用語集

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アイコンタクト [eye contact]
 視線を合わせることにより、感情的・情緒的交流がなされること。

アイデンティティ
 [identity] →自我同一性

アセスメント [assessment]
 援助を開始するにあたって、問題状況を把握し理解するソーシャルワーク(社会援助の方法)のプロセスのひとつ。クライエント(援助の利用者)の問題 状況の確認、情報の収集と分析、クライエントに対する援助の方法の選択と計画までを含む広い概念。初期評価、事前評価、査定と訳されることもある。

アテトーゼ [athetosis]
 四肢、体幹、顔面に出現する不随意性の異常運動で、捻転、屈曲、伸展など様々な運動をみる。錐体外路系諸核の病変に起因することが多い。

アドボカシー [advocacy] →権利擁護

アビリンピック
 全国障害者技能競技大会のこと。障害者に技能労働者として社会に参加する自信と誇りを与えるとともに、その雇用の促進に役立てることを目的として昭和47年から毎年開催されている。競技種目は機械製図など19種目で、一定以上の成績を修めたものについては各種協会の試験免除等の特典が与えられる。

アプガールスコア [Apgar score]
 胎児が出生した後、仮死の重症度を評価するために用いられる指数。心拍数、呼吸、筋緊張反射、咽頭反射、皮膚色調について評価する。10点満点で採点し、0〜3点は重症仮死、4〜6点は軽症仮死と診断される。

アライメント [alignment]
 主に四肢の基本的軸のあり方のこと。なかでも膝関節を中心とした下肢軸について用いられる。他にも?骨折整復後の両骨片の位置関係、?関節の相互の位置や適合性、?義肢装具のパイプ、支柱、継手などの位置関係、などに用いられる。 

アルコール依存症 あるこーるいぞんしょう [alcoholism]
 長期にわたり大量飲酒から脱することのできない状態をいい、身体依存の状態にいたると離脱症状がおこる。

アルツハイマー病 [Alzheimer’s disease]
 初老期痴呆の代表的疾患のひとつで、大脳のびまん性萎縮をきたす原因不明の変性疾患。40〜50歳代にかけて発病し、かなり速やかに進行する。初期症状としては記銘力障害、空間的・時間的見当識障害がみられ、稀に失語、失行、失認もみられることがある。

アンビバレンス [ambivalence]
 両面感情・両面価値ともいう。一般には、同じ対象に対して相反する感情、特に愛と憎しみをもつことをいう。





家と樹木と人物描写検査 いえとじゅもくとじんぶつびょうしゃけんさ [theHouse Tree Person technique;HTP]
 絵画による人格検査。家と木と人物の3種類の絵を自由にかかせ、さらにそれらの絵に関する質問を行い、形の異常や質問に対する反応からパーソナリティを分析する検査。

育成医療 いくせいいりょう [medical treatment for physically handicapped children]
 児童福祉法20条に定められた身体障害児(18歳未満)の生活の能力を得るために必要な医療費公費負担制度。育成医療の給付は、厚生大臣または都道府県知事が身体障害者福祉法の規定により指定する医療機関(指定育成医療機関)に委託して行う。

意識障害 いしきしょうがい [consciousness disorder]
 知覚、注意、認知、思考、判断、記憶などすべての精神活動の一過性ないし持続的な障害。

意思伝達装置 いしでんたつそうち [communication aid]
 全身の麻痺や筋力低下にあわせて発声が困難な場合など、言葉や書字、ワープロ等のキーボード操作といったコミュニケーションがいずれも難しい場合に用いられる用具。機器の構成としては、コンピューターとモニター、入力用センサー、ソフトウェアのセットで使うのが一般的。

移乗動作 いじょうどうさ [transfer]
 ベットと車椅子間や、車椅子と便座間等の乗り移りの動作。移動の前後で平面が変わるときに用いられる。日常生活動作の分類、訓練などで重要なもののひとつ。この動作を習得することにより、行動・生活範囲が拡大される。

異食 いしょく [pica]
 普段誰も口にしないようなものを食べること。例えば、土、衣類、紙、自分の排泄物など。

一般健康調査質問紙法 いっぱんけんこうちょうさしつもんしほう [General Health Questionnaire;GHQ]
 精神症状・神経症状の把握を目的とした自己記述式質問紙法のテスト。

イヤモールド [ear mold] 
 補聴器使用にあたって耳栓部があわない場合、音漏れとなりハウリング(ピーピーという音)を起こす。このことを防ぐために外耳道の型を取って作成する耳栓のこと。耳からイヤホンが落ちるのを防ぐ目的もある。 

医療ソーシャルワーカー いりょうそーしゃるわーかー [medical social worker;MSW]
 保健・医療機関におけるソーシャルワーカー。主に病院において、医療スタッフとの連携のもと、疾病や障害によって生じる社会生活上の諸問題をもつ患者やその家族に対して援助活動を行う。単に院内での患者の援助にとどまらず、退院後の地域における支援体制の構築や社会資源の開発、自助組織の育成等地域に向けた業務も含まれる。

インクルージョン [inclusion]
 1980年代以降、米国の障害児教育領域において、注目されてきた考え方。障害の有無にかかわらず、また能力にとらわれることなく、あらゆる児童が地域社会における学校教育の場において包み込まれ、それぞれに必要な援助が保障された上で教育を受けることを意味している。

陰性症状 いんせいしょうじょう [negative symptom]
 統合失調症の症状のうち、臨床的貧困症候群をいう。状態像としては、感情 鈍麻、思考貧困、意欲・自発性欠如、無快楽症などが含まれている。対比語として陽性症状がある。

インテーク面接  いんてーくめんせつ [intake interview]
 受理面接とも呼ばれる。ソーシャルワークの援助過程の初期の段階をさし、来談者の相談理由を中心に情報を収集して問題を明確にし、機関の機能に照らして取り扱えるか否かを決定するまでの期間で、通常1〜2回の面接で終わる。

インフォームドコンセント [informed consent]
 患者の生命・身体についての価値判断の最終決定権は患者にあるという患者中心の考え方に基づいて、患者の知る権利と医師の説明義務の履行を前提とした医師と患者間の十分な合意のこと。

インペアメント [impairment]
 日常生活や社会生活上の困難をもたらす心身そのものの障害状況。WHOの 「国際障害分類試案」では、「心理的、生理的又は解剖的な構造又は機能のなんらかの喪失又は異常である」としており、形態異常を含む概念である。 障害の三つのレベル(機能障害→能力低下→社会的不利)の第一段階にあたる。





ウィルソン病 [wiilson's disese]
 先天性銅代謝異常で、銅が肝臓と脳に過剰に蓄積する。進行性の知能障害、錐体外路症状(歩行障害、細かい手の振えなど)、肝硬変、角膜への銅沈着が特徴。10歳前後に発病。

ウエクスラー児童用知能検査 うえくすらーじどうようちのうけんさ [Wechsler Intelligence Scale for Children-Revised;WISC-R]
 ウエクスラーによって作成された児童用知能検査。適用範囲は5〜15歳。

ウエクスラー成人用知能検査
 うえくすらーせいじんようちのうけんさ [Wechsler Adult Intelligence Scale-Revised;WAIS-R]
 ウエクスラーによって作成された知能検査。適用は16歳以上。検査全体を言語性検査と動作性検査に分け、それぞれ知能指数が算出できるようになっている。

ウェルニッケ失語 うぇるにっけしつご [Wernicke's aphasia] →感覚失語

迂遠
 うえん [circumstantiality]
 話が回りくどく、要領を得ないこと。思考目標は見失われていないが、そこへ到達するまでに長い時間がかかる。知的障害、脳器質性障害には多少この傾向が見られるが、てんかん患者にも見られることがある。

内田クレペリン精神作業検査 うちだくれぺりんせいしんさぎょうけんさ [Uchida-kraepelinscher Rechentest 独]
 心理検査の一種。1分単位の連続加算を15分作業ー5分休憩ー15分作業という形式で行い、1分ごとの作業量を作業曲線に表し量的・質的に分析する。

うつ状態 うつじょうたい [depressive state]
 気分の抑うつ、意欲低下、生命感低下、うち沈んだ表情、思考と行動の減少ないし緩慢化を特徴とする状態。

うつ病 うつびょう [depression,melancholia]
 抑うつ気分や悲哀感等の感情障害、思考障害、意欲低下、睡眠障害、抑うつ状態の日内変動等を主症状とする情動性精神障害。希死念慮(死にたいと願うこと)、自殺企図を示すこともある。

運動失語 うんどうしつご [motor aphasia]
 脳の器質性障害による失語症の一型。他から話されることばは理解できるが、自分は話せない。黙ったままか、簡単な音節の繰り返しか簡単な単語を自動的に繰り返すだけである。種々の失書や失談をともなうことがある。





壊死 えし [necrosis]  
 生体の一部の組織・細胞が非可逆的に損傷された状態。特に虚血による壊死を梗塞といい、代表的なものに脳梗塞、心筋梗塞があげられる。

S−M社会生活能力検査 えすえむしゃかいせいかつのうりょくけんさ
社会生活能力を測定する検査。身辺自立・移動・作業・意志交換・集団参加・自己統制の6つの領域にわたり、130項目が配列されており、社会生活年齢(SA)、社会生活指数(SQ)で表される。

エディプスコンプレックス [Oedipus complex]
精神分析の用語で、フロイトが理論化した概念。幼児が同性の親と競争して、異性の親を求め、同性の親の死を願う、抑圧された願望のこと。

エバリュエーション(事後評価) [evaluation]
 問題解決のための援助活動がなされた後に行われる事後評価のこと。展開してきた援助過程の効果と効率について測定し、クライエントとともに評価し、援助の終結を決定することを目的としている。

嚥下困難 えんげこんなん [dysphagia]
 口腔・咽頭・食道に何らかの原因で、食物が円滑に運ばれない状態。消化器の異常のみならず、神経疾患、舌ガン、咽頭や食道の急性炎症・腫瘍など周 囲からの圧迫などが原因となる。X線・内視鏡検査などを行って原因を確かめたうえで治療する。

円座 えんざ [cutout cushion]
 褥瘡の予防あるいは治療用に用いられる用具、扁平なドーナツ型をしており、中心部は除圧のために穴があいている。ただし効果は少ないとされている。

援助付き雇用 えんじょつきこよう [supported employment]
 障害者が一定期間賃金を得ながら、就労支援組織のジョブ・コーチ(job coach)によるマンツーマンの職業生活上の指導を受けるアメリカの就労支援システムで、オン・ザ・ジョブトレーニング形式を取る。施設内で行われている職業指導に比べて臨場感があるという利点から就職実績が上がるといわれている。

エンパワメント [empowerment]
 人とその人の環境との間の関係の質に焦点をあて、環境を改善する力を高め、自分たちの生活のあり方をコントロールし、自己決定できるように支援し、かつそれを可能にする公正な社会の実現を目指す過程のこと。





大脇式知能検査 おおわきしきちのうけんさ
精神年齢1歳10月〜6歳まで適用する知能検査。赤・白・青・黄の積木を並べて、カードで提示した模様を作成する。合格数から精神年齢(MA)、知能指数(IQ)が算出される。

大脇式盲人用知能検査 おおわきしきもうじんようちのうけんさ
手の触覚を利用した知能検査で、6歳から成人の盲人に適用。粗点を精神年齢(MA)に換算して知能指数(IQ)が算出される。

オージオグラム [audiogram]
 聴力検査の結果を記入する表。横軸は音の高さ(周波数)(一秒あたりの振動数 Hertz;Hz)を示し、縦軸は音の強さ(decibel;dB)を示す。測定にあたっては7つの周波数について気道聴力(外耳→中耳→内耳)(右耳○、左耳×で記入)と骨導聴力(頭蓋骨→内耳)(右耳[、左耳]で記入)を測定し、それぞれの音が聞こえる最小の強さ、最小可聴値を表に記入する。

オージオメーター [audiometer] 
 聴力検査のために、聴野の中の代表的な音を自由に発生させることができる装置。周波数を電気的に発振し、それを受話器で音に換えて被険者に聴かせるもので、ダイヤルや押ボタンによって様々な周波数や強さの音を出すことができる。

オストメイト [osto mate]
 人工肛門・人工膀胱を造設している者のこと。

オプチスコープ →拡大読書器

親子関係診断テスト おやこかんけいしんだんてすと [diagnostic test of parent-child relation]
親子関係を診断する質問紙法検査。2つの部分からなり、前半は両親の態度の評価にあてられ、後半は子どもの問題徴候を記録するようになっている。両親の態度の評価は、両親自身の自己評価と子どもによる両親の態度の評価の両面から検討するようになっている。結果は、拒否、支配、保護、服従、矛盾不一致の5領域の偏りで表される。

オンブズマン [ombudsman]
 広くは行政(国家)権力から住民の利益を擁護する人の意味であるが、一般には、公益的事務や制度(公私の社会福祉サービスもこれに含まれる。)に対して、市民的立場で監視、観察し、苦情を申し立てるとともに、必要に応じて、その対応を図る人と解される。





絵画欲求不満テスト かいがよっきゅうふまんてすと [picture-frustration study; P-F]
投影法による性格検査。軽い欲求不満の場面を描いた24枚の絵を見て、ある人物の話しかけに対し、相手の人物が何と答えるかを記入することにより、欲求不満に対する反応の仕方を探る検査。

介護型車椅子 かいごがたくるまいす
 車椅子使用者が自力で車椅子を操作できないため、介護者が手押しで動かす車椅子。ハンドリム(※ハンドリムの項参照)がついていない。

介護支援専門員(ケアマネジャー) かいごしえんせんもんいん [care manager]
 介護保険法第79条第2項第2号に規定されている。
 介護保険制度のもとで要介護者等からの相談に応じ、ケアプランの作成を行い、要介護者等の心身の状況に応じて、要介護者が自立した日常生活を営めるよう適切なサービスを提供し、あるいは介護保険諸施設との連絡調整等を行う専門知識及び技術を有する者。厚生省令で定められている。

介護福祉士 かいごふくしし [certified care worker]
 「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づいた名称独占の国家資格。要介護高齢者や障害者のケアに携わる介護の専門職。その内容は「専門的知識及び技術をもって身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障のある者につき、入浴、排せつ、食事その他の介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者」とされる。

介護保険 かいごほけん 
 身体の障害や痴呆などで要介護状態になったとき、あるいはそうなるおそれのある状態のとき、必要な介護サービスや費用を保険給付でまかなう制度で、2000年4月から施行。制度の特徴は、1)措置制度から契約制度への転換、2)保健・医療・福祉の連携強化、3)市場原理の導入、4)被保険者の居宅での自立生活への配慮、などである。

回腸導管 かいちょうどうかん [ileal conduct]
 尿路変更術の一つで、回腸の一部を膀胱として利用するもの。膀胱全摘出後、回腸の末端部を空置し、二つの尿管を接続し、その口側端は閉鎖する。そして下方で切断した尿路を移植後肛門側を右側腹部にストマとして出し、これに採尿器を装着する。

外転 がいてん [abduction]
 四肢や指が関節より体の正中線(からだを左右に分ける線)の外方に向かって離れる運動をいう。

ガイドヘルパー [guide helper]
 身体障害者ホームヘルプサービス事業の一環として、重度の視覚障害者や全身性障害者の外出時の付き添いを専門に行うホームへルーパーをいう。適当な付き添い介助が得られない状況にある場合に派遣される。

ガイドヘルプサービス [guide help service]
 身体障害者ホームヘルプサービス事業のうち、重度の視覚障害者や全身性障害者に対する外出時の付き添い介助のこと。この場合外出とは公的機関や医療機関に行く等の社会生活上必要な場合や、障害者の社会参加促進の観点から市町村が特に必要と認める場合を指す。

外反 がいはん [eversion]
 四肢関節において中枢部と末梢部とが外方においてなす角が正常より減少している状態をいう。

カウンセリング [counseling]
適応上の諸問題や社会生活上の困難を抱えたクライエントに対して、主として言語的な手段を用いて行われる専門的な相談援助活動。面接者の態度により、指示的カウンセリングと非指示的カウンセリングに分けられる。

殻構造義肢 かくこうぞうぎし 
 甲殻類の肢体の構造と同様に、義肢に働く外力を外側を覆う殻で負担し、同時にこの殻の外形が人の手足と同様の外観を整える構造の義肢。プラスチック、木材、アルミニウムなどを用いて製作されている。外骨格義肢ともいう。

学習障害 がくしゅうしょうがい [learning disabilities;LD]
 聞く、話す、読む、書く、推理する、あるいは算数の諸能力についての習得と使用に著しい困難を伴う障害群。

拡大読書器 かくだいどくしょき [optiscope]
 弱視者の補助機器の一種。モニターテレビ画面に、本や書類などの文字を拡大して映し出す装置。

角膜 かくまく [cornea]
 眼球の外膜前面を形成している透明な膜。眼球の屈折力の約2/3を担っている。上皮細胞、ボウマン膜、実質、デスメ膜、内皮細胞の5層からなる。

過呼吸(過喚気)症候群 かこきゅう(かかんき)しょうこうぐん[hyperventilation  attack]
発作性に過換気を繰り返し、それに伴って身体精神両面にわたる多彩な症状を呈する一群の機能的疾患。循環器系(胸痛・動悸)呼吸器系(呼吸困難・息切れ)筋肉神経系(知覚異常・筋攣縮・意識障害)等の異常を来す。発生は10〜20歳台で女性に多い。治療としては、ペーパーバッグ再呼吸法・鎮静剤・抗不安薬の投与・自立訓練法などが用いられる。

化骨性筋炎 かこつせいきんえん →骨化性筋炎 [ossifying myositis]

仮死 かし [asphyxia, apprent death]
呼吸運動や心拍動が微弱であるため、外見上生きている徴候が認められず、死んでいるようにみえる状態。現在では、新生児の呼吸開始の遅延に対して使われることが多い。新生児仮死の原因には出生児の循環障害や気道閉塞、頭蓋内出血、麻酔による影響などがある。新生児仮死の重症度の評価にはアプガールスコアが用いられる。

下垂足 かすいそく [drop foot] 
 足関節が足底側に屈曲する変形で、その発生要因によって麻痺性(腓骨神経麻痺)、けい直性(脳卒中など)、外傷性(外傷でギプス固定後に発生)などに分けれれる。外部の外傷で足関節のギプス固定を行う場合や、長期臥床中に、腓骨頭部の神経が圧迫されて起こることが多い。

仮性痴呆 かせいちほう [pseudodementia]
反応性の低下によりあたかも健忘、失見当識を呈するように見える状態をいう。多くはうつ病にみられ、その中でも老年期のうつ状態が真性痴呆との鑑別で注目されている。

家族会 かぞくかい 
 障害児(者)や慢性疾患患者等を家族に持ち、同じ悩みや問題を抱える家族同士がともに克服するために集まった自助組織。その障害のために孤立無援な状況を体験してきた家族がもつ感情や問題を共有し、情報を交換しながら、相互に支援していくセルフケア的機能と、障害児(者)や慢性疾患患者等の社会参加や権利擁護を行政に要望していく社会改善的機能がある。

家族療法 かぞくりょうほう [family therapy]
患者を家族システムの抱える問題の担い手ととらえ、家族システムを、積極的な介入によって機能的に変化させることを目指す治療技法。

片麻痺 かたまひ [hemiplegia]
 同側の上下肢が運動麻痺を呈する状態。頚髄より上位の皮質脊髄路の障害による上下肢の運動麻痺をさす。片麻痺の最も多い原因は脳血管障害であり、病変と反対側の片麻痺を呈する。この後、経過とともに筋緊張が亢進し、けい性片麻痺となる。

カタルシス [catharsis]
内的に抑制または抑圧された概念や感情を再生、表出させることによって、不安や緊張が解消されること。徐反応・浄化ともいう。

葛藤 かっとう [conflict]
同じ位の強さで対立する二つ以上の要求・衝動などが心の中に存在している状態。

カテーテル [catheter]
 尿、血液、体液の排出又は治療薬を入れたりするための柔軟性のある内腔を有する用具(いわゆるチューブ)。導尿用のネラトンカテーテル。経管栄養のための胃カテーテル(胃チューブとも呼ぶ。)等がある。

過保護 かほご [overprotection]
親子関係において、子どもに対する親の態度が保護的でありすぎるものをいう。

仮面うつ病 かめんうつびょう [masked depression]
うつ病のあらわれが、身体的な訴えだけである場合。睡眠障害、倦怠感、食欲不振、著しい体重減少、便秘、性機能障害、それに身体各部の痛みなど身体的愁訴は多岐にわたるが、詳細な問診により身体症状の仮面の背後にうつ症状が確認されることが多い。

ガラクトース血症 [galactosemia]
糖質代謝異常。酵素欠損により糖質であるガラクトースの血中・尿中濃度が異常に上昇する遺伝的疾患。主症状は精神遅滞、白内障、肝・腎臓機能障害。新生児マススクリーニングの対象疾患。無ガラクトース・無乳糖食で治療。

仮合わせ かりあわせ 
 義肢・装具の製作にあたって、採型(採寸)してでき上がったものを患者に装着して適合状態を調べる作業、仮合わせによる修正の後に完成させる。洋服の仮縫いに相当する。

カリエス [caries]
 結核病変が原因のことが多い。結核性の場合は脊椎、特に胸椎、頚椎、腰椎の順に多発する。椎体の破壊と変形により、体型も異常をきたす。股関節、膝関節も侵されることが多く、関節硬直の原因ともなる。

仮義肢 かりぎし [temporary prosthesis]
 訓練用の義肢。切断後永久義肢を作製するまでの間に用いられる。ソケットは断端の変化に対応して修正できるようにふつうはギプスで作られる。その他の部品は原則として永久義肢と同じものを用い、実際に装着使用してアラインメントの修正及び各種訓練を行っていく。

簡易型電動車椅子 かんいがたでんどうくるまいす
 自力駆動による車椅子に、電動ユニットを装着したものであって、自力駆動と電動駆動の両機能を併せ持つ車椅子をいう。自ら車椅子を自操する残存機能を有する者が、坂道、悪路、長距離の移動の際に負担の軽減を図ることを目的として使用する。

簡易上肢機能検査 かんいじょうしきのうけんさ [Simple Test for Evaluating Hand Function;STEF]
患者の上肢機能を把握するための検査法の一つで、大きさ・形・重さ・素材の異なる10種類の対象物をつまみ、種々の方向へ移動し、離す動作に要する時間測定から得点を算出するもの。

感音性難聴 かんおんせいなんちょう [perceptive deafness,sensorineural deafness]
 内耳から大脳の聴覚中枢までの、音を生理学的に伝える部分の病変によって生じた難聴のこと。神経性難聴もこれに含まれる。原因は様々であり、高音域を障害されるものが多い。メニエル氏病など一部を除いては治療法がない。音が聞こえても言葉が聞き取れないことが多く、補聴器の効果が上がりにくいとされる。

寛解 かんかい
 統合失調症において、幻覚、妄想、興奮などの病勢が止まり、みかけの上で症状が一時的に消えた状態。社会的治癒。病気の性格上、再燃の可能性を秘めていることからこのように呼んでいる。

感覚失語 かんかくしつご [sensory aphasia]
脳の器質性障害による失語症の一型。自分から言葉をすらすらと話すことはできるが、他から話された言葉を言葉として知覚することができない。しかし、話された言葉は音声として聞こえている。種々の程度の失書や失読を伴う時がある。自分から言葉を発する時にも語の間違いや文法違いを伴う。

喚語困難 かんごこんなん [word-finding difficulty]
失語症状の一つで、事物や状態などに対応する単語の想起が困難であること。
求める単語が全く想起できない状態から、語頭の音をヒント(刺激)として与えれば正しく言える状態まで、その程度はさまざまである。

感情(気分)障害  かんじょう(きぶん)しょうがい [affective disorder]
極端な感情的反応を示す精神病の一種。抑うつ感情、高揚感情などが特に極端な形で現れる。

関節可動域 かんせつかどういき [range of motion;ROM] 
 四肢の関節の運動の範囲のこと。肩、股、膝、肘などの可動の範囲。可動域には自動的可動域と他動的可動域がある。関節を構成している骨・軟骨の関節体の病変(強直)や筋系等、軟部組織の拘縮、痛み等の運動制限、外傷、筋麻痺がある場合は可動域が減少する。

関節離断 かんせつりだん [disarticulation]
 関節での切断法。上肢では肩、肘、手関節離断などがあり、下肢では股、膝、足部のショパール関節(横足根関節)、リスフラン関節(足根中足関節)離断がある。足関節離断は行わず、普通はサイム切断(下腿末端;足関節部の切断)とされる。離断後は理学療法士の指導により残存機能を十分活用し、義肢の装着訓練を行う。

カンファレンス [conference]
利用者が必要とするサービスをより効率的に提供するために、保健・医療・福祉などの関係者が一同に会し、それぞれのサービスを連絡・調整する会議。

緘黙 かんもく [mutism]
発声上の欠損はなく、すでに言語を習得し、言語能力を持っているにもかかわらず話すことのできないこと。心理的要因によるものは、心因性緘黙と呼ばれる。心理機制としては、場面に対する不安を回避するために、緘黙症状を呈する一種の自己防衛反応と考えられている。





機会均等基準 きかいきんとうきじゅん
 1993年に国連総会で採択された「障害者の機会均等化に関する基準規則」のこと。 

機械浴 きかいよく 
特別養護老人ホームや身体障害者施設に設置された重度障害者用入浴機器を利用した入浴。機械浴は身体の麻痺や拘縮が強く、立位や座位の保持が困難な利用者の場合に、ストレッチャーを利用して入浴する方法である。障害の程度等に応じて、様々な機種がある。

義眼 ぎがん [glass eye]
 眼球内容除去、眼球摘出を行ったあと、または疾病のための眼球萎縮および先天性無眼球による、結膜の嚢の変形を防止し容姿を整えるために用いる人工的眼球。これを必要とする視覚障害者には身体障害者福祉法等によって、補装具の一種として公費支給される。
 種類としては普通義眼、特殊義眼、コンタクト義眼がある。

義肢 ぎし [prosthesis]
 四肢の切断に用い、失われた肢の形態と機能を人工的に代用するための器具、上肢切断に用いるものを義手、下肢切断に用いるものを義足という。義手はその使用目的から装飾用、作業用、能動に分類される。義足はその使用目的から常用と作業用に分類される。

義肢装具士 ぎしそうぐし [prosthetic orthotist]
 医師の処方やの関連職種の意見をもとに義肢及び装具の装着部位を採型、製作し、またそれを身体に適合させる高度専門技術を要求される専門職。医学的知識に加え、工学的技術を必要とする。名称独占の国家資格。

吃音 きつおん [stuttering]
最初の子音が重積したり、不自然に伸ばされたり、構音運動が途中で停止される、などの症状。

機能回復訓練 きのうかいふくくんれん [medical rehabilitation training]
 損なわれた身体機能の回復を図るための訓練。疾病や事故などにより失われた機能の回復を図る運動療法、機能的作業療法と、機能障害が永続的になった場合、残された健全な機能の開発を図る日常生活動作訓練などをいう。

機能障害 きのうしょうがい [functional disturbance] →インペアメント  

脚長差 きゃくちょうさ [leg discrepancy]
 下肢の長さが左右で異なる場合の長さの差。

境界型人格障害 きょうかいがたじんかくしょうがい [borderline Personality Disorder;BPD]
人格障害の一つで、極めて不安定な対人関係、行動、感情、自己イメージを示すパーソナリティ傾向をいう。

境界線級 きょうかいせんきゅう [borderline class]
知的障害軽度と正常者との境界レベルの知的能力を示す者をいう。

共感 きょうかん [empathy]
 他人の感情や欲求や悩みを理解すること。臨床心理学的用語としての共感とは、二人の人物の間で一方が他方の体験している感情と同一の感情を体験することを意味する。

狭心症 きょうしんしょう [angina pectoris;AP]
 心筋が一過性虚血状態に陥り生ずる疼痛発作を主徴とする症候群である。虚血のために起こる心筋細胞の可逆的壊死のこと。持続は数分以内。種別によっては労作性狭心症と安静時狭心症とがある。

胸髄損傷 きょうずいそんしょう [thoracic cord injury]
第1から第12胸髄までの脊髄損傷のこと。第6胸髄を境に、それより上で損傷された場合を上部胸髄損傷、下の損傷を下部胸髄損傷という。上部胸髄損傷では腹筋などの腹部の筋肉が麻痺するために体幹の姿勢保持が困難で、立位、座位を保つことが難しい。

強直 きょうちょく [ankylosis]
関節の運動制限の一つ。骨・軟骨など関節の変化による場合を強直という。

強度行動障害 きょうどこうどうしょうがい
「激しい不安や興奮、混乱の中で、攻撃、多動、固執、不眠、拒食、強迫などの行動上の問題が強く頻繁に日常生活に出現し、現在の養育環境では著しく養育困難になった状態」をさす。自閉性障害・精神遅滞等が医学的・教育的概念であるのに対し、強度行動障害は福祉的概念。強度行動障害判定表で評価し、合計10点以上を指す。

強迫観念 きょうはくかんねん [obsessional idea]
たえず心を占め、意識して除去しても取り除けないような観念。一応その観念の不合理性を理性的には本人が自覚していることから、妄想とは理論上区別されている。

強迫行為 きょうはくこうい [compulsive act]
自分とはまったく無縁と思われる衝動を内に感じ、馬鹿らしい、非合理的だと理性的に判断しても、どうしてもある行動へと駆り立てられるという現象。

虚血性心疾患 きょけつせいしんしっかん [ischemic heart disease;IHD]
心筋を養う冠状動脈の循環が狭窄、閉塞、攣縮などにより障害され、ある範囲の心筋が虚血状態となり病変を来す。急性、慢性の心筋障害の総称。大部分は狭心症と心筋梗塞に大別され、ほとんどが狭心痛を伴う。冠状動脈硬化が原因となることが多い。

起立性低血圧 きりつせいていけつあつ [orthostatic hypotension]
 寝たまま計った血圧に比べ、立った位置で計った血圧が最高血圧で15mmHg、最低血圧で10mmHg以上低下するものをいう。自律神経障害・精神不安・長期臥床時の体位変換、仰位又は座位からの起立の際に起こる。めまい、立ちくらみ、動悸、失神などを症状とする。体位性低血圧、起立性調整障害とも呼ばれる。

筋萎縮性側索硬化症 きんいしゅくせいそくさくこうかしょう [amyotrophic lateral sclerosis;ALS] 
 運動神経ニューロン疾患の代表で進行性の変性疾患。主に中年以降に発症し、男性にやや多い。症状は一側上肢の遠位筋(又は一側下肢)より始まり全身に広がる運動障害(痙性麻痺)、末期には構音、嚥下障害のときに強制失泣、強制失笑を見る。難病(特定疾患)に指定されている。予後不良。

筋ジストロフィー症 きんじすとろふぃーしょう [progressive muscular distrophy ;PMD]
 筋肉の萎縮と脱力が徐々に進行し、歩行や運動が困難となる疾病。進行性筋 ジストロフィー症と筋緊張性ジストロフィー症とがある。デュシェンヌ型、福山型先天性、ベッカー型等、発症年齢、発症部位、進行度等から6つの分類がある。現在のところ根治療法はない。

筋無力症 きんむりょくしょう [myasthenic syndorome]
 重症筋無力症ともいわれ、近位筋とくに下肢帯に易疲労性、脱力、筋萎縮、反復運動による筋力の増強、腱反射の消失、自律神経症状を主症状とする神経・筋接合部の伝達異常に由来する疾患である。寛解・増悪を繰り返す。胸腺腫を高頻度に合併する。発症は中〜高年齢の男性に多い。





空笑 くうしょう [leeres lachen 独]
統合失調症にみられる表情運動の一つで、見る者に空虚な印象を与える笑い。

靴型装具 くつがたそうぐ [orthopaedic shoes]
 変形の矯正、疼痛のない圧力分散など特定の目的のために特定の患者の足部に適合させた靴。脳性麻痺による足の変形、脚長差の補正、神経麻痺による足の運動障害などに処方される下肢装具。靴型を基本に製作し、アッパー(靴の底部より上の足の甲部を覆う部分)の付いたもの。長靴、編上靴、短靴の区別がある。補正靴または矯正靴ともいう。

屈曲 くっきょく [flexion]
 身体を前後に分ける垂直面(前額面)に対して、末梢の肢節が頭側に近づく運動。肩、肘、股、膝関節にこの運動がある。

靴べら型装具 くつべらがたそうぐ [shoehorn brace] →シューホン

クライエント [client]
ソーシャルワークにおいて、個人、集団、コミュニティなど援助の単位を総称する用語。心理療法においては被面接者あるいは患者の意味。

グリップ [grip]
 握り動作のこと。

グループホーム [group home]
 何らかの介護、援助を必要とする障害者が、同居あるいは近所に住む世話人から日常生活援助(金銭管理、食事、健康管理、相談等)を受けながら、4、5人で地域社会の住宅で共同生活をする形態をいう。このうち国の制度のあるものは、知的障害者及び、精神障害者のグループホームである。身体障害者については身体障害者福祉ホームが内容的に近い。

クレチン病 [cretinism]
内分泌異常。新生児期あるいは乳児期から甲状腺機能が低下し甲状腺ホルモン欠乏の諸症状が発現している状態。身長発育の著しい遅れ、四肢短小、鞍鼻等の特徴的な顔貌、知能障害がみられる。新生児マススクリーニングの対象疾患。早期からの甲状腺ホルモンの投与が予後を良好にする。





ケア付き住宅 けあつきじゅうたく [housing with attendant care for disabled persons]
 一人暮らしの高齢者、高齢者のみの世帯、又は身体障害のある人々が地域で安心して自立生活できるよう設備・構造等が配慮されているとともに、緊急時の対応やホームヘルパーの派遣等による介護サービスの提供など一定の福祉サービスが確保された住宅。シルバーハウジングやケアハウスといった形で整備されている。 

ケアプラン [care plan]
 ケアマネジメントで提供するサービス計画書。ケア会議の結果に基づいてケアマネージャーが作成する。過程としては、利用者の参加による合意形成と自己決定、エンパワメントの創出、新たな社会資源の開発といった視点が重要である。

ケアマネジメント [care management]
 多様なニーズをもった人々が機能を最大限に発揮して健康に過ごせるよう、フォーマル及びインフォーマルな支援と活動のネットワークを組織し、調整し、維持することを計画する活動。過程としては?入り口、?アセスメント、?ケースの目標の設定とケアプランの作成、?ケアプランの実施、?モニタリング、?再アセスメント、?終結からなる。

ケアマネジャー [care manager]
 ケアマネジメントを行う人。必ずしもソーシャルワーカーである必要はない。特に障害者のケアマネジメントにおいては、障害者自身の問題解決能力の向上、自己決定を中心に据えた自立、障害者の権利擁護の3点を目指して活動する。

経管栄養 けいかんえいよう [tube feeding]
 口腔または鼻腔から胃に挿入した管、あるいは直接胃腸管に挿入した管(これを胃腸管瘻という)から流動的にした食物や経管栄養剤を注入する方法をいう。口腔から胃までの間に何らかの異常があって食物が通らないか、あるいは通してはいけない場合、意識不明や嚥下障害があって食事ができない場合などに用いる方法である。

頸髄損傷 けいずいそんしょう [cervical cord injury]
 交通事故などの外傷による脊髄の骨折、脱臼などに伴い生じる脊髄の障害で重篤な機能障害を示す。脊髄は神経系の下位中枢機能と伝導路機能をもつので、損傷部以下の運動麻痺、知覚脱失、膀胱直腸障害を来す。合併症の予防並びにリハビリテーション等の機能訓練による社会復帰と自立が重要である。

痙性麻痺 けいせいまひ [spastic paralysis]
 上位運動神経元である脳や脊髄などの中枢神経が損傷した場合に生じる運動障害。筋緊張亢進、腱反射亢進、病的反射の出現、巧緻運動の障害と筋力低下を特徴とする。つっぱった硬い麻痺。

頚椎装具 けいついそうぐ [cervical orthosis]
 肩甲骨から頭蓋におよび頚椎の固定を目的とする装具。支柱付きで固定性の高いものやモールド式のもの、プラスチック製のカラー(頚椎カラー)などがある。

痙攣 けいれん [convulsion]
 全身または身体の一部の筋群の不随意かつ発作性の収縮をいう。痙攣には強直性・緊張性(つっぱる)のものと、間代性(大きくふるえる)のものとがある。前者は全身の筋が同時に収縮し、とくに伸筋の張力が優位となるため四肢を伸展し、頚部や背部を後屈する。後者は拮抗筋が交互に収縮して起こる。

ケースマネージメント [case manegement]
 1970年代中頃にアメリカにおいて、ケースマネジメントがソーシャルワークの援助理論・方法の一つとして使用されるようになった。その頃は、ケース(利用者)をマネジメントするという意味に用いられてた。最近は、必要とされるケアをマネジメントするという意味から、「ケアマネジメント」 という用語が使われている。

ケースワーカー [case worker;CW(CWr)]
 社会生活上の困難や問題を抱えている人に対して、社会福祉の立場から、個別事情を聴取して、助言、具体的援助を行う援助者。あるいは、患者の容態に応じて適切な精神的・肉体的・社会的な援助方策を立てる専門家を呼ぶ。

ケースワーク [case work]
 ソーシャルワークに含まれる体系の一つで、正確にはソーシャルケースワークという。主に個人や家族を対象にした社会福祉援助の方法。サービス提供という形で表われる個別援助技術と面接を中心とした個別援助活動からなる。個人とそれをとりまく社会環境との相互作用に焦点をあて、双方の変化を同時に視野に入れつつ、援助過程を展開していくのが特徴である。

血液ガス けつえきがす [blood gases]
 血液中に存在するO2、CO2、N2、CO、Arガスなどを血液ガスと総称する。このうち医学・生理学上重要なのはO2、CO2である。

結節性硬化症 けっせつせいこうかしょう [tuberous sclerosis]
遺伝性母斑症のひとつ。鼻を中心に両側の頬部に蝶形に広がって散在する黄褐色ないし紅色の大豆大の多数の発疹、けいれん発作、精神遅滞(mental retardation;MR)を三大徴候とする進行性の疾患。大脳皮質の結節形成が特徴的で、心臓、腎臓、生殖線の腫瘍を伴うことがある。

幻覚 げんかく [hallucination]
対象がないのにあたかもあるかのように知覚すること。幻聴が代表的である。

言語障害 げんごしょうがい [communication disorders]
言語的コミュニケーションの何らかの障害。その障害の原因は多様で、自閉症、精神病、脳損傷によって起こる言語障害もあるし、言語発達の遅滞から起こるものもある。

言語性知能指数 げんごせいちのうしすう [verval intelligence quotient;VIQ]
言語的材料によって測定される知能指数(IQ)をいう。

言語聴覚士 げんごちょうかくし [Speech Therapist;ST]
音声機能、言語機能または聴覚に障害のある者について、その機能の向上維持を図るため言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行う者。平成9年12月に国家資格となる。

言語療法 げんごりょうほう [Speech Therapy;ST]
言語に障害をもつ小児や成人に対して、言語機能の発達や回復を促進させるために行う治療。言語聴覚士によってなされる、障害児(者)の言語行動そのものや言語環境への働きかけや、言語障害を心理的受容させるための働きかけをいう。

言語療法士 げんごりょうほうし [Speech Therapist;ST]
 言語聴覚士と同義。1997年に言語聴覚士法が成立により、言語聴覚士と呼ばれるようになった。 →言語聴覚士

幻像肢 げんぞうし [phantom limb]
四肢が切断された後に、しばらくの間、その四肢があたかもついているような感じをもつことをいう。実在しない手足を動かすことができるように感じたり、痛みを感じたりする。

見当識 けんとうしき [orientation]
自分はなぜ今ここにいるのか、ここはいったいどこで、今はいったいいつなのか、どういう状況にいま自分はおかれているのか、といった自分自身についての根本的な見当づけのこと。見当識が正しく成立するためには、少なくとも意識、記憶、認知などの機能に大きな障害のないことが必要である。

権利擁護 けんりようご [advocacy]
 ソーシャルワーカー等が自己の権利や生活のニーズを表明することが困難な痴呆性高齢者、障害者、子どもなどにかわり、サービス提供主体や行政・制度、社会福祉機関などに対して、柔軟な対応や変革を求めていく専門的、積極的な行動。その機能は、?発見、?調整、?介入、?対決、?変革が挙げられる。 

権利擁護センター けんりようごせんたー
 痴呆性高齢者、知的障害者、精神障害者、身体障害者に関する日常生活のこと、権利侵害のことなどの相談に応じている。基幹的社会福祉協議会や市町村社会福祉協議会、民生委員などが窓口となっている。相談があった後、専門員の訪問・面談、支援計画の策定・契約、生活支援員による援助の開始(有料)となる。





構音障害 こうおんしょうがい [dysarthria,disorders of articulation]
 話し言葉の発音の障害の総称。発音に必要な声の共鳴や、調音の異常によって、正しい語音を産出することができない状態をいう。

拘縮
 こうしゅく [contracture]
関節が一定の肢位に固定または一定の方向に運動を制限された状態をいう。関節運動を制限する原因によって皮膚性、筋性、神経性、腱性などに分類される。関節体(骨・軟骨)そのものの変化による場合は強直と呼び区別する。神経性のものは痙性、麻痺性の区別があり、また反射的に起こるものを反射的拘縮という。長時間関節を動かさないことで起こる。

更生医療 こうせいいりょう [medical rehabilitation services for the adult handicapped]
 身体障害者福祉法第19条に基づいた身体障害者の更生に必要な医療であって、その障害を除去し、または軽減して職業能力を増進し、または日常生活を容易にすることを目的とした医療である。心身障害者福祉センターの医師の判定が必要で、指定更生医療機関で行われる。

抗精神病薬 こうせいしんびょうやく [antipsychotic drugs]
精神病に対して使用される薬剤の総称。

巧緻動作 こうちどうさ [skill activity]
 箸を使う、スナップをかける、ひもを結ぶ、ピンをさすなどの手先の細かい動きを要する動作。単なる手指の運動のみではなく、細かな対象操作能力(手先の感覚・運動能力、視覚のフィードバック、身体の固定性、心理的能力等)が必要。

強直 ごうちょく →きょうちょく

抗免疫療法(免疫抑制療法) こうめんえきりょうほう(めんえきよくせいりょう ほう) [immunosuppressive therapy]
 免疫抑制剤を投与する治療法のこと。膠原病やその他の自己免疫疾患の治療法や、移植の後などに用いられている。自己免疫疾患で通常の治療に反応しない症例に試みる2次的な治療法。副作用が比較的高頻度にみられる。

呼吸不全症候群 こきゅうふぜんしょうこうぐん [respiratory insufficiency syndorome]
 動脈血中のO2の低下およびCO2の上昇を示し(O2低下のみの場合もある)、それがために生体が正常な機能を営みえない状態をいう。急性呼吸不全と慢性呼吸不全に分類される。急性呼吸不全は急激に何らかの原因で生命の危険を伴う呼吸不全をきたす場合で、慢性呼吸不全は呼吸器の慢性疾患に起因して発症するもので、徐々に血液ガス所見が異常を示すようになる。

国際疾病分類(第10回) こくさいしっぺいぶんるい(だいじゅっかい)
[International Classification of Diseases;ICD-10] 
WHO(世界保健機構)により、あらゆる疾患を分類したもの。1900年に初版され、その後改訂を重ね、現在第10版となっている。

固執 こしつ [perseveration]
ある行動を始めると、その行動を途中でやめて他の行動に移りにくくなるような傾向のことをいう。

コース立方体組合せテスト こーすりっぽうたいくみあわせてすと [Kohs block   design test]
6歳〜成人まで適用する知能検査。赤・白・青・黄の積木を並べて、制限時間内にカードで提示した模様を作成する。粗点を精神年齢(MA)に換算して知能指数(IQ)を算出する。

骨格構造義肢 こっかくこうぞうぎし [endskeletal prosthesis]
人間の手足の構造と同様に、義肢の中心軸にあるパイプ、支柱などで外力を負担し、プラスチックフォームなどの軟材料の成形品を被せて外観を整える構造の義肢。内骨格義肢ともいう。モジュラー義肢の一種。組み立て、再調整が容易。軽量で外観にすぐれている。

骨化性筋炎 こつかせいきんえん [ossifying myositis]
 骨折や関節が高度に損傷を受けたときにみられる。軟部組織とくに筋肉に生じた血腫から骨化が起こる。小児の肘関節の脱臼骨折でよく見られる。また、骨折手術後における過剰な機能訓練でも起こることがある。いずれにしろ関節の静養を十分にはかり、局所の血腫形成を最小限にとどめるように努力する。

骨導型補聴器 こつどうがたほちょうき
 気導式補聴器のイヤホンの代わりに骨導レシーバーを側頭骨(乳突部)に密着して使用する。耳漏が著しかったり、外耳奇形、外耳道閉鎖、狭窄症等であり、かつ耳栓またはイヤーモールドの使用が困難な者に使用されるがそれ以外の伝音性難聴にも効果がある。

コミュニケーション [communication]
社会的関係が保たれ、相互に何らかの連絡がつき、情報が伝達されうることをいう。情報の手段として主として言語が使われるが、非言語的な手段も、特に対面的対人関係では重要である。

コミュニケーションエイド [communication aid] →意思伝達装置

コルネリア・デ・ランゲ症候群 [Cornelia de Lange syndrom ]
原因不明の先天性疾患。眉毛密生、口角が下がった薄い上唇口、四肢短小が特徴。生下時からの低体重、低身長、精神遅滞(mental retardation;MR)、運動機能障害、小さく短い頭、多毛症などがみられる。

コロニー [colony]
 重度障害者を終生保護し、生活、労働の大部分を一敷地内でまかなうことができる、200〜800人前後の巨大な入所施設。1960年代後半から1970年代後半にかけて全国に多数建設された。複合総合的施設という利点があるが、大規模性、その隔離、分類収容的性格から、近年はノーマライゼーションの理念のとともに、減少傾向がみられる。心身障害者コロニーともいう。

混合性難聴 こんごうせいなんちょう [mixed hearing loss]
 感音性難聴と伝音性難聴が混在しているものをいう。原因は様々。聴力検査 では、気導・骨導ともに閾値の上昇がみられるが、気導に比し骨導閾値が低 い(感度が良い)ことが特徴である。伝音性の原因に対しては治療可能なも のも多いが、感音性についてはほとんど治療法がない。

コンピューター断層影像 こんぴゅーたーだんそうえいぞう [Computed Tomography ;CT]
 X線検査法の一つ。人体の各断面を回転走査し、種々の方向からの透過X線 の量を高感度の検査器で検出し、横断面の各点のX線透過性をコンピュータを用いてデジタル処理して各断面の吸収値(CT値)として再構成し、画像化したもの。組織分解能力に優れ、身体の軟部組織から骨組織までを連続した濃淡のある画像として表現できる。

コンプレックス [complex] 
一般的には無意識で情動的な色彩を強くおびている観念のことをいう。これ自体は特に病的な意味をもつものではないが、心理的・精神的な様々な症状形成の一因となり得る。





臍帯纏絡 さいたいてんらく [coilong of the umbilical cord]
臍帯が羊水内に浮遊する胎児の身体部分に巻絡するもの。一般に巻絡は緩く、直接胎児に障害をきたすことは少ないが、臍帯が異常に短かったり、巻絡がきつい場合には血行障害による胎児死亡をきたすことがある。また、分娩時には分娩時間の遷延の原因となる。

在宅介護支援センター ざいたくかいごしえんせんたー
 主に特老、老健施設、病院等に併設され、在宅で寝たきり老人等の介護を行 っている家族に対して、福祉系職員(ソーシャルワーカー)と保健系職員(看 護婦等)の最低2人の専門職が介護に関する総合的相談に応じ、公的保健福祉サービスが受けられるよう市町村との連絡・調整を行う。24時間体制の センターで、夜間の緊急相談等にも対応できる。

在宅知的障害者デイサービス事業 ざいたくちてきしょうがいしゃでいさーびすじ ぎょう
地域において就労が困難な在宅の知的障害者が、通所して文化的活動、機能訓練等を行うことにより、その自立を図るとともに生き甲斐を高めることを目的とする。実施主体は市町村(事業の一部は社会福祉法人等に委託することもできる)。標準利用人員15名以上。重介護型は15人以上のうち重度者の利用を10人以上。小規模型は利用定員8名程度。原則として週5日以上実施。

座位保持装置 ざいほじそうち
身体障害者福祉法の補装具として指定されている。肢体不自由者の安定した座位姿勢の保持を可能にする機能を有するもので、体幹、股関節等を固定するためのパッド等の付属装置を装備している。同様の機能を有するいすを、児童福祉法の補装具では、「座位保持いす」として指定している。

作業療法 さぎょうりょうほう [occupational therapy;OT]
 身体または精神に異常のある者、又はそれが予測される者に対し、応用的動作能力、社会適応能力等、積極的な生活を送る能力を獲得させるため、種々の作業活動を用いて行う治療、訓練、指導、及び援助をいう。作業としては、手芸、工作、陶芸、治療用ゲーム等。対象は主に上肢の機能障害を持った者であるが、片麻痺や片上肢切断の者には利き手交換や片手動作訓練をする。

作業療法士
 さぎょうりょうほうし [occupational therapist;OT]
 作業療法を専門技術とすることを認められた医学的リハビリテーション技術者に付与される名称。理学療法士及び作業療法士法には「厚生大臣の免許を受けて、作業療法士の名称を用いて、医師の指導の下に、作業療法を行うことを業とする者」と定義されている。国が認定した作業療法士養成施設で3年間教育を受け、国家試験に合格することが必要。

作話 さくわ [confabulation,fabrication]
実際に体験されなかったことが誤って追想され、その内容が様々変化するものをいう。本人はその誤りを自覚しない。老年痴呆者で健忘を満たすための作話を当惑作話といい、コルサコフ症候群では生産的な作話がみられ、空想傾向のはげしい時のものは空想作話という。作話は脳器質疾患に、特にコルサコフ症候群の際にみられる。





視覚障害者更生施設 しかくしょうがいしゃこうせいしせつ [rehabilitation institution for the visually handicapped] 
 身体障害者福祉法に基づき設置される身体障害者更生援護施設の一つ。視覚 障害者の更生に必要な知識、技能及び訓練を与える施設。あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの訓練、身体諸動作訓練、盲人用安全杖の使用訓練、点字教育等が行われる。あん摩、はり、きゅう師養成機関は2年〜5年、その他は原則1年であるが、特に必要な場合は6ヶ月以内の延長が認められる。

自我同一性
じがどういつせい [ego identity]
自分が連続性と類似性をもったものであることを経験し、それに応じた行為をなしうること。思春期はこの自我同一性の危機の時期にあたる。

磁気共鳴影像法 じききょうめいえいぞうほう [magnetic resonance imaging;MRI]
 静磁場と変動磁場(勾配磁場やラジオの周波数波)を用いて得た、生体内の原子核の状態を映像化し、任意の断面を表示するもの。磁気共鳴画像を用いることにより、生体の解剖構造の描出のみならず多くの組織あるいは臓器の機能の画像診断も可能となった。

磁気共鳴血管造影法 じききょうめいけっかんぞうえいほう [magnetic resonance angiography;MRA]
 MRIの方法を用いて、血管内腔の血流のある部分を描出する方法。従来ののように、造影剤を血管に注入する必要がないという利点がある。

自己概念 じこがいねん [concept of self]
自分で自分自身のことをどんなふうに感じ、考えているか、についての概念。

自己実現 じこじつげん [self-actualization,self-realization]
人格が全体としてとしてもっとも分化し、かつ統一のとれた発達をすること。

自己中心性 じこちゅうしんせい [egocentrism]
乳幼児期にみられる一般的な思考様式。客観的現実と主観的現実とを区別することのできないこと、視点を変えて考えることのできないこと、他人の立場に立って考えることのできないことをいう。

自傷 じしょう [self-mutilation]  
自分で自分の体を傷つける習癖。指や腕を噛んだり、叩いたり、引っ掻いたりする。また頭を壁にぶつけたり、指の爪や頭髪を抜いたりする。精神病や知的障害、脳疾患の一部にみられる。精神病では何らかの訴えであったり、自己破壊的な側面もあるが、知的障害では自己刺激的、自己確認的である。

自助具 じじょぐ [self-help devices]
仕事を遂行する際に、障害により低下・欠損した能力を、残存した能力を利用して、自力であるいはより少ない介助で行えるようにするための道具、工夫した物、装置をいう。 

視神経萎縮 ししんけいいしゅく [optic atrophy]
 視神経線維の軸索の変性と機能消失をきたした状態。視力の低下、視野狭窄が主症状である。単性、耳性、炎性、網膜性、緑内障下行性等に区分される。中心部の広い範囲が見えず、外界が薄暗く見え、色の区別が明確でなく、明るいところはまぶしく感じ嫌う場合が多い。

肢体不自由者更生施設 したいふじゆうしゃこうせいしせつ [rehabilitation institution for the physically disabled]
 身体障害者福祉法に基づき設置される身体障害者更生施設の一つ。肢体不自由の障害を持つものを入所または通所させて、生活指導、治療及び機能回復訓練、職業的指導等の医学的、心理的、職業的更生を図る事を目的としている。入所期間は原則1年間であるが、特に必要な場合は6ヶ月以内で延長が認められる。具体的な訓練種目は近年多様化している。

失見当(識)  しつけんとう(しき) [disorientation]
見当識が障害された状態。時間的見当識、場所的見当識、人に関する見当識、状況に関する見当識などがさまざまな仕方で障害される。多くは脳器質性疾患で生じるが、内因性精神病でも特異な失見当が認められるときがある。

失語(症) しつご(しょう) [aphasia]
大脳の局所的損傷の為、いったん獲得した言語に起こる障害。大脳損傷の原因は、脳血管障害、事故による外傷、脳腫瘍などがある。運動失語・感覚失語・全失語の3形態に分類されることが多い。

失行(症) しっこう(しょう) [apraxia]
運動(機能)あるいは感覚神経に何らかの損傷や麻痺がないのに、随意筋の目的的な運動が殆どできないこと。例えば、左足を右の靴にいれたりするようなもの。

失調 しっちょう [ataxia]
 正常では円滑に行われるべき運動行為が円滑に行えない状態。その典型的なのものは小脳障害によって生じる小脳性運動失調である。運動の協調性が障害され、上下肢がゆれ、側方視の際の眼振がみられ、目的動作を行うことが困難になる。

失認(症) しつにん(しよう) [agnosia]
言語以外のさまざまな刺激を理解したり、認めることのできないこと。

疾病利得 しっぺいりとく [gain from illness]
ヒステリー症者が、欲求不満や葛藤を避けるために、無意識にさまざまの身体症状を引き起こすこと。疾病への逃避とも呼ばれるが、その症状が作られた為に、困難な事態から逃れ利益を得る結果になることから、こう呼ばれる。

指定育成医療機関 していいくせいいりょうきかん [designated medical rehabilitation facility for disabled children under the Child Welfare Law]
 児童福祉法第20条に基づき育成医療を担当する病院若しくは診療所又は薬局。身体障害者福祉法第19条の2第1項の規定に基づき、厚生大臣又は都道府県知事が指定する病院若しくは診療所又は薬局に厚生大臣又は都道府県知事が委託して行うものとされている。

指定更生医療機関 していこうせいいりょうきかん [designated medical rehabilitation facility for the adult handicapped] 
 身体障害者福祉法に基づき、国立にあっては厚生大臣、その他のものにあっては都道府県知事の指定を受けて更生医療を担当する病院、診療所または薬局。

シートクッション [seat cushion]
 車椅子使用者が褥瘡予防のため、座面上に敷くクッション。ゴム、ウレタン、ラテックス等で作られる。ゲルおよび特殊空気質構造のものも用いられる。

視能訓練 しのうくんれん [orthopty;ORT]
 斜視の者や弱視者に対し眼鏡矯正、手術矯正、プリズム矯正、薬物療法等を主体に、訓練により眼位及び視力の回復を図るもの。

視能訓練士 しのうくんれんし [orthoptist;ORT]
 保健医療従事者の専門職。視能訓練士法により定められた国家資格。医師の指示の下に、両眼視機能に障害のある者に対して、診療の補助として両眼の視力回復のための矯正訓練及び必要な検査を行うことを業としている。

自閉傾向 じへいけいこう
自閉症と似ているが、自閉症ほど症状が明確ではない場合。

自閉症 じへいしょう [autism;AT]
周囲の人々との認知と感情的なコミュニケーションの障害を主とし、出生後30ヶ月以内に発病する。しばしば言語発達が遅れ、発達してもその社会的使用が妨げられ、オウム返しや独り言がみられる。知的機能の障害があらわれることが多い。

嗜癖  しへき [addiction]
陶酔、眠り、その他さまざまな刺激をたえず求める病的な傾向。快感を求める強迫的な衝動などのことをいう。

社会参加 しゃかいさんか
 身体障害者がその障害を克服し、その有する能力を活用することにより、社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加すること。

社会生活能力指数 しゃかいせいかつのうりょくしすう [social quotient;SQ] 
 S−M社会生活能力検査によって測定される指数。社会生活能力年齢(SA)を生活年齢(CA)で徐して100を乗じたもの。

社会生活能力年齢 しゃかいせいかつのうりょくねんれい [social age;SA]
S−M社会生活能力検査によって測定される指数。社会生活能力のレベルをを年齢で示したもの。

社会生活力 しゃかいせいかつりょく [social functioning ability;SFA]
 障害のある者が地域社会の中で利用できる社会資源を積極的に活用し、主体的に生活を切り開き、社会参加し、障害のある者に対する周りの人々の意識をも変えていくような力のこと。

社会福祉協議会 しゃかいふくしきょうぎかい [council of social welfare]
 一定の地域社会において住民が主体となり、社会福祉、保健衛生、その他の生活の改善向上に関連のある公私関係者の参加、協力を得て、地域の実情に応じ、住民の福祉を増進することを目的とする民間の自主的な組織。全国、都道府県指定都市、市区町村の3種類の社会福祉協議会がある。社会福祉事 業法により、社会福祉法人とされる。

社会福祉士 しゃかいふくしし [certified social worker]
社会福祉士及び介護福祉士法により制定された、社会福祉専門職の国家資格。専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害がある者、又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業とする者をいう。

弱視 じゃくし [amblyopia]
 器質的病変がないか、あってもそれに相当しない視力低下のこと。小児の視力発達過程において、ものをよく見ることができない状態におかれた場合に発症する。早期に屈折矯正と弱視視能矯正の治療をしないと、予後不良となる。拡大鏡等の補助具を選定し、訓練を行うサービスもある。

遮光眼鏡 しゃこうがんきょう
 網膜色素変性症の障害者に交付されるレンズ。補装具。網膜に変性(光過敏、強い明感(まぶしさ)、コントラストの喪失、暗順応低下、視野の狭窄等)がある場合、視力低下を緩和するために使用する。特定な光波長「ブルー」を眼球内に入れるのを防ぐために、「オレンジ」のレンズが使われている。

ジャルゴン失語 じゃるごんしつご [jargon aphasia]
著明な錯語・錯文法を主訴とする失語症で、患者は多弁で話のテンポも速く言葉漏れを示し、自分の誤りを自覚せず、精神運動興奮状態にあることが多い。

シャント(短絡) [shunt]
 互いに異なった管腔系の間に本来はありえない交通ないし吻合があり、内部の体液がそれを通って一方の腔より他方の腔に入る現象をいう。先天性心奇形等によるものもあるが、心疾患や透析用のために治療目的で人工的に作製される場合もある。

重症心身障害 じゅうしょうしんしんしょうがい [severely and profoundly handicap]
 運動機能と知的機能の両方に重い障害が起こること。障害の状態は多様で、人工呼吸器や経管栄養など多くの医療・介護を必要とする。

重度身体障害者 じゅうどしんたいしょうがいしゃ [the severely physically handicapped]
身体障害者のうち、特に障害の程度が重い者をいう。各制度における重度の概念は一致していないが、おおむね身体障害者福祉法による障害等級の1級および2級に該当する身体障害を意味する場合が多い。

重度身体障害者更生援護施設 じゅうどしんたいしょうがいしゃこうせいえんごし せつ [rehabilitation institution for the severely physically handicapped]  身体障害者更生施設の種別の一つ。職業的更生は困難であるが、少なくとも、自助動作の機能が回復する可能性があると判定される重度の肢体不自由者または重度の内部障害者を入所させて、家庭復帰に必要な日常生活能力の回復及び、生活指導に重点をおいて各種のリハビリテーションを行う。入所期間は概ね5年以内とし、入所者各人に対する指導計画によって適宜決定する。

重度身体障害者授産施設 じゅうどしんたいしょうがいしゃじゅさんしせつ [sheltered work institution for the severely physically handicapped]
 身体障害者授産施設の種別の一つ。重度の身体障害者で、その障害のため、作業能力をもちながらも当該施設以外の場所においては就業することがきわめて困難であると判定されたものを入所させ、施設内で自活させることを目的とする施設である。入所期間は、作業能力等を勘案して当該施設によって適宜決定する。入所者には作業能力に応じ工賃が支払われる。

収尿器 しゅうにょうき
 尿集器ともいう。脊髄損傷等による排尿障害の補装具として用いる。身体障害者福祉法及び児童福祉法の補装具。採尿器と蓄尿袋で構成され、尿の逆流防止装置がつけられている。

主題統覚検査 しゅだいとうかくけんさ [thematic apperception test;TAT] 
投影法による人格検査。ある状況を描いた絵を被検査者に示し、その絵を中心にして、その過去はどうであったか、未来はどうなるかを想像して空想的物語をつくらせることにより、欲求や内的状態を探る。

シューホン [shoe horn] →靴べら型装具
 短下肢装具の一種で、靴がはけるプラスチック製のものをいう。

障害者雇用支援センター しょうがいしゃこようしえんせんたー
 職業生活における自立を図るために継続的な支援を必要とする障害者に対し、職業の安定を図ることを目的とした法人。都道府県知事が市町村の区域(場合によっては2以上の市町村の区域)に一つに限って指定し、主に授産施設等の利用者に対して職業準備訓練から就職・職場定着に至るまでの相談援助を一貫して行う。

障害者雇用促進協会 しょうがいしゃこようそくしんきょうかい [association for employment of the handicapped]
 障害者の雇用の促進と職業の安定を図るために、「身体障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づき、労働大臣の認可を受けて設立された団体。障害者雇用納付金及び、障害者雇用調整金、報奨金、各種助成金の事務、障害者雇用に関する技術的指導・援助・調査研究・情報提供・広報・啓発、全国障害者技能競技大会(※アビリンピックの参照)の開催等を行っている。

障害者雇用率 しょうがいしゃこようりつ [employment rate of the disabled]
事業所に障害者の雇用義務を課す割当雇用制度のことで、法定雇用率制度・義務雇用制度ともいう。日本では1955年の身体障害者雇用促進法で努力目標による雇用率を設置、1976年の法改正で義務雇用制と雇用納付金制度が規定、身体障害者に適用された。1988年に全障害者が対象となり、1998年に知的障害者を算定基礎に加えた法定雇用率が1.8%とされた。

障害者職業カウンセラー しょうがいしゃしょくぎょうかうんせらー [vocational counselor of the handicapped]
 障害者の雇用の促進等に関する法律に基づき、障害者職業センターに置かれる職種。職業的リハビリテーションの過程において、障害者の職業適性を見極め、相談・支援し、他のリハビリテーション関係者との調整を図る立場にある。 

障害者職業センター しょうがいしゃしょくぎょうせんたー
 障害者の雇用の促進等に関する法律に基づき設置される障害者の職業生活における自立を促進するための施設で、?障害者職業センターの中核的な組織である、障害者職業総合センター?職業リハビリテーションサービスを提供する、広域障害者職業センター?公共職業安定所と連携し、各都道府県にある地域障害者職業センターの3種類がある。

「障害者110番」運営事業 しょうがいしゃひゃくとうばんうんえいじぎょう
「障害者の明るいくらし」促進事業の必須事業の一つ。障害者の権利擁護に係る相談等に対応するため、常設の相談窓口を設置して相談員を配置し、内容に応じて各種専門家による専門相談を行う。相談内容としては、?生命・身体に対する危害、?財産に対する侵害、?相続関係、?金融、消費、契約 関係、?雇用、勤務条件関係等があげられる。

障害の受容 しょうがいのじゅよう [acceptance of disablement]
機能障害や能力低下を持った人が、それに伴う心理的苦痛を克服し、自らの障害を認め、受け入れるようになること。受容は、発病によるショック、否認、怒り・恨み、悲観・抑うつ、解決への努力、受容(克服)という段階でなされると考えられている。

小規模作業所 しょうきぼさぎょうしょ
共同作業所や地域作業所・福祉作業所などとも呼ばれているもので、いわゆる法定外(無認可の福祉施設)。活動内容は、作業を中心としながらも利用者の障害実態に応じて健康の維持・増進や社会教育活動にウェイトが置かれているところ、また企業就職へ向けた援助活動に力を注いでいるところもある。ここ20年ほどの間に急増し、在宅障害者の社会資源として重要な役割を果たしている。

情緒障害 じょうちょしょうがい [emotional disorder]
心因性の情緒の不安ないしは不満からきた行動障害のこと。情緒的・感情的なあつれきによる行動異常と、情緒的な未成熟による行動異常に分けられる。

情動失禁 じょうどうしっきん [affective incontinence]
わずかな刺激で、泣いたり、笑ったり、怒ったりする状態で、情動の調整がうまくいかない状態。脳血管障害、老年痴呆などの脳器質疾患に多く見られるが、強い疲弊(疲れ弱ること)状態でも起こるし、一般的に老人にみられやすい。

小頭症 しょうとうしょう [microcephaly]
年齢別標準頭囲の平均値から、標準偏差の2倍以上小さい場合を言う。遺伝性、染色体異常、子宮内感染、胎内放射線被曝、母体の糖尿病などによるものや、周産期の循環障害や炎症によって脳組織に壊死を起こしたものがある。臨床症状は知能障害、運動障害、てんかんなど多彩である。

常同症 じょうどうしょう [stereotypy]
ある行為、例えば手をこするといったふるまいを絶えず繰り返すこと。同じ運動の反復だけでなく、特定の身体姿勢を長時間にわたった保つことをもいう。

小発作 しょうほっさ[petit mal]
従来は、大発作の対語として、あらゆる種類の短時間で経過する発作に用いられたが、現在では欠神発作を意味する。欠神発作は、きわめて短時間の意識消失(たいてい2〜15秒)であり、突然に発来し終了する。通常、小児期から学童期にみられる予後良好のてんかんである。

職域開発援助事業 しょくいきかいはつえんじょじぎょう
アメリカの援助付雇用(supported employment)をモデルとした地域障害者職業センターにおける職業準備訓練の一形態で、事業所の協力を得ながら行うオン・ザ・ジョブ・トレーニングによって職業能力の向上を図ることを目的として行われる。訓練期間は1ヶ月から7ヶ月。結果として就職にいたるケースも多く、本事業の効果として評価されている。

職親制度 しょくおやせいど
知的障害者を預かり、その更生に必要な指導訓練を行う事業経営者などの民間人で、知事・市町村長が認めた者を「職親」として登録し、18歳以上の知的障害者の指導訓練や職業指導など将来の職業自立に向けた指導を委託する制度。期間はあらかじめ1年以内とされ、この期間になるべく目的を達成し、一般雇用への切り替えや新しい職場への就職を図る。

職業的リハビリテーション しょくぎょうてきりはびりてーしょん [occupational rehabilitation]
 心身障害者等のリハビリテーション活動の内、職場生活への適応を相談・訓練・指導し、その人にふさわしい職に就けるよう援助する専門技術の領域のこと。具体的には、障害者職業センター、障害者職業訓練校、身体障害者更生施設、知的障害者更生施設等において行われる。

褥瘡 じょくそう [decubitus]
 骨の突出した部位の皮膚及び、軟部組織が、骨と病床との間で長期間圧迫のために循環障害を起こし、壊死となった状態。肩甲骨部、仙骨部、足踵部などに頻発する。潰瘍化すると治療が非常に困難なため、予防が大切。そのためには2時間ごとの体位変換、スキン・ケア、クッションの使用、栄養管理を行う。

職場適応訓練 しょくばてきおうくんれん [on-the-job training] 
 障害者の雇用の促進等に関する法律、雇用対策法、雇用保険法等に基づき、都道府県知事が事業主に委託して障害者の能力に適した作業に従事させ、その職場環境への適応を図ろうとするもので、1年以内の実施訓練を行う。訓練終了後は引き続きその事業所にて雇用されることを前提とする。訓練期間中、障害者に対しては訓練手当が、事業主に対しては委託費が支給される。

ショートステイ [short stay] →短期入所事業

自律神経失調症 じりつしんけいしっちょうしょう [autonomic(vegetative)dystonia]
一般に内科臨床において不定な症状を訴えるが、それに見合った所見の得られない病態に対して使用されている。思春期から中年期にかけて好発。症状としては、全身倦怠感、めまい、頭痛、頭重、動悸など多彩。治療の基本は精神療法であり、補助的に精神安定剤等を併用する。

自立生活 じりつせいかつ [independent living]
 四肢麻痺などの重度な障害者が、介助者や補装具等の補助を用いながらも、心理的には解放された責任ある個人として主体的に生きること。

自立生活センター じりつせいかつせんたー [center for independent living ;CIL]
 重度の障害者が自立して生活していくために、障害者自らの互助組織として各地域の障害者が運営する民間の援助団体。自立生活のためのカウンセリング、介助者の斡旋、住宅サービス、移動サービス、就労サービス等、種々のサービスを行っている。

心因反応 しんいんはんのう [reactive psychosis]
広義には、心因によって生じた精神障害、すなわち神経症、人格障害も含むが、普通は狭義の心因性精神病を指している。

人格障害 じんかくしょうがい [personality disorders]
病気ではないのに、その人の行動、態度、対人的なかかわりあい、思考の様式などが普通の人と大いに変わっていて、そのために自分が悩んだり周囲の人々を悩ませたりする障害。

人格変化 じんかくへんか [personality change]
一つの統一ある行動及び精神組織として形成された人格が、病的過程のため人格水準の低下を生じること。人格構造がより統一性の少ない無定形かつ不安定な形態に解体あるいは退行し、現実環境への適応がより不完全になることをいう。

心筋梗塞 しんきんこうそく [myocardial infarction;MI]
 冠状動脈の粥状硬化による閉塞や狭窄のため、冠血流の急激な減少や途絶が生じ心筋に壊死を来した状態。発症後CCU(冠状動脈疾患集中治療病棟)等での速やかな対応が必要である。治療は安静、鎮痛、酸素吸入、抗不整脈を行い、発症後3時間以内に血栓溶解療法の施行が必要。

神経症 しんけいしょう [neurosis]
精神障害の一つで、心因によって引き起こされた心身の非器質的障害をいう。現れる症状は、特に成人の場合、強迫、不安、心気、抑うつ、ヒステリーなど、特徴ある症状を示すが、子どもの場合は、不登校などの不適応行動として現れることが多い。

人工関節置換術 じんこうかんせつちかんじゅつ
股関節と膝関節置換術が主。人工股関節置換術は高齢者の末期股関節症、破壊の高度な大腿骨骨頭壊死、慢性関節リウマチの症例に適応。人工膝関節置換術は変形性膝関節症や慢性関節リウマチのため関節破壊がある症例に適応。いづれも徐痛効果と活動能力獲得が目的である。

人工喉頭 じんこうこうとう [artificial larynx]
 喉頭全摘出後の音声の喪失に対する、音声機能の代用機器。気管口から出す呼気でゴム膜を振動させて音を出し、これを口腔内に導き入れて構音する笛式人工喉頭と、電気的に音を発する装置を顎下部に当てて構音する電気人工喉頭がある。習得は容易であるが、話すとき器具と手を要するのが欠点。

人工肛門 じんこうこうもん [artificial anus]
 腸の一部を切除し、腸の切断端を体外に出して腹壁に固定し、便を体外に排泄するようにした人工の排泄口(ストマ)のこと。消化器系ストマともいわれる。人工肛門はその造設法により単孔式と双孔式に、その造設の目的により、一時的と永久的に、部位により回腸人工肛門と結腸人工肛門に分けられ る。

人工呼吸装置(レスピレーター) じんこうこきゅうそうち [artificial respirator]
 機械的に人工換気を行う装置。一般的には気管内挿管によって気道内に陽圧でガスを送り込む陽圧式換気装置である。換気量の設定によって、気道内圧を一定に保つ従圧式のものと、一定容量のガスを送る従量式のものがある。また、換気補助を行うものから、換気量を間欠的に補うもの、換気の一切を行うものまで多様である。

進行性筋ジストロフィー症 しんこうせいきんじすとろふぃーしょう [progressive muscular dystrophy;PMD]
筋線維の変性・壊死を主病変とし、進行性の筋力低下をみる遺伝性、家族性、原発性の骨格筋変性疾患。デュシェンヌ型が最も多く伴性劣勢遺伝で少年期までの男子のみ発症し、予後不良。次に福山型、ベッカー型が続く。いづれの型も筋電図は筋原性、血清酵素が上昇。筋線維の大同小異、壊死と再生、脂肪組織の増加をみる。今のところ根治療法はない。

人工透析 じんこうとうせき [artificial dialysis]
 拡散とろ過または浸透の原理により血液中の不用老廃物や有害物質の除去および体外の循環(体液)を浄化することを目的に行われる治療法であり、現在では腎不全の治療として広く応用されている。患者の単なる延命を目的としたものではなく、積極的な社会復帰を目指したものである。半透過膜として生体膜を利用する腹膜透析法と人工膜を用いる血液透析法に大別される。

心室中隔欠損症 しんしつちゅうかくけっそんしょう [(inter)ventricular septal defect ;VSD]
 先天性心奇形のうち最も発生頻度が高く、しばしば他の奇形を合併する。左右の心室の境をしている心室中隔膜性部に単一の欠損が存在する場合が一番多い。一般的に予後良好。胸骨左縁下部に荒い収縮期性心雑音がある。ふつうチアノーゼはない。

心身症 しんしんしょう [psychosomatic disease]
身体症状を主とするが、その診断と治療に心理的な因子についての配慮が特に必要な病態をいう。又、身体的原因によって発生した疾患でも、その経過に心理的な因子が重要な役割を演ずる症例や、神経症でも身体症状を主とする症例は、広義の心身症として取り扱う。

心身障害 しんしんしょうがい [physically and mentally handicapped]
 知能・言語・情緒・行為・身体機能等、心身の機能に障害がある状態の総称。

心身障害児者地域療育等支援事業(コーディネーター事業) しんしんしょうがいじしゃちいきりょういくとうしえんじぎょう
指定した施設に在宅福祉を専任で担当する職員(コーディネーター)を配置し、在宅療育等に関する相談、各種福祉サービスの提供の援助・調整等を行い、地域の在宅心身障害児者とその家族の福祉の向上を図ることを目的に制度化された事業。拠点施設一つに対して、概ね100名の在宅心身障害児者が登録されている。

新生児黄疸 しんせいじおうだん [neonatal jaundice]
新生児の90%以上に、生後2〜10日の間みられる黄疸で、生理的なものといわれている。しかし、黄疸が激しく病的な場合には、けいれん、嘔吐等の中枢神経症状を起し、特に重症な場合(核黄疸)には中枢神経障害を伴い脳性麻痺になることもある。光線療法、交換輸血などの治療を必要とする。

振戦 しんせん [tremor]
 ある関節を中心として起こる律動的な不随意運動で、一般的には“ふるえ” と表現される異常運動である。比較的規則的な動きがある。その出現する状況により、パーキンソン病に典型的に出現する静止時振戦、姿勢時振戦、本態性振戦、小脳の障害で生じる運動時振戦、動作時振戦などがある。

身体化 しんたいか [somatization]
精神的ストレスや葛藤を身体症状へと変換する防衛機制の一形。精神症状としてではなく、身体症状で反応する過程をさす。

身体障害者更生施設 しんたいしょうがいしゃこうせいしせつ [rehabilitation institution for the physically handicapped]
 身体障害者福祉法第5条に定める身体障害者更生援護施設の一種。法第29条に基づき、身体障害者を入所させて、その更生に必要な治療、指導及び訓練を行う施設で、?肢体不自由者更生施設、?視覚障害者更生施設、?聴覚・言語障害者更生施設、?内部障害者更生施設、?重度身体障害者更生援護施設に細分される。

身体障害者授産施設 しんたいしょうがいしゃじゅさんしせつ [sheltered work institution for the physically handicaped]
 身体的な障害により企業就労が困難な人々に対して、働く場を提供するとともに必要な訓練を行いながら自立を促すことを目的とした通所型・入所型の社会福祉施設。入所期間は職業の種類、入所者の経歴等を勘案して施設において適宜決定される。入所者には作業能力に応じ工賃が支払われる。

身体障害者相談員 しんたいしょうがいしゃそうだんいん
 身体障害者福祉法第12条の3に基づき、身体に障害のある者の福祉の増進を図るため、身体に障害のある者の相談に応じ、及びその更生のために必要な援助を行うことを都道府県・指定都市・中核市から委託された者で、相談者自身が身体障害者であることが通常である。

身体障害者通所授産施設 しんたいしょうがいしゃつうしょじゅさんしせつ 
 身体障害者福祉法第5条に定める身体障害者更生援護施設の一種で、法第31条の身体障害者授産施設の一つ。雇用されることが困難な者または生活に困窮する身体障害者に必要な訓練を行うとともに職業を与え、自活させることを目的とする施設で、地理的条件や障害の状況等を勘案し、通所によってもその更生効果が得られる者を対象とする。

身体障害者手帳 しんたいしょうがいしゃてちょう
 身体障害者福祉法第15条に基づき、法別表が定める身体障害の範囲・程度に該当する者に対し、当該障害者の申請に基づいて交付されるもので、同法による福祉サービスを受けることができることを示す証票であり、都道府県知事の指定する医師の診断書・意見書を添付して都道府県知事に申請する。障害の程度に応じて1級から6級の障害等級が記載される。

身体障害者福祉工場 しんたいしょうがいしゃふくしこうじょう [welfare workshop for the physically handicapped]
 身体障害者福祉法第31条の身体障害者授産施設の一種で、作業能力はあるが、職場の設備・構造・通勤時の交通事情等のため一般企業に雇用されることの困難な重度の身体障害者に職場を与え、生活指導と健康管理のもとに健全な社会生活を営ませることを目的とする施設。

身体障害者福祉ホーム しんたいしょうがいしゃふくしほーむ
 身体障害者福祉法第30条の2に規定された施設で、家庭において日常生活を営むのに支障がある身体障害者に対して、低額な料金で、その日常生活に適した居室その他の施設を利用させるとともに、日常生活に必要な便宜を供与する施設。利用者は経営主体と契約し、利用料を支払う。定員は5名以上。

身体障害者ホームヘルプサービス しんたいしょうがいしゃほーむへるぷさーびす  [home-help service for the physically diabled]
 重度の身体障害があり、自分で家事ができない、あるいは家族による介護ができない状況にある障害者が在宅で生活できるよう、家事や介護などの援助を行うホームヘルパーを派遣するサービス。利用者は世帯の所得に応じた費用を負担する。

身体障害者療護施設 しんたいしょうがいしゃりょうごしせつ [nursing care home for the physically handicapped]
 身体障害者福祉法第30条により定められた、身体障害者更生援護施設。身体上の著しい障害のため常時介護を必要とするが、家庭では介護を受けることの困難な最重度の障害者を入所させ、長期にわたって治療や日常生活処理、リハビリを行う。

心的外傷後ストレス性傷害 しんてきがいしょうごすとれすせいしょうがい 
[post-traumatic stress disorder;PTSD]  
過酷なストレスに対する反応として生じる精神的な障害で、強い恐怖、驚愕、絶望などの心理状態を呈する。誘因となる出来事は、拷問や暴力を受ける、災害や事故で自分や家族の生命が脅かされる、他の人が襲われたり殺されたりするのを眼にする、といった事柄である。

伸展 しんてん [extension]
身体を前後に分ける垂直面(前額面)に対して、関節の角度が増大するように動かすことを伸展という。屈曲の逆。

人物画テスト じんぶつがてすと [draw a man test,draw a person test;DAM,DAP]
描画による投影法人物検査の一種。人物の絵を描かせ、その描き方(形式)、人物の特徴(内容)、テスト場面での態度などから、被験者の人物特性をとらえようとする。

心房中隔欠損症 しんぼうちゅうかくけっそんしょう [atrial septal defect;ASD]
 左右の心房の境をしている心房中隔の形成不全により欠損孔を生じたもの。一般に心雑音は弱く、特に症状もなく経過することが多いため、幼児期や学童になってはじめて見出される例が多い。ほとんどの例が健康者と変わりなく過ぎて、壮年期以降になって、症状を呈してくる。(心不全や不整脈)。壮年期以前に欠損孔閉鎖術を受けることが必要。

心理検査 しんりけんさ [psychological testing]
個人または集団の性格、能力、その他の心的特性、及びその障害を明らかにする目的で作成された心理学的な検査法。しばしば心理テストと呼ばれる。

心理リハビリテーション しんりりはびりてーしょん [psychological rehabilitation]
心身障害児のリハビリテーションを実施していく際、理学療法や作業療法などと平行して心理学的立場から障害児の心の悩みを受け止め、また心理検査などによって能力や興味を測定し、社会的自立への心構えの確立などの援助をすること。

心理療法 しんりりょうほう [psychotherapy]
心理的影響によって患者をなおす方法で、精神医学では精神療法ともいう。主に情緒的に問題をもつ人々、自己の生き方に自信のない人々、例えば精神病、神経症、人格障害、心因性疾患、心身症などが対象となる。





水頭症 すいとうしょう [hydrocephalus]
 頭蓋骨、主に脳室に脳脊髄液が異常に貯留し、髄液腔が拡大した状態のこと。髄液の通過、吸収、分泌過剰が原因である。状態や部位により交通性、非交通性、正常圧水頭症に分類され、また、発症時期により先天性と後天性水頭症に分けられる。治療はシャント術である。

隋伴障害 ずいはんしょうがい [complicated disorders]
 原因となる疾患ないしは主障害に対し、随伴して生じる障害を指す。例えば、脳性小児麻痺の場合、運動機能障害(四肢、体幹の障害)は主障害であるが、その原因が中枢神経系の損傷にあるところから、知能の発達障害・視覚・聴覚・言語の障害・てんかん様の発作などが、併せてみられることが多い。

睡眠障害 すいみんしょうがい [sleep disturbance,sleep disorders]
何らかの原因により睡眠が障害されるもので、障害が軽度であるのに主観的に強く訴えられる場合と、実際に睡眠の量とリズムに異常がある場合がある。

スキル [skill]
技術、技能。器用さともいう。

鈴木・ビネー式知能検査 すずきびねーしきちのうけんさ [Suzuki-Binet-test]
ビネー式知能検査の一種。思考を必要とする様々な問題が易から難に並べてあり、合格・不合格の項目から、精神年齢(MA)、知能指数(IQ)を算出する。

スタージウェーバー症候群 すたーじうぇーばーしょうこうぐん [Sturge-weber syndrome]
母斑症のひとつ。片側の顔面血管腫(赤ワイン色)、同側の髄膜血管腫、大脳皮質の異常を伴う疾患。精神神経症状としては生後数ヶ月ないし数年よりけいれんが出現。精神遅滞(mental retardation;MR)、半身不全麻痺、視野欠損、緑内障などをきたす。

ストマ [stoma]
 手術等により身体に人工的に作られた排泄口。直腸癌、肛門癌等による消化器系の障害では、腸内容を体外へ開放するため、腸管を体外に引き出し切断して肛門の代用を増設する。結腸人工肛門、回腸人工肛門、尿路系の障害で利用されることが多い回腸導管、または結腸導管の等のこと。

ストレス [stress]
人間関係のもつれや経済的困難、社会的制裁などの社会的重圧、寒さや外敵の脅威、外傷や病気など精神的な緊張をもたらすもの、あるいはそれによって生じる精神的緊張そのものをいう。





生活技能訓練 せいかつぎのうくんれん [social skills training;SST]
社会生活技能訓練、社会的スキル訓練、社会技術訓練などとも呼ばれている。社会福祉の対象者が生活の質を向上させ、生活障害の克服をはかり、自己効力感を取得するため、生活における対人的行動の取り方を体系的に学習できるように援助する方法。

生活年齢 せいかつねんれい [chronological age;CA]  
暦年齢ともいい、出生以来、実際に暦の上で経過した年齢をいう。

生活の せいかつのしつ [quality of life;QOL]
生命・生活・人生の質のこと。自分自身の生活に関する主観的満足感、安定感、幸福感、達成感などを諸要因とする。具体的には日常生活動作はもちろん、労働・家庭生活・趣味・文化活動・レジャー・スポーツなど多元的におよぶもので、自己決定権や労働の意義を重視するものである。

生活モデル せいかつもでる [model of life]
 ライフモデルともいう。「適応」や「良好な適合状態」といった生態学の概念を用いながら、クライエントを治療対象とするのではなく、環境との相互作用関係のなかに生きる生活主体者として捉える。

精神安定剤 せいしんあんていざい [tranquilizers]
精神機能に作用する薬(向精神薬)の一つ。

精神医学ソーシャルワーカー せいしんいがくそーしゃるわーかー [psychiatric social worker;PSW]
 精神保健福祉領域におけるソーシャルワーカー。保健所、精神病院、診療所、精神障害者福祉施設、作業所等において、精神障害を持つ人やその家族を対象とし、精神障害者に対する社会復帰や各種サービス、家族との調整を行う。1998年に精神保健福祉士法の成立とともに精神保健福祉士として国家資格となった。

精神運動発作 せいしんうんどうほっさ [psychomotor seizure]
てんかん発作の一型。目的のはっきりしない運動や動作(唇を噛む、「あー」「おー」などの叫び声、歩き回る等)が発作的に起こり、30秒から5分程度でもとに戻るが、本人は発作後にその行動を想起することができない。

精神疾患の診断・統計マニュアル(第4版) せいしんしっかんのしんだん・とうけ いマニュアル(だいよんはん) [Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fourth Edition;DSM-?]
 アメリカ精神医学会が刊行している精神障害の診断と統計のためのマニュアルで、日本においては精神科臨床、研究などの場において広く普及されている。

精神障害者保健福祉手帳 せいしんしょうがいしゃほけんふくしてちょう
精神保健法が、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に改正され、精神障害者の自立と社会参加の促進を図ることを目的として創設された手帳。精神疾患(機能障害)の程度、能力障害の程度で判定され、1級から3級までの等級がある。申請窓口は市町村。

精神遅滞 せいしんちたい [mental retardation;MR]
かつては精神薄弱とも呼ばれていたが、現在は福祉施策用語としては知的障害と呼ばれ、医学的には精神遅滞の用語が用いられる。一般的な定義としては、一般的知的機能が明らかに平均より低く、同時に適応行動における障害を伴う状態で、それが発達期に現れるものとされている。

精神年齢 せいしんねんれい [mental age;MA]
知的精神的能力を、同じ水準の能力をもつ人々の平均暦年齢に換算して尺度化したもの。

成年後見制度 せいねんこうけんせいど
 民法に規定されている、判断能力の不十分な成年者(痴呆性高齢者、知的障害者、精神障害者等)を保護するための制度。被後見人の自己決定の尊重、ノーマライゼーションの観点から1999年に法改正され、従来の禁治産者、準禁治産者の分類から、より多様で、柔軟かつ弾力的な措置が可能となるよう、補助、保佐(準禁治産の改正)、後見(禁治産の改正)の3分類となった。

脊髄炎 せきずいえん [myelitis]
 脊髄の炎症性疾患をいう。原因は種々にわたる。病因から感染性脊髄炎、アレルギー性・脱髄性脊髄炎、代謝性・中毒性脊髄炎に分類される。このうち感染症脊髄炎のうちの梅毒性や結核性のものや、代謝性、中毒性脊髄炎が慢性脊髄炎である。病巣に一致する髄節の麻痺や感覚障害および病変部以下の運動、感覚障害、膀胱直腸障害などが起こる。

脊髄小脳変性症 せきずいしょうのうへんせいしょう [spinocerebellar degeneration;SCD]
 主に小脳や脊髄性の運動失調を主症状とする神経変性疾患。体幹の運動失調や不明瞭な発言、眼振などがみられ、徐々に進行して日常生活の低下を招く。

脊髄性小児麻痺 せきずいせいしょうにまひ [poliomyelitis]  →ポリオ

脊髄損傷 せきずいそんしょう [spinal cord injury] 
脊髄の脱臼骨折等により脊髄が損傷されること。脊髄に出血、浮腫があり、脊髄の挫滅と圧迫病変がみられる。脊髄は神経系の下位中枢機能と伝導路機能をもつので、損傷部以下の弛緩性麻痺、全知覚脱失、膀胱直腸障害等を来す。合併症の予防並びに社会復帰と自立を目指したリハビリテーション等の機能訓練が重要である。

脊椎披裂 せきついひれつ [rachischiasis] →二分脊椎

摂食障害 せっしょくしょうがい [eating disorders]
広義には摂食行動の異常を主症状とする種々の障害を包括した概念であって、神経性無食欲症、神経性過食症のほか、幼児期にみられる異食症や反芻などを含む。現在、狭義に摂食障害というときには最初の二つを指す。これらは好発年齢層がその他より高く、精神病理も特異である。

セルフヘルプ・グループ [self-help group;SELP]
 共通の障害・疾病を持つ患者やその家族らが専門職から独立して、自主的に集まって互いに助けあったり、学習等の機会を持つなどして、相互の成長を図る活動。一般市民への啓発、行政、専門機関への働きかけも行う。

セルプ(社会就労センター) [Support of Employment,Living and Participation ;SELP]
自立自助を意味し、授産施設の通称を指す。授産施設は、本来、貧困者、障害者など、生活に困窮している人々に必要な技能を修得させ就労の便宜を図ることを目的とした社会復帰施設。従来の「授産」という言葉は慈恵的でわかりにくいイメージがあることから、そのイメージを払拭するため、セルプ (社会就労センター)と名称が変更された。

遷延分娩 せんえんぶんべん [prolonged (protracted)labor]
分娩開始後、初産婦で30時間、経産婦で15時間以上経過してもなお児の娩出をみないもの。

潜在的ニーズ せんざいてきにーず [potential needs]
 顕在的ニーズの対語。本人が自覚あるいは感得していないとしても、ある一定の基準から乖離し、その状態の解決が社会的に必要であるとみなされている状態を指す。

尖足 せんそく [pes equinus]
 足関節が足底側に屈曲する変形で、その発生原因によって麻痺性(腓骨神経麻痺)、痙直性(脳卒中など)、外傷性(外傷でギプス固定後に発生)などに分けられる。ギプスや装具を用いて矯正できるものもあるが、重症のものに対しては、手術(腱延長術)が必要。足部の外傷で足関節のギプス固定を行う場合や、長期臥床中に本変形を発症することが少なくないので注意する。

先天性股関節脱臼 せんてんせいこかんせつだっきゅう [congenital dislocation of the hip joint;CDH]
 特別な外傷や感染とは関係なく、大腿骨頭が脱臼している場合、先天性股関節脱臼という。病因については明らかではない。女子に圧倒的に発生率が高い。新生児では関節弛緩、乳幼児では大腿骨骨頭の異常移動性、歩行時の跛行といった所見がみられ、成人後に疼痛、運動障害をきたしやすい。機能早期発見・早期治療が原則で、アブミバンド装着での矯正などを行う。

せん妄 せんもう [delirium]
熱病にかかってうわ言を言っている時のように、現実との接触を失い、自分がどこに位置するかわからず意識の混濁している状態。アルコール離脱症状や老人痴呆の初期など、脳実質の異常を基盤とすることが多い。





躁うつ病 そううつびょう [manic-depressive psychosis]
統合失調症とならぶ二大内因性精神病の一つ。躁状態あるいはうつ状態という感情の障害を基礎とする病態が、はっきりとした病期を限って交代的にあるいは周期的に出現し、通常、病期経過後に人格欠陥を残さずに完全な回復に至るもので感情病ともいわれる。

早期破水 そうきはすい [premature rupture of the membrances]
分娩開始後で、子宮口全開大前に起こる破水。原因としては狭骨盤、巨大児、胎位胎勢の異常、羊水過多症、産道が強靱でその開大が困難なとき、陣痛あるいは腹圧が過度にかかる場合によるものなどがある。

装具 そうぐ [orthosis,brace]
 身体の一部を固定したり支持したり、変形の予防や矯正をはかったり、機能の支持または代用することを目的として装用する装置。補装具の一種。装具はその使用部位により下肢、靴型、体幹、上肢装具がある。その使用目的により治療用と更生用に大別される。

挿耳形補聴器 そうじがたほちょうき
 マイクロホン、増幅器、イヤホンが耳栓の中に収納された補聴器。レディメイドとオーダーメイドがある。補聴効果が良く、外見がよい。耳介・外耳道の形態異常により他の型の補聴器が使用困難な場合や職業上あるいは教育上、汗をかいたり、眼鏡が必要なため、耳懸け式補聴器では支障がある場合などに使用する。

躁状態 そうじょうたい [manic state]
高揚した気分、意欲の亢進、思考促進によって特徴づけられる状態で、おおむねうつ状態の対極に位置づけられる。

躁病 そうびょう [mania]
躁うつ病の躁病期をいう。感情的に高揚され、お喋りで熱狂的である。思考のテンポは速く、気分も爽快な状態にある。誇大傾向を示すこともある。

僧帽弁置換 そうぼうべんちかん [mitral valve replacement]
 僧帽弁(左心房と左心室との間の弁)の病変に対し、代用弁を用いて置換すること。

僧帽弁閉鎖不全症 そうぼうべんへいさふぜんしょう [mitral regurgitation;MR]
 僧帽弁は弁尖、弁輪、腱索、乳頭筋の四者が一体となってはじめて完全な機能を営むことができるが、このどの部分かに障害が生じると、僧帽弁閉鎖不全となり、収縮期に左心室より左心房に血液が逆流する。左心室と左心房は肥大拡大をし、さらに進行すれば肺循環系のうっ血、右心室の肥大拡張をきたす。投薬等の内科的治療で対応し、奏効しない時には人工弁置換術を行う。

足底装具 そくていそうぐ [plantar brace]
 脳性麻痺などで足に変形がある場合、外反足や踵足の骨折後の痛みのある場合、脚長差のあるものの脚長補正などに、足底部に使用する下肢装具。

ソーシャルワーカー [social worker;SW(r)]
 ソーシャルワークを行う社会福祉従事者の総称として使われる。福祉倫理に基づき、専門的な知識・技術を有して社会福祉援助を行う。





体位変換 たいいへんかん [position change]
 寝たきりの状態にある者は自力では体位を変えられない。同一体位の継続は苦痛や疲労を生じ、内臓諸器官の機能低下や四肢の拘縮、褥瘡を招きやすいことから、介護者の助力によって定期的に体位を変換させること。座位のとれない患者の褥瘡予防では2時間ごとの体位変換が必要。

体幹 たいかん [trunk]
 頭部を含む胴体のこと。

体幹装具 たいかんそうぐ [trunk orthosis]
 頚椎から仙椎までの全体または部分を固定する装具。胸椎変形の矯正や防止、腰痛の軽減等を目的とする。腰椎装具、胸椎装具、頚椎装具、側彎矯正装具等。腰仙椎に用いるコルセットや頚椎カラーなど。

退行 たいこう [regression]
ある時点において、それまでに発達した状態や機能あるいは体制が、それ以前の、より低次の状態や機能ないし体制に逆戻りすること。

代謝異常 たいしゃいじょう [error of metabolism]
体内で栄養素を分解する作用(=代謝)に必要不可欠な酵素が先天的に欠けているため、代謝の中間産物が血中にあふれ神経を侵し、障害を起こすもの。

対人恐怖 たいじんきょうふ [anthropophobia,fear of interpersonal situation,
social phobia]
他人と同席する場面で、不当に強い不安と精神的緊張が生じ、そのため他人に軽蔑されるのではないか、嫌がられるのではないか、他人に不快な感じを与えるのではないかと案じ、対人関係からできるだけ身を退こうとする神経症の一型。

大動脈弁狭窄症 だいどうみゃくべんきょうさくしょう [aortic stenosis;AS]
 大動脈弁の収縮期開口が種々の原因により不十分となるものをいう。弁狭窄、弁上狭窄、弁下狭窄の区分があるが、弁狭窄が最も多い。(75%)リウマチ性、動脈硬化性のものがかなり多い。通常は無症状に経過することが多いが、疲れやすい、息切れ、前胸部痛、失神発作等がときにみられる。大動脈弁口の駆出性収縮期性心雑音と左室肥大心電図が特徴的。根治手術が可能。

大発作 だいほっさ [grand mal]
てんかん発作の一型。意識は消失し、全身硬直し、通常は眼球を上転させ、四肢を強直させ、その後四肢を間代(筋の収縮と弛緩を急激かつ不随意に反復するため、関節の屈曲と伸展運動を繰り返す)させる。呼吸不整、顔面蒼白ないしチアノーゼ、流涎、糞尿失禁がみられ、咬舌や転倒による外傷を伴うこともある。

ダウン症候群 だうんしょうこうぐん [Down's syndrome]
蒙古症(モンゴリズム)とも呼ばれる。症状は特異な顔貌によってよく知られており、これのみでも容易に診断される。精神発達の障害は必発。性格的には穏和、従順、人なつっこく、ユーモラスで可愛がられることが多い。原因に関しては染色体異常が必ず存在する。

多語文 たごぶん
言語の発達における最終段階で、自然な言語表現。文法にかなった多彩な品詞を取り入れた、分化された表現。    

多点杖 たてんづえ 
 杖の下部に3本以上の足を有するもの。

多動 たどう [hyperactivity]
注意欠陥多動性障害(ADHD)の中心症状の一つ。基本的な症状は、多彩で不均一なところがあるが、注意散漫、注意の持続が短い、衝動性、易興奮性、低い社会性、一部の固執性、不器用などである。原因は脳の障害にあるとの知見が多い。

田中・ビネー式知能検査 たなかびねーしきちのうけんさ [Tanaka-Binet-test]
わが国で代表的なビネー式知能検査。1歳級から優秀成人級までの120問からなる年齢尺度で構成されている。知能年齢は年月式で算出され、知能標示は知能指数として表されるが、1970年度の改訂では知能偏差値にも換算できるようになっている。適応範囲は2歳から成人まで。

多発性筋炎 たはつせいきんえん [polymyositis;PM]
 四肢の近位筋、顔面、頸部筋などの弱化と萎縮をもたらす。30〜60歳くらいの女性に発症しやすい。筋病変だけのものの他、紅斑などの皮膚病変を伴うもの、自己免疫疾患や悪性腫瘍を伴うものなどいくつかのタイプがある。

多発性硬化症 たはつせいこうかしょう [multiple sclerosis;MS]
 中枢神経系に多発性の脱髄巣ができ、神経症状の寛解と再発を繰り返す脱髄疾患の一つ。若年成人に見られ多くは急性に発症する。視力低下、複視、しびれ感、運動麻痺などを初発症状とし、多幸症などの精神症状、解離性眼振、対麻痺、横断性の知覚障害、膀胱直腸障害などが生じる。

短下肢装具 たんかしそうぐ [short leg brace;SLB]
 足関節の固定、矯正、機能の補助を主目的とする下肢装具。下腿(膝下)から足部までの短い装具。金属支柱を持つものや、プラスチック製のものなど種類は多い。

短期入所事業 たんきにゅうしょじぎょう
身体障害者や心身障害児者の介護を行う者が疾病その他の理由(社会的理由・私的理由)により、居宅において介護することが一時的に困難となった場合、その障害児者を各種障害者施設や児童福祉施設等に短期間入所させ、必要な保護を行うことを委託するもの。保護の期間は7日以内だが、必要最小限の範囲で延長することができる。          

単心臓 たんしんぞう
 心臓が先天的に1つの部屋であり、心房・心室の区別のない状態。





チアノーゼ [cyanosis]
 毛細血管、静脈を循環する血液の酸素濃度が低く、炭酸ガス濃度が高いため、皮膚及び可視粘膜が著しく紫色になる現象。原因としては、肺でのガス交換が不十分な場合や、心臓で動脈血と静脈血が混じる場合、末梢循環の不良な場合等が考えられる。

地域リハビリテーション ちいきりはびりてーしょん [Community-based rehabilitation;CBR]
 地域社会という生活の場において、地域住民も参加した形でリハビリテーションを行うシステム。一般的には病院で行われる医学的リハビリテーションを中心とした働きかけに対し、家庭生活を軸として、行政機関や地域住民が包括的な支援体制を組み、機能訓練や医療、本人及び家族に対する生活指導、福祉サービスなどを提供することを意味している。

地域利用施設 ちいきりようしせつ
地域における障害者の実状等を十分に考慮し、障害者の各種相談、講習、訓練、情報、文化、教養、スポーツ、レクリエーション等の便宜を供与するとともに、ボランティアの養成、住民の啓発等、デイケアなどを行う。身体障害者福祉法上の施設としては身体障害者福祉センター、補装具製作施設、視聴覚障害者情報提供施設等がある。

チック [tic]
局限された筋肉群に突然生起する急激で頻繁で無目的な、不随意に起こる運動をいう。症状は、瞬き、顔を歪める、頭を振る、鼻を鳴らす、手や肩をピクリと動かす、など非常に多彩である。発症要因としては、人間関係に由来するストレスを指摘する研究が多い。

知的障害 ちてきしょうがい [intellectually disabilities]
「精神薄弱」に替わる用語として、日本精神薄弱者福祉連盟の長期行動計画の中で提起され、平成10年法律改正。知的発達障害を略して「知的障害」とした。知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)に現れ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別の援助を必要とする状態にあるものとされる。

知的障害者援護施設 ちてきしょうがいしゃえんごしせつ
知的障害者福祉法に基づいて設置され、知的障害者の更生を援助して必要な保護を行う施設の総称。知的障害者更生施設(入所、通所)・知的障害者授産施設(入所、通所)・知的障害者通勤寮・知的障害者福祉ホーム・知的障害者福祉工場の5種類がある。

知的障害者グループホーム ちてきしょうがいしゃぐるーぷほーむ
地域の社会の中にある住宅において数人の知的障害者が一定の経済的負担を負って共同で生活する形態で、同居または近隣に居住する専任の世話人により、食事の提供や健康管理などの援助や相談などが行われるもの。原則として定員は4人以上。

知的障害者更生施設 ちてきしょうがいしゃこうせいしせつ
知的障害者援護施設の一種。おおむね18歳以上の知的障害者を入所させて保護すると共に、その更生に必要な指導と訓練を行う施設で、入所と通所がある。日常生活に置いて必要な動作・習慣を身につけ、社会・家庭生活への適応を高めるため、生活指導や作業指導が行われる。

知的障害者授産施設 ちてきしょうがいしゃじゅさんしせつ
知的障害者援護施設の一種。おおむね18歳以上の知的障害者で、かつ雇用されることが困難な者を入所させ、自活に必要な訓練を行うと共に、職業を与えて自活させることを目的とする施設である。入所と通所がある。職業に従事した者については工賃が支払われる。

知的障害者生活支援センター・ワーカー ちてきしょうがいしゃせいかつしえんせ んたー・わーかー
地域で独立した生活を営む人たちへの支援制度として、知的障害者通勤寮等(入所更生・入所授産施設を含む)に生活支援センターを設け、個人生活支援として、日常生活の相談・経済生活・健康・住宅・結婚・育児・趣味・地域活動などの支援を生活支援ワーカーが地域社会と連携を取り行うもの。

知的障害者相談員 ちてきしょうがいしゃそうだんいん
昭和43年に、知的障害者本人や家族からの相談に応じ、必要な助言指導を行うと共に、関係機関との連携・啓蒙・福祉の増進を測ることを目的に設置された相談員。福祉事務所長の推薦のあった者(原則として、知的障害者を育てた経験のある保護者を優先)の中から適当と認められた人が都道府県知事から委託される。委託期間は2年。

知的障害者地域ホーム ちてきしょうがいしゃちいきほーむ
群馬県の県単独事業。グループホームと似た形態だが、地域生活を望む知的障害者に居住の場を提供し、日常生活における援助を行う事を目的としている。実施主体は市町村。定員は2名以上7名以内。

知的障害者通勤寮 ちてきしょうがいしゃつうきんりょう
知的障害者援護施設の一種。15歳以上の知的障害者を対象に、職場に通勤しながら居室やその他の設備を利用させ、自立のために必要な対人関係の調整や余暇の活用、健康管理・金銭管理などについて助言や指導を行う施設。利用期間は原則として2年以内。福祉的就労でも入所が認められるようになった。

知的障害者福祉工場 ちてきしょうがいしゃふくしこうじょう
知的障害者の社会参加を促進するための福祉的就労のひとつ。知的障害者授産施設よりも企業的色彩の強い施設。作業能力はあるが、対人関係や健康管理等の事由により、一般企業に就労できない15歳以上の知的障害児・者を雇用し、生活指導、健康管理に配慮した環境の下で社会自立を促進することを目的とする。定員は20名以上。

知的障害者福祉司 ちてきしょうがいしゃふくしし
福祉事務所で知的障害者の福祉の向上のため、その業務の中心的な役割を担う職員。知的障害者の福祉に関わる業務に2年以上従事した経験を持つ社会福祉主事などがなる。

知的障害者福祉ホーム ちてきしょうがいしゃふくしほーむ
知的障害者援護施設の一つ。仕事に従事しており、かつ住宅を求めている 15歳以上の知的障害者を対象に、低額な料金で居室やその他の設備を利用させ、日常生活を送って行く上で必要な便宜を図る施設。措置施設ではなく、契約施設であるので生活費は自己負担で、共益費も徴収される。永住する事が出来る。

知的障害者ホームヘルプサービス ちてきしょうがいしゃほーむへるぷさーびす
市町村が知的障害者ホームヘルパーを派遣して、適切な家事、介護等の日常生活の世話をしたり、相談に応じて障害児・者の生活の安定に寄与する等その援護を図ることを目的に実施される。サービス内容は身体介護(食事、排泄、入浴、通院の介助)・家事(調理、掃除、買い物等)・相談・助言指導・外出時における移動の介護。

知能指数 ちのうしすう [intelligence quotient;IQ]
知能検査結果の標示法の一つ。知能検査によって得られた精神年齢(MA) を生活年齢(CA)で除して100を乗じたもの。

痴呆 ちほう [dementia]
脳の器質障害によって、一度獲得された知的機能が持続的に低下した状態をいう。痴呆状態に陥ると、社会生活に支障をきたし、周囲の介護がなくては生命にもかかわるような事態となってしまう。知能獲得前の障害にもとづく 知能低下、知的障害と区別される。

注意欠陥多動性障害 ちゅういけっかんたどうせいしょうがい [attention deficit hyperactivity disorder;ADHD] 
精神年齢に比して不適応な注意力障害、衝動性、多動性を示す行動障害。これらの症状が激しいと、周囲からの働きかけに対する応答性が乏しくなり、3〜4歳までは自閉症と間違われることもある。性格特性として、几帳面、融通が利かない、頑固などが指摘されることがある。男児に多いのが特徴で、原因は不明だが何らかの中枢神経機能が背景にあると推測されている。

注意障害 ちゅういしょうがい [disorders of attention]  
注意の範囲が狭く、注意の持続時間が極端に短かったり、注意散漫ないしは不注意であったり、いろいろな刺激に注意がかき乱されること。

聴覚・言語障害者更生施設 ちょうかく・げんごしょうがいしゃこうせいしせつ
[rehabilitation institution for the auditory and speech handicapped]
身体障害者更生施設の一つで、聴覚・言語障害者を入所させて、その更生に必要な指導及び訓練を与える施設。入所期間は1年だが、特に必要と認める時は6ヶ月間の延長が可能。医学的治療・検査、補聴器装用訓練、機能訓練、心理的・職業的更生を行う。

長下肢装具 ちょうかしそうぐ [long leg brace;LLB]
 膝関節と足関節の固定や矯正、機能の補助を行う装具。大腿部より足部までを覆う。金属支柱のあるものやプラスチック製のものがある。

聴能士 ちょうのうし [audiologist;AT]
 聴能訓練士とも呼ぶ。聴覚障害者に対して、医師の指示の下に聴覚検査や評価治療、聴能訓練、補聴器の選択、指導などのリハビリテーションを行う専門職のこと。

重複障害 ちょうふくしょうがい [multiple handicap]
上肢障害と下肢障害のような同類の障害の重複にとどまらず、視覚障害、運動機能障害、聴覚・言語障害、知的障害等の障害が二つ以上重なっていることをいう。

チンコントロール [chin contorol]
 電動車椅子をあごを用いて操作すること。





椎間板ヘルニア ついかんばんへるにあ [protrusion of intravertebral disc]
 脊椎椎体の間にある円盤状の軟骨を椎間板といい、これが退行変性やなんらかの外力によって椎間内に押し出され、痛み、しびれ、麻痺などの神経症状をおこした状態。腰椎に最も多くみられ、腰痛や坐骨神経痛の原因となる。治療は初期は安静牽引が行われるが、難治性の者に対しては手術療法がおこなわれる。

対麻痺 ついまひ [paraplegia]
 下半身麻痺のこと。下肢の運動および知覚が左右両側とも障害された状態をいう。下肢対称性の麻痺。





デイケア
広義にはデイサービスと同じ。精神科通所リハビリ施設、精神保健福祉センター、保健所等において、通院中の精神障害者の社会復帰を図るために生活指導や作業療法等を行うこともデイケアという。

デイサービス [day service]
日帰り介護とも呼ばれる。在宅の要介護高齢者、障害者等を施設に通わせ、あるいは在宅訪問により、入浴、食事の提供、機能訓練、介護方法の指導などの各種サービスを提供すること。実施主体は市町村、特別区であるが、社会福祉法人、医療法人、民間事業者に事業の一部を委託することができる。

テイ・サックス病 [Tay-Sschs disease]
先天性脂質代謝異常。乳児期に発症。精神遅滞、失明に至る視力障害、筋力低下、けいれんなどを伴う。

ディスアビリティ [disability]
 能力障害のこと。人間として正常とみなされる方法や範囲で活動していく能力の、(機能障害に起因する)なんらかの制限や欠如である。機能障害の結果、食事、排泄、衣服の着脱等の身辺動作や、歩行、コミュニケーション活動等日常生活動作がうまくできないことを意味する。

適応 てきおう [adjustment]
人が環境や状況の中で、その要請にも応じ、同時に自らの要求をも生かし、著しい葛藤や不安を経験することなしに生活すること。

適性 てきせい [aptitude]
特定の仕事、活動を効果的に遂行しうる能力を現在もっていなくても、訓練 によってその能力をもちうる可能性のことをいう。

デジタル型補聴器 でじたるがたほちょうき  
 デジタル補聴器はプログラマブル補聴器とフルデジタル補聴器に分類され る。フルデジタル補聴器は信号回路、調整ともデジタルであり、ハウリング (ピーピーという音)の抑制、雑音の抑制、聞き取り能力の向上など補聴器の持つ問題点の解決のために開発された。

デシベル [deci-Bell;db,dB]
 音の進行方向に垂直な単位面積を単位時間に通過するエネルギーの強さをいう。音のエネルギーや音圧を表現するのに、基準となる値を定めてその値との比をとったもの。dbとも書く。

テストバッテリー [test-battery]
 テストの目的、意図に沿うように、あるいはテストの結果をより正確に綿密なものにするためにいくつかのテストを併用すること。

伝音性難聴 でんおんせいなんちょう [conductive hearing loss]
 外耳、内耳の異常による難聴をいい、音を物理的に伝える部分の障害である。
 原因としては先天性外耳道閉鎖、滲出性中耳炎、慢性中耳炎などがあり、治療可能なものも多い。十分な音圧を与えれば、語音弁別は良いので、補聴器は有効である。

てんかん [epilepsy;Ep(i)]
 種々の病因によって起こる慢性の脳障害で、大脳ニューロンの過剰な発射の結果起こる反復性発作(てんかん発作)を主徴とし、これに種々の臨床症状および検査所見を伴うもの。その発作症状は意識障害、痙攣、自動症等の様態をとる。てんかんにはてんかん発作だけでなく、周期性不機嫌、挿間性精神障害、性格変化、知能障害がしばしばみられる。

電動車椅子 でんどうくるまいす [electric wheel chair]
手動式車椅子が全く使えないか、あるいはその操作が著しく困難な重度身体障害者を対象にしたもので、バッテリーを電源とする電動機(モーター)の出力による車椅子。移動距離が長かったり、上肢の筋力不足や動作不自由、あるいは内臓への負担が大きくかかる人に適している。道路交通法では歩行者として扱われ、最高時速は6km/hとされる。

点訳奉仕員 てんやくほうしいん [volunteer Braille traslation]
 市町村等から依頼された点字による相談文書の翻訳や回答文書の作成、広報 活動等に協力する。市町村障害者社会参加促進事業及び「障害者の明るいくらし」促進事業のなかで、養成されており、点字図書の基礎知識、点訳の方法及び実技の講習が実施されている。講習を終了した者は奉仕員として登録され、証票が交付される。





統合失調症 とうごうしっちょうしょう [schizophrenia]
主として青年期に発し、しばしば進行性または推進性に経過し、人格の統合性において特有の欠陥を残遺するか、ときには人格の荒廃状態に至る。症状としては、表情の少なさ、心の通じにくさ、妄想、幻聴、自閉性、感情障害、衝動的興奮や昏迷などの緊張病性症状、言語新作や支離滅裂思考などの思考障害などがある。

動作性知能指数 どうさせいちのうしすう [performance intelligence quotient;PIQ] 
言語ではなく、視覚や動作を用いる材料によって測定される知能指数(IQ)をいう。

導尿 どうにょう [urethral catheterization]
 外尿道口から膀胱まで管(カテーテル)を通して尿を排出させる処置のこと。膀胱洗浄処置や尿閉に対する治療のために行われたり、尿失禁の病態把握や尿路感染症の診断のために行われる。膀胱内の細菌感染を起こさないように無菌的に操作することが重要である。

糖尿病 とうにょうびょう [diabetes mellitus;DM]
 糖尿病とは膵臓から分泌するインスリンが不足して、血液中の糖分が過剰に なった状態をいう。摂取した糖質が利用できず、血液中の糖が増加、脂肪の 代謝の低下、全身の病気にいたる。インスリンが生産されないことから子ど もや若い人に多く起こるインスリン依存型と中年期以降に発病し、遺伝的要 素に肥満や運動不足などが誘引となり起こるインスリン非依存型がある。

頭部保護帽 とうぶほごぼう
 ヘルメット型で、スポンジ、革を主材料に製作し、転倒の際に頭部を保護する。身体障害者福祉法及び、児童福祉法の補助具。

動脈管開存症 どうみゃくかんかいぞんしょう [patent ducrus arterious]
大動脈と肺動脈を連絡する動脈管が生後閉鎖せず、動脈管を通じて体循環・肺循環に短絡を生じるもの。全心奇形の15%前後を占め女性にやや多い。

動揺(性)歩行 どうようせいほこう [swaying gait]
 酩酊時のような不安定・不器用な歩行で、両下肢を拡げるが、ふらついて一直線上を歩くことができない。両側性小脳障害のための四肢や体幹の運動の協調が失われたとき、あるいは前庭迷路系障害による平衡障害が強いときに見られる。小脳変性症、メニエル病等で見られる。

トークエイド [talk aid]
聴覚機能代行器のひとつで、キーを打つと音声がでるもの。

独語 どくご [monologue]
相手なしにされる談話。精神医学で問題になるのは精神病者の独語であり、それも統合失調症の場合が主である。

特殊義眼 とくしゅぎがん
 個別の障害者に適合するように、加工してあるオーダーメイドの義眼。

特定疾患 とくていしっかん [intractable disease]
 厚生省が難病対策のための研究事業等において対象としている疾患。120を調査対象としている。そのうち、治療が極めて困難で医療費も高額となる疾病については特定疾病治療研究事業の対象とされ、医療費の自己負担分が補助される。重症患者については全額公費負担となる。現在スモン、ベーチェット病など40余りの疾患が対象となっている。

特定疾病 とくていしっぺい
 介護保険制度の第2号被保険者の要支援・要介護認定の対象となる加齢にともなう心身の変化に起因する身体上、精神上の障害。政令で、脳血管疾患、閉塞性動脈硬化症、初老期痴呆、早老症(ウェルナー症候群)、脊髄小脳変性症、脊柱管狭窄症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、後縦靭帯骨化症、骨折を伴う骨粗しょう症、両側の膝関節、又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症、シャイ・ドレーガー症候群、パーキンソン病、慢性関節リウマチ、糖尿病性の神経障害・腎症・網膜症、慢性閉塞性肺疾患の15種類が定められている。

読話 どくわ [speech-reading]
 口唇の動きを含めた、顔の表情や手及び全身の動き、話の前後関係、その場の状況など可能な限りの手がかりを総合して話者のいうところを視覚的に読み取ること。読唇ともいわれる。

徒手筋力テスト としゅきんりょくてすと [manual muscle testing;MMT]
 医師又はセラピストが徒手で行う個々の筋の収縮能力を客観的に評価するための検査。ある条件下で被験者に関節運動を行わせ、運動範囲あるいは検者が与えた抵抗量によって、筋収縮の全くない0から正常筋力の5までの6段階で筋力評価する。





内転 ないてん [adduction]
 体の正中線(からだを左右に分ける線)に近づく運動をいう。外転の逆。

内反 ないはん [inversion]
内反足は足底が内を向くような運動。外反の逆。これは単一の運動ではなく、いくつかの関節による複合した運動である。内がえしともいう。子宮内肢体異常や奇形などによって生ずる。内反膝はO脚とも呼ばれる。

内部障害者更生施 ないぶしょうがいしゃこうせいしせつ [rehabilitation institution for the internally handicapped]
身体障害者福祉法第29条に基づき設置される身体障害者更生援護施設のうち身体障害者更生施設の一種。心臓、腎臓または呼吸器に障害のある者を入所させて、医学的管理の下にその更生に必要な指導及び訓練を行う施設。入所者に対して、健康管理、職業訓練、生活指導等が行われる。入所期間は原則として1年間であるが、必要に応じて延長が認められる。

ナルコレプシー [narcolepsy]
睡眠発作、情動に伴う脱力発作、入眠時幻覚、睡眠麻痺などを主症状とする疾患。遺伝子異常が原因である。

喃語 なんご[babble]
言語発達の最初の段階で、幼児の意味のない音声。

難治性てんかん なんちせいてんかん
治療を行っても軽快・治癒させるのが困難なてんかん。服薬調整がうまくいっていないために発作が軽快しないなど、実際には難治ではないものも多い。





ニーズ [needs]
 人が社会生活を送っていくうえで欠くことのできない基本的必要用件。社会福祉の分野では社会資源との関連で用いられることが多く、金銭や物資に対する物理的ニーズ、身辺介助などの生理的ニーズ、医療的ケアニーズ、心理的ニーズ、社会的ニーズなど多様である。利用者のニーズは顕在化していることもあれば、時に潜在化していたり、本人が自覚していないこともある。

日常生活用具 にちじょうせいかつようぐ
 心身に重度の障害を持つ人の日常生活を容易にするための用具。電動ベッドやワープロ、盲人用時計などがある。心身障害者の必要に応じて障害の程度(部位の等級)により給付・貸与されるもの。世帯の所得により自己負担が必要。窓口は市町村。

二分脊椎 にぶんせきつい [spina bifida]
 脊椎管の癒合障害による先天的な脊椎破裂のこと。椎の奇形の一つで、受胎後4週頃に起こる神経孔の閉鎖不全による。運動障害や排尿・便障害を認める。

尿道カテーテル にょうどうかてーてる [urethral catheter] 
 尿道に挿入する管状の器具のこと。導尿、膀胱洗浄、残尿測定や膀胱内圧測定などの検査、および膀胱X線撮影法や膀胱内凝血塊の排除などに用いられる。金属性のものと軟性のゴムやビニール、シリコンなどによるものがある。軟性のものはネラトン型、球状のものなどがある。

妊娠中毒症 にんしんちゅうどくしょう [gestational toxicosis]
胎児、胎盤が母体に影響を与え、種々の症状を出現させるもの。原因は明らかではないが、妊娠によるホルモン、自律神経、代謝の変化に母体が適応しきれなく発症するものと推測される。栄養障害から胎児の発育が障害され、死産、低体重、早産、仮死の原因にもなる。





猫鳴き症候群 ねこなきしょうこうぐん [cat cry syndrome]
5番染色体の欠損による。新生仔期の猫に似た甲高い泣声、小頭症、円形顔貌、両眼離開、筋緊張低下、ときには心奇形を呈す。重篤な精神遅滞は必発。女児に多い。

粘着気質 ねんちゃくきしつ [viscosty temperament]
一つのことに執着して動揺することが少なく、几帳面で秩序を好み、重々しくて融通がきかない性格。誠実で他人に対する態度はていねいであるが、軽快さに乏しく、思考や説明はまわりくどい。





脳血管障害 のうけっかんしょうがい [cerebrovascular disease;CVD]
 脳血管の異常により虚血または出血を起こし、脳が機能的あるいは器質的に侵された状態をいう。多くは突発的に発症し、脳障害の部位、程度により様々な神経症状を呈する。その基本的病変は、虚血性病変と出血性病変である。脳内出血、クモ膜下出血、脳梗塞、脳塞栓など多様である。近年食事療法や高血圧症の治療の進歩等により脳出血が減少し、脳梗塞が際立っている。

脳血栓 のうけっせん [cerebral thrombosis]
 脳の血管に血栓ができ血管がつまって脳の虚血をもたらす疾患。脳梗塞の大部分を占める。発症は緩徐でありかつ段階的に進行する。脳局所症状に比べて意識障害が軽く、髄液は清澄であり、髄液圧は正常の場合が多い。多くの場合、高血圧・糖尿病・高脂質血症等の基礎疾患が背景にある。

脳梗塞 のうこうそく [brain infarction,cerebal infarction]
 脳の循環不全により脳組織への酸素供給量が低下し、脳代謝が阻害され脳神経機能が麻痺し、さらに細胞の壊死により梗塞に陥る。出血性梗塞と出血を伴わない梗塞とがあり、一般に後者が多い。脳軟化といわれることもある。

脳挫傷 のうざしょう [cerebral contusion]
 頭部に対する外力によって脳実質の挫滅、小出血、浮腫の続出を生じた状態。小範囲、限局性の場合予後は良好であるが、挫傷が広範囲であったり、巨大な脳内血腫を形成したりすると予後は不良である。

脳出血 のうしゅっけつ [cerebral hemorrhage]
 脳実質内に出血する脳内出血(脳溢血ともいう)と、クモ膜腔に出血するクモ膜下出血がある。高血圧があり、脳血管に破れやすい因子があるときに起こる高血圧性脳出血が最も多い。他に、動脈瘤破裂、脳動静脈奇形の破綻、外傷、出血性疾患等も原因となる。

脳性麻痺 のうせいまひ [cerebral palsy;CP]
胎生期、出生時、出生直後に生じた非可逆的脳障害により運動障害を主症状とする疾患。将来正常化すると思われる運動発達の遅れ、脳の進行性病変は除外される。現れる運動障害は多彩でしかも年齢とともに変化していく。運動障害の他に、知能、言語、知覚の障害など総合的な発達に関与する能力に遅れをみることが多い。

脳塞栓 のうそくせん [cerebral embolism]
大動脈弓や頸部動脈や心臓内にできた血液の塊が血管を通じて脳に流れてきて、脳の血管が急に詰まる病気。脳梗塞の一種。前兆症状はなく突然に発症する。原疾患として心筋梗塞、心内膜炎、心房細動、リウマチ性心臓弁膜症等、心臓由来の場合が多い。

脳卒中 のうそっちゅう [apoplexia cerebri;APO]
 脳内血液の循環不全により急激な反応で突然倒れ、片麻痺、四肢麻痺による運動障害や知覚障害、失語・失認・失行などの高次脳機能障害および意識障害がみられる。脳血管の病的変化により神経症状をもたらす疾患群。原因としては脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、一過性脳虚血、高血圧性脳症などがある。

脳波 のうは [electroencephalography;EEG]
大脳の神経細胞の活動により生じた電位変動を、頭皮につけた電極を通してとらえ、連続波形として記録したもの。脳の電気活動は種々の疾患によって変化するので、脳の機能異常、異常部位を診断することができる。てんかんでは機能性異常としての刺激性変化(過剰放電)、脳外傷、脳腫瘍など、器質性異常では破壊性変化として徐波や脳波の抑制などさまざまな波型が見られる。

ノーマライゼーション(ノーマリゼーション) [normalization]
 障害者や高齢者など社会的に不利を負う人々を当然に包含するのが通常の社会であり、またそうした通常の社会生活の中に障害者を組み入れることで、障害者があるがままの姿で他の人々と同等の権利を享受できるとともに、共通した手段と場の中で彼らの自立と人格の開花を図っていこうという思想。障害者基本法第3条にこの理念が掲げられている。

ノンバーバル・コミュニケーション [non-verbal communication]
身体的構え、身振り、表情、視線、相手との接し方、身なり、あるいは言葉の抑揚などの総称。非言語的コミュニケーションとも呼ばれる。





徘徊癖 はいかいへき [poriomania,dromomania,fugue]
狭義では一過性で、目的のない、ほとんど抗拒不能な心迫的遁走である。広義では目的のない屋内外の徘徊、移動、外出などを総称する。      

肺活量 はいかつりょう [vital capacity;VC]
 最大吸気後にゆっくりと最大呼息努力を行ったとき、肺から呼出されるガス量。健常成人で4〜5Lくらいである。肺疾患、呼吸筋の異常、妊娠などで低下する。また、高齢者でも低下する。

廃用手 はいようしゅ [nonfunctional hand]
上肢または手の障害により、単独あるいは、もう一方の手の補助としての機能を失ったもの。

廃用(性)症候群 はいよう(せい)しょうこうぐん [disuse atrophy]
 長期臥床など活動性の低い生活を送ることによって起こる心身の機能低下のこと。活動性の低下は筋力の低下、関節の拘縮、骨萎縮などの運動機能面の低下や床ずれの発生をもたらすが、他にも心肺機能、血圧の調整機能、内臓機能、感覚機能、知的機能、精神活動、神経機能などの低下を引き起こす。早期のリハビリテーションの開始、座位をとるなどの予防が大切。

バウムテスト [tree test]
樹木画による投影法人格検査。「実のなる木を描いて下さい」という教示で、自由に樹木を描かせ、発達的、性格的、病理的観点から人格を捉える。

パーキンソン症候群 ぱーきんそんしょうこうぐん [parkinsonian syndrome]
 パーキンソン病の特徴である振戦、筋強剛、無動・動作緩慢、小刻み歩行、すくみ足歩行、仮面様顔貌のようないくつかが出現する疾患全体をさす概念で、多数の疾患が含まれる。特発性パーキンソニズム(通常のパーキンソン病と同義)、原因の明らかな症候性(二次性)パーキンソニズム、原因不明の神経変性疾患の3つに大別される。

パーキンソン病 ぱーきんそんびょう [Parkinson disease;PD]
脊髄の退行性変性を起こす疾患で、中脳の黒質の神経細胞が進行性に変性、脱落することにより神経伝達物質であるドーパミンが不足するもの。中年期以降に発症、静止時振戦、筋固縮、寡動もしくは無動、姿勢保持困難が見られる。前屈姿勢、小刻み歩行、すくみ現象、突進現象、言語不明瞭、起立性低血圧等も見られる。一側から始まり次第に両側性に進行する。

白杖 はくじょう →盲人用安全杖

白内障 はくないしょう [cataract]
 虹彩の後ろにある水晶体が混濁した状態。このため、光が通らず、物が見えなくなる。先天性のものと後天性のものがある。先天性は停止性だが発達に影響を及ぼしたり、眼振をみるなどの二次的な障害が生じるため、早期治療が必要。後天性は老人性、糖尿病性、外傷性など多様で、多くは進行性。手術による治療(超音波乳化吸引法、水晶体摘出術)が可能であることが多い。

跛行 はこう [claudication,limping]
 歩行が可能であるが、その歩行型が正常のものとは異なるもの。障害種別、程度等により、いくつかの類型に分けられる。

箱庭療法
 はこにわりょうほう [sandplay therapy]
箱を備え、それに種々の玩具(人・動物・植物・乗物・建築物など)を用意しておき、患者に自由に作品を作らせることによって治療を行う心理療法。

把持装具 はじそうぐ [flexor hinge splint]
 母指、その他の指に筋力低下のある場合に、母指を対立位に保持し、第2、3指を金属枠で固定して、この3指で3点つまみを行なう装具。

長谷川式簡易知能評価スケール(改訂) はせがわしきかんいちのうひょうかすけ ーる(かいてい) [Hasegawa dementia scale-Revised;HDS-R]
老人用知能評価スケールの一種。年齢、見当識、計算能力、記憶能力などの質問項目がある。この検査だけで痴呆の程度は判別できず、他の精神医学的検査、心理学的検査、臨床像との総合評価で判定することが必要である。

パニック [panic]
個人または集団が示す危急反応。反復する高度の恐慌発作であり、特別の状況や環境に限定されず、予知不能である。主要症状は発作前に動悸、胸痛、窒息感、めまい、非現実感がある。

ハーラー症候群 [Hurler syndrome]
先天性糖質代謝異常。特異な顔貌(大きい頭蓋骨、両眼隔離、広い鼻、半開きの口から突出した大きな舌と分厚い唇)を呈し、角膜混濁、短い首、肝脾腫、関節の拘縮、精神遅滞を伴う。

パラノイア [paranoia]
 妄想症とも呼ばれる。通常は幻覚を伴わず、思考・意志・行動等に一貫した秩序が保たれているという特徴をもちながら、系統的で確固とした持続的な妄想体系が緩徐に発展する状態をいう。

パラリンピック
 国際身体障害者スポーツ大会のこと。1948年にイギリスで脊髄損傷者のスポーツ競技大会として開催され、1960年ローマオリンピックからオリンピックの年にその開催地で開かれるようになった。1964年東京大会から「パラリンピック」と呼ばれるようになり、現在は切断者や視覚障害者、聴覚言語障害者も参加している。

バランス式前腕補助器 ばらんすしきぜんわんほじょき [Balanced Forearm Orthosis;BFO]
 麻痺した上肢を支持し、食事動作、読書、タイプなどの日常生活動作の向上を目的とする装具。通常、車椅子に取り付けて用いる。

バリアフリー [barrier free]
 高齢者や障害者の歩行、住宅のなどの出入りを妨げる物理的障害がなく、動きやすい環境をいう。今日では物理的な障壁を取り除くことだけでなく、制度的、心理的、情報等障害者を取り巻く生活全般に関連している障壁(バリ アー)を取り除く(フリー)ことをいう。

パルスオキシメーター(動脈血酸素飽和度計測器) どうみゃくけつさんそほうわどけいそくき
 動脈血中のヘモグロビンと結合した酸素量(全血の酸素含量から物理的に溶解した酸素量を減じたもの)の、その血液の酸素容量O2capacityに対する百分率を計測する機器。

バルーンカテーテル(膀胱留置カテーテル) [balloon catherter]
 主に泌尿器科で用いるカテーテル(貯留物の排出や薬液注入に用いる管状の器具の総称。)管腔が2本あり、1本が先端の風船状の袋に通じている。膀 胱内に挿入した後、空気等で風船をふくらませ脱落を防止し、もう1本の管で尿を排出させる。尿閉、尿失禁、神経因性膀胱、泌尿器の手術後や褥瘡などで局所の清潔を保つ必要がある場合に適応。

反響言語 はんきょうげんご [echolalia]
目の前の他人から話しかけられた言葉に対してそっくりそのまま山びこのように返事をすること。オウム返しともいう。

半側空間無視 はんそくくうかんむし [unilateral spatial neglect]
半側の脳器質性病変に基づく、視空間失認の一型。外空間の(多くの場合、左)半側にある視覚対象を無視し、これに気づかぬ症状。

反張膝 はんちょうひざ [genu recurvatum]
 起立位、臥位での膝関節の最大伸展位が0以上(一直線以上)に伸展が可能なこと。先天性膝関節脱臼、麻痺、外傷、脚長差などが原因。足関節の尖足、拘縮、麻痺によっても発症しうる。

ハンチントン舞踏病 はんちんとんぶとうびょう [Huntington's chorea] 
 青壮年期に発症する進行性の疾患で、ふつう優性遺伝を示す。舞踏病運動と精神症状が徐々に進行し、通常発症より10〜15年で死亡する。症状としては、初期に動作がぎこちなく、落ち着かなくなる他、顔面、手指に舞踏病運動がみられる。進行すると体の多くの部位で動作が緩慢かつ粗大となり、構音障害、痴呆がみられるようになる。

ハンディキャップ [handicap]
なんらかの機能障害ないしは能力障害があって、大多数の人々に保障されている生活水準、社会活動への参加、社会的評価などが不利となっている状態を示す。社会的不利。

ハンドリム [hand rim]
車椅子の大車輪の外側についている円型のパイプ。大車輪よりもひと回り小さな輪の部分。座席に座った利用者はこの輪を握って回すことにより車椅子を腕の力だけで進行させることができる。介護型車椅子や電動車椅子にはない。手動輪ともいう。





ピア・カウンセリング [peer-counselling]
 クライアントとカウンセラーといった垂直的な関係ではなく、同じ障害や問題を抱えた障害者同士(ピア)が水平的な関係のなかでお互いに心理的な支援を行うこと。従来のカウンセリングよりも対等性、共感性、受容性が重視されている。ピア・サポートと呼ぶこともある。

膝装具 ひざそうぐ [knee brace;knee orthosis;KO]
 下肢装具のうち大腿部から下腿部に及ぶ構造を持ち、膝関節の動きを制御するもの。構造的には両側金属支柱、大腿半月、下腿半月、膝継手から成るものが標準。膝関節の伸展力低下、反張膝、膝関節拘縮、側方不安定膝、前後方向不安定膝、回旋不安定膝等の膝関節部の異常に対して処方、製作される。

ヒステリー [hysteria]
過去の特殊な抑圧された経験が身体症状に転換されたもの。しばしば見られるのは、眼が見えなくなったり、聾・失声を起こしたり、臓器の機能不全を起こしたりするが、解剖的・生理的にはまったく病因となるものはなく、心理的な病気である。

標準型補聴器 ひょうじゅんがたほちょうき
主に聴覚障害4級もしくは6級に適する補聴器で、90db最大出力音圧のピーク値の表示値140db未満のもの。

ピンチ [pinch]
つまみ動作による把握のこと。主として親指と他指で物をとらえる動作で、巧緻性、協調性が必要である。指腹つまみ、指先つまみ、横つまみ等の種類がある。





ファロー四徴症 ふぁろーしちょうしょう [tetralogy of Fallot]
肺動脈狭窄、心室中核欠損、大動脈の右方転移(騎乗)および右心室肥大の四病変を伴う先天性心疾患。チアノーゼ、太鼓ばち指、眼瞼結膜の充血がみられ、呼吸困難と運動制限が著明。無酸素発作もしばしばみられる。外科的には肺動脈狭窄を除去し心室中核欠損を閉鎖する根治手術が行われる。

不安 ふあん [anxiety]
実際に危機に遭遇したり危険が迫っている時の恐怖に対し、対象のない情緒的混乱をいう。

フェニルケトン尿症 [phenylketonuria]
先天性アミノ酸代謝異常。主要症状は精神遅滞、赤毛・色白などの色素欠乏、異常脳波、けいれん、小頭、錘体外路症状(歩行障害、細かい手の振え等)などである。新生児マススクリーニングの対象。低フェニルアラニンミルクなどの食事療法を行う。

福祉作業所 ふくしさぎょうしょ [welfare work activity center]
身体上または精神上の理由によって就労能力の限られている者に対して、生活指導を行いながら仕事を提供し、その自立を助長することを目的とした小規模の心身障害者通所施設。その対象者は、一般の職場への就労が困難で、単独通所の可能な15歳以上の身体障害者、知的障害者である。

福祉用具 ふくしようぐ
 心身の機能が低下し日常生活を営むのに支障のある老人又は心身障害者の日常生活上の便宜を図るための用具及びこれらの者の機能訓練のための用具並びに補装具をいう。福祉機器、補装具、医療機器、日常生活用具、自助具等を含む広い概念。

不随意運動 ふずいいうんどう [involuntary movement]
 意志によってコントロールすることが困難か、または不可能で特異な運動をいう。主に、四肢に出現する緩慢な一種独特の運動。体幹、顔面などに及ぶこともある。緊張時などの感情的刺激で強く現れる。

不整脈 ふせいみゃく [cardiac arrhythmia]
 心臓拍動のリズムが異常に速くなったり、遅くなったり、不規則になったりすること。心臓の刺激伝導系内に障害があったり、自律神経自体に問題がある場合に生じる。

普通型車椅子 ふつうがたくるまいす
 自走式の駆動輪が後方で、キャスター(自在輪)が前方にある車椅子。

普通義眼 ふつうぎがん
 既製品の義眼。

不登校 ふとうこう [school refusal]
登校拒否、学校恐怖症とも呼ばれる。学齢児童や生徒が、学校に行けない、あるいは学校に行かない状態の総称。

フラストレーション [frustration]
人が何らかの妨害によって要求満足を阻止されている状態をいう。

プラダーウィリー症候群 [Pradar-willi syndrome]
肥満、低身長、筋緊張低下、小手足、精神遅滞、性機能不全、外性器異常、多食、思春期前後に糖尿病などが認められる。症例の1/2に15番目の染色体の微少な欠損が認められているが、病因は不明。治療は栄養管理による減量、糖尿病などの対症療法である。

フラッシュベル [flash bell]
 聴覚機能の代行機器で、電話のベルを光で知らせるもの。電話のベルと同じ3秒/1回フラッシュがつく。電話補助機器の一つ。

プラトー [plateau]
これ以上機能訓練を続けても改善が認められない状況をいう。これに該当するものに症状固定がある。

ブローカ失語 ぶろーかしつご [Broca's aphasia] →運動失語

文章完成法テスト ぶんしょうかんせいほうてすと [sentence completion test;
SCT]
未完成文章を提示して、被検者に自由に完成させるという課題を通じて、被検者の特性を知るという心理検査。

分場制度 ぶんじょうせいど
通所の法定施設を設置する場合には20人以上の入所定員などの要件を満たすことが必要であるため、施設の設置に必要な数対象者を得ることが困難な地域おいて、既存の通所授産・更生を中心施設として分場を設置できるとしたもの。定員は5人以上20人未満。





閉鎖性動脈硬化症 へいさせいどうみゃくこうかしょう [arteriosclerotic obliteration;ASO]
 下肢の末梢動脈に好発する動脈硬化性疾患。動脈の血流低下又は閉塞のため
 足の冷感や疼痛、チアノーゼ、左右の皮膚温の差などがみられる。中等症以上の場合、血行再建術が必要となる。

ペースメーカー [pacemaker;PM]
 心臓を一定のリズムで拍動させるために、人工的に電気刺激を与える機能を もった装置である。電極とパルスジェネレーターと呼ばれる電気刺激発生部 分よりなる。刺激伝導障害により心拍数が少なくなり、心拍出量が減少する 患者が主にペースメーカーの適応となる。

ベーチェット病 [Behcet's disease]
 原因は不明であるが眼、皮膚、粘膜症候群といわれるように、身体各部に病変が現れる。眼症状はぶどう膜炎を主症状とし、これに口内炎や陰部潰瘍が加わる場合が多い。全身にわたる病変が再発を繰り返しているうちに網膜剥離を起こして失明することも少なくない。特定疾患治療研究対象疾患の一つ。

変形性関節症 へんけいせいかんせつしょう [osteoarthritis;OA]
 関節の老化(退行変性)や体重の負荷、使いすぎなどによって骨が破壊したり、軟骨が弾力性を失い、骨と骨が直接ぶつかって擦り減ったり、無理な外力が加わって、関節が変形するものをいう。次第に関節部に炎症が起きて内部に余分な関節液がたまり、腫れてくる。軟骨が擦り減ってくると、骨に棘ができ、破片が関節の中に入り、痛みが強い。骨切り術、関節置換術を行う。

便処理用装具 べんしょりようそうぐ
 人工肛門保有者が便の処理に用いる装具。粘着性装具をストーマ周囲皮膚に固定して用いる。パウチ(処理袋)に直接粘着剤が塗られているもの(直接型)、パウチと粘着剤がリング状に接合しているもの(接合型)、皮膚保護剤とパウチを組み合わせて用いるもの(組み合わせ型)などがある。

ベンダーゲシュタルトテスト べんだーげしゅたるとてすと [Bender Gestalt Test;B-G]
9枚の簡単な幾何学図形を被検者に模写させるテスト。器質的な脳障害、心理的障害、パーソナリティ傾向、知能的側面などを見る。





防衛機制 ぼうえいきせい [defense mechanisms]
フロイトにより示された精神分析の中心的概念。それを意識することによって、不安、不快、苦痛、罪悪感、恥などを体験するような情動や欲動を意識から追い払い、無意識化してしまう自我の働き。

膀胱カテーテル ぼうこうかてーてる [urethral catheter]
 検査または治療の目的で膀胱尿を体外に導く際に用いる。治療として、尿閉時あるいは多量の残尿のある場合に尿の排除のために用いる。カテーテルとしてはネラトンカテーテルが最も日常的に用いられるが、狭窄などで挿入が困難な場合には金属カテーテルが使用されることもある。

膀胱瘻 ぼうこうろう [vesical fistula]
 膀胱と皮膚または近接臓器をつなぐ管を指すが、尿路変更術の一つとして、膀胱瘻設置術が行われる。膀胱頸部以下に尿の通過障害がある、又は、膀胱、前立腺、尿道の手術などで、一時的あるいは永久に尿道を通さず、腹壁に穴を開けて膀胱とつなぎ、尿を排泄する方法。

歩行器 ほこうき [walker]
 歩行のための補助的用具の一種。身体の平衡がとりにくいときに、歩行に有効な補助的手段となる。構造は体重を支える枠が主体となっており、それよりのびた接地する4脚からできているので、安定性がよい。脚の先が杖の先端のようにゴム製のすべり止めの標準型、車輪のついた車輪付型等がある。

補高靴 ほこうぐつ
 一側下肢の短縮があり脚長差を生じた場合に用いられる靴。靴の踵のみを高くする方法と靴全体で補高を行うものがある。また敷皮で高くするときと足底で行う場合がある。

歩行補助杖 ほこうほじょつえ [cane]
歩行障害者の歩行を補助するためのつえ類の総称。身体障害者福祉法および児童福祉法では、肢体不自由者(児)のための補装具として、つえ、松葉つえ、カナディアン・クラッチ、ロフスロランド・クラッチ、多点つえの5種類が指定されている。

ホスピタリズム [hospitalism]
長期にわたって施設や病院などに滞在している児童が発育遅滞を示したり、 衝動的・情緒不安定で、成熟後もパーソナリティの発育不全がみられることから注目された。更に、精神障害者を含む長期在院者の示す荒廃が疾病そのものの影響よりも長期在院に起因すると考えられ、注目されるようになった。この場合、施設病(institutionalism)の語を用いる。

補装具 ほそうぐ [auxiliary aid]
 身体障害者の身体の一部の欠損または機能の障害を補い、日常生活や職業生活を容易にするために用いられる器具の総称。身体障害者福祉法では16種類、児童福祉法では20種類の補装具が指定されている。給付(交付、修理)にあたっては障害者本人からの申請に基づいて、原則として市町村が補装具業者に委託して行われる。所得に応じて一定の費用が自己負担される。

保続 ほぞく [perseveration]
一度発せられた語または遂行された動作が、その後の質問または命令に際してその内容に関係なく繰り返される現象。たとえば、年齢はいくつかと聞かれて「28」と答え、次いで今日は何日かと聞かれて「28」と答えるように、前の回答に固執すること。主に脳器質疾患の患者で観察される。

ポータブルトイレ [portable toilet]
 トイレまで移動不可能だがベットサイドなら可能という人のための簡易便器。

補聴器 ほちょうき [hearing aid]
 聴覚に障害があって音声を聞き取ることが困難な人たちに、外界からの音をより効果的に伝えるための増幅装置。補聴器の種類には携帯用(耳掛型、箱型、挿耳型骨導式など)と、集団用がある。機種の選定、装用方法の決定には専門医や聴能訓練士の診断・検査を受け、装用指導などを受けることが望 ましい。聴覚障害者(児)のための補装具として交付されている。

ポリオ [poliomyelitis] 
 腸管ウイルスであるポリオウイルスによる感染症。不顕性感染が多いが、病型として不全型、無菌性髄膜炎型、麻痺型(脊髄性小児麻痺)、多発神経炎型が知られている。咽頭、腸管のリンパ組織を経てウイルスが脊髄に侵入し、神経細胞を破壊するために、後遺症として運動麻痺と筋の萎縮を残す。経口生ワクチンの投与によりみられなくなった。





慢性関節リウマチ まんせいかんせつりうまち [rheumatoid arthritis;RA]
 免疫異常に起因する疾患で、手指、足指、肘、膝などの関節に非化膿性炎症を繰り返し起こす結果、関節の疼痛、腫脹、変形をきたすのを特徴とする。全身の筋肉・骨・血管を支えている結合組織の疾患で、関節症状以外にも皮下結節、心臓、肺、眼、末梢神経、筋、血管にも症状が現れ、多くは慢性進行性に経過して重度の障害をもたらす。20〜50代の女性に多い。

慢性糸球体腎炎 まんせいしきゅうたいじんえん [chronic glomerulonephritis;CGN]
 慢性腎炎症候群と同義。慢性腎炎は急性腎炎経過後または不顕性に発症して1年以上、腎炎性尿所見が持続する腎炎群をいう。進行性のものは次第に高血圧、浮腫、高窒素血症、貧血が出現し、ついには尿毒症に陥る。食餌療法と生活指導、薬物療法、人工透析、腎移植などがおこなわれる。





ミオクロニー [myoclonus]
規則性のない不随運動。てんかん性と非てんかん性に二大別される。てんかん性では脳波上のてんかん性発射に一致して出現する。非てんかん性の多くは、自発的にも存在するが、光、音、触、筋伸展などの感覚刺激および随意運動により誘発ないし増強される傾向がある。

ミネソタ多面人格目録  みねそたためんじんかくもくろく [Minnesota Multiphasic Personality Inventory;MMPI]
質問紙法による人格検査。550の質問項目からなり、心気症、抑鬱性、ヒステリー、精神病質的逸脱、性度、偏執性、精神衰弱、統合失調症、躁病の9つの尺度から人格傾向をとらえる。

民生・児童委員 みんせいじどういいん
民生委員法(1948年)に基づき、厚生大臣の委嘱を受け、市町村単位で設置される社会福祉行政の協力機関であり、児童福祉法に基づく児童委員も兼務している。任期は3年。高齢者や生活困窮者を主な対象とし、社会調査を通じて生活の状態を把握し、保護・指導したり、福祉事務所など関係機関の業務の遂行に協力したりする。





無為 むい [abulia]
周囲への感情的反応や関心が乏しくなり、日常生活の様々な側面に無関心となり、周囲へ働きかける構えを失った状態をいう。統合失調症に典型的にみられる。

無意識 むいしき [the unconscious]
精神分析の用語で、意識しようと意図しても意識化しえない領域。





メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 めちしりんたいせいおうしょくぶどうきゅうきん  [methicillin resistant Staphylococcus aureus;MRSA]
 ペニシリン耐性黄色ブドウ状球菌用のペニシリン剤として開発されたメチシリンに対しても、耐性を持つ黄色ブドウ球菌のこと。1980年代から出現するようになった。通常の黄色ブドウ球菌に比し、薬物抵抗性が強い。寝たきりの高齢者、手術後の患者、褥瘡のある人、癌患者、糖尿病患者などはMRSAにかかりやすく、重症になりやすい。病院の院内感染に注意が必要である。

メニエール病 めにえーるびょう [Meniere's diesease]
 内耳の内リンパ水腫によって生ずる病気で、悪心・嘔吐を伴う激しい回転性めまい発作が反復し、耳鳴りと難聴を伴う原因不明の疾患。回復する場合が多いが、なかにはめまいは治っても難聴や耳鳴りが長く続くことがある。30ないし50歳代に多い。薬物療法が行われるが、めまい発作が反復する症例においては、高圧酸素療法や内耳への手術療法が行われることがある。





盲人(用)安全杖 もうじんようあんぜんつえ 
 視覚障害者の歩行を助ける補装具の一つで、白色又は黄色の杖。グラスファイバー、木材、軽金属でできており、夜光材、フラッシュライト、ベルを付けたもの、携帯に便利な折りたたみ式のものもある。道路交通法では、目が見えない者が、道路を通行するときは、盲人用安全杖を携え、又は盲導犬を連れていなければならない、とされている。

盲人用読書器 もうじんようどくしょき
 オプタコンともいう。盲人用の光学式読書器。印刷文字を特殊カメラで読み取り、文字の形を電子回路の働きで触知盤上のピンの振動に変換させて伝える。使用者は指先でこの振動を触知し、文字の形を読む。

妄想 もうそう [delusion]
事実に即さない誤った信念。一般によくみられる妄想は、誇大妄想、被害妄想、関係妄想などである。その出現のあり方から、一次妄想(その内容が心理学的に理解できないもの)と二次妄想(了解可能なもの)に分けられる。一次妄想は統合失調症に特異的に出現される。

網膜色素変性(症) もうまくしきそへんせいしょう [pigmentary degeneration of  the retina]
 夜盲(とり目)を初発症状とする遺伝性進行性の網膜疾患である。視野狭窄および視力低下が起こり、しだいに進行して失明する。遺伝的素因で起こり、遺伝形式として、常染色体性劣性遺伝が多く、両親に血族結婚がみられることが多い。治療法はない。合併症として知的障害や聾がみられることがある。

網膜剥離 もうまくはくり [retinal detachment]
 感覚網膜が網膜色素上皮から離れ、その間に網膜下液が貯留した状態。網膜に裂孔が形成されておこる。裂孔原性のものと、非裂孔原性のものがある。後者は、さらに牽引性と滲出性に分かれる。裂孔原性のものは、網膜にできた裂孔を閉鎖し、網膜を復位する手術を行なわないと、多くの場合全剥離となり失明に至る。

もうろう状態 もうろうじょうたい [twilight state]
意識障害の一種。意識混濁と狭縮が合併し、異常な判断や行動がみられる状態。寝ぼけた状態と考えると理解しやすい。

モジュラー義肢 もじゅらーぎし [modular prosthesis]
 骨格構造義肢のうち、構成部分を機能単位として互換性をもたせた部分(モジュール)を選択することによって短い時間で組み立てたり、分解できるものをいう。

モーズレイ性格検査 もーずれいせいかくけんさ [Maudsley Personality Inventory;MPI]
質問紙法による人格検査。80項目で成り立っており、神経症的傾向と外向ー内向性の両尺度から、人格傾向をとらえる。

モニタリング [monitoring]
 ケースワークやケアマネジメントの展開過程の段階の一つ。援助が計画にそって進んでいるか、また問題解決のためになされた介入が実際に解決に有効であるかどうかを見極める段階をいう。

モラトリアム [moratorium]
本来は経済用語で、支払い猶予期間を意味する。精神分析のなかでは、精神・性的猶予期間、心理・社会的猶予期間などの形でこの言葉を用いている。





矢田部ギルフォード性格検査 やたべぎるふぉーどせいかくけんさ [Yatabe-Guilford Personality Inventory;Y-G]
質問紙法による人格検査。120項目からなり、尺度の内容としては、抑鬱性、回帰性傾向、劣等感、支配性、社会的外向などである。結果はプロフィール型で表される。





遊戯療法 ゆうぎりょうほう [play therapy]
言語表現が未発達で、治療への動機づけの乏しい子どもに対して、遊びを主な表現、コミュニケーションの手段とする心理療法。





要求水準 ようきゅうすいじゅん [level of aspiration]
作業や仕事を遂行しようとする時の達成目標のレベルをいう。

腰髄損傷 ようずいそんしょう [lumbar cord injury]
第1腰髄以下仙髄も含めた脊髄損傷。腹部の筋肉は麻痺しないため、両下肢だけの対麻痺となる。障害レベルに応じて松葉杖や下肢装具を使用して実用的な歩行を獲得できる。膀胱直腸障害と性機能障害は生じるが、自律神経障害は頸髄及び胸髄損傷に比較すると軽い。

陽性症状 ようせいしょうじょう [positive symptom]
 統合失調症の症状を記載する用語として使用され、幻覚、妄想、思考滅裂、緊張病症状などの症状をいう。

要約筆記奉仕員 ようやくひっきほうしいん
 市町村等からの依頼により、中途失聴者、難聴者等の意思伝達を仲介するとともに、大会等の場において講演内容等を頭上投影機(OHP)などを使用して要約筆記するほか、広報活動等に協力する。「障害者の明るいくらし」 促進事業及び市町村障害者社会参加促進事業において養成事業が実施されている。所定の講習会を終了した者について本人の承諾のもと、登録される。

抑圧 よくあつ [repression]
意識的に受け入れがたい観念や記憶、それに伴う情動や衝動を意識から追い出し、無意識の中に閉じこめておこうとする自我の防衛活動をいう。

抑うつ よくうつ [depression]
元気がなく、気分が沈み込み、生きているのが虚しいといった気分をいう。 内因性うつ病にその定型像を見ることができ、その他では反応性うつ病、分裂感情障害、統合失調症、脳器質性疾患もしくは症状精神病などにみられる。

抑制 よくせい [suppression]
抑圧と区別した意味で用いられる精神分析用語。意識内容を意識的(随意的) に意識から前意識内に押し込めようとすること。

欲求不満 よっきゅうふまん [frustration]
ある要求に基づいて実行途上にある目標行動が、外的あるいは内的障害によ って阻止された時の状態をいう。

欲求不満耐性 よっきゅうふまんたいせい [frustration tolerance]
欲求不満に陥った際、障害が大きくても、感情的に混乱せず、いろいろと工 夫をこらして危機を切り抜けていく能力をいう。




来談者中心療法 らいだんしゃちゅうしんりょうほう [client-centered therapy]
ロジャーズによって提唱された相談(カウンセリング)の技法。技法としては、教示したり指示したりするのではなく、非指示的に被相談者(クライエント)の発達を援助することが強調される。相談の状況に応じて、クライエントの感情を明確にしたり、ことばや内容を反復したり、非指示的にリードすることが強調される。

ラポール [rapport]
疎通性とも呼ばれる。心理学的な測定、特に人格特性の診断やカウンセリング、心理療法などが、円滑に行われるために必要とされる検査者と被検査者、カウンセラーとクライエントの間の気楽でなごやかな関係や親密な信頼関係をいう。





理学療法 りがくりょうほう [Physical Therapy;PT]
 身体の障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他運動を行わせたり、電気光線療法、マッサージ、水治療法、温熱療法その他の物理的手段を加えて、機能障害や能力障害を改善することを目的とする療法。

理学療法士 りがくりょうほうし [Physical Therapist;PT]
 身体の障害のある者に対し、医療センター、福祉施設、リハビリテーションセンター、保健所、市町村保健センター等において、医師の指示のもとその基本的動作能力の回復を図るため理学療法を施す者のこと。高校卒業後、3年ないしは4年の養成校を終え、国家試験に合格することが必要。

離人症 りじんしょう [depersonalization]
自己、外界、身体に関する独特の変化感、疎隔感、非現実感が主な症状。「自分の行っていることに対しても自分がしている感じがしない」、「親しんできた人や物が疎遠に感じられる」、「自分の身体が自分のものに感じられない」等が主観的に体験される。主に神経症、うつ病、統合失調症に現れるが、正常人でも疲労困憊時には体験することがある。

リハビリテーション [rehabilitation]
身体的あるいは精神的な障害によってその社会の一般的な生活ができない人びとに対して、医学的な治療や訓練、教育、経済的・社会的働きかけなどを 通して生活の回復をはかること。

流動食 りゅうどうしょく 
 かまずに摂取できる流動状のものか、固体であっても口のなかで容易に流動 状になる食事のことで、消化器疾患や嚥下障害などのある場合に供する治療食の一つ。牛乳や果汁、おも湯、くず湯、卵、スープなどを用いて作られる。 刺激の強い調味は避ける。しかし、流動食だけでは長く続けると栄養不足を生じるため高エネルギー濃厚流動食や軟菜食などとの併用が望ましい。

療育手帳 りょういくてちょう
知的障害児・者に一貫した指導・相談を行うとともに各種の援護措置を受けやすくするため、都道府県知事が発行する手帳。居住地または現在地を管轄する福祉事務所または市町村長に申請し、児童相談所または知的障害者更生相談所において知的障害と判定された者に対して交付される。障害の程度が重度の場合には[A]、その他の場合には[B]と記入される。

療養型病床群 りょうようがたびょうしょうぐん
介護を提供できる医療施設であるが、その目的は主として病状が安定し長期にわたり療養を必要とする患者に対して、人的・物的に長期療養患者にふさわしい療養環境を提供する病床である。高度な医学的管理・治療・リハビリなどを要する患者で、介護保険該当者でない患者が対象となる。医療保険が適用される。

緑内障 りょくないしょう [glaucoma]
 眼が正常機能を維持しうる以上の眼圧のために、一時的あるいは永続的に視機能障害をきたす疾患。視神経線維の障害により、特徴的な視神経乳頭陥凹を示し、視野狭窄や視力低下が起こる。さまざまな病態があり、原発性(開放隅角、閉鎖隅角)緑内障、続発性緑内障、先天性緑内障などに分類される。閉塞隅角緑内障の急性発作では急激な眼圧上昇のために、眼痛、頭痛、吐き気といった自覚症状があらわれる。しかし、慢性に進行する緑内障の多くは、視野狭窄などが進行しないと自覚症状がない場合が多い。





レスパイト [respite]
 障害児(者)を抱えた家族を、一時的に一定期間、障害児(者)の介護から解放することによって、日頃の心身の疲労を回復し、リフレッシュさせる援助のこと。インホームサービス(ホームヘルパーや介護人の派遣)とアウ トオブサービス(施設などのショートステイの利用や 里親の利用)の2種類に区分される。

劣等感 れっとうかん [inferiority feelings]
他人に比べて自分は無力、不完全で、無価値な存在であり、うまく生きていけないのではないかという自信のない感情状態のこと。

レット症候群 れっとしょうこうぐん [Rett syndorome]
女児のみに発症する進行性の知能障害。生後数ヶ月〜1年数ヶ月までの発達は正常。言語など獲得したものが失われ、強い自閉傾向が出現。運動機能も低下し、歩行不能に陥るものも多い。特異な手の常同運動(両手の指を絡ませたり、もみあわせる手洗い様運動)が出現。脳波異常、けいれんも頻発。

レディネス [readiness]
準備のできあがっている状態のことをいう。歩行のような運動機能や数概念の理解などは、特定の発達段階に達しなければ、練習や学習の効果はない。このように、新しい行動に移る準備ができている状態をいう。

連続的携帯型腹膜透析 れんぞくてきけいたいがたふくまくとうせき [continuous ambulatory peritoneal dialysis;CAPD]
腹膜を用い、やや高浸透圧の液が注入されることによって、血中の溶質を透析する方法。経済性に優れ、血液透析に近い効果をあげられ、患者のよりよい社会復帰が可能である。

レンノックス=ガストー症候群 [Lennox-Gastaut-syndrome]
小児の年齢依存性てんかん性脳症のひとつ。小児の難治性てんかんの大部分を占め、発作予後、知能予後ともに不良。数種の発作、特に短い非定型的発作の組み合わせを伴う。成因不明で、多くは知能障害ならびに脳萎縮を伴う。1〜10歳に発症(3〜4歳に好発)。発作抑制率は20〜40%と低い。





ロフストランドクラッチ [Lofstrand crutch]
 前腕固定つえともいい、ひじ関節をやや屈曲位で使用するつえで、前腕支え、1本の支柱、握りからなる。杖の上部の腕輪(前腕カフ)を通して把手を握るので、手と前腕の二点で体重を支えることがで、手首でつえを支持することが困難な歩行困難者が用いる。

ロールシャッハテスト [Rorschach Test]
投影法による人格検査。漠然とした左右対称の図版10枚を呈示し、それが何に見えるか、どこをどう見たかを分析することにより、被検者のパーソナリティ、知的側面、適応や成熟度、情緒の安定性などをとらえる。

ローレンスムーンビードル症候群 [Laurence-Moon-Biedl syndrome]
内分泌異常。精神遅滞、網膜変性、性腺機能低下症、多指症を伴う常染色体劣性遺伝性疾患。腎障害も高頻度で合併するといわれている。





ワーカビリティ [workability]
 クライエント自身の問題解決能力のこと。?動機づけ(問題解決に取り組む意欲)?能力(問題解決に取り組む能力で、知的能力、身体的能力、情緒的能力等)?機会(問題解決に取り組む条件・便宜)の要素からなる。



略語集

ADH [attention deficit hyperactivity disorder] →注意欠陥多動性障害
ALS [amyotrophic lateral sclerosis] →筋萎縮性側索硬化症
AP [angina pectoris] →狭心症
APO [apoplexia cerebri] →脳卒中
AS [aortic stenosis] →大動脈弁狭窄症
ASD [atrial septal defect] →心房中隔欠損症
ASO [arteriosclerosis obliterans] →閉鎖性動脈硬化症
AT [audiologist] →聴能士
BFO [Balanced Forearm Orthosis;BFO] →バランス式前腕補助器
BーG [Bender Gestalt Test] →ベンダーゲシュタルトテスト
BP [blood pressure] →血圧
BPD [Borderline Personality Disorder] →境界型人格障害
C1〜7 [cervical vertebrace 1〜7] →第1〜第7頚椎
CA [chronological age] →生活年齢 
CAPD [continuous ambulatory peritioneal dialysis] →連続的携帯型腹膜透析
CIL [center for independent living] →自立生活センター
CP [Cerebral Palsy] →脳性麻痺
CT [computerized tomography] →コンピュータ断層撮影
CTR [cardiothoracic ratio] →心胸郭係数
CVA [cerebrovascular disorder,cerebrovascular accident] →脳血管障害
CW(CWr) [case worker] →ケースワーカー
DAM [draw a man] →人物画テスト
DAP [draw a person] →人物画テスト
db(dB) [decibel] →デシベル
DM [diabetes mellitus] →糖尿病
Dr [doctor] →医師
DSMー? [Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, 4th Edition,Revised] →「精神疾患の診断・統計マニュアル(第4版)」
ECG [electrocardiogram] →心電図
EEG [electroencephalogram] →脳波
Ep(Epi) [epilepsy] →てんかん
GHQ [General Health Questionnaire] →一般健康調査質問紙法
HA(H.Aid) [hearing aid] →補聴器
HDSーR [Hasegawa dementia scale-Revised] →長谷川式簡易痴呆評価スケール(改訂)
HH [hard of hearing] →難聴
HP(hosp) [hospital] →病院
HTP [house tree person test] →家と樹木と人物描写検査  
ICDー10 [International Classification of Diseases] →「国際疾病分類(第10回)」
ICU [intensive care unit] →集中治療室
IQ [intelligence quotient] →知能指数 
L1〜5 [lumber vertebra 1〜5] →第1〜5腰椎
LD [learning disabilities] →学習障害 
LLB [long leg brace] →長下肢装具
MA [mental age] →精神年齢 
MI [myocardial infarction] →心筋梗塞
mm [motus manus] →手動弁
MMPI [Minnesota Multiphasic Personality Inventory] →ミネソタ多面人格目録
MMT [manual muscle test] →徒手筋力テスト
MPI [Maudsley personality inventory] →モーズレイ性格検査
MR [mental retardation] →知的障害 精神遅滞
MR [mitral regurgitation] →僧帽弁閉鎖不全症
MRI [magnetic resonance imaging] →磁気共鳴画像、核磁気共鳴画像
MRSA [methicillin resistant staphylococcus aureus] →メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
MS [multiple sclerosis] →多発性硬化症
MSW [medical social work(er)] →医療ソーシャルワーク(ワーカー)
MVR [mitral valve replacement] →僧帽弁置換
Ns [nurse] →看護婦
OA [osteoarthritis] →変形性関節症
OB(NP) [Ohne Besondere(not particular)] →異常なし
OGN [chronic glomerulonephritis] →慢性糸球体腎炎
OPCA [olivo-pont-cerebellar atrophy] →オリーブ橋小脳変性症
OPE(OP) [operation] →手術
ORT [orthoptist] →視能訓練士
OT [occupational therapy]  →作業療法
OT [occupational therapist]  →作業療法士
[pulse] →脈拍
PD [Parkinson disease] →パーキンソン病
P-F [picture-frustration study] →絵画欲求不満テスト
PHN [public health nurse] →保健婦
PIP [proximal interphalangeal joint] →近位指(趾)節間関節(第2関節)
PIQ [performance IQ] →動作性知能指数 
PM [polymyositis]→多発性筋炎
PM [pacemaker] →ペースメーカー
PMD [progressive muscular dystrophy] →進行性筋ジストロフィー症
PSW [psychiatric social work(er)] →精神医療ソーシャルワーク(ワ ーカー)
PT [physical therapy] →理学療法
PT [physical therapist] →理学療法士
PTCA [percutaneous transluminal coronary angioplasty] →経皮的冠動脈形成術
PTSD [post traumatic stress disorder] →心的外傷後ストレス性傷害 
RA [rheumatoid arthritis] →関節リウマチ
ROM [range of motion] →関節可動域
S(Schizo) [schizophrenia] →統合失調症
S1〜5 [sacral 1〜5] →第1〜第5仙椎
SA [social age] →社会成熟年齢
SCD [spino-cerebellar dystrophy] →脊髄小脳変性症
SCT [sentence completion test] →文章完成法テスト
sl [sensus luminis] →光覚
SLB [short leg brace] →短下肢装具
SM →SーM社会生活能力検査
SQ [social quotient] →社会成熟指数
SST [social skill training] →生活技能訓練
ST [speech therapy] →言語療法 
ST [speech therapist] →言語療法士
SW(SWr) [social worker] →ソーシャルワーカー
T(Th)1〜12 [thoracic 1〜12] →第1〜12胸椎
TAT [thematic apperception test] →主題統覚検査
THR [total artificial hip replacement] →人工股関節全置換術
TKR [total artificial knee replacement] →人工膝関節全置換術
VC [vital capacity] →肺活量
Vd [visus dextra] →右眼視力
VIQ [verval IQ] →言語性知能指数
Vs [visus sinistra] →左眼視力
VSD [ventricular septal defect] →心室中隔欠損症
WAISーR [Wechsler Adult Intelligence Scale-Revised] →ウェクスラー成人知能検査
w/c [wheel chair] →車椅子
WISC−R [Wechsler intelligence Scale for children-Revised] →ウェクスラー児童用知能検査
X−P [X-ray photograph] →X線写真
YーG [Yatabe-Guilford Personality Inventory] →矢田部ギルフォード性格検査

参考文献

義肢装具事典,創造出版,1991
現代用語の基礎知識1998,自由国民社
 (改訂版)社会福祉実践基本用語辞典,川島書店,1993
最新 医学大辞典 第2版,医歯薬出版株式会社,1996
三訂 介護福祉用語辞典,中央法規,2000
児童臨床心理学事典,岩崎学術出版社,1974
心身障害辞典,福村出版,1981
社会福祉 英和・和英 用語辞典,誠信書房,1981 
社会福祉基本用語集(改訂版),ミネルヴァ書房,2000
社会福祉用語辞典,中央法規,1992
社会福祉用語事典,棋苑図書,2000
障害者行政事典,中央法規,1990
障害福祉の基礎用語,財団法人,日本知的障害者愛護協会,1996
心身障害者 心理判定用語集,群馬県身体障害者更生相談所・精神薄弱者更生相談所 ,1977
新版 精神医学事典,弘文堂,1993
心理学小辞典,有斐閣,1978
心理判定基礎用語,群馬県精神薄弱者更生相談所,1998
心理臨床大事典,培風館,1992
図解 リハビリテーション事典,廣川書店,1987
誠信 心理学辞典,誠信書房,1981
南山堂 医学大辞典 第18版,南山堂,1998
必携 介護福祉用語の解説,建帛社,1995
福祉・住環境用語集,学芸出版社,1999
補装具の基礎知識 改訂版,神奈川県総合療育相談センター,1998

 上記文献を参考に本用語集を作成させていただきました。

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