早稲田大学エクステンションセンター

[群馬県館林市立第二中学校の発表]

発表: (群馬県館林市立第二中学校) こんにちは。僕たちは、ぶんぶく茶が
     まで有名な、館林の第二中学校のパソコン部の一員です。私たちは、
     ピラミッドを造った道具とその使い方について調べました。
    (吉村) はい。
    (群馬県館林市立第二中学校) まず初めに、のみです。これは岩山な
     どから岩を切り出す際に、これで打ち込んだそうです。そしてのみを
     打ち込む際にハンマーや木槌などを使ったそうです。
     次に、磨き石です。使い方は、図のようにしてやるそうです。主に、
     岩の表面を平らにするそうです。
     次に、直角を測る定規です。これは名前のとおり、直角を測ります。
     使い方は岩の角に定規を当てるそうです。
     次に、水平を測る水準器です。これも、名前のとおり水平を測る水準
     器です。ここにつり下げというのが付いていて、つり下げの糸が印の
     上を通るかどうかで、水平かそうではないか調べるそうです。
     最後に、垂直を測る、下げ振り定規です。これもまた名前のとおり、
     垂直を測る下げ振り定規です。これは岩の表面にこの定規を当てて、
     岩の表面が垂直かどうか調べる道具です。
     以上が、石を切り出したり、加工したりするとき用いる道具です。
     次に、切った石を運ぶときに使った、そりやロープを作った道具は、
     まず、のこぎりというのは木を切る際に用いた道具です。続いて切り
     というのは、そりにロープを引っかけて運ぶために穴を開けて、ロー
     プをそれに引っかけます。続いて、ちょうなです。これは、木を削る
     ために使った道具です。これらの道具を使い、切り出された石を運ぶ
     ために使われたのは、このようなコロと言われる丸太です。これを、
     このようにいくつも並べて、その上を石を転がして運んだと言われて
     います。それで資源採掘場であるアスワンから、ナイル川まで運んだ
     と言われています。ナイル川からエジプトのピラミッド建設場所まで
     は、先程吉村さんが言われたように、船で運んだと言われています。
     岩を積み上げるときに使われたのは、先程こちらの説明でも出ました
     、そりです。地面の上に、そのまま石を置くだけでしたらできますが、
     これをここに置きたいように、高さがある場合には、重さ1トンもあ
     る岩を、人間の力で持ち上げるのは到底不可能なため、このように土
     でもって斜面を造り、その上をそりで運んだと言われています。そし
     て、高さが変わったときには、角度を急にせずに距離を伸ばして、運
     び手の負担を減らしたと言われています。以上のような道具を使い、
     ピラミッドは建設されたと言われています。これで発表を終わります。
     (司会) どうもありがとうございました。きちんと礼を、いいです
     ね、さわやかで。
     (吉村) えらいですね。道具は、なかなかよく調べてありますね。
     ほぼ、まちがいないのですが、いくつか問題点がありまして、一番は、
     やっぱりコロの使い方ね。コロを石の下に置いて運ぶというのは、非
     常に合理的なように見えるけど、それはあくまでも机上の論、机の上
     だとつるつる行きますね。しかし、道路はでこぼこしていますから、
     コロを入れますと、へっこんだとこにコロが入っちゃうと、運べなく
     なる。また、先程、皆さんも言っていましたけれども、坂を昇るとき
     にコロをやったら、下がっちゃいますね。上へ上げるんじゃなくて、
     下がっちゃうでしょう。だから、コロはそういうときに使っていない
     のです。
     コロはどういうふうに使っているかというと、家へずっと上げていっ
     て、一番最後に、石をそりから下ろすときに使う。そして、細かいと
     ころにセッティングするときに、ちっちゃな動きをする。下は平らで
     、それで動きをちっちゃくするために、非常に有効なんです。ですか
     ら、片方の口径(長さ)と片方の口径(長さ)が違うと、きゅっと曲
     がりやすいのね。そのくらい、もっと高度なんです。皆さんが考えて
     いるよりか。それからもう1つ、石を上げるときに、角度を変えずに
     距離を長くしたと言うけど、それはとても無理なんで、距離がどんど
     ん長くなると、川の方へ行っちゃいますから、逆に考え方が違う。今
     の考え方は現代的な考え方で、角度を変えるのです。角度を変えると
     困る。確かに困るんですけれども、石を小さくしていくと、重さが軽
     くなる。3?小さくすると、立方体ですから、3の3乗ですね。9立
     法センチメートル減るわけでしょう。そうすると、重さは9分の1以
     下になるのですね。そういうことをちゃんと知っていてやったわけだ
     から、現代人が考えるのは、逆にちょっと浅はかなんだね。角度が急
     になると、上げにくい。これは理屈としては正しいんだけれど、だか
     ら伸ばすようなことをすると、そのスロープを造るための土砂の量ね。
     これは膨大に増えるわけでしょう。そういうことをしない、というこ
     とをまず知っていただきたいと思いますね。
     それから、石はアスワンから持ってきたというけれども、アスワンか
     ら持ってきたのは、全体の5%ぐらい。ほとんど95%というものは、
     あのピラミッドの近くのトゥーラという石切り場から持ってきたので
     すね。あれだけ大きいものを、大体300万個ぐらい使っているわけで
     すから、それを1200キロも上流から、いくら川を下らせればいいから
     といって、そんなことはしないで、石の種類を使い分けているのです。
     非常に重要で壊れやすいところ、壊れては困るところを、アスワンの
     花崗岩を使って、その他のほとんどのピラミッドを構成している石を
     運ぶのは、近くのところから。そうすると、一日に何百個と運べるわ
     けですね、近いから。そういうようなことをしている。
     ここでぜひ、皆さんに知っていただきたいのは、古代エジプト人は、
     我々が考えている以上に、非常に賢かった。科学的だった。よく考え
     ていたということですね。
     (司会) はい。どうもありがとうございました。今日は、ちゃんと
     模型まで作ってくださってね。
     (吉村) はい、立派ですね。コロを作るんだって、結構、楽しいん
     ですよ、あれも。私も作りましたけれど、ミニチュアをね。


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