米ゼネラル・モーターズ(GM)の日本法人である日本ゼネラル・モーターズ(東京・渋谷、佐藤満社長)は7月31日、来年日本で発売予定の新型スポーツセダン「キャデラックCTS」のコンセプトモデルを発表した。大型セダン中心のキャデラックの入門モデルと位置付けられる中型セダンで、独メルセデス・ベンツや独BMWなど欧州勢が席けんする国内の高級輸入セダン市場でのシェア拡大を狙う。
「キャデラックCTS」は、新しいデザインコンセプトに基づいて開発されたモデルで、キャデラックのイメージを一新するざん新なデザインが特徴。詳細なデータは公表されていないが、ベンツ「Eクラス」やBMW「5シリーズ」と同等のボディーサイズに、新開発の5速自動変速機を組み合わせた排気量3000CCクラスのエンジンを搭載する見通し。販売価格は400万円を切る水準に設定されるとみられる。
CTSは年内に稼働予定の米ランシング・グランド・リバー工場(ミシガン州)で生産される。生産台数など規模は明らかになっていない。米国では8月18日に予定されているカリフォルニア州のイベントで実物が初公開される。日本では、今年10月に開催予定の東京モーターショーで公開する予定という。
[8月1日/日経産業新聞]
(輸入車コンテンツのSUPER INDEX「C-Style GARAGE」参照)
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