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 トッピックス 火葬温度がどう変わるか

 最近焼却炉から排出されるダイオキシンの量が問題になっているが、それが火葬場にも飛び火するかもしれない。
 ダイオキシンは800度以上の高温で燃焼すれば抑えられるといわれているが、日本の火葬場では、1000度以上の高温で燃焼すると、骨が粉になりかねないため、一般には800度程度で燃焼させている。ところが外国では900度を超し、ところによっては1300度以上の温度で燃焼させている。こういう高温で燃すことができるのは、外国では骨こつあげという儀式がないからである。
 あちらでは、火葬にしたあと、係員が遺灰を番号のついた容器に納め、後日それを遺族に渡すだけである。こんな高温で焼けば公害の心配はないわけである。日本ではどうであろう。人体を焼いたあとからダイオキシンが発生することが明らかになれば、骨あげという儀式もできなくなるかもしれない。
 日本では古くから火葬したあとの遺骨を各々の宗派の本山などに納骨するというしきたりがあった。しかし今や散骨が話題になっているご時世。海や山にまく場合、いったん遺骨を粉にくだいてから行うことになっているから、高温燃焼は、散骨を希望する人にはかえって都合がいいかもしれない。


         

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