W3C REC-CSS2-19980512

Cascading Style Sheets, level 2
CSS2 Specification

W3C 勧告 1998年5月12日
本版:
http://www.w3.org/TR/1998/REC-CSS2-19980512
最新版:
http://www.w3.org/TR/REC-CSS2
前版:
http://www.w3.org/TR/1998/PR-CSS2-19980324
編者:
Bert Bos <bbos@w3.org>
Håkon Wium Lie <howcome@w3.org>
Chris Lilley <chris@w3.org>
Ian Jacobs <ij@w3.org>

概要(Abstract)

この仕様はCascading Style Sheets, Level2(以下CSS2)を規定する。 CSS2は、文書作成者及びユーザが、HTMLやXML等の構造化文書にスタイル(フォント、文字間隔、音声挿入など)を設定するためのスタイルシート言語である。 この言語を用いて文書の体裁設定をその内容から分離することにより、Web構築及びサイト保守が容易な作業となる。

CSS2は一部の例外を除けば概ね[CSS1]に準拠して設計されており、CSS1において正当なスタイルシートはすべてCSS2においても正当である。 CSS2はメディアタイプ依存のスタイルシートに対応しており、閲覧ブラウザ、音声出力装置、プリンタ、点字出力装置、モバイル機器など、多様な出力を想定したスタイル設定が可能である。 また、本仕様ではコンテンツの配置、フォントのダウンロード、表のレイアウト、国際化に関する特徴、カウンタと自動番号振り、その他ユーザインタフェースに関わるプロパティにも対応している。

この文書の位置付け(Status of this document)

この文書はW3Cのメンバ及びその他有志によって検討され、ディレクタからW3C勧告として認められた。 本仕様は決定稿であり、他の文書より規範的参照資料として引用してよい。 勧告によるW3Cの役割は、本仕様に多くの注意を集め広く普及させることである。 それによってWebの機能性と相互運用性が向上するのである。

現在のW3C勧告及びその他技術文書の一覧はhttp://www.w3.org/TRより得られる。

CSSに関する公開議論はwww-style@w3.orgにて行われる。

入手可能な形式(Available formats)

CSS2仕様は以下の形式で入手可能である:

HTML:
http://www.w3.org/TR/1998/REC-CSS2-19980512
a plain text file:
http://www.w3.org/TR/1998/REC-CSS2-19980512/css2.txt,
HTML as a gzip'ed tar file:
http://www.w3.org/TR/1998/REC-CSS2-19980512/css2.tgz,
HTML as a zip file (this is a '.zip' file not an '.exe'):
http://www.w3.org/TR/1998/REC-CSS2-19980512/css2.zip,
as well as a gzip'ed PostScript file:
http://www.w3.org/TR/1998/REC-CSS2-19980512/css2.ps.gz,
and a PDF file:
http://www.w3.org/TR/1998/REC-CSS2-19980512/css2.pdf.

異なる形式の仕様間に不一致がある場合はhttp://www.w3.org/TR/1998/REC-CSS2-19980512を決定稿とする。

入手可能な翻訳版(Available languages)

本仕様の正規版は英書のみとするが、各国語への翻訳版もhttp://www.w3.org/Style/css2-updates/translations.htmlより得られる。

エラー(Errata)

本仕様で今までに判明している誤りの一覧はhttp://www.w3.org/Style/css2-updates/REC-CSS2-19980512-errata.htmlにある。 誤りを発見した場合はcss2-editors@w3.orgまで報告すること。

目次(Quick Table of Contents)

  1. 仕様について
  2. CSS2の概要
  3. 適合性: 必要条件と推奨事項
  4. CSS2の構文と基本データ型
  5. セレクタ
  6. 値の割り当て、カスケード処理、継承
  7. メディアタイプ
  8. ボックスモデル
  9. 視覚整形モデル
  10. 視覚整形モデル詳細
  11. その他の視覚効果
  12. 生成内容、自動番号振り、リスト
  13. ページ媒体
  14. 色と背景
  15. フォント
  16. テキスト
  17. 表について
  18. ユーザインタフェース
  19. 音声スタイルシート

総目次(Full Table of Contents)

  1. 仕様について
    1. 仕様を読むにあたって
    2. 仕様の構成
    3. 約束事
      1. 構造化言語の要素と属性
      2. CSSプロパティの定義
      3. 簡略化プロパティ
      4. 注意書きと例示
      5. 画像とその解説文
    4. 謝辞
    5. 著作権
  2. CSS2の概要
    1. HTMLのチュートリアル
    2. XMLのチュートリアル
    3. CSS2文書の処理モデル
      1. キャンバス
      2. CSS2の情報参照モデル
    4. CSSの設計原則
  3. 適合性: 必要条件と推奨事項
    1. 用語の定義
    2. 適合性
    3. エラーの規定について
    4. text/css Content-Type
  4. CSS2の構文と基本データ型
    1. 構文
      1. 字句解析
      2. キーワード
      3. 文字と活字ケース
      4. @規則
      5. ブロック
      6. 規則集合、宣言ブロック、セレクタ
      7. 宣言とプロパティ
      8. コメント
    2. 解析エラーの処理方法
    3. 値の種類
      1. 整数値と実数値
      2. 長さ
      3. パーセント値
      4. URL + URN = URI
      5. カウンタ
      6. 角度
      7. 時間
      8. 周波数
      9. 文字列
    4. CSS文書の文字符号化方法
      1. 符号化できない文字を参照するには
  5. セレクタ
    1. パターンマッチ
    2. セレクタの構文
      1. グループ化
    3. 全称セレクタ
    4. タイプセレクタ
    5. 子孫セレクタ
    6. 子供セレクタ
    7. 隣接セレクタ
    8. 属性セレクタ
      1. 属性及びその値に対するマッチング
      2. DTDに示されるデフォルト属性値の扱い
      3. クラスセレクタ
    9. 一意セレクタ
    10. 疑似要素と疑似クラス
    11. 疑似クラス
      1. ':first-child'疑似クラス
      2. リンクに関する疑似クラス: :link、:visited
      3. 動的な疑似クラス: :hover、:active、:focus
      4. 言語に関する疑似クラス: :lang
    12. 疑似要素
      1. :first-line疑似要素
      2. :first-letter疑似要素
      3. :before及び:after疑似要素
  6. 値の割り当て、カスケード処理、継承
    1. 指定値、算出値、実効値
      1. 指定値
      2. 算出値
      3. 実効値
    2. 継承
      1. 'inherit'という値
    3. @import規則
    4. カスケード処理
      1. カスケード処理の順序
      2. 最重要規則
      3. セレクタの詳細度を計算する
      4. CSS以外の手段による体裁指定の優先度
  7. メディアタイプ
    1. メディアタイプ概論
    2. メディアタイプ依存のスタイルシートを設定する
      1. @media規則
    3. 認識されるメディアタイプ
      1. メディアグループ
  8. ボックスモデル
    1. ボックスの寸法
    2. 周辺領域の例
    3. マージンのプロパティ: 'margin-top'、'margin-right'、'margin-bottom'、'margin-left'、'margin'
      1. マージンの相殺
    4. パディングのプロパティ: 'padding-top'、'padding-right'、'padding-bottom'、'padding-left'、'padding'
    5. ボーダーのプロパティ
      1. ボーダーの幅: 'border-top-width'、'border-right-width'、'border-bottom-width'、'border-left-width'、'border-width'
      2. ボーダーの色: 'border-top-color'、'border-right-color'、'border-bottom-color'、'border-left-color'、'border-color'
      3. ボーダーの種類: 'border-top-style'、'border-right-style'、'border-bottom-style'、'border-left-style'、'border-style'
      4. ボーダーの簡略化プロパティ: 'border-top'、'border-bottom'、'border-right'、'border-left'、'border'
  9. 視覚整形モデル
    1. 視覚整形モデル概論
      1. 閲覧領域
      2. コンテナブロック
    2. ボックスの生成を制御する
      1. ブロック要素とブロックボックス
      2. インライン要素とインラインボックス
      3. コンパクトボックス
      4. ランインボックス
      5. 'display'プロパティ
    3. 配置体系
      1. 配置体系を選択する: 'position'
      2. ボックスの位置を指定する: 'top'、'right'、'bottom'、'left'
    4. 通常フロー
      1. ブロックの整形コンテキスト
      2. インラインの整形コンテキスト
      3. 相対配置
    5. フロート
      1. フロートを配置する: 'float'
      2. フロートの後続フローを制御する: 'clear'
    6. 絶対配置
      1. 固定配置
    7. 'display'、'position'、'float'の関係
    8. 通常フロー、フロート、絶対配置を比較する
      1. 通常フロー
      2. 相対配置
      3. ボックスをフロートさせる
      4. 絶対配置
    9. 階層表現
      1. スタックレベルを指定する: 'z-index'
    10. 書字方向: 'direction'、'unicode-bidi'
  10. 視覚整形モデル詳細
    1. 「コンテナブロック」の定義
    2. 内容領域の幅: 'width'
    3. 内容領域の幅と水平方向のマージンを計算する
      1. 非置換インライン要素の場合
      2. 置換インライン要素の場合
      3. 通常フローの非置換ブロック要素の場合
      4. 通常フローの置換ブロック要素の場合
      5. 非置換フロート要素の場合
      6. 置換フロート要素の場合
      7. 絶対配置される非置換要素の場合
      8. 絶対配置される置換要素の場合
    4. 幅の最大値と最小値: 'min-width'、'max-width'
    5. 内容領域の高さ: 'height'
    6. 内容領域の高さと垂直方向のマージンを計算する
      1. 非置換インライン要素の場合
      2. 置換インライン要素、通常フローの置換ブロック要素、置換フロート要素の場合
      3. 通常フローの非置換ブロック要素、非置換フロート要素の場合
      4. 絶対配置される非置換要素の場合
      5. 絶対配置される置換要素の場合
    7. 高さの最大値と最小値: 'min-height'、'max-height'
    8. 行の高さを計算する: 'line-height'、'vertical-align'
      1. 行間と半行間
  11. その他の視覚効果
    1. はみ出しと切り抜き
      1. はみ出した内容の扱い: 'overflow'
      2. 切り抜き領域を指定する: 'clip'
    2. 可視属性: 'visibility'
  12. 生成内容、自動番号振り、リスト
    1. :before、:after疑似要素
    2. 'content'プロパティ
    3. :before、:after疑似要素とcompact、run-in要素の相互作用
    4. 引用符
      1. 'quotes'で引用符を指定する
      2. 'content'で引用符を挿入する
    5. カウンタと自動番号振り
      1. カウンタの入れ子と作用範囲
      2. カウンタの形式
      3. 表示されない要素におけるカウンタの扱い
    6. マーカーとリスト
      1. マーカー: 'marker-offset'
      2. リスト: 'list-style-type'、'list-style-image'、'list-style-position'、'list-style'
  13. ページ媒体
    1. ページ媒体概論
    2. ページボックス: @page
      1. ページの余白
      2. ページの大きさ: 'size'
      3. トンボを付ける: 'marks'
      4. 左右のページと最初のページ
      5. ページボックスからはみ出す内容の扱い
    3. 改頁
      1. 要素の直前・直後で改頁する: 'page-break-before'、'page-break-after'、'page-break-inside'
      2. ページを名前で識別する: 'page'
      3. 要素の途中での改頁を制御する: 'orphans'、'widows'
      4. 改頁が許可される位置
      5. 強制改頁
      6. 最適な改頁位置
    4. ページコンテキストにおけるカスケード処理
  14. 色と背景
    1. 前景色: 'color'
    2. 背景
      1. 背景のプロパティ: 'background-color'、'background-image'、'background-repeat'、'background-attachment'、'background-position'、'background'
    3. ガンマ補正
  15. フォント
    1. 概論
    2. フォントを指定する
      1. フォントのプロパティ
      2. フォントファミリ: 'font-family'
      3. フォントスタイル: 'font-style'、'font-variant'、'font-weight'、'font-stretch'
      4. フォントサイズ: 'font-size'、'font-size-adjust'
      5. フォントの簡略化プロパティ: 'font'
      6. 総称ファミリ
    3. フォントを選択する
      1. フォントを記述する
      2. フォントを選択するための記述子: 'font-family'、'font-style'、'font-variant'、'font-weight'、'font-stretch'、'font-size'
      3. フォントデータの範囲を限定するための記述子: 'unicode-range'
      4. 数値指定に基準を与えるための記述子: 'units-per-em'
      5. フォントを参照するための記述子: 'src'
      6. マッチングのための記述子: 'panose-1'、'stemv'、'stemh'、'slope'、'cap-height'、'x-height'、'ascent'、'descent'
      7. フォントを加工するための記述子: 'widths'、'bbox'、'definition-src'
      8. 位置合わせのための記述子: 'baseline'、'centerline'、'mathline'、'topline'
      9. 記述例
    4. フォントの特性
      1. 概要
      2. フォントの完全名
      3. 文字座標系
      4. 中央ベースライン
      5. フォント符号化
      6. フォントファミリ名
      7. グリフの幅
      8. 水平画線幅
      9. 大文字グリフの高さ
      10. 小文字グリフの高さ
      11. 下ベースライン
      12. 数学記号のベースライン
      13. 境界ボックスの限界
      14. アクセントを除いた状態におけるグリフの最高点
      15. アクセントを除いた状態におけるグリフの最低点
      16. Panose-1値
      17. ISO10646文字集合におけるグリフの範囲
      18. 上ベースライン
      19. 垂直画線幅
      20. 垂直画線の傾き
    5. フォントのマッチングアルゴリズム
      1. 数値とウェイト名を対応付ける
      2. マッチングの例
  16. テキスト
    1. インデント: 'text-indent'
    2. 文字を整列させる: 'text-align'
    3. 装飾
      1. 線を引く、点滅させる: 'text-decoration'
      2. 文字に影を付ける: 'text-shadow'
    4. 文字と単語の間隔: 'letter-spacing'、'word-spacing'
    5. 大文字化: 'text-transform'
    6. 空白類文字: 'white-space'
  17. 表について
    1. 表概論
    2. CSS表モデル
      1. 匿名表オブジェクト
    3. 列を操作する
    4. 視覚整形モデルにおける表の扱い
      1. 題名の位置と端揃え
    5. 表の内容をレイアウトする
      1. 表の階層とその透過性
      2. 表の幅を計算する: 'table-layout'
      3. 表の高さを計算する
      4. 列を通して文字の位置を揃える
      5. 行や列を動的に操作する
    6. ボーダー
      1. 分離ボーダーモデル
      2. 結合ボーダーモデル
      3. ボーダーの種類
    7. 表を音声出力する
      1. ヘッダの音声出力を制御する: 'speak-header'
  18. ユーザインタフェース
    1. カーソルを変える: 'cursor'
    2. システム色
    3. システムフォント
    4. 動く輪郭線: 'outline'
      1. 輪郭線とフォーカス
    5. 拡大表示
  19. 音声スタイルシート
    1. 音声スタイルシート概論
    2. 音量調節のプロパティ: 'volume'
    3. 読み上げ方式を指定するプロパティ: 'speak'
    4. 一時停止のプロパティ: 'pause-before'、'pause-after'、'pause'
    5. 合図を入れるプロパティ: 'cue-before'、'cue-after'、'cue'
    6. ミキシングのプロパティ: 'play-during'
    7. 音源の方向を変えるプロパティ: 'azimuth'、'elevation'
    8. 声の特性を指定するプロパティ: 'speech-rate'、'voice-family'、'pitch'、'pitch-range'、'stress'、'richness'
    9. 特別な読み方を指定するプロパティ: 'speak-punctuation'、'speak-numeral'

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Last modified April 24, 1999.
Translated by Kazuteru OKAHASHI.
mailto:kaz@fan.gr.jp