辞職・辻元に日本赤軍メンバーの影
多額の借金踏み倒し疑惑も週刊新潮報道

週刊新潮  “政策秘書給与ネコババ疑惑”を報じ、社民党の辻元清美前政審会長(41)を1週間で議員辞職に追い込んだ週刊新潮があす28日発売の第2弾記事で、辻元氏について「支援者の誠意を踏みにじった借金踏み倒し問題と日本赤軍の影」との前文を書いて、新たな疑惑に切り込んでいる=写真

 まず、記事では「巨額借金踏み倒し 日本赤軍の影」「特集 墜ちたヒロイン『辻元清美』の正体」の大見出しを掲げている。

 同誌によると、辻元氏に巨額の借金を踏み倒されているのは、都内在住の田中明子さん(50)=仮名。辻元氏が早大に入学する前からの知人だという田中さんは資産家で、辻元氏の選挙資金として、平成10年9月から計6800万円を貸し付けた。そのうち、4500万円をいまだに返済してもらっていないとされる。

 選挙資金を借りに来たのが、出版社「第三書館」の北川明社長(53)。

 辻元さんが予備校の代々木ゼミナールに通っているころ、田中さんと第三書館でテープ起こしのアルバイトをしていて知り合ったと報じている。田中さんは、北川氏が辻元氏に好意を寄せ、特別な関係になったと証言している。

 辻元氏の政策をはじめ、“出世作”ともなったテレビ朝日系列の深夜の討論番組「朝まで生テレビ!」の原稿や討論内容、辻元氏を世に出した「ピースボート」の原案まで、実はすべてが北川氏によるものだと報じている。

 同誌は「彼女(辻元氏)は北川さんのあやつり人形なんです」とか、「彼女は平気で人の誠意を踏みにじる人間です。国会であれだけ正義をふりかざして他人を追及しておきながら、陰では、支援のためにお金を出した人間を平気で裏切っています」と、田中さんの証言を掲載している。

 北川氏は平成10年9月、「担保は清美だ」と辻元氏の選挙資金を借りにきたが、当初はしぶっていた田中さんを「仮に落選しても、土井(たか子・社民党党首)さんが引退して、その地盤を引き継ぐことになっているから大丈夫だ」と説得し、結局、数回に分け計6800万円を借りた。

 北川氏は自らを振出人にし、辻元氏を連帯保証人にした約束手形を切ったが、返済は常に遅れ、2000万円ほど返ってきた後の、昨年10月以降は連絡さえもとれなくなったという。

 同誌は、この借金の時期と政策秘書給与のネコババの時期がほぼ重なっており、「よほど事務所の資金繰りに窮していたらしい」と皮肉っている。

 約束手形は、支払期日が5回も延期され、最後には支払期日さえ記入されておらず、専門家は「返済の意思がないととられてもおかしくない」としている。

 北川氏を“ユニークな経歴”の人物だとして、朝日新聞の75年9月4日付を引用して、警視庁公安部がスウェーデンから強制送還された北川氏を旅券法違反の疑いで逮捕したとし、「日本赤軍のコマンド級の人物とみている」と朝日新聞の記事を紹介している。

 同11日の朝日新聞では「日本赤軍、誘拐計画全容わかる」の見出しを紹介して、同誌は「(日本赤軍最高幹部の)重信房子被告らの顔写真とともに、北川氏の日本赤軍としての活動実態や顔写真が掲載されている」と報じている。

 第三書館の閉鎖登記には、日本赤軍活動家と並んで辻元氏の名前が、役員欄に掲載されており、最近の北朝鮮の日本人拉致(らち)問題に絡む辻元氏の発言も、こうした経歴から「合点がいく」としている。

ZAKZAK 2002/03/27