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選 考 結 果
第十五回日本海文学大賞の第二次(最終)選考会がこのほど東京都内で開かれ、入賞者と作品が次の通り決まりました。今回から新設された「北陸賞」には小説、詩各部門から一作品が選ばれました。贈賞式は十一月二日正午から、金沢市武蔵町の金沢スカイホテルで開きます。
小説
誘蛾灯
中条 佑弥
(東京都杉並区)
詩
お母さんの海
大竹 晃子
(東京都練馬区)
北陸賞(北陸地方にちなんだ優秀作品)
▽小説
「雪空」 畔地里美
(石川県加賀市)
▽詩
「ぶり起こし」 越田 茂(金沢市)
▽小説
◆佳作
「ドン・ビセンテ」田中せり(大阪府吹田市)
〃
「湯ノ川」 木島次郎(新潟県柏崎市)
▽詩
◆佳作
「ヨンベさん」 加藤雄三(神奈川県海老名市)
〃
「つつむ」 中下重美(兵庫県三田市)
〃
「イグジステンス」樹里越都(石川県内灘町)
小説部門の大賞受賞作「誘蛾灯」は、妻を失った主人公が遺骨を海にまきに行くとき、小学校の同級生だった僧に出会うところから始まります。道すがら、妻との出会いを語り、当時を回想します。夏には一緒に蛍を見に行ったり、襲来した台風で荒れる海に落ちた妻を救う主人公。二人の情愛を味わい深くつづった作品です。
入賞者紹介と選評は十一月一日付朝刊に掲載します。また、「誘蛾灯」は同日付朝刊から発言のページで、北陸賞の「雪空」は同日夕刊紙面から連載を開始します。いずれもホームページに掲載します。
第2次選考会の選考委員 ◇小説 作家・高田宏、同・新井満、同・松本侑子、同・安部龍太郎◇詩 詩人・秋谷豊、英文学者・福田陸太郎、詩人・西岡光秋、同・岡崎純
■第15回日本海文学大賞要項
(公募は締め切りました)
■第15回日本海文学大賞 154点、第一次選考へ
■第15回日本海文学大賞 本選へ小説7編、詩30編
【日本海文学大賞 小説部門】
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の受賞作はご覧いただけます
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第15回(平成16年)大 賞「誘蛾灯」 中条佑弥
■
〃 ( 〃 )北陸賞「雪空」 畔地里美
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第14回(平成15年)大 賞「じっちゃんの養豚場」木下訓成
■
第13回(平成14年) 〃 「紅蓮の闇」 賀川敦夫
■
第12回(平成13年) 〃 「増毛の魚」 藤田武司
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第11回(平成12年) 〃 「星をひろいに」 高橋あい
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第10回(平成11年) 〃 「赦しの庭」 舘 有紀
■第9回(平成10年) 〃 「日かげぐさ」 柳井 寛
■第8回(平成9年) 〃 「潮境」 湯浅弘子
■第7回(平成8年) 〃 該当作なし
■第6回(平成7年) 〃 該当作なし
■第5回(平成6年) 〃 「枝打殺人事件」 中根 進
■第4回(平成5年) 〃 「てんくらげ」 河島 忠
■第3回(平成4年) 〃 「クロダイと飛行機」 浜田嗣範
■第2回(平成3年) 〃 「海鳴りの丘」 間嶋 稔
■第1回(平成2年) 〃 「五里峠」 渡野玖美
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