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2001年３月19日 無理心中？： 父の転落死現場近くの公園から長女の遺体　福岡 　１９日午前７時２０分ごろ、福岡県飯塚市片島１のマンション敷地内のコンクリート上で同市相田、土木作業員、岸川一郎さん（４４）が死んでいるのを住民が見つけた。マンションから転落したらしい。さらに同９時ごろ、約１キロ離れた同市吉原町の公園内にある公衆トイレの身障者用個室で、岸川さんの長女枚（まい）ちゃん（４）＝同市目尾（しゃかのお）＝が死んでいるのを通行人が見つけた。県警飯塚署は、無理心中か、岸川さんが枚ちゃんを誤って死なせ、自殺したとみて調べている。 　調べでは、枚ちゃんはトイレの中でうつぶせに倒れ、周囲に本人の血痕があった。遺体のそばにカッターナイフが落ちていた。産業医大（北九州市）で司法解剖した結果、死因は右手首を刃物で切られたことによる出血性ショック死と分かった。 　一方、岸川さんの遺体はびしょぬれで、近くの公園の池の近くで、岸川さんのものとみられる靴が見つかった。同署は岸川さんが枚ちゃんの死亡後、池に飛び込んで自殺しようとしたが死にきれず、マンションから飛び降りた可能性があるとみている。 　岸川さんは、前妻と離婚、数年前から別居中で、枚ちゃんら３人の子供は前妻に引き取られていた。岸川さんと枚ちゃんは１８日昼ごろ、一緒に歩いているのを目撃されていた。枚ちゃんが帰って来ないため、母親が捜していた。枚ちゃんは４月から幼稚園に通う予定だった。 　枚ちゃんの遺体が見つかった現場は、近くにバスセンターや商店などがある市中心部の繁華街の一角で、九州銀行飯塚支店西側の公園内の公衆トイレ。

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