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日本女子、メキシコ破って4大会連続W杯決めた

日本女子代表 女子W杯予選プレーオフ第2戦(12日、国立)で女子日本代表が、米国W杯(9月20〜10月12日)出場権を獲得した。国内女子の試合で史上最多、1万2000観衆の声援を受け、後半11分、MF沢穂希(さわ・ほまれ)(24)=アトランタ・ビート=がヘディングで先制弾。同38分、FW丸山桂理奈(20)=日体大=がダメ押し点を決めて、メキシコに2−0快勝。2戦合計4−2で、4大会連続のW杯切符を得た。〔写真:完勝でW杯切符。日本女子代表が喜びを爆発させた=撮影・山田喜貴

 うっとうしい曇り空を吹き飛ばすように、大和撫子の笑顔が輝いた。1万2743人。国内女子公式戦、史上最多の観衆を集めた運命の一戦で、日本が底力を発揮した。2−0快勝。最後の最後、16番目のW杯代表の座を、見事にゲットだ。

 「大歓声が力になりました。サポーターに感謝したいです」

 W杯の扉をこじ開けたのは、エース沢のヘディングだった。後半11分、MF山本(田崎)のクロスにドンピシャ。ボールは左に飛んだ相手GKの手に触れながら、ゴールに吸い込まれた。待望の先制点。値千金の一撃で、95年、99年大会に続き、自身3度目のW杯出場を手にしたのだ。

 苦しい道のりだった。予選を兼ねたアジア選手権(6月9〜21日、タイ)は4位で、プレーオフへ。メキシコとの第1戦(5日)はアウエーの10万大観衆のなか、標高2240メートルの高地の薄い空気に苦み、2−2ドロー。フラフラの日本を蘇生させたのは、沢の意地だった。米国でのW杯開催。米女子プロリーグのアトランタ・ビートに所属して3年目。海外移籍した女子選手の先駆者としての、熱い思いだ。

 「米国では注目の大会。関係者に見てもらえる機会は他にはない。他の日本選手にとっても、大きなチャンスなんです。負けなくてよかった」

 W杯前、沢にはもう1つの大仕事が待っている。目下首位を走るアトランタを、優勝に導くことだ。さっそく13日に渡米し、16日からのリーグ戦に備える。1年目はプレーオフ決勝で、昨年は同準決勝で敗退。優勝への思いは強い。

 「優勝を決めて、日本代表に合流したい。W杯では、まず1勝、個人的にはゴールとアシストを決めたいです」。存在感はまさに女性版・中田英寿。世界を知る沢が、日本をさらなる高みへ導く。

★川淵キャプテン、ボーナス支給

 日本サッカー協会の川淵三郎キャプテン(66)は、女子日本代表選手に一律30万円のボーナス支給を決めた。当初、W杯出場の場合は20万円の予定だったが「ことし一番うれしいニュース。これだけお客さんが集まったのも女子サッカー史上初めてで、ファンを増やす絶好の機会でアピールしてくれた。ボーナスも多めに出す。選手は喜んでくれた」と説明した。女子代表の活動に関して、これまで日本協会の金銭的援助はなかったが、川淵キャプテンが就任後に改善。5000円の日当も支給されるようになった。大仁邦弥・女子担当技術委員は「今後規定を作り、W杯も1次リーグを突破したら支給したい」。アルバイトなどで活動費を工面する選手も多い、女子代表。強化体制作りも着々と進む。

★アシストの大部主将、勝利に涙

 主将のDF大部(YKK)がダメ押しの2点目をアシストした。後半38分にFKをゴール前にフワリ。メキシコDF陣の混乱を誘い、FW丸山(日体大)のゴールを呼んだ。自身95年大会以来2度目のW杯出場切符に「ここまで長かった。ホッとしています」と大粒の涙をこぼした。

★丸山ラッキーガールだ、途中出場で2点目

 後半33分から出場のFW丸山(日体大)が大仕事。登場5分後にDF大部(YKK)のFKをワンタッチで決めた。「ゴール前に走ったら、いいボールが上がってきた。触っただけです。最初はわからなかったけど、みんなが飛びついてきたので、ゴールとわかりました」。W杯でもラッキーガールになりそう。

  ◆守備的MFとして相手攻撃の芽を摘んだ宮本(伊賀)「プレーオフに回ったけど、結果的に多くの人に見てもらえたので、日本サッカーのためにはよかった」

 ◆沢のゴールをアシストしたMF山本(田崎)「W杯は初出場だけど、いけるところまでいきたい。足元の技術では負けていないと思う」

 ◆女子日本代表・上田栄治監督 「厳しい戦いを通じて、選手は一戦ごとにたくましくなった。強い相手と対戦すると大崩れするところがあったが、少しずつ改善されている。W杯の目標はベスト8(1次リーグ突破)です」

★女子日本代表★
位置 氏名 所属 年齢 身長 体重
GK 山郷のぞみ さいたま 28 164 60
12 福元美穂 岡山湯郷 19 164 65
21 小野寺志保 日テレ 29 163 52
DF 大部由美 YKK 28 167 62
磯崎浩美 田崎 27 163 52
山岸靖代 伊賀 23 163 62
14 宮崎有香 伊賀 19 164 58
25 矢野喬子 神奈川大 19 164 55
MF 川上直子 田崎 25 156 50
16 山本絵美 田崎 21 158 53
酒井與恵 日テレ 25 158 48
小林弥生 日テレ 21 156 50
13 中地舞 日テレ 22 154 45
宮本ともみ 伊賀 24 168 59
10 澤穂希 アトランタ 24 163 57
20 宮間あや 岡山湯郷 18 158 51
FW 11 大谷未央 田崎 24 160 49
17 鈴木智子 田崎 21 166 54
荒川恵理子 日テレ 23 166 55
19 大野忍 日テレ 19 154 50
18 丸山桂里奈 日体大 20 162 56

★女子W杯の強豪★

★日本女子のW杯成績★
▼91年中国大会
1次L ●0−1ブラジル
●0−8スウェーデン
●0−3米国
▼95年スウェーデン大会
1次L ●0−1ドイツ
○2−1ブラジル
●0−2スウェーデン
準々決勝 ●0−4米国
▼99年米国大会
1次L △1−1カナダ
●0−5ロシア
●0−4ノルウェー
★女子W杯米国大会出場国★
▼アジア 北朝鮮、韓国、日本
▼アフリカ ナイジェリア、ガーナ
▼北中米カリブ海 米国、カナダ
▼南米 ブラジル、アルゼンチン
▼オセアニア 豪州
▼欧州 ドイツ、ノルウェー、ロシア、スウェーデン、フランス
▼自動出場国 中国
 女子サッカー界をリードするのは米国。第1回の91年中国W杯と、99年米国W杯で優勝。01年には女子サッカープロリーグ(WUSA)が世界で初めて開始された。95年スウェーデンW杯ではノルウェーが優勝。男子同様、高さを武器としたハイボール戦術が持ち味。イタリアも、ロナウド(レアル・マドリード)の妻ミレーネが所属するセリエAなどがあり、盛ん。北朝鮮は、W杯予選として行われた先のアジア女子選手権準決勝で日本を3−0で破るなどして優勝。国を挙げての強化策で、アジアの盟主に君臨している。

★メキシコ監督「よくここまで」

 メキシコ・クエジャル監督は「選手は非常に努力してきた。よくここまでこられた」と選手をたたえた。男子は昨年のW杯にも出場するなど強豪として知られる。女子は国内リーグも存在せず、強化は困難。それでも同監督は「このチームは若い。能力を伸ばして世界のトップグループに入りたい」と意欲的。

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