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the music Laboratory cube:
末正幸穂(ボーカル)/岩野道拓(作曲・編曲・キーボード)/O2-Ken(VJ・カメラ・映像編集・サンプリング・作曲)/小池由朗(作詞・ベース)
Interviewer:muzie/BBA
昨年12月14日に行われた渋谷RUIDO K2での新メンバー加入後初のステージを終えてのインタビューです。
 [ライブを終えて]
【muzie】:今年はこれで終わりですか?
【小池】:そうですね。
【muzie】:このメンバーでのライブは初めてですか?
【小池】:そうです。
【muzie】:(前回の活動から)どれくらいのブランクがあったんですか?
【小池】:半年くらいです。
【muzie】:でも、ぜんぜんそうとは思えないくらいのステージでした。
【岩野】:いや、彼女が本番に強いというか。安心して任せられます。
【小池】:今までやってきた曲と新曲1曲なんですけどね。
【muzie】:じゃあ以前の時の曲を今もやってるみたいな?
【岩野】:そうです。楽曲そのものはこれからもずっと大事にしていきたいです。
【muzie】:新しく加入された末正さんは、今までは何やられていたんですか?
【末正】:今までは一応歌を歌いながら、バンドはやってなかったんですけど、ちょこちょこと。
【小池】:メンバー募集のサイト「with 9」に、私が先に募集を出しました。で、彼女が是非一回っていう話になって、歌ってもらったんですよ。それで、うちの楽曲のこれまでのイメージと凄く近い声質なので大丈夫だろうということで、うちのメンバー全体で是非、ということになりました。
 [新生the music Laboratory cube]
【muzie】:現在のメンバーはこの4人なんですか?一応確認で担当を…。
【小池】:ベースとリーダーの小池(由朗)です。ボーカルの末正(幸穂)。キーボードと作曲の岩野(道拓)。 あとVJと作曲など多岐に渡ってやってもらってるO2-Kenです。
【muzie】:以前の活動も含めて、これまで活動されてる期間というのはどれくらいなんですか?
【岩野】:2年目です。
【muzie】:これからもライブハウスでやっていく予定ですか?
【小池】:私たちはインターネットのほうで楽曲を発表したりということがメインなんですけれども、半年に1回はライブが出来るような形にしたいですね。
【岩野】:機会があればやってみたいとは思うんですけれども。
【muzie】:でも今日のライブを見せてもらって、VJの人とのコラボレーションは初めて見ました。いわゆる(バンドスタイルの)ライブでは。
【小池】:主にクラブとかでは良くあるんですけれど、ここで彼(O2-Ken)が少し取り入れようということで。ポップスではなかったと思います。
【muzie】:そうそう、しかもカメラでステージが見えないっていうね、それはちょっと新しいと思う。(注:ある曲でライブ中に幕が下がり、プロジェクターに映像が投影され、ステージの状況は、途中挿入されるステージ上のカメラの映像でしか観客からは見えない。)
【小池】:本当はステージが見えた状態で映像が流せれば良かったんですけれど、今回はどうしても幕が降りて隠れてしまうということがあったんで、それを逆手にとった発想で。
【muzie】:確かにそれのほうが「おっ!」と思う。もしかしたら、何も言わないでいきなり幕が下りてきて映像が投影されるとか、そういう演出にしたらもっとお客がビックリするかもしれない。
 [2枚のアルバム]
【muzie】:ちなみにネットで楽曲を発表していて、CDがものすごい枚数売れていますが…。今って何枚くらいでしたっけ?
【小池】:今は3千作ってたぶん2千数百枚は売れてるかと。
【岩野】:そうですね、ファーストアルバムのほうが。
【小池】:で、セカンドもじわりじわりと。
【muzie】:インディーズで1千枚いったら全然OK、2千枚ってなかなか難しい。例えば大手の流通に乗っているインディーズのものでも、普通は2千とかなかなかいかないので、ネットだけで2千行くというのは相当なものですよ。
【小池】:今回VJの途中でアニメーションが出たと思うんですけど、あれは、森野あるじさんという方のFlashアニメ[YUKINO]で使われた私たちの[snow dAnce]という曲がインターネットで発表された時に、そちらのサイトで見て感動された方が口コミで広めてくれたようです。中学生の方たちとかがお昼の放送とかでかけたり、友達に宣伝したりとか車の中で聞いたりとか職場でかけて周りに広めていったりと。そんなこともあって、あのファースト・セカンド共にあわせて二千枚くらいというのも繋がっているんじゃないでしょうか。
【岩野】:下はちっちゃい子供から上は大人まで幅広く支持されてます。
【muzie】:それがやっぱりネットの凄いところというか。結構感想とかも送られてきたりとかはしましたか?。
【岩野】:そうですね。曲を提供してくださいとかそういうのもぼちぼち。
【muzie】:へー。でもそういうネット上でのコラボレーションというか、そういう動きがあるのはミュージー的には非常に面白いというか、やってる甲斐があります。実際、ネットだけで2千枚以上売った事実には驚いていますし。
【岩野】:うちらも驚いてますね。
【小池】:こんなに良いのかな?っていう。
【岩野】:だって信じられない金額が振り込まれてますから。ええ〜!って。
【小池】:何買おうかなとか(笑)。
【muzie】:一つあるのは「レーベルを作る」ことかな。ミュージーで「tetraplerap」というバンドがいて、彼らはCDを自主で作り流通に乗せたら、もの凄い枚数売れて、結局自分たちレーベルを立ち上げたっていうのがあるので、そういう方向も面白いかな、と思いますね。
【小池】:今はまだ全然やってないんですけれど、一応名前だけレーベル名はあります。まだ全然大きな流通にのせたりするというわけではないんですけれども。
【muzie】:後は映像向けにいろいろ楽曲を提供していき、DVDにまとめるとか。そういう話はまだ?
【小池】:一応まだ全然出来てないんですけれど、有志の方でドラマCDを作られている方たちに、エンディングテーマを作ったり楽曲提供したりとかは話があります。
 [デジタル系ポップスとライブ]
【muzie】:先ほどは今回のようなライブはあまりやらない、ということを言ってましたね。
【小池】:デジタル系ポップスを集めてのイベントをやってみたいな、というのがあるんですけれどね。まあ、なかなかそういう機会もあんまりなくて。コスプレ系のイベントはありますが、ちょっとcubeとはキャラクターが違うかな?と。
【muzie】:ああ、なるほど。
【小池】:難しい打ち込みとかを使ったテクノとか癒し系とかそういうインスト系になっちゃうとそれとはまた経路が違うしロックでもないし。ほんとポップスの位置づけで、なかなかそういう機会に恵まれてないですね。
【muzie】:デジタル系ポップスのバンドってライブが出来るバンドがあまりいないっていうか。宅録じゃないけど、レコーディング重視っていうか。そういうアーティストが多い中で、(ライブ演奏できる)曲が結構きっちり出来ているからそれがいいかな、と。
【小池】:私が元がロックバンド出身ということもあり結構ライブ推奨派で、やっぱりライブでお客さんと一緒に、ということがあったので、「ライブやろう」とよくみんなに言うんですけれど、でもやっぱ曲が固まってからライブやりたいとか、他のサポートメンバーに頼ってるところとかもあって、その調整がなど難しいところがあります。
【岩野】:やはり現在ギターを弾いてくれている彼(サポートギタリスト)次第っていうのが大きいので、まあ、もうちょっと他にも時間に融通がきくギタリストを見つけたいなと。今日彼三連チャンでやってるんですよ。
【muzie】:え、次のバンドも? 。
【岩野】:はい。そうです。
【小池】:っていうかギタリストが極端に少ないんですよね。
【岩野】:彼がこのイベントでるから僕たちものろうという感じです。
【muzie】:じゃあ、新生ミュージックラボラトリーでライブをやって、その後はどういった活動を?音源を作るとか。
【小池】:そうですね。また音源を作ったり。あとはVJの方面でホームページにもあるんですけれど新曲の「over dive」のプロモーションビデオを作ってまして、それをアップしたりとか。あとは、もう今更なんですけれど浜崎あゆみさんがDVDと一緒にセットで売ったりとかされたじゃないですか?それで僕たちの[Team cue-v]ていう映像班はそれも意識してまして、CDエクストラにしてパソコンで聞くと映像と一緒に音楽を聴けるという事もちょっと意識してるんですけれど。
【岩野】:ホームページ上でも展開していきたいな、と。
【小池】:映像の素材を集めたり、また楽曲をつくったり、レコーディングをしたりっていうのはしばらくは続くのかな。その中でまたライブをやろうかっていう話が上がってきたらやるっていう感じですね。コンスタントに定期的にライブをやるっているのは打ち込みバンドの場合は準備にかなりの体力を使ってしまうので。特に岩野君に打ち込みはお任せなので(彼の)身がもたなくなってしまう。
【岩野】:CDの音源とは別にライブ用でもう一度1から作り直して、響きとかも全部予想しながらやってる部分もあるんで。まあ、思ったのは少しスパンを短くして3ヶ月に一度くらいできたらいいかな〜というのはありますね。
 [新規加入して]
【muzie】:新しく入ったバンドは楽しいですか?
【末正】:楽しいですよ。今ほんとにすごく楽しいです。
【muzie】:前任のボーカルを意識したりとかはしています?全く自分の歌でやってるんですか?
【末正】:なんだろう。意識してないって言ったら嘘になるけど、でもそう言っていても始まらないので、自分の歌を歌ってます。
【岩野】:「自由にやってくれ」って感じでやってます。
【muzie】:ああ、じゃあお互いに良い出会いというか。
【小池】:でも今回のWith9のボーカル募集では、いろんな人が来たんですけどね。当日ドタキャンされたりとか全然歌えなかったりとかとんでもないことが多かったんですけれど…。
【muzie】:メールには気合い入ってるけれど…?
【小池】:もう10通くらい一人の方からもらったことがあったんですけれど、でもなんか内容がなくて会う気あるのかなこの人みたいな(笑)。あとやっぱり今って椎名林檎さんとか意識したような、女性でもちょっと強い歌を歌うていう人が来たがってて、うちの曲を聞いたら全然なよいからイヤだっていう切られ方も(笑)。
【岩野】:テンションが低いからイヤだとかも。要するにジャンル的にうちらは流行りではないんですよ。今の主流とは。独自の世界観を持った歌詞やサウンドの椎名林檎とか。自分でギターもって歌うような感じのが流行ってるみたいで。
【muzie】:でも単にジャンルが細分化されてきたっていうだけで、たぶんこういうジャンルはずっと続いていくと思いますよ。
【岩野】:10年後も聴ける曲を目指して。
【小池】:下手に流行りの言葉とか英語の歌詞とか入れちゃって、後で廃れて聴いて恥ずかしくなるよりは、いつ聞いても恥ずかしくなく聴けるというのが意識としてあるので。
 [今後の可能性]
【muzie】:ミュージーもインフラの回線スピードが遅い頃からやっていて、音しかデータのやりとりが出来ないって言う状況でしたが、今ってブロードバンドになってきて、この先ってやはり映像だと思うんですよ。それをいち早くインディーズでありながら、映像も取り入れるというのは先取りしてる気がするんですよね。(映像のオペレーションを)ステージ上でやってもいいのかなていうのもありますけどね。 (※注:当日、映像のオペレーションはフロア後方から行っていた。)
【岩野】:大丈夫ですよ。(バンドの)後ろでブース組んだりして。
【muzie】:以前、GREAT3というバンドのメンバー2人が別でやっている「ラスベガス」っていうインストのユニットを見たことがあって、鍵盤とベースとドラムがいるんだけど、もう一人上手(かみて)にノートパソコンを足組んでいじってる人がいたんですよ。何をやってるか分かんないけれどその人もメンバーっていう(笑)。音はめちゃめちゃ格好いいんですが。
【小池】:それは理想ですね(笑)。けんちゃん(O2-Ken)、いいんじゃない?ボーカルの横にいたり。
【muzie】:あれをステージ上でエンターテイメントとして見せるのもありかなと。
【小池】:まあライブハウスでやろうとしてもそれだけの設備がないっていうのがありますね。プロジェクターと投影機を買って発電機もこう焚いて。
【岩野】:いっさいライブハウスに頼らない(笑)。
【muzie】:それくらいになったらライブハウスの中でも目をひくというか。最後に、今後の抱負などはありますか?
【O2-Ken】:メンバーにカメラを増やしたい(笑)。抜けても気づかないような。
【岩野】:VJのはいった新しい作品を2004年に出したいですね。一年計画くらいで。
【muzie】:ありがとうございました。
[今後のライブ予定]
2月14日(土)初台THE DOORS
3月10日(水)渋谷RUIDO K2
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