=6F欄の▲は7Fから=
例年に比べるとやや小粒な顔ぶれ。動きに復調ぶりが見てとれたゴールデンキャストを10点満点としました。しまい重点のため全体時計(4F54秒8)は平凡ですが、追い出されてから伸び脚は実に力強い。雨でたっぷりと水分を含んだ馬場状態を考慮すれば、ラスト1F12秒3は十分に合格点をつけられます。前走のNZT時は明らかにもの足りない調教の動きだったにもかかわらず、レースではゴール前際立った脚を見せて0秒4差5着。直線の長い東京コースで先行型がそろったここは、追い込むこの馬に流れも向くはずです。
2番手評価の9点はまずエコルプレイス。前走時530キロの大型馬ですが、動きが実に素軽くスピード感も抜群です。もう1頭がサクラタイリン。身のこなしもラストの反応も前走時より大幅に良化しています。実績上位馬で評価を下げたのはワンダフルデイズ。瞬発力はここでも上位ですが、スタミナ面に大いに不安が残る走法。スピードだけでなく持久力も問われる東京マイルでは“出番なし”だと思います。
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