1999年10月15日(金)



エリック・クラプトン

最新アルバム100万枚突破

 九月二十九日に日本で先行発売された人気ロックシンガー、エリック・クラプトン(54)の最新アルバム「BEST OF」の売り上げ枚数が十四日までに百万枚を突破した。発売から約二週間でのミリオンセーラー達成は、男性洋楽アーティストとしては日本史上初。十一月には今世紀最後になる公演が日本で控えていて、発売元のワーナーミュージック・ジャパンでは「三百万枚は狙える」と皮算用している。

「BEST OF」発売2週間で達成

 「BEST OF」は、「チェンジ・ザ・ワールド」などの代表曲を完全収録したほか、新曲「ブルー・アイズ・ブルー」「アイ・ゲット・ロスト」も収めた豪華作品。米国では今月十二日に発売され、こちらでも大好評を呼んでいる。

 ワーナー・ミュージックによると、発売当初から爆発的な売れ行きを見せ、多い日には七万枚のバックオーダーが出るほどという。

 洋楽では近年、マライア・キャリー、セリーヌ・ディオンら女性シンガーの台頭が目立っている。男性でしかもこの道三十年という大ベテランのメガヒットは極めて異例。オリコンのチャートでも邦洋楽の総合チャートで初登場三位に。来週はさらに上位にランキングされてきそうな勢いだ。

 大ヒットの背景について、同社では「何よりも曲そのもののよさが、幅広い層のユーザーを引き付けているようです。特にクラプトンの渋いボーカルが若い女性ファンに受け入れられていることが大きい。コギャルたちにも人気が高いんですよ」と説明している。

 クラプトン作品の日本での百万枚突破は、一九九二年の「アンプラグド」(120万枚)以来だが、今アルバムの出足のよさは前作をはるかにしのぐ勢い。同社では「打倒マライア・キャリー、三百万枚も夢ではない数字」と話している。

 二年ぶりの日本公演は、十一月九日の東京・日本武道館公演を皮切りに、同十一日に愛知県体育館など五都市で全十四公演。「今世紀最後のコンサート」とクラプトン自身が宣言していることもあって、チケットは全公演ともほぼ完売。

 今月二十八日には東京・赤坂ブリッツでチャーら日本のアーティストによるトリビュート・コンサートも。また、十一月三十日から三日間、パシフィコ横浜でクラプトンファンの桑田佳祐(43)が「エリック・クラプトソ 横浜公演」とタイトルした公演を行うが、気の早いファンからは「クラプトンの追加公演が決まったのか!」といった問い合わせが主催側に相次ぐなどしているという。

【写真】エリック・クラプトンの新CD「BEST OF」





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