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1999年9月22日

九品仏浄真寺:
逮捕の政治団体 幹部主導で金銭要求


 東京都世田谷区の九品仏浄真寺をめぐる一連の事件で、政治団体「日本憲政党」から寺側への金銭要求は、寺の警備員への暴力行為の疑いで21日に逮捕された同党最高顧問、金敏昭容疑者(45)が計画を立てるなど主導的な役割を果たしていたことが21日、警視庁捜査4課と玉川署の調べで分かった。金容疑者らは同寺境内にある石材店所有の建物に根抵当権を設定し、自ら債権者となったうえで金銭を要求していたとみられる。

 調べでは、金容疑者は今月9日に起きた同寺の警備員射殺事件で殺人未遂容疑で逮捕された元暴力団組員、金銀植容疑者(51)の実弟で、指定暴力団中野会系組幹部。

 日本憲政党は今年1月に設立され、金敏昭容疑者が最高顧問に就いた。6月には、浄真寺とトラブルになっていた石材店の営業権譲渡名目などで総額17億円の支払いを寺側に求めた。しかし、寺側が拒絶したため、金容疑者らが、寺の境内にある石材店所有の作業所など7棟に極度額50億円の根抵当権を設定。同時に、建物の所有権も川崎市内の第三者に移転登記されていた。

 しかし、実際には登記されたような金銭貸借や売買はないとみられ、石材店経営者は「日本憲政党から『寺に対抗するには売買したことにした方がいい』と言われ、書類上だけ形を整えた」などと話しており、虚偽の登記をした電磁的公正証書原本不実記録の疑いも持たれている。

 同課などは、こうした工作が、政治団体を隠れみのにトラブルに介入し、寺に金銭を要求する「大義名分」のためのもので、いずれも金容疑者が中心になって行ったとみて追及している。

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