアントのための HTML の 既存のサブセットや変種には、 「コンパクト HTML」 [CHTML]、無線通信マーク付け言語 [WML]、 「モバイルアクセスのための HTML 4.0 ガイドライン」 [GUIDELINES] が あります。これらの文書型に共通してみられる機能には、次のようなものがあります。

HTML のうち ここで挙げた機能のセットが、 XHTML ベーシックの設計にあたっての起点となりました。 コンテンツ開発者の多くが HTML に 精通しているという事実により、 「XHTML モジュールの構築」 [XHTMLMOD] で 述べられた手法を使って他の言語のマーク付けモジュールを取り込む ホスト言語としては HTML が 適切であるといえます。たとえば、従来の HTML 4 がもつ イベントシステムより汎用性の高いイベントモジュール (Event Module) で XHTML ベーシックを拡張することができます。

将来の言語の機能を制限することは、 XHTML ベーシックの意図するところではありません。しかし、 HTML の 機能 (フレームや高度なテーブル、属性値イベントハンドラの固定されたセット、 オブジェクト) はデスクトップコンピュータ型のクライアントのために 開発されたものであり、デスクトップ以外の多くの機器には 適していないことがわかっています。私たちは、 XHTML ベーシックが拡張され、強化されていくだろうと考えています。 ほとんど同一の数多いサブセットや HTML 4 の あまりに巨大な機能セットではなく、共通の基本的な機能セットから XHTML を 拡張していくことは、ウェブの相互運用性、さらにはスケーラビリティのために よいと私たちは考えています。 HTML 4 の 豊富な機能に比べると XHTML ベーシックは一歩後退したように見えるかもしれませんが、実際には、 HTML 4 にあるものが 必要ではないクライアントや、 XHTML の サブセットを大量にではなくひとつにしてほしいコンテンツ開発者のために、 二歩前進しているのです。

1.3. 設計の根拠

この節では、 HTML の ある種の機能が XHTML ベーシックに含まれていない理由を説明します。

1.3.1. スタイルシート

style 要素はサポートされていません。 外部スタイルシートが推奨されます。 外部スタイルシートの取り込みには link 要素が使えます。 スタイル情報を構造に付加するために、 div および span 要素と class 属性が サポートされています。構造と表示を分離すると、 スタイルシートをサポートする場合にはスタイルシートをダウンロードし、 スタイルシートをサポートしないユーザエージェントはスタイルシートを 無視することができるようになります。 適切なスタイルシートの選択には media 属性が使えます。 さらに詳しくは、HTML 4.01 仕様の「メディア タイプ (Media types)」([HTML4]、14.2.4 節) を 参照してください。

1.3.2. スクリプトとイベント

script および noscript 要素は サポートされていません。小型機器はメモリや CPU の性能が 限られているのがふつうです。スクリプトプログラムの実行は サポートされない場合があります。コンテンツは スクリプトが実行されない場合でも読めるようになっているべきです。

スクリプトプログラムを呼び出すのに使われるイベントハンドラ属性は サポートされていません。イベントは機器に依存します。通話着信のイベントは テレビでは発生しないでしょう。文書型宣言内にイベント名を 直に書き込むより、汎用のイベントハンドリング機構のほうが適しています。

1.3.3. 表示

シンプルなウェブクライアントには、固定幅 (monospace) 以外のフォントを 表示できないものが多くあります。双方向テキスト、ボールド体フォントなどの テキスト拡張要素はサポートされていません。 ただし、強調の em や見出しなどのフレーズ系要素は サポートされています。

特定の機器に適切な表示を生成する場合にはスタイルシートを 使うことが推奨されます。

1.3.4. フォーム

XHTML の 基本的なフォーム ([XHTMLMOD]、4.5.1 節) が サポートされています。フォームの入力タイプのうち ファイル (file) および画像 (image) は、ローカルなファイルシステムを持つ 機器でなければ活用できないので、基本的なフォームには含まれていません。 また、コンテンツ開発者は、機器によっては (たとえば携帯電話) ユーザが たくさんの文字を入力できない場合があることに留意するべきです。

1.3.5. テーブル

XHTML の 基本的なテーブル ([XHTMLMOD]、4.6.1 節) が サポートされていますが、小型機器ではテーブルを表示するのが難しいことがあります。 コンテンツ開発者は テーブルに関する アクセシビリティガイドライン ([WAI-WEBCONTENT]、 ガイドライン 5) に従うことが推奨されます。 基本テーブルモジュール (Basic Tables Module) では、テーブルを入れ子にするのは 禁止されていることに注意してください。

1.3.6. フレーム

フレームはサポートされていません。フレームは画面インタフェースに依存しますし、 XHTML 1.1 には入っていません。

1.3.7. オブジェクト

画像は img 要素でサポートされています。 object および param 要素はサポートされていません。 ポインティングデバイスがないなど、入力機能に制限があるため、 イメージマップは除外されています。

2. 適合性

この節は規範です。

2.1. 文書の適合性

XHTML ベーシック に適合する文書とは、この仕様で義務項目として規定されている機能のみを 必要とする文書です。そのような文書であるためには、次の条件を すべて満たさなければなりません。

  1. 附属書 B にある DTD に対して 妥当でなければなりません。
  2. 文書のルート要素が <html> でなければなりません。
  3. ルート要素のデフォルト名前空間名が、 XHTML の 名前空間名、http://www.w3.org/1999/xhtml でなければなりません。
  4. 文書中でルート要素より先に DOCTYPE 宣言がなければなりません。 宣言がある場合、その DOCTYPE 宣言に書かれる公開識別子は、 附属書 B にある DTD を、 フォーマル公開識別子を使って参照するものでなければなりません。 システム識別子は適宜変更してもかまいません。
    <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML Basic 1.0//EN"
                          "xhtml-basic10.dtd">
    

2.2. ユーザエージェントの適合性

ユーザエージェントは、 XHTML 仕様の 「ユーザエージェントの 適合性 (User Agent Conformance)」の節 ([XHTML1]、 3.2 節) に適合しなければなりません。

3. XHTML ベーシック文書型

この節は規範です。

XHTML ベーシック文書型は、 XHTML モジュールの セットとして定義されています。 すべての XHTML モジュールは 「XHTML の モジュラ化」仕様 [XHTMLMOD] で 定義されています。

XHTML ベーシックは、次の XHTML モジュールで構成されています。

構造モジュール (Structure Module) *
body、head、html、title
テキストモジュール (Text Module) *
abbr、acronym、address、blockquote、br、cite、code、dfn、div、em、 h1、h2、h3、h4、h5、h6、kbd、p、pre、q、samp、span、strong、var
ハイパーテキストモジュール (Hypertext Module) *
a
リストモジュール (List Module)*
dl、dt、dd、ol、ul、li
基本フォームモジュール (Basic Forms Module)
form、input、label、select、option、textarea
基本テーブルモジュール (Basic Tables Module)
caption、table、td、th、tr
画像モジュール (Image Module)
img
メタ情報モジュール (Meta Information Module)
meta
リンクモジュール (Link Module)
link
基底モジュール (Base Module)
base

(*) = このモジュールは、XHTML ファミリの 必須モジュールです。

XML 1.0 DTD附属書 B にあります。

注: HTML の イベントハンドラ属性は XHTML ベーシックには含まれていないため、フォームの外にあるフォームコントロールは ユーザが期待するようには機能しない可能性があります。

4. XHTML ベーシックの使い方

XHTML ベーシックはそのまま−−テキストやリンク、画像が使えるシンプルな XHTML 言語として−−使うこともできますが、そのシンプルな設計の意図は、 ホスト言語として使うことにあります。ホスト言語はボキャブラリを混ぜたものを すべてひとつの文書型に取り入れることができます。 多くのウェブ開発者がそのために利用していることを考えれば、 XHTML が ホスト言語であるというのは自然なことです。

他の言語のマーク付けを XHTML ベーシックに 追加すると、その結果の文書型は XHTML ベーシックを 拡張したものになります。コンテンツ開発者は XHTML ベーシックに 対象に開発を行うか、拡張したものを利用することができます。 重要なのは、どの場合でも XHTML ベーシックが ユーザエージェントのサポートする共通の言語となる点です。 XHTML で 使われているモジュラ化フレームワークと互換性のあるマーク付け言語モジュールを 定義する方法については、 「XHTML モジュールの構築[BUILDING] を 参照してください。

5. 謝辞

この文書に協力・査読・批評を行ってくれた Gary Adams (Sun)、 Johan Hjelm (W3C/Ericsson)、 Wayne Carr (Intel)、そして W3C HTML 作業グループに 感謝します。

A. 参考資料

A.1. 規範的な参考資料

[BUILDING]
XHTML モジュールの構築 (Building XHTML Modules)」、W3C 作業ドラフト、 M. Altheim、S. McCarron、編著、 2000 年 1 月 5 日。 http://www.w3.org/TR/2000/WD-xhtml-building-20000105 で入手できます。
最新版は http://www.w3.org/TR/xhtml-building で入手できます。
[HTML4]
HTML 4.01 仕様 (HTML 4.01 Specification)」、 W3C 勧告、 D. Raggett、A. Le Hors、I. Jacobs、編著、 1999 年 12 月 24 日。 http://www.w3.org/TR/1999/REC-html401-19991224 で入手できます。
最新版は http://www.w3.org/TR/html4 で入手できます。
[XHTML1]
XHTML 1.0: 拡張可能なハイパーテキストマーク付け言語 −−XML 1.0 における HTML 4 の再定式化 (XHTML 1.0: The Extensible HyperText Markup Language - A Reformulation of HTML 4 in XML 1.0)」、 W3C 韓国、Steven Pemberton ほか、2000 年 1 月 26 日。 http://www.w3.org/TR/2000/REC-xhtml1-20000126 で入手できます。
最新版は http://www.w3.org/TR/xhtml1 で入手できます。
[XHTML11]
XHTML 1.1−−モジュールベースの XHTML (XHTML 1.1 - Module-based XHTML)」、 W3C 作業ドラフト、 M. Altheim、S. McCarron、編著、 2000 年 1 月 5 日。 http://www.w3.org/TR/2000/WD-xhtml11-20000105 で入手できます。
最新版は http://www.w3.org/TR/xhtml11 で入手できます。
[XHTMLMOD]
XHTML の モジュラ化 (Modularization of XHTML)」、 W3C 作業ドラフト、 M. Altheim ほか、編著、2000 年 1 月 5 日。 http://www.w3.org/TR/2000/WD-xhtml-modularization-20000105 で入手できます。
最新版は http://www.w3.org/TR/xhtml-modularization で入手できます。
[XML]
拡張可能なマーク付け言語 (XML) 1.0 (Extensible Markup Language (XML) 1.0)」、 W3C 勧告、 T. Bray、J. Paoli、C. M. Sperberg-McQueen、 編著、1998 年 2 月 10 日。 http://www.w3.org/TR/1998/REC-xml-19980210 で入手できます。
最新版は http://www.w3.org/TR/REC-xml で入手できます。

A.2. 情報提供的な参考資料

[CHTML]
小型情報機器のための コンパクト HTML (Compact HTML for Small Information Appliances)」、 W3C 覚書 (Note)、 T. Kamada、1998 年 2 月 9 日。 http://www.w3.org/TR/1998/NOTE-compactHTML-19980209 で入手できます。
[GUIDELINES]
モバイルアクセスのための HTML 4.0 ガイドライン (HTML 4.0 Guidelines for Mobile Access)」、 W3C 覚書 (Note)、 T. Kamada、T. Asada、石川雅康、S. Matsui、 編著、1999 年 3 月 15 日。 http://www.w3.org/TR/1999/NOTE-html40-mobile-19990315 で入手できます。
最新版は http://www.w3.org/TR/NOTE-html40-mobile で入手できます。
[WAI-WEBCONTENT]
ウェブコンテンツ向けアクセシビリティガイドライン 1.0 (Web Content Accessibility Guidelines 1.0)」、 W3C 勧告、 W. Chisholm、G. Vanderheiden、I. Jacobs、編著、 1999 年 3 月 5 日。 http://www.w3.org/TR/1999/WAI-WEBCONTENT-19990505 で入手できます。
最新版は http://www.w3.org/TR/WAI-WEBCONTENT で入手できます。
[WML]
無線通信マーク付け言語仕様 (Wireless Markup Language Specification)」、 WAP Forum Ltdhttp://www.wapforum.org/what/technical.htm で入手できます。

B. XHTML ベーシック 文書型定義

この附属書は規範です。

B.1. XHTML ベーシックの SGML Open Catalog エントリ

この節には、 XHTML ベーシックの FPISGML Open Catalog 形式で定義したものを収録しています。

-- .......................................................................... --
-- ファイルカタログ  ........................................................ --

--  XHTML ベーシックカタログデータファイル

    改定:  $Id: xhtml-basic10.cat,v 2.2 2000/02/09 21:33:57 altheim Exp $ SMI

    カタログデータの提供と利用に関する詳しい情報については、SGML Open Technical
    Resolution 9401 の「Entity Management」を参照してください。この文書は
    次の URL で OASIS から入手することができます。

        <http://www.oasis-open.org/cover/tr9401.html>
--

-- .......................................................................... --
-- XHTML に関連付けられる SGML 宣言  ........................................ --

OVERRIDE YES

SGMLDECL "xml1.dcl"

-- Unicode 互換でないパーサの場合に使用: --
-- SGMLDECL "xml1n.dcl" --

-- :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: --

-- XHTML ベーシック DTD モジュラドライバファイル ................................. --

PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML Basic 1.0//EN"                       "xhtml-basic10.dtd"

-- XHTML ベーシック フレームワークモジュール ..................................... --

PUBLIC "-//W3C//ENTITIES XHTML Basic 1.0 Document Model 1.0//EN"  "xhtml-basic10-model-1.mod"


-- カタログデータ終わり  .................................................... --
-- .......................................................................... --

B.2. XHTML ベーシックドライバ

この節には、 XHTML ベーシック文書型のドライバを XML DTD として実装したものを 収録しています。このドライバは [XHTMLMOD] で定義されている XHTML モジュールの 実装によるものです。

<!-- XHTML ベーシック 1.0 DTD  ................................................. -->
<!-- ファイル: xhtml-basic10.dtd -->

<!-- XHTML ベーシック 1.0 DTD

     これは XHTML の正式なサブセットである XHTML ベーシックです。

     Copyright 1998-2000 World Wide Web Consortium
        (Massachusetts Institute of Technology, Institut National de
         Recherche en Informatique et en Automatique, Keio University).
         All Rights Reserved.

     Permission to use, copy, modify and distribute the XHTML Basic DTD
     and its accompanying documentation for any purpose and without fee is
     hereby granted in perpetuity, provided that the above copyright notice
     and this paragraph appear in all copies.  The copyright holders make
     no representation about the suitability of the DTD for any purpose.

     It is provided "as is" without expressed or implied warranty.

        作成:   Murray M. Altheim <mailto:altheim@eng.sun.com>
                Peter Stark       <mailto:stark@corp.phone.com>
        改定:   $Id: xhtml-basic10.dtd,v 2.3 2000/02/10 00:12:44 altheim Exp $ SMI

-->
<!-- これは XHTML ベーシック バージョン 1.0 ドライバファイルの DTD です。

     指定する際には次のフォーマル公開識別子を使ってください。

         "-//W3C//DTD XHTML Basic 1.0//EN"
-->
<!ENTITY % XHTML.version  "-//W3C//DTD XHTML Basic 1.0//EN" >

<!-- デフォルト名前空間を指定する際には次の URI を使ってください。

         "http://www.w3.org/1999/xhtml"

     DTD における名前空間接頭辞の使用については、
     就職名 (Qualified Names) モジュールを参照してください。
-->
<!ENTITY % XHTML.prefixed "IGNORE" >
<!ENTITY % XHTML.prefix  "" >

<!-- XLink 名前空間に使用するために予約:
-->
<!ENTITY % XLINK.xmlns "" >
<!ENTITY % XLINK.xmlns.attrib "" >

<!-- 例えば、XHTML Basic 1.0 を直接に利用する場合は、
     DOCTYPE 宣言に FPI を指定し、デフォルト名前空間を
     指定するため文書要素に xmlns 属性をつけます。

         <?xml version="1.0"?>
         <!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML Basic 1.0//EN"
                               "xhtml-basic10.dtd" >
         <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"
               xml:lang="ja" >
         ...
         </html>
-->

<!-- 文書プロファイルで将来使用するために予約 -->
<!ENTITY % XHTML.profile  "" >

<!-- 双方向テキスト機能
     この機能検査実体は、双方向テキストサポートに
     使用される要素と実体の宣言に使われます。
-->
<!ENTITY % XHTML.bidi  "IGNORE" >

<!-- :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: -->

<!ENTITY % xhtml-events.module   "IGNORE" >
<!ENTITY % xhtml-bdo.module      "%XHTML.bidi;" >

<!ENTITY % xhtml-model.mod
     PUBLIC "-//W3C//ENTITIES XHTML Basic 1.0 Document Model 1.0//EN"
            "xhtml-basic10-model-1.mod" >

<!ENTITY % xhtml-framework.mod
     PUBLIC "-//W3C//ENTITIES XHTML Modular Framework 1.0//EN"
            "xhtml-framework-1.mod" >
%xhtml-framework.mod;

<!ENTITY % Pre.content
     "( #PCDATA
      | %Inlstruct.class;
      %Inlphras.class;
      %Anchor.class;
      %Inline.extra; )*"
>

<!ENTITY % xhtml-text.mod
     PUBLIC "-//W3C//ELEMENTS XHTML Text 1.0//EN"
            "xhtml-text-1.mod" >
%xhtml-text.mod;

<!ENTITY % xhtml-hypertext.mod
     PUBLIC "-//W3C//ELEMENTS XHTML Hypertext 1.0//EN"
            "xhtml-hypertext-1.mod" >
%xhtml-hypertext.mod;

<!ENTITY % xhtml-list.mod
     PUBLIC "-//W3C//ELEMENTS XHTML Lists 1.0//EN"
            "xhtml-list-1.mod" >
%xhtml-list.mod;

<!-- ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: -->

<!-- 画像モジュール  ............................................. -->
<!ENTITY % xhtml-image.module "INCLUDE" >
<![%xhtml-image.module;[
<!ENTITY % xhtml-image.mod
     PUBLIC "-//W3C//ELEMENTS XHTML Images 1.0//EN"
            "xhtml-image-1.mod" >
%xhtml-image.mod;]]>

<!-- テーブルモジュール ........................................... -->
<!ENTITY % xhtml-table.module "INCLUDE" >
<![%xhtml-table.module;[
<!ENTITY % xhtml-table.mod
     PUBLIC "-//W3C//ELEMENTS XHTML Basic Tables 1.0//EN"
            "xhtml-basic-table-1.mod" >
%xhtml-table.mod;]]>

<!-- フォームモジュール  .......................................... -->
<!ENTITY % xhtml-form.module "INCLUDE" >
<![%xhtml-form.module;[
<!ENTITY % xhtml-form.mod
     PUBLIC "-//W3C//ELEMENTS XHTML Basic Forms 1.0//EN"
            "xhtml-basic-form-1.mod" >
%xhtml-form.mod;]]>

<!-- link 要素モジュール  ......................................... -->
<!ENTITY % xhtml-link.module "INCLUDE" >
<![%xhtml-link.module;[
<!ENTITY % xhtml-link.mod
     PUBLIC "-//W3C//ELEMENTS XHTML Link Element 1.0//EN"
            "xhtml-link-1.mod" >
%xhtml-link.mod;]]>

<!-- 文書メタ情報モジュール  ...................................... -->
<!ENTITY % xhtml-meta.module "INCLUDE" >
<![%xhtml-meta.module;[
<!ENTITY % xhtml-meta.mod
     PUBLIC "-//W3C//ELEMENTS XHTML Metainformation 1.0//EN"
            "xhtml-meta-1.mod" >
%xhtml-meta.mod;]]>

<!-- base 要素モジュール  ......................................... -->
<!ENTITY % xhtml-base.module "INCLUDE" >
<![%xhtml-base.module;[
<!ENTITY % xhtml-base.mod
     PUBLIC "-//W3C//ELEMENTS XHTML Base Element 1.0//EN"
            "xhtml-base-1.mod" >
%xhtml-base.mod;]]>

<!ENTITY % xhtml-struct.mod
     PUBLIC "-//W3C//ELEMENTS XHTML Document Structure 1.0//EN"
            "xhtml-struct-1.mod" >
%xhtml-struct.mod;

<!-- XHTML ベーシック 1.0 DTD 終わり ....................................... -->

B.3. XHTML ベーシックのカスタマイズ

XHTML ファミリの文書型 (XHTML ベーシックなど) は、使用する内容モデルを定義しなければなりません。 これは XHTML モジュラフレームワーク (XHTML Modular Framework) で実現される独立した内容モデルモジュールによって 行われます。内容モデルモジュールと XHTML ベーシック ドライバ (前述) をいっしょに使うことで、文書型ごとの要件に合うように モジュールの実装をカスタマイズすることができます。 XHTML ベーシックの 内容モデルモジュールは以下のように定義されています。

<!-- ....................................................................... -->
<!-- XHTML ベーシック 1.0 文書モデルモジュール  ................................ -->
<!-- ファイル: xhtml-basic10-model-1.mod

     これは XHTML の正式なサブセットである XHTML Basic です。
     Copyright 1998-2000 W3C (MIT, INRIA, Keio), All Rights Reserved.
     改定: $Id: xhtml-basic10-model-1.mod,v 2.2 2000/02/10 00:12:44 altheim Exp $ SMI

     この DTD モジュールは次のパブリック (PUBLIC) およびシステム (SYSTEM) 識別子で
     示されます。

       PUBLIC "-//W3C//ENTITIES XHTML Basic 1.0 Document Model 1.0//EN"
       SYSTEM "xhtml-basic10-model-1.mod"

     改定:
     (none)
     ....................................................................... -->

<!-- XHTML ベーシック文書モデル

     このモジュールは、XHTML 要素の共通内容モデルを構成する要素の
     分類を記述するものです。
-->

<!-- head 内の省略可能な要素  ................ -->

<!ENTITY % Head-opts.mix  
     "( %Meta.qname; | %Link.qname; )*" >

<!-- 雑多な要素  ............................. -->

<!ENTITY % Misc.class "" >

<!-- インライン要素  ......................... -->

<!ENTITY % Inlstruct.class "%Br.qname; | %Span.qname;" >

<!ENTITY % Inlphras.class
     "| %Em.qname; | %Strong.qname; | %Dfn.qname; | %Code.qname; 
      | %Samp.qname; | %Kbd.qname; | %Var.qname; | %Cite.qname; 
      | %Abbr.qname; | %Acronym.qname; | %Q.qname;" >

<!ENTITY % Inlpres.class "" >
<!ENTITY % I18n.class "" >
<!ENTITY % Anchor.class "| %A.qname;" >
<!ENTITY % Inlspecial.class "| %Img.qname;" >

<!ENTITY % Inline.extra 
     "| %Input.qname; | %Select.qname; | %Textarea.qname;
      | %Label.qname;" 
>

<!ENTITY % Inline.class
     "%Inlstruct.class;
      %Inlphras.class;
      %Anchor.class;
      %Inlspecial.class;
      %Inline.extra;"
>

<!ENTITY % Inline-noA.class
     "%Inlstruct.class;
      %Inlphras.class;
      %Inlspecial.class;
      %Inline.extra;"
>

<!ENTITY % Inline-noA.mix
     "%Inline-noA.class;
      %Misc.class;"
>

<!ENTITY % Inline.mix
     "%Inline.class;
      %Misc.class;"
>

<!-- ブロック要素  ........................... -->

<!ENTITY % Heading.class 
     "%H1.qname; | %H2.qname; | %H3.qname;
      | %H4.qname; | %H5.qname; | %H6.qname;"
>
<!ENTITY % List.class  "%Ul.qname; | %Ol.qname; | %Dl.qname;" >
<!ENTITY % Table.class "| %Table.qname;" >
<!ENTITY % Form.class  "| %Form.qname;" >

<!ENTITY % Blkstruct.class "%P.qname; | %Div.qname;" >
<!ENTITY % Blkphras.class 
     "| %Pre.qname; | %Blockquote.qname; | %Address.qname;"
>
<!ENTITY % Blkpres.class "" >
<!ENTITY % Block.extra 
     "%Table.class;
      %Form.class;"
>

<!ENTITY % Block.class
     "%Blkstruct.class;
      %Blkphras.class;
      %Block.extra;"
>

<!ENTITY % Block.mix
     "%Heading.class;
      | %List.class;
      | %Block.class;
      %Misc.class;"
>

<!-- すべての内容要素  ....................... -->

<!-- テーブル以外のすべての内容を宣言
-->
<!ENTITY % Flow-noTable.mix
     "%Heading.class;
      | %List.class;
      | %Blkstruct.class;
      %Blkphras.class;
      %Form.class;
      | %Inline.class;
      %Misc.class;"
>

<!ENTITY % Flow.mix
     "%Heading.class;
      | %List.class;
      | %Block.class;
      | %Inline.class;
      %Misc.class;"
>

<!-- xhtml-basic10-model-1.mod 終わり -->

翻訳: ToyFish.Net