低周波騒音にたいする一時的な対策

 このホームページは低周波騒音に対するそれを少しでも減らす工夫や 症状が起きた場合、それをやわらげることを目標にしています。 ただ、各個人間で症状の程度が違い、必ず 効くとも限らないので注意してください。 ですが、なんらかの改善になれば幸いです。


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  • 低周波騒音とは?

  • 低周波とは?

  • 根本的な対策は?

  • 睡眠対策。

  • 日常生活

  • 参考図書、資料

  • 低周波騒音のリンク集

    低周波騒音とは?

     人間の耳に聞こえる音の周波数は20-20000Hzだと言われている。 普通の騒音ではこの範囲内でのことだが、1-20Hzぐらいの 耳には聞こえない低い周波数の音での騒音が超低周波騒音、100Hz以下の騒音は 低周波騒音と呼ばれ、通常、両者を共にして、低周波騒音としている。 最近では周波数0.01Hz-0.6Hz前後の騒音を極低周波として、この極低周波についても 研究などが始められている。

     低周波騒音は耳に聞こえない分、厄介でなかなか周りに理解されない。 普段、この低周波音は暗騒音として私達の身の回りに普通に存在するが 気付かれることはない。だが、地形(谷など)や土壌、どの程度の地盤改良を行なったか, 家の構造、本人の低周波音に対する敏感さ、回りの家やマンションなどによる低周波音の反射や騒音源などにより低周波音が増幅することがある。 また,それらしき,騒音源が見つからない場合では暗騒音がなにかの条件で 増幅する。

     症状としては不眠、気分が優れない、頭が痛い、気持ち悪いなど 普通、訴える気分の悪さよりもはるかにしんどく、寝る際も 寝たいが寝れないなどその症状は深刻である。 また、目の疲れが取れなかったり心臓の鼓動が早くなったりする。 いわゆる、自律神経失調症と言われたりするが目の疲れは 自律神経失調症の範囲外の現象である。 これはなかなかしんどいものでかなりのストレスとなる。 また,低周波騒音は心理的にも影響を与え,直接,恐怖心をひき起こすので かなりの不安感や恐怖感が出やすく,悪夢も見やすくなる。

     この点は,阪神大震災でのPTSD(急性ストレス症候群)に似ているかもしれない。 阪神大震災直後では被災した人たちの多くは,ちょっとした物音などや振動にも 敏感になったと言われている。

     上記の事は低周波騒音にも似たようなものがあり, 低周波騒音にたいする感覚が研ぎすまされる,感覚の鋭敏化が起きる。 騒音場所を離れても,その他の,低周波騒音に敏感になり, 今まで,大丈夫であった建物や施設,乗り物に入ると 今まで,気付かなかった低周波騒音に気付くことが多い。 (もっとも,家の低周波騒音よりもひどい所も中には,ある。)

     また、低周波騒音が直接、頭蓋骨内部や身体の内部に侵入するので、 直接知覚神経を刺激し、さまざまな、神経の情報のフィルターを介さずに 刺激がくるので、非常に苦しい。

     近年、阪神大震災以降、地震対策のために家が強化されている、 一方で、建材の進歩によりロング規格の建材の壁などが使われるようになり、 これが逆に低周波騒音を増やす原因のひとつとなっている。

     最近、流行りの風力発電も低周波騒音の発生源だが、日本ではまだ、普及が それほどでないため、あまり被害を聞かない。


    低周波とは?

     低周波音とはいろいろと定義があるが、耳に聞こえない音で周波数の低い音の ことである。低周波音の特徴は音源がなかなか特定できない、これは高い音ほど音の発生する方向がわかるのとは逆である。また、低周波音はその及ぼす範囲が大きい事。 音の波には周波数と波長というのがある。1秒間に振動する回数を周波数、 1回振動する間に波が進む距離が波長で、

    音の速度 = 周波数 × 波長

    という関係ができる。 普通、音の速度を秒速350mとすると10Hzの周波数の音の波長は

    350 ÷ 10 = 35
    
    と成り、なんと35mもの波長があることになる。

     あらゆる物体には固有な共鳴周波数というのがある。 これは、その物体が一番振動しやすい周波数があり、その物体の外から同じ周波数の 音がくると「共鳴」という現象を起こして、振動が増幅される。

     「共鳴」という現象は身の回りの楽器などで、広く使われている。 ただ、困るのはこれが条件が重なると具合が悪いことになる。
    共鳴周波数はその物体のサイズの他に、その形や重さ、なんで出来ているかなどで 変化してくる。

     人間も物体なので共鳴振動数があり、 例えば、外からの振動の周波数がほぼ5Hzのときに背骨が最も振動する。 (バーモンド医科大学 ワイルダーらほか) その振動エネルギーは男性の場合で1.79倍、女性の場合で1.62倍になるという。

     背骨は御存じのように、その骨の中に身体につながる重要な神経が通っており、 身体をコントロールする交感神経などが通っている。 この神経が振動により影響を受けることにより、自律神経失調症をひき起こすことが 考えられる。また、その振動が脳にも到達する。

     このように低周波騒音が来ると、私達の体は振動を起こす。 この振動の大きさは身体の各部位で違い、目や胃、心臓などで違ってくる。 各臓器とも違う共鳴周波数があるためで、乗り心地や快適性を追求する 車のメーカーなどはこのような事を 配慮して車内の低周波騒音を減らしている。

     上の例では周波数で見たが この「共鳴」は波長とのサイズが合う物体なら、なんでも、共鳴してしまうことである。 さっき計算した10Hzの低周波音ではその波長が35mになるので35mの物体、 建物などが振動することになる。例えば、ビルや橋なども共鳴する。 建物がゆれるとまずいので、あらかじめ、コンピューターの計算により、建物の設計を考慮して、共鳴周波数をずらしている。(ビルの場合0.1Hzぐらいの共鳴周波数) この共鳴周波数は多少の違いが合っても起こる。

     低周波音の特徴として他に、一旦発生すると止めるのが難しい事、 音の進路を防いでも回り道をしてくる。音はある程度、距離を進むと、 音が小さくなってくれるが低周波音の場合、時折、非常に遠方まで届く。


    根本的な対策は?

     低周波騒音の発生源を止めればよいのだが 普通の人にはその発生源がわからない場合が多い、 しかし、最近、行政などで、低周波用の騒音測定機がおいてあったり、 民間の計測のレンタルもあるのでそれを利用すると騒音源が調べることができる。 しかし、仮に発生源が突き止めてもそれが隣のクーラーだったり工場の機械が発生源だったりするなどすぐには止められない状況が多い。

     また、地盤や回りの環境、家の構造によるもの、本人の低周波に対する 感度の高さなど、問題が複雑に絡む場合がほとんどなので問題が長期化しやすい。

     本来、国が低周波騒音基準を決め、監督、指導するべきなのだが 環境庁ではその騒音基準を決めていない。ドイツでは既に騒音基準を決めている。


    睡眠対策。

    睡眠の大事さ。
    睡眠は眠る生物にとってこれほど重要なことはない。
    これは人間にとっても非常に大事なことである。
    低周波騒音では夜、その騒音が認識され易い。 昼と夜では音の進み方が違うためである。 夜になって電車、車、寺の鐘の音が聞こえてくるのはこのためで、 夜、空気が冷えてくるのだが、上の方から冷えてくるので、音が屈折し 地上に集まってくる。

     低周波騒音は2通りの方法で身体に伝わっていく。 一つは空中から音と同じように伝わる。 もう一つは壁や床などから振動が伝わってくる。 睡眠時、邪魔になるのはどちらかと言うと、床などからの振動が 睡眠を邪魔して寝れなくする。だからこの振動を少なくする 工夫が必要となってくる。

    部屋を変える。

     家の中でも、いろいろな部屋では低周波騒音が違ってくる。 なかでも、洋室と和室では感じ方が少し違うと思う。 畳みや壁が音を多少吸収してくれる。 ただ、床の畳みを支える木の上に、頭や胸を置くようにして寝ると、 振動が木を伝わるので、危険である。
    畳みの境目には、頭や胸を置かないようにし、なるべく、 畳みの中央附近で寝た方が良い。

    部屋の中での寝る位置を変えてみる。

     家具の置き場所を変えてみる。
    低周波音は室内では定在波として、残ることが多い。 定在波とは、音の波が反射される時に、入ってきた波と合成され、 音がみかけ上、その場にとどまる現象をいい、気柱の共鳴などは定在波である。 普通の音ではフラッターエコーと呼ばれ、室内や浴室で手を叩くと、ビーンという音がするあれである。 ところで、この定在波は場所により振動が異なるので寝る場所を変えてみる。 教科書通りだと部屋のまん中が一番少ないのだが、現実にはいろいろと条件が 異なるので、一つの参考にしていただきたい。

    寝る方向を変えてみる。

     一般に北枕はいけないと言われている。 そんなことを気にするより寝やすい方向を取った方が楽だ。 部屋の中で低周波騒音の分布が異なるので,方向を変えるだけで, その人に合った,もしくは,比較的,睡眠しやすい方向がある可能性がある。 方向を変えるのを試す事が大事だと思う。

    カフェインを抜く。

     カフェインを含む、コーヒーや紅茶、お茶などは一息つくのに必要だが、 夜の睡眠を妨げてしまう。そこで、カフェイン類を一切取らないことや減らすこと により寝入りが少し楽になる。また、カフェインには 中枢神経に対する作用、中枢神経系の興奮、 脳幹網様体の賦活系刺激により知覚が鋭敏になるなどがあり、低周波騒音では 低周波騒音を敏感に感じ、体調が悪くなる。

     それなので抜くことにより低周波騒音を少し感じにくくなる。 カフェインは1,2週間取らない事で、身体から抜けていく。 ただ、コーヒーや紅茶などは精神的な安らぎを得るので、 自分の体調などに合わせて、どのようにカフェインを取るのか試していただきたい。 一週間に一回というのも手である。

    布団などの睡眠環境。

    ベッドの場合。

     ベッドを使用の場合、壁や家具から若干離した方が良い。 これは壁や家具なども低周波騒音により振動しており、その振動が ベッドに伝わるので、振動が少なくなるベッドの意味がなくなる。

    輪ゴム枕

     枕の大きさにもよるが輪ゴムを1kg-1.5kgほど買い、 ごみ袋などの袋の中にいれる。(ゴムなので臭いを防ぐため) これをまくらカバーの中にいれると輪ゴム枕ができる。

     更に,枕と同じような大きさの銅板,厚さは1mmのものを買う。 アルミやステンレスの板の方が安いのだが,そのぶん,粘性が低く,重量も軽いので 低周波振動を低減する効果は低い。また,頭の保護のためにも重要である。 この両面に厚さ1mmのブチルゴムを隙間なく両面に貼っていく。 ブチルゴムは粘着力が高いため,間違えて貼ると取れなくなる。 このため,慎重に作業を進めていく。

     一枚めを貼りおえたら貼る向きを変え,テープに貼ってあるセパレーター を剥がしつつ,もう一度貼っていく。都合,両面に2mmの厚さでプチルゴムを 貼っていくことになる。最後に貼りおえた後のセパレーターの紙はそのままにしておく。 そのあと,ブチルゴムは粘着力が高いので, 買い物袋などのビニール袋で包み,枕の中の下に置く。 こうすることで,ふつうのゴムよりも輪ゴムは柔らかいのと ,ブチルゴムや銅板による振動吸収や床からの振動や 空中からの騒音が頭で振動に変換したものまで吸収してくれる。

     ブチルゴムには日東電工の防水用 強力両面テープ(黒)を使用した。 ブチルゴムにはその他に,カーペット用の接着テープとしてもあるので, 製品のラベルにブチルゴム系である旨を探すこと。

     中の量の加減で枕の高さを変えられるのでその人個人に合わせて、 高さも変えられる。

    布団など。

    マットを敷いても、全然ないとは言えないが、低周波音にはほとんど効果がない。 ただ、低周波騒音の感じ方は変わるかもしれない。 低周波音はマットをほとんど、通過してしまうからで、床からの振動も期待したほど 吸収してくれない。 ケースバイケースだがスプリングマットを敷いたり、ゴム板を敷く。 或いはクッションシートを敷くなどを組み合わせることで多少なりとも 振動を吸収もしくは拡散してくれる。 上から、どの順番で敷くかで振動が変わるので、いろいろと試していただきたい。 私の場合は

    布団
    竹の棒(十数本)
    スプリングマット(ただ、安いスプリングマットではバネの共振が起こり、細かな共振を 吸収してくれない。見分け方は中のスプリングがらせん状でねじり方が変わっていくものを買うと良いと思う。)
    ゴム板(3mm厚、1m * 2m 大体、8000円ぐらいで買える。)
    クッションシート(1m * 2m)
    (ただ、塩化ビニール製は避けるべきである。軟らかい塩化ビニールは軟らかくするために入っている軟化剤に環境ホルモンの疑いが濃厚である。)

    と敷いている。

    ただ、上記のような場合、振動学では ばねと重りが交互に連なった形になっている。振動を吸収するのは内部損失がある竹やゴムで振動のエネルギーを吸収してくれる。ただ、竹はこれで十分な量でないと思うし、 ゴムは吸収後もしばらく、振動が残る。 このため、別の周波数の振動に変わる。

    なので、その人の心地よさを感じる周波数のバターンと一致すると良いかもしれない。 もしくは、若干改善すると思う。胃や目、頭が鈍重に感じるなどの場合、周波数のパターンを変えてみると良いと思う。しかし、逆に嫌な周波数のパターンだと逆効果になってしまうので、注意。

    後は、試してはいないが、 上記のようなスプリングマットの場合、ばねの振動が残るため、床に直に敷くのと 一長一短である。 ベッドの購入で、床との接触面積を減らしたほうが良いかもしれない。 ベッドの変わりに安い、すのこを多数買ってきて、布団の下に敷くのも良い。

    お酒

    お酒でストレスを発散と同時に眠けを誘う。

    睡眠薬や精神安定剤を処方してもらう。

     精神科、神経科、心療内科などでもらうことができる。 不眠や身体の不調を聞いてもらうと処方してもらえる。 通常、最初にはデパスという睡眠薬を処方してもらうことが多い。 デパスは軽度の不眠などに利用される軽い睡眠薬である。 その後の経過によりさらに、強い睡眠薬も処方してもらうが、 中、長期的にみると副作用も気になってくる。

     現在では大脳生理学の発達や理解により いろいろなタイプの睡眠薬があるので医者との相談となってくる。 この時に、寝入りが悪いのか、起き始めが 悪いのか、などを話しておくと、医者も処方しやすい。 また,薬の効き方や効く時間などは薬や個人により違うので, 効かないのであれば,医者と相談して,他の薬に変えてもらうなどしてもらう。


    日常生活

    2次低周波騒音の発生を止める。

     家具や本棚など上下に長いもので奥行きが狭いものは低周波騒音により振動が 起こり,その振動が更に低周波騒音を起こすという副産物を発生する。 低周波騒音の悪循環が生じる原因にもなる。

     この2次低周波騒音は,元の低周波騒音の周波数とは違った周波数を 発生させるため,場合によっては何もない部屋よりも悪くなることがある。

     これを防ぐため,家具等を振動させないために,上の部分に地震対策用のつっかえ棒を使う。直接だと,床や天井に振動が伝わり,騒音は減ったものの床の振動が増えることになるので,

    天井
    ゴム板
    地震対策用のつっかえ棒
    ゴム板
    家具

    というようにゴム板を挟んで使う。 このゴム板は厚い方が良く,また市販の溝つきの防音用のゴム板では低周波振動を 増幅することに繋がるのでやめ,天然のゴム板にする。

     更にゴム板の代わりにソルボセインや枕の所で紹介したブチルゴムと銅板を併用したものの方がより振動を吸収する

     また,地震対策用のつっかえ棒はねじにより上下に対する力を変えることが 出来るので,もし,騒音が増えた場合は上下に対する力を変えてみたり, 場所をずらして設置する。または1本だけにするなどしてみる。

     これは下で紹介している簡易低周波吸音器よりも効果がある。 しかし,効果があるからといって総ての家具に同じように対策をしても逆に 低周波騒音がひどくなるか,床の振動がひどくなることがあり, 始めは前後に揺れやすい家具などで試して,徐々に本数を増やしていき, 様子を見つつ,効果が8割程度で出るように調整したほうが良い。

    ビタミン剤

     マルチビタミン剤やビタミンCを飲む。 人間がストレスを受けると、腎臓の上にある副腎皮質から 副腎皮質ホルモンが身体がストレスに対応できるように分泌される。 この副腎皮質ホルモンの生成の促進に、ビタミンB5(パントテン酸)がいる。 また、各種ビタミンも神経活動の正常化を始め、調節してくれる。 ビタミンCもストレスに対する抵抗力を高めてくれる。 従って、ビタミン等が不足すると、過大なストレスに 耐えきれない。また、ミネラルの補給も大切である。

     年々、野菜などに含まれるビタミンは低下しており、このようなビタミン剤を 補給することは必要と思われる。 ビタミン剤はマルチビタミン剤が良い。 また,ストレス用としてビタミンCを用意するのも良い。

     マルチビタミン剤の中でも、 いろいろと、成分の入っている割り合いが違い、保存剤などが 入っていたり、製品の形や味などを整えるためによけいなNaが含まれていることもある。 そのため、ビタミン剤でも、裏の成分表示を参考にして、身体に合った ビタミン剤を探すと良い。

     そして、飲み方として、一日の必要量とされる半分以下で 補うようにして、後は食事から取るようにするといい。 また,寝る前に飲むよりも起きた後の方が良い。 ただ、過剰に取り過ぎると頭のむくんでいる感じや、低周波によるめまいが生じる。 これら、ビタミン剤を連続して使用していると、逆に低周波騒音に敏感になる 面があるのでそのときには、使用をやめ、時々、飲むようにするといい。

    音の拡散、吸収。

     低周波音は前述のように大変、対策が難しく、対策するにしても、多量の吸音剤が いるなど、実現が難しい面がある。 ただ、なんらかの拡散などはできるのではないかと思う。

     低音は部屋の隅に集まりやすい性質があるので、布団や、いらない新聞、吸収剤、本棚などを置くと 良い。ただ、超低周波音などは、あまり、吸収しないといったことも考えておく必要がある。

    音楽を鳴らす。

     音楽を鳴らすと低周波の周波数の上に音楽が来るので、 意識や身体の注意を分散させやすい。音のバランスで1/fゆらぎというのがあり、自然の風やせせらぎなどには多く含まれており、生体もこのゆらぎが心地よく感じる。 低周波騒音では1/fゆらぎがないかあっても少ないので、生体には不快感に感じる。 音楽を鳴らすことにより1/fゆらぎが増え、不快感が減るものと思う。 ただ,あんまり流していると近所迷惑にもなるので注意が必要。

    いらないマットを家具のうしろなどに置く。

     マットはある程度、低周波騒音を吸収してくれるので、 家具などの後ろにおくと効果がある。 窓のない壁が対になっている方向では低周波騒音が比較的発生しやすい。 マット以外に市販のグラスウールのほうが効果が高いと思う。 ただ、グラスウールの場合、断熱用のアルミ箔がはっているものはだめである。 片面だけでも吸収効果が薄れる。

    簡易低周波吸音器の作り方。

     DIY店などで売っている水道管(あのねずみ色の塩化ビニール製のパイプ)を使って、簡易低周波吸音器を作ってみる。

     太さ1.3から3cm間で、長さ1mの水道管を用意する。だいたい1mで売っているので それと太さに応じたキャップ、パイプを繋ぐアダプターが売っている。いろいろな長さを作れる。 更に、パイプの先に、ティッシュなどの吸音剤を詰める、綿なども良いかもしれない。その後、キャップでふたを閉める。吸音剤はあまり詰め込まず、ほどほどの長さに 詰める(50cm以下が良いと思うが、この辺は調整できる。) 上記に加えて、太さを徐々に細くしていくようにすると、低周波音が軟らかい感じに なってくれる。30-25mmを初めとして、異なる太さのパイプを繋げるアダプターが 売っているので、それを使う。そして細い側にキャップをする。 キャップにはまん中に小さい穴を開ける。ドリルなどで穴を開けられる。 穴の太さは小さいほうが良い。

    一例。
     太さ30mm(50cm)--アダプター--太さ25mm(50cm)--キャップ で合計1mのパイプが出来上がる。
    1mのパイプなので共鳴周波数は87.5[Hz]になり、 このあたりの周波数の音を一部、吸収してくれる。 2m以上のパイプはL字型のアダプターを使う。

    このような管は共鳴という現象によって、共鳴周波数を中心としてある一定の周波数幅で音が発生する。管内の音は空気の粘性抵抗とキャップ先端に詰めた吸音剤、 キャップに開けた穴で吸収される。

    管内の一次共鳴周波数は

    周波数 = 音の速さ ÷ (4 * L)
    (Lは管の長さ)
    なので長さ1mのパイプの共鳴周波数は
    
    350 ÷ 4 = 87.5[Hz]になる。
    
    管の長さと共鳴周波数の関係は開放端補正を考えずに計算すると
    
    管の長さ[m]					共鳴周波数[Hz]
    0.5											175					525
    1.0											87.5				262.5
    1.5											58.3				174.9
    2.0											43.8				131.25
    3.0											29.2				87.5
    4.0											21.9				65.6
    となる。
    

     問題はこれらのバイプをどのように配置して、どのように組み合わせるかで 幾つかの長さで音の周波数のバランスを整える。 あらかじめ、低周波騒音を測定している場合、低周波騒音の周波数の上のほうから試してみる。
    低周波騒音の周波数がわからない場合でも次のような調整の仕方をする。

     始めは1mの長さのパイプで試し、低周波騒音が残っているなら、 次に、1.5mの長さのパイプを追加する。というように だんだんと長い長さのパイプを追加していく。ポイントは短いパイプも残しておくことで、ある周波数だけを吸収しようと思ってもうまくいかないと思う。

     置く場所は部屋の隅のほうが低音が集まるので、そこに置くのと、布団の近くに置く。 縦、横、奥行きと3次元のそれぞれの辺に置く。特に、縦に置くのは良いと思う。 窓のびりつきが無くなり、低周波を感じるのが減ったと思う。だが、無くなったわけではない。どちらかと言うと、吸音器としても働くのだろうが低周波騒音の音を変化させる傾向なのだと思う。低周波騒音といっても正弦波とパルス波に分かれ、 生態に影響を与えやすいのはパルス波もしくは、歪み率の高い正弦波のようである。 管で発生するのは正弦波なのでパルス波から正弦波に変える性質があるようだ。


    以下に、参考になる低周波吸収をおこなっているページを紹介する。

  • 『YSPW』、『TPP』、『TTP』、『TOB』
    YAMAHAが開発した、低域吸音パイプパネルにより95〜200Hzを吸収するもの。 更に下の50〜200Hzを吸収するものもある。

    神戸製鋼所
    が開発した防音・防振システム、ダンウルフ
    超低周波まで防音できるというもの

  • 木造建物に粘弾性ダンパーを初適用
    鴻池組と早稲田大学・曽田研究室が共同開発した粘弾性ダンパー、生活振動から風揺れ、大地震までの振動に有効で長さが30cmたらずで床下、天井裏に設置するという。 30坪の住宅の場合、40万円程度で設置できるので一戸建ての家で振動による低周波騒音の場合には効くかもしれない。

  • ニュースリリース/低音域の騒音に効く新しい遮音材を開発
    鴻池組・住友金属工業
    薄鋼板に錘を付けるというもので低周波領域での遮音をするというもの、 通常のものよりも遮音性能がはるかにいいらしい。


    参考図書、資料

    低周波公害のはなし
    汐見 文隆 著 晩聲社

    マインドコントロールの拡張
    浜田至宇 著 第3書房

    腰痛・肩こりの科学
    荒井孝和 著 ブルーバックス 講談社


    低周波騒音のリンク集

    google
    アメリカgoogle社の検索サイトの日本語版。
    強力な検索エンジンで検索できる。

    計測器レンタルの株式会社レックス【レンタル】
    低周波騒音を測れる機器がレンタルで借りれる。その計測器レンタルの会社。

    マンションの低周波騒音被害
    弁護士と共に、マンション業者と和解されています。
    配管などの振動や階下の給水ポンプの振動が
    原因での低周波騒音で掲示板などにも参考になるものが書かれている。

    三井の欠陥マンションで困ってます
    こちらは欠陥マンションで相手と裁判し和解成立しているページ。 こちらも掲示板がある。

  • トヨタカンバン方式の末端で
    カンバン方式による車のアイドリング音により音過敏症になった方のホームページ。

  • 0マンション騒音協議会0
    音屋工務が開いているマンションのいろいろな騒音を掲示板を 始めとして相談したり、知識を得ることができるページ。

    Multi-Science Publishing Scientic Jounals,Abstractのページの
    Low Frequency Noise & Vibrationという項目に

    Jounal of Low Frequency Noise(低周波騒音学の論文集)
    の概略がある。人間や生物に低周波を浴びた後の脳への影響や、トンネルを出る際の低周波の放出など、低周波に関する論文が概略に載っている。 またこの本はネット上でも買えるようだ。

    マルス
    御意見、御感想はこちらまで。
    malse@mocha.freemail.ne.jp

    最終更新日 9月26日