(3/26)辻元議員が辞職・秘書給与疑惑で引責
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会見の冒頭、議員バッジをはずす辻元清美氏=26日、東京・千代田区の社民党本部
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社民党の辻元清美衆院議員(大阪10区)は26日、元政策秘書の給与不正受給疑惑の責任をとり、綿貫民輔衆院議長あてに議員辞職願を提出した。辻元氏は当初、国会議員にとどまり疑惑を説明したい意向を示していたが、党内外の厳しい批判を踏まえて土井たか子党首らとの会談で議員辞職の考えを伝えた。28日の衆院本会議で正式に辞職が認められる見通しだ。
辻元氏は26日夜、社民党本部で記者会見し「悔しいし無念の思いがあるが、自分が犯したミスをきちんと認めないと政治不信につながると思い辞職を決意した」と語った。
政策秘書だった辺見真佐子氏の給与の流用に関して「1997年4月1日から98年12月1日まで(元政策秘書の月額)給与額から5万円を差し引いた額の献金があった」と改めて事実を確認。ただ1年生議員だった辻元氏にだれが給与の流用方法を指南したかに関しては「紹介を受けた方がいるが、名前の公表は差し控える」と述べるにとどめた。社民党は離党しない意向を表明した。