中国新聞スポーツ情報
「力出し切り満足」 五輪マラソン油谷 '04/9/4

 アテネ五輪男子マラソンで5位入賞を果たした、中国電力の油谷繁と坂口泰監督は3日、広島市中区の同社であった五輪報告会に出席した。記者会見で油谷は、元日の全日本実業団駅伝連覇を当面の目標とし、海外レースでの記録更新の意欲も明らかにした。

 報告会では約600人の社員が拍手を送り、健闘をねぎらった。この後の記者会見は、リラックスした様子で臨んだ。アテネのレースについて、油谷は「メダルに届かなかったのは残念だが、力は出し切れた」と切り出した。後半引き離されただけに「揺さぶりをかけられたときに、対応するスピードの強化が今後の課題になる」と振り返った。

 指導者として、初めて五輪に選手を送り出した坂口監督は「自分の力を出し尽くしたという点で、レースは成功だった。百点満点以上の出来だったと思う」と、にこやかな表情で話した。

 今後の予定に関して、油谷は「しばらく休養する。身近な目標としては、連覇のかかる全日本実業団駅伝に貢献したい」と、実業団駅伝2連勝に意欲を見せた。さらに、「3大会連続となる(2005年ヘルシンキ)世界選手権に出たい気持ちもある」とする一方で、好タイムの出やすい海外レースで「記録を狙いたい」と、自己ベスト記録2時間7分52秒の更新を優先する考えも示した。

 坂口監督は「しばらくはゆっくり休養を取らせたい。元日の実業団駅伝には走ってほしい」と期待した。

【写真説明】中電の社内報告会で花束を受け取る油谷(右)と坂口監督(撮影・荒木肇)


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