食材が変った【牛乳】

実質的に牛乳論争に火をつけたのは「美味しんぼ」の雁屋哲氏かも知れない。
戦後、GHQと厚生省の栄養政策はタンパク質中心に進められてきた。
「大きいことはいいことだ」「タンパク質が足りない」というテレビCMが流されて、
学校給食にも脱脂粉乳が取り入れられたのだが、あまりのマズさが不評で、やがて
ビン牛乳へと変った経緯がある。
この牛乳の生産過程には、いろいろな問題点が指摘されているのだが、マスコミの話題
に登場することは少ないようだ。何しろ民放のスポンサーの1/3は食品メーカーで、
このことは、〇〇乳業が〇〇製菓を作ったことでも理解できるハズ?

日本は湿度が高いので、牛の飼育環境によって衛生面では、いつもカビ、虫などの
問題が付きまとう。
消費者の需要に応えて安定的に供給するには、いろいろクリアーしなければならない
問題があるのだが、牛さんのほうにも都合がある。夏は放牧され青草を食べるため、
乳の収量が上がるのだが匂いがあるとか、水っぽいという特徴がある。
冬は牛舎に入れられて乳の出も悪くなるので濃厚飼料が与えられる。その結果として、
量的には少ないが濃い生乳となる。
しかし、消費者が求めるのは「年中均一した同じ味」と「同じ量の供給」ということで
登場したのが加工乳。

本来の生乳を脱脂粉乳(スキムミルク)と生クリーとバターに分けて、出荷するときに
水を加えて混ぜ合わせるというもの。しかし、このときに飛ばした水分にはミネラルや
ビタミンが含まれていたはずなのだが、製品化されるときに加えられるのはただの水道
水なのです。

各農家から集められた牛乳には脂肪の質と大きさ(脂肪球)があり、味も濃度もバラバ
ラなのだ。
そこで考えられたのが、圧力タンクの中で脂肪の大きさを均一にしたのがホモジナイズ
という方法で、このことも心筋梗塞の原因になっているらしい。(米国:オスター博士)
さらに、殺菌方法もパスツールの考案した低温殺菌から、高温殺菌へと移行した。
これは予備加熱を加えることにより、コゲ臭い牛乳になるばかりか、カルシウムは変性
してしまい、体内への吸収率が下がるという結果となっている。
しかし、乳業メーカーは製菓メーカーに納品するにあたり、細菌数を極力減らすことは
求められる処置だったりする…。
99年、日本政府はあまりにも生乳の比率が低いので表示を改めると発表した。
3,5とか4,2というのは脂肪分のことで、数値が高いほうが濃厚でおいしいと感じる
に決まっている。
ちなみに、皆さんは自分の家でヨーグルトを作ったことがあるだろうか?
低温殺菌牛乳ではうまくできるのに、高温殺菌の牛乳では… (;_;)

最近は、中小のメーカーや有志酪農家の方々を中心に、本物を消費者に供給したい
というグループが増えているので、決して牛乳を攻撃するつもりはないが、母乳と牛乳は
本質的に違うということだけは知って欲しい!!


小児科医の真弓貞夫先生の話より

牛乳って体に悪いの?

過日、東京都内のある保健所に勤務するA医師と語り合う機会をえた。彼は3年間
にわたってアメリカでの保健施設の研修を終えて帰国し、本年草々から保健所に務め
ている。アメリカで彼が一番驚いたのは、乳幼児に与える牛乳に対する日米の見解の
相違だった。アメリカの保健施設では「乳幼児になるべく牛乳を飲ませないように!」
「妊婦および授乳中の母親は牛乳および乳製品をとらないように!」と指導されている
という。
彼ばかりでなく、行政主導のマスコミ情報によって仕立てあげられた牛乳神話にどっ
ぷり浸かっている多くの母親にとっては首肯しがたい情報であるかもしれない。
しかし、ホリスティツク医学の立場から子どもたちを診ている私ども小児科医にとって
は至極当然な話なのである。

すでに1970年、リヒターとデュークはヨーグルトを与えたラットの発育を調べ、その
すべてに白内障がみられ、しかも、幼若なものほど早く白内障になると報告した。
そして、その原因は、ヨーグルトに含まれている乳糖が分解してできたガラクトース
が水晶体に蓄積することによるものではないかとした。
1982年には、シームズが、牛乳摂取量の多い地域に白内障が多くみられ、白内障と牛乳
摂取量の間には相関関係が認められることを指摘している。

わが国でも、宮崎大学教育学部教授の島田彰夫氏は「私は、牛乳をよく飲む子と飲ま
ない子の視力を調査したことがあるが、よく飲む子の方が視力が悪いと言う結果が
はっきり出ている」としておられる。
近年激増している糖尿病にも牛乳が関わりをもっている。最近、糖尿病の原因となる
ABBOSという蛋白質の小片が牛乳中に含まれていることが確認された。
膵臓のランゲルハンス島中にあるインシュリン分泌β細胞には、このABBOSと
酷似した蛋白体が存在しており、白血球がこの蛋白体をABBOSと誤認すると、
β細胞を攻撃して破壊することにより、膵臓の働きが低下して糖尿病を引き起こす。
したがって、ABBOSを含む牛乳を多飲すればするほど誤認の確率が高まり、糖尿病
増加の引き金となる。これは1958年学校給食に牛乳が導入されて以来、それまで横ばい
状態だった糖尿病患者が、激増の一途を辿っている事実と見事に合致する。

最近の子どもや若者は、確かに体格は大きくなった反面、明らかに体質は劣化しつつ
ある。それは、糖尿病をはじめとした成人病の増加および低年齢化、気管支喘息・
アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・滲出性中耳炎・アレルギー性結膜炎といった
アレルギー疾患の増加をみても明らかである。

その辺の事情を、かって長寿村で長年診療に従事しておられる古守豊甫氏は1948年
からの原生行政の失態と断じておられる。占領時代にGHQ(米軍総司令部)の栄養
担当官が、アメリカ側の資料をもとにして「大きいことはいいことだ」「蛋白質が足り
ないよ」といった考えで戦後の厚生行政をすすめた。
たしかに終戦直後の疲弊期には、動物性蛋白質を補う意識をもつことは必要であった。
その意識を、飽食時代の幕開けから現在に至るまで維持しつづけたことに、日本古来の
食文化にそぐわない現代栄養学の誤りがあり、子どもたちの不幸があった。

牛乳は母乳の代用にならない?(真弓定夫先生講演会より)

「健康な身体を作れば病気にならないし、なってしまった病気も治るのです。
それには食事です。」 
診察室に薬を置かず、注射もせず、ほとんど食事指導で22年間小児科の開業医
(東京・吉祥寺)を続けておられる真弓定夫先生のお話しを伺いました。

牛乳は身体に悪いの…?
牛乳は身体に良いという“神話”が乳業会社の力もあって、この20年間に造られて
しまいました。乳業会社は保健所のスポンサーです。ウソも 100回言えば本当になり、
日本人皆が洗脳されてしまっています。
名前は申し上げられませんが、後輩の小児科医がテレビや新聞で、牛乳を飲むように
すすめています。ある会合で個人的に聞いてみると、自分はもちろんのこと、自分の
子どもたちにも、孫にも一滴たりと牛乳を飲ませないと言っていました。

なぜ牛乳は身体に悪い…!
ヒトは哺乳動物です。乳を分泌します。乳は血液です。その赤い血液を赤ちゃんが
吸って飲むと、白い乳となって分泌されるのです。
 ・哺乳動物は自分の乳で子を育てます。違う動物の乳では育てません。
 ・A型の人の血液をB型の人に輸血したら、されたB型の人は死にます。
  ヒト同士でも血液型が違うだけで死ぬのです。ましてや、違う動物間の血液の輸血
  は出来ません。
 ・ウシの赤ちゃんに牛乳を注射しても死にません。
  ウシの赤ちゃんにヒトの乳を注射すると死にます。
  ヒトの赤ちゃんにヒトの乳を注射しても死にませんが、ヒトに牛乳を注射すれば
  死にます。

学校給食と牛乳と「子どもの糖尿病」
1958年に学校給食に牛乳が導入されて以来、若年性の糖尿病がものすごい勢いで増え
続けています。小学生でインスリン注射をしている子が沢山います。
牛乳にはABBOSというタンパク体が含まれています。その構造は糖尿病の病原体
と似通っています。白血球の種類の中のT細胞とK細胞が身体にとって敵になる異物
を攻撃して身体を守りますが、その牛乳のタンパク体ABBOSを糖尿病の病原体と
誤認して、そのタンパク体のある膵臓を攻撃するために膵臓の働きが落ちて、インス
リンを分泌する力が弱くなり、糖を代謝する力がなくなり糖尿病となるのです。

本来、哺乳動物同じ種の動物の乳で育つのです。
馬がタヌキの乳を飲んだりしないように、ヒトはヒトの乳を飲んで育つのです。
血液に注射するのと違って牛乳を飲んでも死んだり、すぐに表面化しませんが、異種間
の動物の乳は飲んではいけないのです。
牛乳神話を皆が信じていて、洗脳されてしまっていることを正すのは大変です。

  ★真弓定夫  1931年東京生まれ。真弓小児科医院院長。 著書に「自然流育児の
     すすめ」「自然流生活のすすめ」「飽食日本の子どもが危ない」等がある



                
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