久し振りなので色々と書くことがあるよ。 Painless PAINがリリースされました。 音の変貌振りに驚いた人も多いでしょう。(笑) RAP ROCKで来るとは大胆すぎたかな?
トランスを作っていた時にずっと感じていたことがあった。 トランスの高揚感とメッセージ性を もっとダイナミックに表現するということ。 それでいつつ初期moveにあった頭を振り乱し、 飛び回る世界を新たな形で表現したかった。
Painless PAINの歌詞には私も痛く共感した。 「痛みなき痛み」とは様々な見解ができる。 戦争や病んでゆく人間社会などにも通じる。 私は心に傷を負った人や悲しみという事が大好きである。 それはその苦悶の世界から抜け出る術を見つけた証でも あるからだ。
誰もが心に深い傷を抱えたまま人生という 非常に長い道のりを歩んでいる。 つまり傷跡はこれまで辛いことを乗り越えてきた痕跡、 割礼ともいえる。傷跡が多い人程に人間的な愛情や優しさを 見出すのではないだろうかという考え方である。
また、異なる見解では戦争などの解釈である。 果たして我々は戦争の本当の痛みを知っているのだろうか? しかし我々は胸を痛めた事実がある。 そして風化されてゆく現実がある。 本当の痛みを知ること、いや本当の痛みとは何であろうか? これは長年に渡り自分に問いかけている課題でもある。
そして絶望感から見出した祈りや願い、そして希望を 音楽という形にしたいと思っています。 興味本意な愛では無く、無償の愛が溢れんことを願いつつ。
DECADANCEにはかなり激しい情緒が溢れています。 MOTSUのリリックは今まで以上に訴える力と必要性に満ち溢れ、 YURIの哀愁を帯びた世界観で彩られています。 デジタルなロックサウンドとインダストリアルサウンド、 そしてシルクロードに影響を受けたオーケストラ。 ドラマテッィクな作品になりました。 是非、お楽しみに。
最後に、moveはTEXAS(ダラス)でライブをしてきました。 これは突然の依頼だったので驚きました。 今、米国では本当に日本のアニメが大人気です。 アニメのタイアップによってmoveを知った人が多く 存在していました。(最初はホントかねーって感じでしたが) 3日続けて行ったサイン会という慣れない催しも盛況で、 数百人がmoveのCDを手に並んでいる光景にはただ驚くばかり。 本当に楽しい旅となりました。スタッフの皆様にも感謝。
そして国内でも久し振りに巡礼の旅を行う予定です。 今度はクラブやディスコではなく悲願のライブハウス。(笑) これまで未成年がmoveの単独ライブを見れる機会が 皆無だった事、これは非常に辛いことでした。 moveは滅多にライブを行わないので(笑) この機会に是非会いにきて欲しい。 詳細は後日ここで発表されると思います。
PS-BBSに書かれていますが、、 TEXASで行ったライブ中に右眼球を負傷してしまいました。 若干視力が低下していますがほぼ回復しています。 御心配をおかけして申し訳無い。 と、英語で書きたいところだけど長文で力尽きた。 この負傷はPainless PAINでは無かった。 いやー、ホント痛かったよ。(笑)
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