「ゼノサーガ エピソードI 〔力への意志〕」、「ゼノサーガ エピソードII 〔善悪の彼岸〕」の時代から遡ること100年。
この時代、U.M.N.は一般大衆レベルまで普及し、生活に多大な利便性をもたらしていたが、半面それを介した犯罪も増加の一途をたどっていた。多発し高度化するU.M.N.テロ犯罪に対処すべく、連邦警察はスペシャリスト達で構成された「特殊作戦指令部」を設置。事件に応じて最適の人員が選出され、分遣隊(通常“特捜班”と呼ばれている)が編成された。
T.C.4667。非武装宙域にある、連邦領内の惑星アブラクサスで、U.M.N.を介した仮想空間内で催された会談の場で、親善大使や外交官達が拘束された(U.M.N.を介しているので、“意識”が拘束されている)。第1875特殊作戦司令部は、仮想空間内に捕われた彼らの救出と容疑者の逮捕を目的とした分遣隊を編成する。
今回の事件の犯人と思われるのは“ヴォイジャー”。 彼の素性は一切不明、主に民間人の女性や子供を狙った残虐な事件を次々と引き起こしていた。 大使達を救うべく、惑星アブラクサスに向かった分遣隊の隊長ジャン・ザウアー。 しかし、捜査官の1人であるメリスの先導で、チームはジャンの到着を待たず地元警察のメンバーと共に仮想空間へのダイブを開始していたー。
※U.M.N.(ユー・エム・エヌ):Unus.Mundus.Network ウーヌス・ムンドゥス・ネットワークの略。 全宇宙を結ぶネットワークのことで、ゲートジャンプや超高速通信に利用されている。EPRパラドックスを利用して、時間や空間の制約を受けずに成立する、強固というよりは唯一のネットワークを指している。
|