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【ASAHIパソコン NEWS】

「ファイナルファンタジーXI」の驚くべき世界 最終回

仮想空間に「経済」と「文化」が生まれた


醍醐味はパーティーを組むこと
プレーヤーは1人でも冒険を始められるが、やはり醍醐味はパーティーを組むことだ。(C)SQUARE CO.,LTD.All Rights Reserved
パーティーはかけがえのない仲間
現実世界では出会えないような、年齢や職業の違う相手がパーティーを組むこともよくある。毎日の「暮らし」を共にする相手はかけがえのない仲間にさえなる。
強大な敵も、努力すれば必ず倒すことが
強大な敵も、努力を重ね、仲間と協力すれば必ず倒すことができる。その充実感や居心地の良さが、FFXIへの傾倒を生む。

 ファイナルファンタジーXI特別レポートの最終回は、「FFXI」というゲームが目指す方向と、「ビジネスとしてのネットワークゲーム」の可能性を考えてみたい。

●最終回  現実世界以上に努力が報われる「ヘロイン・ゲーム」

 FFXIのサービスが始まり、すでに2カ月が経過している。現在のプレイヤー数は10万人以上。FFXIプロデューサーの田中弘道さんは、「ちょっと『みんな遊びすぎなんじゃない?』と思うほど、プレイしていただいているみたいですね」と現状を語る。

 FFXIのネットワーク設計をする時に、開発陣は他のMMORPGでのプレイ状況を分析し、「同時に最大に接続される人数は、契約者の2割から3割程度」と見積もっていた。だが現在、最も混雑する時間帯には、契約者の5割を超える人々が、サービスを利用しているのだという。開発陣の予想を超えるほど、多くの人が頻繁にプレイしている結果だ。

 MMORPGは、ビジネス的にもこれまでのゲームとは大きく違う。これまでのゲームは、売り上げのピークは発売日近辺にあり、商品としての寿命はおおよそ1カ月でつきる。「短期決戦」商品だったのだ。しかしMMORPGの場合にはまったく逆といっていい。「世界で暮らす」ことが楽しみである以上、プレイ時間は長くなる。半年・1年と継続して楽しませる、「マラソン型」のビジネスなのだ。FFXIでは、毎月一度、アイテムやモンスターの追加といった、大きな「アップデート」を行い、魅力をリフレッシュしていく予定だ。

 現時点では、プレイヤー数は順調に伸びているのだという。問題は、FFXIをプレイするために必要な「プレイステーション・ブロードバンド・ユニット」(BBU)の出荷数が少なく、入手が困難であることだ。BBUは、プレイステーション2でブロードバンド・インターネット・サービスを利用するために必要なもので、課金と認証を担当する提携ネットワーク事業者と契約することで手に入る。「関係各社ともにがんばっていただいているのですが、もうすこしBBUがスムーズに流通すれば、との思いはあります」と田中さんは言う。

 現在FFXIをプレイするには、プレイステーション2とBBUが必要だ。だが現在、ウィンドウズ・パソコン用のFFXIも開発中。年度内の発売を目指し、公募したテストプレイヤーの手でテストが繰り返されている。

「募集人数を遙かに超える応募があり、驚いています。ウィンドウズ版が登場することで、プレイヤーが大幅に増えることを期待しています」(田中さん)

 だがMMORPGには、MMORPGならではの「マーケット的問題」が存在する。

●スクウェア自ら「現実世界を大切にしましょう」と警告

 MMORPGは、「仮想世界で暮らす」ゲームである。プレイヤーは一日のうち数時間を、その仮想世界で暮らすことに費やす。多くの人にとって、余暇は一日数時間しかない。ということは、MMORPGはプレイヤーの余暇を最大限に吸い取るものになってしまうのだ。他のMMO RPGはもちろん、ゲームや映画などといった他の娯楽に対して与える影響は無視できない。

 また、仮想世界で暮らす時間が長く、真面目にその世界内で努力すればするほど、キャラクターの「強さ」や「財力」という形で報われるため、暮らしやすさという点では、報われないことの多い現実世界よりも上である。  海外、特にアメリカと韓国では、MMORPGは「ヘロイン・ゲーム」とまでいわれることがある。どっぷりと「ハマる」要素が大きく、生活に支障をきたすひとも出たことからつけられたあだ名だ。田中さんが「遊びすぎ」を心配した理由はここにある。

 FFXIの正式なサービスに先駆け、スクウェアは公募した人を対象に「ベータテスト」を行った。その際、ゲーム開始時にはなんの警告メッセージも出なかったのだが、プレイ時間が長くなることを憂慮し、製品版では「遊びすぎに注意し、現実世界を大切にしましょう」という趣旨の警告文が表示されるよう、急遽改良が加えられたのだという。

 現在、MMORPGを開発している企業は多い。国内では大手ゲームメーカーであるコーエーが、戦国時代を舞台とした「信長の野望Online」の発売を予定しており、アメリカではなんと、スターウォーズ世界を題材とした「スターウォーズ:ギャラクシーズ」というMMORPGも開発中だ。

 プレイヤーの数と、一人のプレイヤーがMMORPGに割ける時間は有限だ。市場において、たくさんのMMORPGが共存するのはおそらく不可能だろう。現時点のFFXIは、残念ながら「世界最高のMMORPG」と誰もが認められるほど飛び抜けた存在ではない。今後激化する競争を、開発陣はどう考えているのだろうか?

「市場競争が厳しいのは認識しています。しかし、これはあくまで私の希望ですが、FFXIは『帰る場所』になってくれればいい、と考えています」と、田中さんは展望を語る。

●「帰る場所」としてのファイナルファンタジーXI

 現在アメリカでは、MMORPGの元祖である「ウルティマ・オンライン」と、FFXIに似た特質を持つ「エバークエスト」の2つがトップクラスの人気を誇っている。「新しいゲームが出ると、みんな一時的にこれらを止めるんです。でも、向こうに飽きると結局戻ってくる。そんな場所にFFXIがなれれば」と田中さんは考えているのだ。そのためには、FFXIが「帰ってきたい世界」であり続けることが重要であるのは、いうまでもない。

 仮想世界の姿は、参加するプレイヤーと、世界構築を手がけるゲームメーカーの姿により、実に多様な形を取りうる。様々な人々の手により、複雑で興味深い仮想世界がいくつも作られ始めているという事実そのものが、MMORPGの持つ一番の面白さであろう。仮想世界から戻るとき、プレイヤーは無意識に、現実世界との対比を思わずにいられないからだ。



(08/03)


<関連リンク>
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