◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 黄色いテント ◆◆◆◆

     真の山旅人を目指す人に贈る
     ガイドブックには載らない山や峠のこぼれ話・・

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆Apr.16,2003 vol.205◆◆◆◆

☆新着リンク(四国)

*KAZASHI TREKKING CLUB
今はメンバーの山行の記録的なHPですが、
今後いろいろと趣向をこらしていきたいと思っています。香川。

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★今週の花

No.251【ウリハダカエデ】
No.252【カジイチゴ】
No.253【アケボノスミレ】
No.254【フジツツジ】
No.255【ザイフリボク】

☆予定した花が掲載できない場合もあります。
☆盗掘は絶対にやめましょう。とっていいのは写真だけ。
美しい自然を美しいまま次世代に。
黄色いテントは自生地の公開はしていません。

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★今週の目次

○ 四国の山
*本尊山(愛媛県)
*六地蔵越〜中連寺峰〜猪ノ鼻(香川県)

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○ 四国の山

☆本尊山(愛媛県)〜松山のとおさん〜

いつも国道378号で双海町を通ると、明神山の中腹から海岸に
迫っている岩山が気になっていた。これが本尊山(187m)だ。
松山から1時間程で、ふたみシ−サイド公園に着く。
海を見ながら準備をしたが、家族連れが犬と遊んでいるので、
なんか変な気分だ。

国道に沿って役場の方へ行き、旧道を東に進んで行く。
すぐに天一稲荷神社に着き、長い階段を登って、お社の左手を
回って、JRの線路を横断した所から山に入って行く。
今日は天気がいいので、長袖では暑いくらい。坂道を登ると汗が
出てきた。
目の前に岩場が現われて、ここらから急な登りとなる。下から15分
で到着。岩場からは双海の町並みが良く見え、のどかだ。


天一稲荷神社

また、10分程で本尊山の山頂に着くが、木々が茂って展望はあまり
良くはないが、間から青い海が見える。草むらの中に四等三角点だけ
あるが、狭い山頂だ。
平安時代に得能氏の城郭があったそうで、戦術的にはベストな位置
だったのだろう。


P−2 本尊山山頂

まだ、登り足りないので、「ゆうゆう山歩き」のように、342mのピーク
まで行くことにする。また去年に断念した明神山への登山道が続いて
いれば、探してみよう。
岩場を回り込み、竹林の中を行くようになり、すこし歩き難い。
やがてクヌギなどの雑木林の中の尾根道を進んで行くと、ピンク色の
ツツジが点々と咲いていて、きれいだった。花の大きさが小さめで、
葉っぱもでているので、よく見かけるミツバツツジではない。
後で調べるとフジツツジと判明した。


P−3 フジツツジ

40分程登って岩場に着くと、急に展望が開ける。
本尊山の向こうに双海の町、伊予灘、牛ノ峰・・・、また新緑もきれいだ。
ここで昼飯にすることに。目の前に白い花を咲かせた木が目についた。
ザイフリボク(別名;シデザクラ)だそうだ。
写真を撮ろうとザックを降ろすと、デジカメがケースから出て、岩場を
カランコロンと落ちていった。スローモションのように、カメラと電池と
CFが分解して、5mほど下の岩棚に。まだ1年あまりなので、がっくり。
気を取り直し、木々にひっかかってるのを拾いに降り、奇跡的に
全部回収でき、電池を入れ直すと、ちゃんと動いた。
意外と丈夫なので、驚きです。また、よろしく。


岩場からの本尊山

ここから342mのピークに向かうが、薮が次第に深くなる。
シダが張り出し、サルトリイバラがズボンに引っかかり、歩き難い。
40分程、悪戦苦闘すると、342mのピークで、小さい祠が奉ってある。
すぐに杉林に入り、開けた果樹園の後のような場所にでる。
明神山の道を探すが、尾根沿いは、はっきりしたものはない。最近は
使われていないだろう。

あきらめて、杉の木についた赤いひもの所から、下っていった。
シダの薮が何箇所かあり、トンネルを這って、くぐる所もあった。
やがてワラビの生えた崩壊地を過ぎ、竹林の中へ。途中で道がわからなく
なる。尾根の方に行くはずだが、竹林を下の方へ下る。次は杉林に。
そして小さな沢を越えると、ミカン畑が見えてきた。地図の堰堤の所に出た
のだ。清家先生も下山のルート取りには注意と書いとられたな・・・・。
集落を降りて、旧道を通り、30分ほど元の公園へ。

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☆六地蔵越〜中連寺峰〜猪ノ鼻(香川県)〜讃岐富士さん〜

19日、天気予報では午後から雨。
6時20分のレーダー画面では日本海に帯状の雨雲。
低気圧のスピードは時速30q。午前中は何とかもつだろう。

雨が心配で時間があまり取れないので、県境歩きで残っている六地蔵越から中連寺峰へ出かける。
途中山本町の産直朝市で野菜&朝食用の柏餅を仕入れ六地蔵越へ。
途中の桜は花びらを路面に撒き散らしている。

峠に車を停め左手の道路標識脇の急斜面をよじ登る。


【登山口】

直ぐに防火帯の広い山道へ。
足下にはワラビ・イタドリが一杯。
少し歩くとのんびり者の山桜が最後の花を咲かしているのが望遠できる。


【桜】

破れ傘も道脇に。
地形図上の六地蔵越と思しきところから薬師峠方面へは踏み跡が続いている。
少し入ってみればススキの原にはタラの木が。
引き返し稜線伝いに中連寺峰を目指す。
要所要所に赤テープ・荷造りテープが付けられている。
途中のクロモジには可憐な花が萌えいでている。


【クロモジ】

立派な巻き道・尾根路を繰り返しながら1時間20分ほどで中連寺峰山頂へ。
山頂の桜は既に終了。
ベンチに腰を下ろし柏餅&コーヒーの朝食?
空は所々に青空が見え、天候はしばらくは持ちそう。

ここで、急遽家族会議。
ここまで来ているのだから、どちらかが旧猪ノ鼻峠へ。残りが車へ。
女房はもう歩きたくないと車を選択。

頂上で別れ、一人で若狭峰へ。
車道には綺麗に砂利が敷き詰められ整備中。
鳥の囀りだけが聞こえる路を若狭峰へ。本日の最高点頂上三角点に挨拶。


【若狭峰】

舗装された四国の道と分かれ尾根路へはいると、広い立派な林道。
やがて、細くなり人工林脇を境界杭を追いながら歩く。
しばらくで車道に近づく。

ここからまた尾根伝いに稜線へ林道が延びている。
極力県界を歩こうと尾根へ上がるが、しばらくで林道も終わりブッシュへ。
赤い杭を追うが途中で見失う。
半袖の為、腕に引っ掻き傷があちこちに。

およその方向を見極め下っていると山道へ。
しばらくで沢を横切る。ここで顔を洗い小休止。
歩き始めると直ぐに舗装路へ飛び出す。
国道猪ノ鼻峠へ3.7qの標識。

中連寺峰から1時間20分程たっているので女房へ連絡。
すると、路が登りと異なりおかしいので登り返しているとのこと。
「踏み跡を下ろうか?」というので周りの風景を確認し「登り返せ」と指示。
地形図も磁石もこちらにあるので心配に。

途中何回か連絡を取ろうとするが一本しかアンテナが立たず連絡が取れない。
少し下る内に3本立ち連絡を取ると、やはり薬師峠方面へ入っていて六地蔵越への
ルートに戻ったとのこと。一安心。途中の松の木には、鮮やかな花が伸びている。

やがて、猪ノ鼻トンネルからの路との分岐点へ到着。
連絡を取ると、六地蔵越の上でワラビ・イタドリの収穫中とのこと。
時間があるので、旧猪ノ鼻峠へ向かう。


【旧猪ノ鼻峠】

峠入り口にはスミレが群落を作りミニお花畑。
まだ時間があるので箸蔵寺へ下ろうかと連絡を取ると、
まだ歩いていない所へは「一人で行っては駄目」との返事。

仕方なく二軒茶屋経由広域林道工事現場で落ち合うことに。
二軒茶屋への登り口からは下の32号線が見え、走っている車も見える。
登っている内に、雨がパラパラと。
傘を出しながら、雨の中の歩きも面白くないと、また連絡を取る。

車は野呂内へ下って走っているがそちらも雨とのこと。
で、引き返し四国の路の途中でドッキングとの連絡を取る。

分岐点を通り過ぎ、しばらく下っている内に前方から車が。
雨が酷くならない内にドッキング成功。

あとは、約束の満濃の焼きたてパンのカ○○ズへ直行。
蛇一匹だけに出合った静かな尾根歩きでした。

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○YELLOW TENT AFTER DARK

★花と山菜。賑やかな山になりました。
キョロキョロしながら歩いています。

★花は目に遺し、山菜は舌に遺す。
食って食って食いまくってやる。
山菜は小麦粉よりも旨いのだ!!

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★投稿の手引き
http://katakuri.sakura.ne.jp/~dnc/88/repoguide.htm

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初投稿はちょっぴり不安で、ちょっぴり勇気が要りますが
山を始めたばかりの方も、ネットを始めたばかりの方も気
楽に投稿して下さい。ガイドブックに載ってない山大歓迎!
里山、裏山、超低山も大歓迎。温泉だって大大歓迎!
特別の投稿フォームはありません。
投稿要領はhttp://katakuri.sakura.ne.jp/~dnc/88/repoguide.htm
宛先は yellowtent@sakura.email.ne.jp

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  ★投稿に写真を添付する場合のお願い ★

横写しの場合は320(横)x240(縦)ピクセルに、
縦写しの場合は240(横)x320(縦)ピクセルに
リサンプルしてください。

全景、登山口、道中、頂上の様子が判るものを3〜5枚選んで添付して下さい。
縦走の場合はこの枚数には拘りません。
他の人の参考になるように、ポイントを押さえた写真をお願いします。
*人物がアップで写っている写真は採用しません。
(知らない人の顔なんか見たって山行の参考になんねえべえ)
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解除(代理解除はしません。自分のことは自分でやろう!)
まぐまぐhttp://rap.tegami.com/mag2/kaijo/ ID「9553」
またはhttp://katakuri.sakura.ne.jp/~dnc/magazine/magazine.htm
Pubzine http://www.pubzine.com/ ID「1470」
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Weekly Mail Magazine 「黄色いテント」
発行人:yellowtent@sakura.email.ne.jp
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