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ハローペット
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夢丸は、近ごろ娘の“伝書犬”
相本久美子さん (タレント・女優)
相本さんとどこか似た雰囲気の愛犬・夢丸。「耳が大きいところがチャームポイントです」=東京都世田谷区で
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<犬> ★夢 丸(ヨークシャー・テリア 1歳10カ月オス)
「夢丸」とは、なかなかすてきな愛犬の名前。
「犬を迎える前に、娘とふたりで考えておいたんです。でも母は、『散歩で犬の名前を聞かれたときに、夢丸なんて恥ずかしくて言えない』と抵抗していましたよ。結局、すぐに慣れちゃいましたけど」
●遅れて来た子犬
相本さんは娘さんと2人暮らしだが、相本さんが仕事のときは、お母さんもよく来てくれる。犬を一番ほしがったのは、現在高校生になる娘さんだ。
「小学生のころから犬を飼いたがっていました。でも、ちゃんと世話できる年になるまで待たせようと思って、うちのマンションはペット禁止だからだめなのよ、と言ってきました。ほんとはペットOKなんですよ。娘が高校生になり、やっと飼うことにしたんです」
相本さんも子供のころに、コリーやポメラニアンなどいろいろな犬と暮らしていた。そこで、今回選んだのは、ヨークシャー・テリア。
「かわいいなあと思いながら、飼ったことがなかったし、いきなり大型犬は娘には無理ですから」
ところが、早々と名前を決めたものの、その「夢丸」には、なかなか出会えなかった。
「何軒もペットショップを回りました。娘はヨークシャーの子犬を見つけると、すぐ連れて帰りたがりました。でも健康面が不安だったり、どこかピンとこなかったり…。15年も一緒に暮らす犬ですからね、安易に選べません」
1カ月ほどたち、あるペットショップの店頭に張ってあった子犬の写真に、はっとした。
「すぐ店の人に、この写真の犬に会いたいと言うと、奥から連れてきてくれて、見たらもう…! これまでの子犬とは、目の輝きが違いましたね」
さすがに相本さん、目が高かったようで、その犬は血統がよく、値段もなかなかのもの。予算より5万円ほどオーバーしてしまい、またまた「ウーン…」。すると娘さんが「私もおこづかい出すから!」。
「これでやっと決まり。でも、生後3カ月までは親犬と離さないほうがいいと言われ、さらに1カ月待たされました」
●「ごめんなさい」
ついに来た待望の夢丸は、性格も社交的で、ほえないし、理想的な犬だという。
「これさえなければ、という困った点がないんですから。しいていえば、関節が少し弱いので、気をつけるようにと獣医師さんに言われています」
さて娘さんは、ちゃんと世話してる?
「全然。バスケの部活から帰ってきて、男のきょうだいみたいにドタバタ遊ぶだけです。でも、夢丸は家族のいいクッションになってますね。たとえば、娘が母とケンカした後、夢丸の首に『ごめんなさい』と書いた手紙をくっつけて、『おばあちゃんのところに行ってこーい!』。“伝書犬”です」
夢丸も、遊ぶときは娘さん、甘えたいときはお母さん、と気分によって相手を変える。もちろん、ボスは相本さん?
「私はアメだけの母と違って、ムチもありますからね。でも私にとって、夢丸は孫のような感じ。娘とは違う、どこまでもかわいい存在なんです」
しっかりものの相本さんが、一番リラックスできる相手なのかも。
文・宮晶子
写真・小河慶一郎
あいもと・くみこ 1958年生まれ。東京都出身。1976年から日本テレビ『TVジョッキー』に出演し、アイドルに。その後、バラエティーのほか女優としても活躍。現在、テレビ朝日『おみやさん3』などに出演。
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