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【日韓交流】

漫画週刊誌で日韓が合作、15日に同時創刊

大衆文化交流に厚み

 日韓で同じ作品を翻訳して掲載する漫画週刊誌が15日、初めて両国で同時に創刊される。日本と韓国の売れっ子作家の作品も登場。韓国で日本の漫画の海賊版を読んだ世代が作家に育ってきた。02年サッカー・ワールドカップの共同開催に向けて、大衆文化の交流が深まっている。

「熱血江湖」の翻訳に取り組む日韓の編集者=東京都武蔵野市で

 4月下旬、東京都武蔵野市のビルの1室。15日に創刊される「週刊コミックバンチ」(新潮社)の2人の編集者が、韓国の漫画の登場人物が語るハングルの入った「吹き出し」を訳していた。

 「この『オレンジ武士』って、何だ?」。山本秀基さん(39)が聞くと、韓国人の金佛卿(キムブルギョン)さん(29)が答える。

 「韓国の若者の間では、街で女性に声をかけるとき、ミカンを渡すのがはやっているんです」 日本語訳は「ナンパ武士」に。主人公が手をあげて「ちょっと時間ある?」と誘う場面は「おっはー」にした。

 第4号から登場する「熱血江湖」(原作・全克〓、絵・深載賢)の翻訳だ。

 中国を舞台に、武道家の弟子の主人公と、敵対する武道家の孫で、男性になりすました女性とのラブストーリーを軸にしたアクションもの。韓国で250万部を売り上げたヒット作だ。

 同誌は「北斗の拳」の原哲夫さんや「シティーハンター」の北条司さんら日本の人気作家の新連載も掲載。それぞれハングルと日本語にし、日本では72万部、韓国では数万部を発行する。

 ソウル市に住む作者、深さんは31歳。海賊版で韓国に入ってきた「シティーハンター」を17歳のころに読んで、漫画の道に進んだ。「作品が日本でどう評価されるか、どきどきしている」

 日本の漫画の「海外進出」は目立つが、逆に外国の漫画を受け入れることはほとんどなかった。

 編集長の堀江信彦さん(45)は93年から4年間、「週刊少年ジャンプ」(集英社)の編集長をしていた。その間、韓国、台湾、香港などアジアの漫画を知り、水準の高さに驚いたという。「アジアの相互交流で、漫画の幅を広げたい」と昨年独立。韓国の出版社と交渉を続け、日韓同時創刊にこぎつけた。 (〓は王へんに晋)

(2001/05/15)




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