新・歌姫たちのプロローグ(7)
3人組ユニット「デイアフ」のmisono

day after tomorrow
day after tomorrow
 エイベックスが肝いりで送り込んだ3人組ユニットが「デイアフ」こと「day after tomorrow」。ユニット名と同じタイトルのデビューミニアルバム(8月7日発売)は、「faraway」など6曲すべてがテレビドラマとCMに起用され、異例の好スタートを切った。

 その紅一点でボーカルと作詞をする新・歌姫が、misono(ミソノ)=(17)だ。

 <少し背伸びして ありのままの僕でいたい>

 「前向きな詞はイヤミになりがちだが、彼女の場合はそれを感じない。聴いていて確かに元気が出てくる」(音楽評論家の反畑誠一氏)

 すがすがしい歌声とともに、卓越した作詞能力が注目される。デビュー当時の鈴木あみに似たキュートなルックス。米ビルボードチャートにまで登場したポップシンガーの倖田來未(こうだ・くみ)=(19)は姉だ。

 エイベックスが平成12年に主催したオーディションで合格。レッスンで、先輩ユニット「Every Little Thing」(ELT)の元メンバー、現在は音楽プロデューサーの五十嵐充氏の目にとまった。

 「関西出身らしく、しゃべりまくっているのが印象に残った。張りのある歌声。アイドル性もある。最強のユニットをつくりたい」

 hitomiの楽曲提供で知られるギタリストの北野正人、STELLのアレンジも手がけるシンセサイザー奏者の鈴木大輔と作曲家2人がアーティストで参加した。

 「ユニット名も、ELTやDo As Infinityと語調が似ている(笑)。五十嵐氏のプロデュースでサウンドが似て埋没しないか?」と指摘する音楽関係者もいる。だが、CD販売の最前線では、必ずしもそうはみていない。

 「実は、CDのセールスは都会よりも地方での売り上げがものを言う。地方では、カラオケで歌いやすいかどうかがポイント。misonoが歌うシンプルで歯切れの良いメロディーにリスナーは引き込まれている」(HMVジャパン)

 10万枚を超せばヒットといわれる現在のCD市場で、デビューアルバムは約12万枚(オリコン調べ)。浜崎あゆみを発掘した同社専務のMAX松浦氏をして、「ユニットの最終兵器」と言わせた期待にこれからもこたえられるか…。

(おわり)

ZAKZAK 2002/11/14