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第五巻 村田早耶香 かものはしプロジェクト 代表
子どもたちの笑顔を求めて
――ジョディー・ウィリアムズ氏との出会い
Photo 国際問題に興味を持ったのは、中学生の時。国境なき医師団を特集したテレビ番組が、きっかけだったんですよね。医療支援や井戸掘り支援などの光景を見て、「必要とする人に、必要な人がいく。その中で、心の交流ができるのだな」と。これがきっかけとなり、国際問題に興味を持ち始め、高校時代には、青年海外協力隊やJICAの説明会とかに積極的に参加していましたね。もちろん、当時は、募集年齢には達してなかったんですけど(笑)
 そのまま、自分の興味のおもむくまま、国際問題を専攻しようと思って、私は大学に入学したんです。それで、大学一年生の時、すごく素敵な出会いがあったんですよ。ジョディ・ウィリアムズさんという女性に出会ったんです。彼女は、国際問題の世界では、本当に有名な方。この世から、地雷をなくそうという強い想いを持ち、「対人地雷全面禁止条約」を作った方なんです。彼女は、一見、おとなしい方なんですけど。でも、強い信念を持って、それを実現させたんです。すごいパワーですよね。私は、彼女にお会いした時、圧倒されましたよ。本当に、凄いなって。それで、国際問題の世界に、私は、どんどんのみこまれていったんです。それと同時に、彼女の存在は、自分の励みにもなりましたね。それは、今でも変わっていないです。強い信念を持っていれば、実現できると信じています。
 
――児童買春の現実を目の当たりにした日
 大学2年生の時、東南アジアにおける児童買春のことが書いてある本を読んだんです。本当にそんな酷いことが起こっているのか思って、実際に行ってみようと決意して、NGOのスタディー・ツアーに参加しました。家庭が貧しくて、児童買春につながってしまう現実。タイで、児童買春の現実を目の当たりにしました。
 エイズホスピスで、5歳の男の子に出会ったんです。その男の子は、HIVウイルスを持っていました。お母さんが、17歳の時、買春にあい、HIVに。そして、子どもにも感染。このような光景を目にして、買春がなくなればいいのにと心から思いました。私が何とかしたい、何とかしなければと強く思いました。子ども達には、何の罪もないのに、傷つけられてしまう現実。児童買春が存在する限り、子ども達が将来に希望を持ったり、心から笑顔になることはない。何とかして、買春をなくしたいと思っています。
 
――仲間との出会い
 東南アジアの児童買春をなくしたい。この思いを強く持つようになった私。しかし、何とかする力が、私にはないことに気づいたんです。というより、何をしたらいいかすら、よくわからなかったんです。そこで、スタディー・ツアーから帰国してから、様々な勉強会などに参加していきました。その中で、素敵な仲間が見つかったんです。
 一人でできることには、限界ってありますよね。人って、物事に対する切りこみ方とか、強い分野とか違うじゃないですか。法律に強い人とか、経済に強い人とか。私は、国際問題を研究しているけれど、組織を運営するような知識やセンスはない。自分だけでは、起業とか考えもしなかったけれど、自分を支えてくれる仲間と出会ったからこそ、組織を起こすことができたのだと思います。本当に、素敵な仲間に出会えてたなと思っていますよ。自分の力に限界を感じたり、無理だなって思うことも多々あって、そんな時、客観的にアドバイスをくれたり、親身に聞いて支えてくれたり。この仲間達とだからこそ、想いを実現に向けて前へ進めるのだと思います。
 そんな仲間達と「子ども買春を防止する活動を持続的、かつ発展的に行うことにより、より多くの子ども達が未来への希望を持って生きられる世界を実現させる」というミッションをもとに活動を進めています。具体的には、東南アジアで児童買春が一番酷いカンボジアから支援していこうと思って、カンボジアに職業訓練センターを設立する準備をしています。買春被害に遭いそうな子どもを保護して、プログラミングを教え、自立して歩んで行けるような支援をしています。
 
――人生の分岐点 〜起業か、就職か〜
Photo 私、今、大学4年生なんですね。卒業したら、どうしようって迷ったこともあるんですよ。起業しようか、就職しようかって。
 ちょうど周りの友達が就職活動をし始めた時期、私は、「学生起業家選手権」というビジネス・コンテストに応募したんです。70組の応募から、決勝の10組に残ったんですね。優勝する自信もあったし、優勝したら夢に近づく。だから、すごく思い入れが強かったんです。けれど、結果は5位…。審査員の方に、「このビジネスモデルは、NPO的でビジネスモデルとしては甘い」と言われて、すごくショックでしたね。このコンペで優勝したら、就職はせず、このまま突っ走ろうって思っていたんです。だからこそ、優勝できなくて愕然としました。前に進むことができなってしまったんです。自分の道を閉ざされてしまったような気持ちになりましたね。これから、どうしようって、答えが出なかったんです。
 答えが出ないまま過ごす毎日。私は、カンボジアの児童買春を防止する支援をしているけれども、実は、カンボジアには行ったことがない。それで、思いきってカンボジアに行こうと決意したんです。カンボジアを訪れると、子ども達は人懐っこくて、くったくなく笑うんです。子ども達と交流しているうちに、目の前の子ども達が、心から笑ってくれたらいいのになと初心を思い出しましたね。そのために、児童買春を未然に食い止める活動が必要だと思いました。買春は、精神的にも、肉体的にも傷つく。だからこそ、未然に買春を防いで、頑張れば夢を実現できるっていう世界を創り出したいなと。子ども達が、未来に希望を持てるような世界にしたいなと。
 そんな思いが強くなり、私の心は、がっしりとしたものになりました。それで、信念を貫くため、起業への道を歩んでいます。
 
――学生へのメッセージ
 もし、まだやりたいことが見つかっていないなら、色々やったらいい!そうしたら、やりたいことが見えてくるんじゃないかな。
 学校の勉強したり、サークルに夢中になったり、勉強会に参加してみたり…。遊びでも勉強でも、挑戦したらいいんじゅないかなと。物怖じしないで、積極的に、色々な所に顔を出したり、色々な人に出会う中で、何かやりたいことがみえてくると思います。やりたいことが見つかったら、あとは信念を貫くことが大切かなと。
 
村田 早耶香
1981年生まれ 東京都出身
中学生の時に、国際問題に興味を持つ。大学2年生の時、NGOのスタディー・ツアーに参加し、東南アジアでの児童買春の現実を目の当たりにした。「児童買春を防いで、子供達が将来に希望を持ち、笑顔で過ごせる世界にしたい」そんな想いから、仲間たちと児童買春を防ぐために力を注ぐ。
フェリス女学院大学 国際交流学部 4年
かものはしプロジェクト 代表
Photo
【インタビュー&原稿製作:田村明日香】
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