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インタビュー

カウボーイビバップ
劇場版9月1日公開

テレビ版を更に描き込む

渡辺信一郎監督 菅野よう子さん
渡辺信一郎監督 菅野よう子さん

 人類が生活の場を太陽系に広げた2071年、賞金稼ぎのスパイクと相棒ジェットが、記憶を失った女フェイ、天才ハッカー少女エドらと賞金首を追う。98年にテレビに登場、“ルーズでカッコいい”キャラクター、クールなセリフと音楽、迫力あるアクションで人気を得たアニメ「カウボーイビバップ」が映画化され、9月1日から「カウボーイビバップ 天国の扉」が公開される。渡辺信一郎監督と音楽を担当した菅野よう子さんに、作品への思いを語ってもらった。



スパイク 「カウボーイビバップ 天国の扉」から
スパイク
ヴィンセント 「カウボーイビバップ 天国の扉」から
ヴィンセント
フェイ 「カウボーイビバップ 天国の扉」から
フェイ
「カウボーイビバップ 天国の扉」から
「カウボーイビバップ 天国の扉」から
(c)SUNRISE・BONES・BANDAI VISUAL

 渡辺 タイトルに「ビバップ」とつけたのは、スタッフがそれぞれアドリブをきかせて、互いに触発されて出てきたものを作品に取り込んでいく、そんな仕事がしたいと思ったから。テレビシリーズ当初は、なかなかこっちの狙う雰囲気が伝わらず苦労したけど。

 菅野 シリーズ前半の音楽は、「カウボーイビバップ」というタイトルだけをキーワードに、ストーリーをろくすっぽ知らずに作った曲で、後半はディープに感情移入してできた。その2種類の音楽が同居してる。映画は、準備が始まってから2年くらいあって、たっぷり時間をかけられたのがうれしかった。

 渡辺 シナリオに時間がかかったんです。まず(敵役の)ヴィンセントというキャラクターが頭の中に「降ってきた」。コイツはどんなやつだろうと考えてるうちに、話というか、断片的なイメージが生まれていった。モデルは見たまんま、俳優のヴィンセント・ギャロ。写真を見ただけでイメージしたキャラで、後になってギャロの主演した「バッファロー66」を見たら、全然違うかわいい感じの人なんで驚いた。

 映画でやりたかったのは、テレビシリーズの1話二十数分で描ききれない部分。例えば、キャラクターをじっくり描き込むとか、ゆったりした間を使うとか。カンフーやガンアクション、メカ戦も、それぞれ得意な人に任せて思い切りやってほしかった。

 菅野 最初にできてきたのがソードフィッシュ(スパイクの乗る飛行機)の空中戦のシーンだったよね。もう、描いた人が「これを描けてうれしくてしょうがない」って絵で(笑い)。

 渡辺 みんなに次は?って聞かれるけど、「ビバップ」は今回で終わりかな。

 菅野 イヤー!

 渡辺 「終わってしまうことの切なさ」というのが「ビバップ」の味わい。この作品が本当に好きだから、作り続けてだんだんつまらないものになってしまうより、ここでやめた方がカッコいいと思うんです。

   (聞き手・小原 篤)


 火星の都市で、バイオ兵器による無差別大量殺人事件が起き、犯人に巨額の賞金がかけられる。スパイクたちは、軍特殊部隊の隊員で記録上死んだはずの男ヴィンセントを追うが、悪魔のような非情さと「不死身」の肉体を持つヴィンセントに、フェイはとらえられ、スパイクは胸を撃ち抜かれる――。

 渡辺信一郎さんはビデオアニメ「MACROSS PLUS」で初監督。同作でも音楽を担当した菅野よう子さんは、ほかに「天空のエスカフローネ」「∀ガンダム」など。

(c)WIZ

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