そばアレルギー

  そばアレルギーは好き嫌いの問題ではなく、
生死の問題である

そばのような食物アレルギーの場合、アレルギーの原因になる食物(物質)
「アレルゲン物質」を身体に取り込まなければ大丈夫なので、
食べ物に気をつければいいんです。ただ、こう書くと話は簡単ですが、
実際にはなかなかうまくいきません。卵、牛乳、大豆は食物アレルギーの
三大アレルゲンと言われているそうですが、
加工食品の中にはこれらの材料が使われてる物も多く、
摂らないようにするのは難しいです。
各種の肉、米、各種野菜やくだもの等がアレルゲンになる人もいるので、
そういう場合一体何を食べればいいのか非常に困ります。
他の人が普通に食べることができる食品が本人には毒になってしまうというのは、
本人にしてみれば非常に辛いことなのです。

アレルギーは、自分の体が細菌などの異物から守るための免疫機構の
バランスが崩れ、生体に障害をもたらす現象。
アレルギーをおこす抗原(アレルゲン)が
生体に作用すると、それに対する抗体が作られる。抗体は免疫グロブリンという
タンパク質からなり大きく分けて5つのタイプに分けられる。
そのうちの1つ(igE抗体)が主にアレルギー反応の原因となる。
最近ではアレルギーに関する遺伝子関連の研究も進んでいる。

ソバアレルギーの人は、科学雑誌『Quark』1993年4月号の記事によると、
全国で推定3万5千人だそうです。1億2千万人と比べると僅か 0.03% 。
他の99.97% の方はまったく平気なわけです。
そのため、30歳を過ぎても今までソバアレルギーの人間など会ったことがなかった
(そういう病気があること自体知らなかった)という人も実在しています。
ソバアレルギーの人というのは少数派ですので、
そういう病気に関して無知な人が多いのは仕方ないと思います。

ソバアレルギーの人がそば粉を含む食品を
食べてしまったらどうしたらよいか?

ソバアレルギーの症状は、喉がかゆくなる(気管支の粘膜が腫れあがってしまうからのようです)。
これがひどくなると気管支を塞ぎ、呼吸困難をおこします。
ひどくなると窒息して死亡に繋がります。他の症状としては全身紫色の水ぶくれ状態になる、
血圧降下、意識消失等。呼吸困難にまでなった場合、その時点で治療を行わないと
意識障害をおこして死んでしまうとか。

気付かずにそば粉を含む食品を食べてしまった場合、
口の中がピリピリするなどの刺激で気付くと思います。
極少量摂ってしまった場合でしたら、お茶や水等を大量に飲むことである程度
刺激感を誤魔化すことができます。他にもご飯を多めに食べるとか。
吐き気がしてきた場合は、無理せずに吐いた方がいいと思います。
苦しくて動けなくなったり、息をするのが大変になってきたりなど、
危ないと感じたらとにかく救急車を呼ぶのがベストではと思います。
近くの人に、ソバアレルギーであること、現在の症状等を伝え、1
19番を呼んでもらいましょう。見る人が見れば救急車をよぶほどの症状では
無かったかもしれません。それだったらそれに越したことはありませんが、
もしもという場合もあります。

ソバアレルギーの治療法

2000年3月現在で、そのような方法は聞いたことがないです。

「卵や牛乳アレルギーなどは年とともに治る(outgrow)ことがあるけれど、
ソバアレルギーはそういうことはない」というから油断ならなし、
少量を摂って身体を慣らしていくという方法も危険。

ソバアレルギーの人は今のところ一生付き合っていくしか方法は無いと思います

ソバアレルギーで困る人間関係

ある意味ではアレルギーの症状よりも厄介になるかもしれない人間関係。
これで困っている人も多いのではと思います……。

「好き嫌いはダメですよ」「昔はそういうの無かったんだけどねぇ」「わがまま言っちゃダメだって」
「変わってるね」「付き合い悪いやつだな」「気合いが入ってない」
「やっぱあれか、遺伝か。君の親の責任だな」
この辺の発言の多くは、だいたいが悪意のないもののハズです。
ただ、悪意が無いからこそ逆に取り扱いが厄介だというのもあります。
他にも仕事等の上下関係がある場合で、上の人からソバに関して
勧められる場合もあるかもしれません。
仕事以外でも、友人などから勧められる場合もあるかもですね。
昼食にそば屋に連れていかれるとか、手打ちのソバやソバ粉の入ったお菓子を
勧められるとか。あるいは上司がソバ打ちが趣味で、食べに来るよう言われるとか。

この辺はなんとか穏便に話をつけましょう。ただ最終的には「食べない」線で
話を持っていくというのは鉄則ですね。むりやり食べさせられた場合、
おそらく最善の場合でも吐くことになると思います…… 
相手だって御持てなしの気持ちがあっての事なので、相手の思いも尊重したうえでうまく話を運びましょう。うまく話が運ぶかどうかは相手の人間性にもよりますけどね。嗚呼ややこしい人間関係。

こういう体質の身体になったのは誰が悪いわけでもないので。
責められるべき人はどこにもいません。
その辺を、ソバに限らずアレルギー体質でない人には判ってほしいなと思うわけです。

参考になるWebpage

そばアレルギー  たくみさんによるROD & SCREW内のコンテンツ。

そばアレルギーのたくみさんが製作されてます。コショウの増量剤としてソバが使われているという件についてのメーカー等の回答、海外での注意、避けなければならないものリスト、参考文献等、非常に内容が充実しています。ソバアレルギーの方も、そうでない方も、是非行ってみてください。

そばアレルギーの原因物質を特定 国立成育医療センター

 そばを食べたり、ソバ粉が混じった食品を口にしたりすると、
呼吸困難やショック症状などを引き起こす人がいる。
そんなソバアレルギーの原因物質を、国立成育医療センターの田中和子研究員が
突き止めた。重症になる人の診断や、アレルギーを起こさないソバの開発に
役立ちそうだ。東京で開かれている「アレルギー・免疫に関する合同国際会議」で
9月22日発表する。

 旧厚生省の調査では、食べて1時間以内に症状が現れる
即時型食物アレルギーは、6歳以下の12・6%にある。ソバは、卵、牛乳、小麦に
次いで多い原因食物で、少量でも重い症状を引き起こすのが特徴だ。

 田中さんは、ソバを食べるとアレルギー症状を起こす5〜44歳の男女10人の
血液と、消化酵素や熱で処理したソバの各種たんぱく質との反応を調べた。
その結果、分子量1万6千のたんぱく質が重いアレルギーの原因に
なることがわかった。

 ソバアレルギー診断では、血清から調べる方法はあったが、
検査で陽性になっても症状が現れない人がいるのが欠点だった。
今回見つけたたんぱく質をもとにすれば、正確な診断法の開発が期待できる。

田中さんは「原因たんぱく質を酵素などで処理し、
安全なソバを作ることも可能だ」という。(09/22 08:22)

-引用参考- それいけ!くーまるさんのサイト
http://www.asahi-net.or.jp/~SN7I-HRD/iroiro/allergy.html   


                                           
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