DDT News  May, 2002

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Dead Horse (5・31)
たいせつなもの (5・31)
ブーイング黒田。 (5・31)
Noと言える彼女 (5・31)
5・31ジオポリス『MAX BUMP 2002』試合結果
そして立ちはだかる壁 (5・23)
イメージガール、起つ (5・23)
スーパー宇宙パワーに会いたい! (5・23)
NON-FIX〜5・23〜試合結果
高木vs金村、決定!! (5・16)
第三世代 (5・16)
KO-Dタッグ王座 返上 (5・16)
NON-FIX〜5・16〜試合結果
 
Atack the KO-D (5・9)
空中都市 (5・9)
NON-FIX〜5・9〜試合結果
きのうとあしたの狭間 (5・3)
He's DDT (5・3)
鉄人たちの賛歌 (5・3)
休憩前のメインイベント (5・3)
小龍 (5・3)
柔道番長の帰還 (5・3)
5・3後楽園ホール『turning point』試合結果

Dead Horse  (5・31)
 宇宙との戦いに勝利し王者となった高木は、険しい表情を崩さなかった。口数も減った。たった一度の勝利が、すなわち強さではない事を彼は知っていた。背水の陣でこの勝負に臨んできた金村を退けてこそ、本当の強さに一歩近付くのだ、という事を。
 追い詰められた金村は、序盤から激しいラフ攻撃を繰り出し続けた。高木はそれを受けて立ち、耐え抜いた。そして、反撃のチャンスを得た高木はサンダー・ファイアー・パワーボムや真空飛び膝蹴りなど、必殺技と言われる技を繰り出した。短時間で決めてしまおうという作戦なのだろうか? しかし、フォールを許さない金村を前に、高木は落胆の表情をまったく見せなかった。
 何度となく立ち上がる金村に向かって、高木は大技を繰り出し続けた。だが、その威力は決して衰えることなく、回を重ねるごとに気迫を増して行ったのである。それはまた、金村も同じだった。まさに二人の意地のぶつかり合いだった。
 何度も何度も二人は力強く立ち上がった。そのリスクの大きすぎる争いで、最後に立っていたのは金村だった。しかし、勝った金村は決して奢る事なく、DDTに対する思いを述べ、たった今得たベルトを誇りにすると誓った。それは、敗れた高木を認める言葉でもあった。
 敗れた高木は無言のまま、四方に深々と頭を下げ、そしてリングを降りた。目の前で繰り広げられた死闘、そして思いもよらぬ高木の行動に、超満員の観客はしばしの間、立ち上がる事が出来なかったのである。

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たいせつなもの  (5・31)
 「お前の大事なものが、一つずつ消えていく」
 そんな謎の言葉を投げかけて、ポイズンはリングに現れた。最初からポイズンの狙いは佐々木。蛇界の副大統領としてのパワーを最大限に発揮し、力で、そして呪文で、佐々木を攻め続けた。そして宇宙の狙いはGENTARO。場外へ引きずり出しては観客席へ投げ飛ばし、リング上では強烈なラストライドをお見舞いした。それでも、正規軍の若き二人は防戦一方ではなかった。激しい攻撃を受けながらも反撃をし、強大なる力に食い下がった。試合に介入した蛇影を逆に利用して攻撃するほどの機転さえ見せた。
 佐々木は毒霧攻撃にも耐えた。しかし、予想外の2度目の毒霧で動きを止められてしまった。助けに入ろうとしたGENTAROを宇宙は力ずくで分断し、佐々木はマットに沈んだ。佐々木の身を案じて飛び込んだ「昭和」子までも、ポイズンはチョークスラムで葬り去った。
 「約束通り、お前の大事なものが一つ消える!」
 ポイズンがそう言い放つと、蛇界衆が意識のない「昭和」子を拉致し、そのまま連れ去ってしまった。ロープを掴んで立ち上がり、後を追おうとする満身創痍の佐々木を必死で止める他なかったGENTARO。
 自らの権力のために手段を選ばぬX-RABに立ち向かうため、そして「昭和」子を取り戻し、二度と悲劇を繰り返さぬため、佐々木よ、もう一度立ち上がれ!

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ブーイング黒田。  (5・31)
 前大会で橋本の怒りを買った黒田・向井。彼らはその神経を逆撫でするように、鳥羽と橋本のコスチュームをこっそりと盗み出し、自ら着用して入場したのだった。当然、それは二人の逆鱗に触れ、リング上で無理矢理脱がされるという辱しめを受ける事となった。
 橋本の復帰以来、遺恨が深まる向井は、いつになく険しい表情で激しい打撃を繰り出す。負けじと黒田もそれに続く。一進一退の攻防の末、正規軍側は勝利したが、これで気持ちが収まったわけではない。正規軍は更なる挑戦状を叩きつけ、X-RABもそれに応戦した。3人のハードヒット戦士+1人のハードブーイング戦士の戦いは、まだまだ始まったばかりである。

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Noと言える彼女  (5・31)
 ついに決戦の時はやってきた。この日のために猛特訓を重ねた智ちゃんはすでに臨戦体勢。そして、この日のためにすでに妄想を爆裂させた太はなんとパジャマで登場。試合後の事を考えているのか、はたまた自分の一番キュートな姿を見てもらおうという作戦なのか!?
 前回、太の突然のベアハッグで不意を突かれた智ちゃんは、その太の動きを研究。鮮やかに太の突進を避け、その隙に顔面にストレートを打ち込む華麗な動きを見せた。前回の公開スパーリングまでは、明らかに普通の女の子の動きだった智ちゃんは、1週間で別人のように強くなっていた。確かに、あの巨体を揺るがすには、彼女の力は明らかに足りなかったが、その細い体から繰り出す打撃には、強い信念と大切な思いが込められていた。
 不覚を取ってリングに倒れた智ちゃんに向かって、なんと太はコロニー落としを発動。それを間一髪避けた彼女は、独りよがりな恋の末に情け容赦ない暴挙に出た太に怒り爆発。フットスタンプ、バックブローの後、渾身の大嫌い!キックが炸裂し、見事にたった一人で勝利を勝ち取った。
 やっと平和な元通りの生活を勝ち取った。休憩明けのインフォメーションコーナーには、昨日より少し強くなった智ちゃんが立っていた。

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5・31ジオポリス『MAX BUMP 2002』
試合結果

観衆 936人(超満員)
オープニングマッチ
× HERO!
「昭和」
vs 蛇影
トグロハブ影 ○
※7:33 ダイビング・ニードロップ → 片エビ固め
第二試合
○ 谷口智 vs 三和太 ×
※3:04 右ハイキック → 片エビ固め
第三試合
○ 一宮章一 vs 藤沢一生 ×
※7:38 俺ごと刈れ → 体固め
第四試合
○ 橋本友彦
タノムサク鳥羽
vs 黒田哲広
チョコボール向井 ×
※10:31 モリガンズ・ボム
セミファイナル
× 佐々木貴
GENTARO
vs スーパー宇宙パワー
ポイズン澤田JULIE ○
※15:12 モアイ・オブ・イースター
メインイベント
KO-D無差別級選手権試合
× 高木三四郎 vs 金村キンタロー ○
※13:33 サンダー・ファイヤー・パワーボム
金村がKO-D無差別級第11代王者、アイアンマンヘビーメタル級第69代王者に

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そして立ちはだかる壁  (5・23)
 歴代アイアンマン王者に名を連ねた事で調子に乗った太は、兄の三和社長でさえ止められないほどの暴走ぶりを見せている。この日は金村が木星へ行って不在であるのをいい事に、メインイベントでアイアンマンを賭けて高木とシングル戦を行う事を決定してしまった。しかし所詮は素人、あっという間にマットに沈んだ太は高木の制裁を受ける事となった。当然、そんな事をX-RABが許すはずもなく、ポイズン・蛇影が太を救うべく駆けつけた。その後を追う様に佐々木・GENTAROが駆けつけ、両軍入り乱れての大乱闘に発展。
 2分あまりで試合を終えて体力の有り余る高木は、「3vs3でもう一試合やってやろうじゃねえか!」とX-RABを挑発。いきり立つポイズン、蛇影が正規軍に飛び掛かる。そしてそこに飛び込んだ3人目のX-RABは、何とスーパー宇宙パワーだった! 金村の言葉に心を動かされ、急遽、木星から帰還した宇宙は、その場にいた太・ハブ影を押しのけて強引にリングイン。あの日の木村と同じように、大嫌いな高木を叩き潰すまではプロレスを続ける事を決心したのだろうか。
 この一戦に勝利はしたものの、正規軍の佐々木・GENTAROは宇宙の乱入に激しく抗議し、ジオポリス大会での再戦を要求した。また、彼らに幾度となく苦汁を嘗めさせられてきたポイズンが宇宙のパートナーとして名乗りを上げ、この4人による決戦が決定したのである。佐々木とGENTAROの二人は、現時点で考え得る最大の壁に、自ら打ち当たる選択肢を選んだ。

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イメージガール、起つ  (5・23)
 長期に渡る太のストーキングに悩むDDTイメージガール・谷口智ちゃんは、自分を守るため、そしてDDTのイメージを守るために、太との直接対決を決心した。とは言え、智ちゃんはごく普通の芸能人。プロレス経験がないのはもちろんの事、試合中のリングサイドに立った事さえないのである。そんな彼女が、素人とは言え、160キロの巨体を誇る太に立ち向かおうとは、なんと無謀な事か。
 しかし、智ちゃんはジオポリス大会での対決に備え、陰で血の滲むような練習を重ね、本日は公開スパーリングを行うまでに至った。そんな智ちゃんの気持ちも知らず、ただ恋の病で迷走する太は、対智ちゃん用新必殺兵器『ベアハッグ』の肉圧で彼女を襲う。DDTを思う智ちゃんの純真な心が勝つか、太の間違った愛が勝つか。すでに賽は投げられてしまった。

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スーパー宇宙パワーに会いたい! (5・23)
 宇宙が姿を消してから早くも3週間。焦る金村はヘビダーを伴い、おそらく木星の実家に引きこもった宇宙を探しに行く事を決心した。自らが次期KO-D無差別級王者への挑戦権を得たとは言え、宇宙はX-RABにとって絶大な戦力であり、また、コミッショナー代行を務める金村にとっては、冬木不在中の仲間の戦線離脱は大きな失態ともなる。
 謎のコンタクティーの助けを得て木星にたどり着いた二人は、現地住民への聞き込みによって宇宙の実家を発見、無事再会を果たす事が出来た。しかし、地球に戻ってきてくれと訴える二人を宇宙は門前払い。すがる金村が「地球のファンは、みんな宇宙の試合が見たいんだよ!」と呼びかけるも、「言ッテロ!」と吐き捨てて我が家に閉じこもってしまった。かつて、宇宙の友人である木村浩一郎がこの言葉に心を動かされたように、宇宙もまた、地球に戻って来るのであろうか。

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NON-FIX〜5・23〜試合結果
観衆 202人(超満員)
オープニングマッチ
タノムサク鳥羽
× 大家健
vs 怨霊
トグロハブ影 ○
※11:12 マチュ・ピチュ
第二試合
○ 一宮章一
橋本友彦
vs 黒田哲広
チョコボール向井 ×
※12:26 シャイニング・ウィザード
セミファイナル
佐々木貴
GENTARO
vs ポイズン澤田JULIE
蛇影
※8:52 両者リングアウト
メインイベント
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
○ 高木三四郎 vs 三和太 ×
※2:11 スタナー
第68代王者が2回目の防衛
ボーナストラック
○ 高木三四郎
佐々木貴
GENTARO
vs スーパー宇宙パワー
ポイズン澤田JULIE
蛇影 ×
※7:29 ファイナルアンサー?


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高木vs金村、決定!! (5・16)
 佐々木、GENTAROにとっては個人の戦いだった。レスラーとして頂上を目指したい。そんな、誰もが持った思いに挑戦したのである。しかし、金村にとってはそれだけではなかった。X-RABの実質上のトップが王座から転落し、姿を消してしまった。ボス・冬木が戻ってくるまでの間にDDTの頂点をX-RABが取り戻さないといけない。こうなったら自分が出る他ない、まさに背水の陣だったのである。
 勝負はほぼ互角だったが、自ら上を目指した者と追い詰められた者との違いが勝敗を分けた。机やシゴキを持ち出さなかった金村の意地だった。次期挑戦者は金村に決定し、5・31ジオポリス大会において、タイトルマッチが行なわれる。
 権威あるベルトをX-RABの力を誇示する道具とされないために、高木は王座を守る事は出来るだろうか!?

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第三世代 (5・16)
 蛇人間として孵化して以来、負けなしだったトグロハブ影が初の敗北を喫した。
 世界平和のため共に切磋琢磨し、ヒーローとして同じ時を戦った仲間を見捨てられるはずがない。HERO! はずっとハブ影に手を差し伸べ続けてきた。しかし、蛇人間として心を失ったまま、ただがむしゃらに自軍の為に戦うハブ影。改造によって予想外の実力を現したハブ影は蛇界転生、そしてX-RABにとって大事な戦力である。たとえ「殿」ポイズンの言う事を聞かなくても、簡単に引き渡すには惜しい逸材なのだ。
 しかし、今日のHERO! は一人ではなかった。彼のため、そしてハブ影の為に、高木と一宮が立ち上がった。黒田+蛇界衆総出の攻撃をも払いのけ、ハブ影に初の黒星を与えた。激昂するポイズン、敗北を味わったハブ影、この事が蛇界に付け入る隙を作るきっかけとなるだろうか。果たして、ハブ影にHERO! の思いが通じる日は来るのだろうか? 正規軍と蛇界転生、第三世代同士の戦いの日々はまだ始まったばかりである。

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KO-Dタッグ王座 返上 (5・16)
 MIKAMIの負傷による長期欠場に伴って、KO-Dタッグのベルトが返上される事になった。本日、揃ってリングに現れた現王者のMIKAMI・佐々木は、「防衛戦が出来ない以上、返上するのが一番いいと、話し合って決めた」と明らかにした。MIKAMIの負傷の医師による診断は全治4〜6ヶ月。6月7日には新日本プロレス日本武道館大会の出場が決定しており、それについては経過をみながらではあるが、現在は出場するつもりであるとの事。
 この件についてMIKAMIは「シングルを狙う佐々木の足枷を取ってやろうと思って」とコメント。まずは目前に迫ったKO-D無差別級次期挑戦者決定戦に全精力を注ぐため、二人で力を合わせる事を誓った。「連携のない異色のタッグチーム」は、いつのまにかずいぶんとタッグチームらしくなっていた。その活動もしばしの休憩となる。

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NON-FIX〜5・16〜試合結果
観衆 224人(超満員)
オープニングマッチ
橋本友彦
× 大家健
vs 怨霊 ○
チョコボール向井
※12:30 怨霊クラッチ
第二試合
○ 蛇影 vs タノムサク鳥羽 ×
※6:34 ヘビグリー
セミファイナル
○ 高木三四郎
一宮章一
HERO!
vs ポイズン澤田JULIE
黒田哲広
トグロハブ影 ×
※12:40 ファイナル・アンサー?
メインイベント
○ 金村キンタロー vs 佐々木貴 vs GENTARO
○ 佐々木 (11:58 回転エビ固め) GENTARO ×
○ 金村 (14:08 爆YAMA) 佐々木 ×
※ 金村がKO-D無差別級王座次期挑戦権を獲得


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Atack the KO-D (5・9)
 後楽園ホール大会より以後、宇宙からの連絡は途絶えてしまった。金村は「こうなった以上、あとは自分がいくしかないやろ」と、コミッショナー代行として、高木の持つベルトに自ら挑戦する事を示唆した。しかし、そこに現れた佐々木が「前回のセミファイナルで勝利を上げた自分こそが挑戦者に相応しい」と主張。その上、GENTAROまでもが現れ、「佐々木の勝利は自分のアシストがあってこそ」と挑戦権を主張したから、さあ大変。三人は決着がつくはずもない言い争いを始めてしまったのである。
 そこに登場した王者・高木は、まずは本日のメインイベントにおいて4人が戦う事を提案。しかし、正規軍3人とX-RAB1人では釣り合いが取れないため、黒田・向井の2人を加えた3vs3のタッグマッチが行なわれる事となった。
 メインイベントで激しい戦いを繰り広げた3人の熱意に応え、高木は次回大会で挑戦者決定戦を行なう事を指示した。3WAYで行なわれる勝ちぬき戦によって、次期挑戦者が決定する。

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空中都市 (5・9)
 本日、蛇人間となってから初めて、蛇界衆のトップであるポイズンとタッグを組んでの参戦となったトグロハブ影。元ヒーローとしての心に訴えようとするHERO! の揺さぶりにも動じず、今回も大活躍。しかし、改造を施した蛇影の言う事は素直に聞くが、他の蛇界衆やポイズンの命令にはなかなか反応しないという事実が発覚した。コニカマン2号としての心を完全に奪ってしまった改造は、単なる操り人形を作り上げてしまったという事なのだろうか? それとも、蛇影のように徐々に完璧な戦力として育成していく事になるのだろうか。
 HERO!の思いは通じず、またしても敗北を喫した正規軍。落胆するHERO!を目の当たりにした一宮は、彼に代わって「俺の言う事がわかるか? 戻って来い!」と訴えたが、ハブ影はうつむいたまま、首を横に振るだけだった。
 なお、前大会において公募されたハブ影の新必殺技の名称はインカの空中都市にちなんで『マチュ・ピチュ』と命名された。まだまだ問題は残しつつも、新戦力を得て勢いに乗る蛇界転生が再びDDT乗っ取りに動き出す前に、コニカマン2号を取り戻し、蛇神の呪縛をDDTから払い去る事は出来るのか!?

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NON-FIX〜5・9〜試合結果
観衆 213人(超満員)
第一試合
○ 橋本友彦 vs サン・ポール ×
※4:19 モリガンズ・ボム
第二試合
× タノムサク鳥羽 vs 怨霊 ○
※10:46 怨霊クラッチ
セミファイナル
一宮章一
× HERO!
vs ポイズン澤田JULIE
トグロハブ影 ○
※11:13 マチュ・ピチュ
メインイベント
高木三四郎
○ 佐々木貴
GENTARO
vs 金村キンタロー ×
黒田哲広
チョコボール向井
※15:55 バキューン・キック


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きのうとあしたの狭間 (5・3)
 ただ一人、リングに向かう高木。そして迎える相手も宇宙ただ一人。4年ぶりのこの光景を誰もが待ち望んでいた。いや、一番望んでいたのは高木本人なのだ。
 ボロ雑巾のように打ちのめされたあの日から、もう5年もの月日が流れている。この日の試合では高木の悲鳴はそう聞かれる事がなかった。目の前には、防戦一方ではなく自ら攻め、なんとか流れを引き寄せようとする高木の姿があった。対する宇宙にも焦りの色は見えなかった。まだまだ負けるわけがない、そんな余裕さえも見えた。自らが手を下すまでもない、そんな驕りの気持ちだったのか、宇宙は金村をリングに招き入れ、介入を促した。しかし、これが高木の思わぬ抵抗を招いてしまった。
 精算の時である大事な勝負に水を差された高木は猛反撃。金村を撃破して放り出した勢いで、宇宙へ突進。不意を突かれた宇宙は2発の真空飛び膝蹴りをもろに食らい、マットに沈んだのである。
 敗れた宇宙は「ミンナデ祝ッテヤレ」と素直にリングを去った。しかし、勝利した高木は「これで宇宙を越えたとは思っていない」と語った。
 宇宙からのシングル初勝利。しかし、これはすでに一つの勝利でしかない。高木と宇宙の戦いは、これで終わったわけではないのだ。そして明日から、高木には二冠王としての戦いの日々が待っている。

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He's DDT (5・3)
 自称アカレンジャーであり、DDT生徒会長でもある佐々木は、自ら一番手となりリングへ向かった。DDTに対する愛で溢れる正規軍の中でも、人一倍DDTを誇り、そして高木を慕う佐々木の闘志は超満員の後楽園ホールをなおいっそう熱くさせた。
 X-RAB側は蛇界転生のNo.1に加え、コミッショナー代行までも交えた錚々たるメンバーで臨んできた。しかし、これから闘いを控えた高木のため、そしてDDTのために正規軍は全力で戦った。シゴキを、駅弁を、最高を、そして呪文をも耐え抜いて戦い続けたのだ。
 20分を過ぎた頃から一人、また一人と失格者が増えていった。最後に残ったのは佐々木と金村。金村のシゴキ攻撃とヘビダーの介入を「昭和」子と前田が体を張って止めようとした。その姿を見た佐々木の心は一層燃え上がり、実質2vs1となっても勢い衰えることなく抵抗し続けた。
 X-RABの攻撃は横暴を極め、果てにはレフェリーまで巻き込んでしまう。さらにレフェリー不在に乗じてエスカレートするラフ攻撃。しかしそこへ、失格となったはずのGENTAROが舞い戻って佐々木を援護、邪魔者を排除した。佐々木は全身全霊をこめたD-ガイストで残る金村を葬り去り、見事勝利を上げたのである。
 GENTAROは、「今日は君がアカレンジャーだ!」と佐々木の健闘を称えた。リング上に再び勢揃いしたDDTゴレンジャーは手を取り合い、そして続く高木へエールを送ったのだった。

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鉄人たちの賛歌 (5・3)
 アイアンマン王者としてこの日を迎えた高木。しかし、会場入りの段階で悲劇は起こった。X-RABの特攻部隊としてゲリラ活動を重ねる金村・太・ヘビダーによってベルトを奪われてしまったのである。
 しかし、ベルト保持の為に太を逃がそうとした事が仇となり、一人になった所を藤沢のラリアットで王座転落。喜び勇んで試合に臨んだ藤沢だったが、あえなくDNAに敗れて王座転落してしまう。しかしいきなり開いた控室の 鉄扉に衝突して失神、ベルトは棚ボタ式に前田美幸の手に渡った。
 ベルトを抱えた前田を発見した金村とヘビダーはようやくベルト確保に成功。これで宇宙vs高木のシングル戦を阻止できる。安心しきって目の前のご馳走においたをしようとする二人に、それまでじっと息を潜めていた高木が襲い掛かった! パワーと重量、そして機動力をも誇る金村とヘビダーではあるが、煩悩まみれのその身では高木を迎撃する事もままならず、まんまとベルトを奪われてしまったのである。
 時は来た。お膳立ては整った。決戦の、そして精算の時は目の前だ!

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休憩前のメインイベント (5・3)
 前大会において中手骨々折というアクシデントに見舞われたMIKAMIは、かねてから熱望していた怨霊との対決のためにギプスさえつけず、最小限のテーピングのみで試合に臨んだ。対する怨霊はいつもと違う彼の姿に疑問を感じてアピールを続けたが、戦いを止めないMIKAMIの心を感じ取ったか、自らも全力でぶつかっていった。
 MIKAMIのスピードと、怨霊の霊ならではの不可思議な動きとの交錯。右手は使えなくても戦える、負傷個所など責めなくても負けはしない、そんな両者の心の内が垣間見える戦いでもあった。互いの必殺技までも繰り出した死闘の最後は、怨霊がとどめを刺すべく登った脚立を蹴り飛ばすという、無謀とも取れるMIKAMIの抵抗が勝負の行方を決定付けた。
 この戦いで成仏させられるはずだった怨霊は、宿敵の存在を再確認したか、今日もまたリングを彷徨い続ける。そしてMIKAMIもまた、本当の勝負がつくその日まで、宿敵との戦いを重ねるのだろう。

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小龍 (5・3)
 蛇界の魔の手によって蛇人間となってしまったコニカマン2号。彼はすでにトグロ・ハブ影として、従順な蛇界の戦力となっていた。本大会において対戦する事となった同じヒーローの穴出身であるHERO!は、手を差し出して共に競い合った修行の日々を思い出してくれと訴えたが、彼のヒーローとしての心はもうそこにはなかった。思えば、今までのコニカマン2号の戦いに善悪は存在しなかった。蛇人間となって、明らかな敵である正規軍を迎え撃ったハブ影は思いも寄らぬ底力を露にした。数々の蛇界拳法を披露し、かつての友であるHERO!を自ら新技で下したハブ影。このまま二人は交わる事なく、敵対し続ける事になるのであろうか?

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柔道番長の帰還 (5・3)
 橋本友彦が4ヶ月ぶりにリングに戻ってきた。DDTのハードヒット路線を支える彼の復帰戦の相手はタノムサク鳥羽。鳥羽の打撃を凌いだ橋本は得意の投げを連発、見事復帰戦を勝利で飾った。
 鳥羽の、そして超満員の会場のファンのエールを受けた橋本は笑顔で挨拶。自然体のまま、パンクラスの5・11梅田大会、謙吾選手との対戦に臨む。

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5・3後楽園ホール大会『turning point』試合結果
観衆 2053人(超満員)
第○.五試合
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
× 高木三四郎 vs 三和太 ○
※18時42分 体固め
三和太が第63代王者に
オープニングマッチ
○ 橋本友彦 vs タノムサク鳥羽 ×
※5:45 モリガンズ・ボム
第一.五試合
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
× 三和太 vs 藤沢一生 ○
※19時02分 ラリアット → 体固め
藤沢が第64代王者に
第二試合
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
× 藤沢一生 vs バイオモンスターDNA ○
※7:15 チョークスラム → 体固め
DNAが第65代王者に
第二.五試合
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
× バイオモンスターDNA vs 前田美幸 ○
※19時15分 ドアを開けたらヒット → 体固め
前田が第66代王者に
第三試合
× HERO!
サン・ポール
大家健
vs 蛇影
負死鳥カラス
トグロ・ハブ影 ○
    ナオミ・スーザン
※15:44 変形後方回転エビ固め (※ 名称募集中!)
第三.五試合
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
× 前田美幸 vs 蛇界坊ヘビダー ○
※19時43分 竹刀殴打 → 体固め
ヘビダーが第67代王者に
第四試合
○ MIKAMI vs 怨霊 ×
※18:54 スワントーン・ボム
第四.五試合
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
× 蛇界坊ヘビダー vs 高木三四郎 ○
※20時14分 トイレットペーパーで急襲 → 体固め
高木が第68代王者に
セミファイナル
○ 佐々木貴
一宮章一
GENTARO
YOSHIYA
vs 金村キンタロー ×
黒田哲広
ポイズン澤田JULIE
チョコボール向井
※32:48 D-ガイスト
経過詳細
× GENTARO   黒田 ×
※24:19 場外転落
○ YOSHIYA vs 向井 ×
※25:48 ビッグブーツ
○ 金村 vs YOSHIYA ×
※26:09 横入り式エビ固め
○ 一宮 vs 澤田 ×
※28:40 場外転落
○ 金村 vs 一宮 ×
※28:50 場外転落
○ 佐々木 vs 金村 ×
※32:48 D-ガイスト
メインイベント
KO-D無差別級&アイアンマンヘビーメタル級 Wタイトルマッチ
× スーパー宇宙パワー vs 高木三四郎 ○
※17:48 真空飛び膝蹴り
※ 高木が第10代KO-D無差別級王者に
アイアンマン王座初防衛に成功


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