行こう!コミックビーム編集部
そんでもって、時は流れて取材当日。雨もなんのその、引っ越し立てホヤホヤの編集部にお邪魔してきました。
いやあ、勇気出して申し込んでみたものの、まさか本当に来られるとは・・・
それでなくてもお忙しいのに、私のようなインチキライターを快く迎えて下さった大場さん、ならびに編集部の皆様に激感謝。
なのに!
慌ててて手みやげを忘れる始末。
そんな私だから、一人じゃ不安で「エマ・ヴィクトリアンガイド」でお馴染み、村上リコさんに御同行いただくことに。
お忙しいリコさん、後ほど合流ということで、取りあえずは一人で編集部のある、エンターブレインのビルを目指すことに。
リコさん「一人でだいじょうぶですか?」
ミズハシ「ええ、なんとかなるでしょう。いざと言う時は、持ち込みの人のフリをして電話かけて、場所聞きますよ」
地下鉄駅を出ると、早くもいざと言う時に!!!(バカ)
編集部に電話をかける。訪ねる理由は言わなかったにも関わらず、快く場所を教えて下さる。
適切な説明のおかげでほどなく発見、中に入り、そして・・・・
玄関ホールでエマさん直々にお出迎え!!!!!!!
ここでしっかりウィリアム@「エマ」のキモチを疑似体験するミズハシ。
ええもう、手袋忘れたりしますよ!
↓きれいなロビーには、当然ビームの姿も!!!
早速エマさんに・・・じゃなかった、受付の方(美人)に取り次ぎを願う。
「コミックビームの大場さんにアポイントとってる、ミズハシというものですが・・・」
「ミズハシさま、ですね、少々お待ちください」
うひょう!!
はやる心を押さえて待つことしばし。すると受付のお姉さんが
「大場がまだなので、代わりのものが迎えに来ますので」
やっぱり、大場さん忙しいのね。そんな中押し掛けちゃって申し訳ないな・・・と自分の図々しさを反省していると、一人の女性が。
「ミズハシさん、ですね。はじめまして」
「はじめましてー」
「で、大場に見てもらうのは、はじめてですか?それとも以前も大場が?」
「見て?ん?え?」
「今までに作品を持ってこられたことは?」
「んんんんん????」
「持ち込みの方・・・ですよね?」
「んんんんん????」
そりゃ昔、友人とふたりでアスキーの新人コミック作家募集に応募したこともあったりしたけども(本当)今は確か声優だったはず・・・
「あのぅ・・・アニメ「エマ」でヴィヴィアン役やらせていただいてる、ミズハシというものです・・・今日は取材で・・・・」
「はわわわわ!!はいはいはい!!水橋さん!!うかがってますー!はわわ、すみませんんんん!」
「うははははは、いやいやいや、こちらこそ紛らわしいカンジの電話しちゃって!!」
「はわははわわわわ、森岡と申しますー」
森岡さん、OKです!!いただきましょう!!!!
てか、ナイスつかみ!ですよ!
今回の取材を彩るのに最高のつかみネタです。
ビームの編集さんはオイシイなあぁぁ。惚れた!!
森岡さん「じゃ、とりあえず、編集部に行きましょうか」
とってもオイシイキャラの森岡さんの案内で、編集部へ向かう。
のっけからこんなに面白いんだもん、編集部に言ったらあたし一体、どうなっちゃうんでしょうか?
森岡さん「ここです」
ああ!ここにもエマさんが!!!
広々としたフロアの一角に、ビームの園発見!
ここからあの伝説の雑誌はうまれているのね・・・感動。
森岡さんによると、3月とか12月、大きなお休み明けなんかは、持ち込みの方達が多くなるそう。
森岡さん「環境かわって、気持ちの切り替わる時期に多いですね」
・・・そういやあ、上京したてのときに応募したんだっけかな・・・あのマンガ。
どこへ行ったんでせうね、あのわら半紙に描いた原稿・・・
森岡「大場がまだなので、とりあえずここで、ビーム読んでお待ちください」
わお♪最新号だぁ。
帰りがけに買ってかえるつもりだったのに。
だけど・・・ちょっとだけ・・・・・・・・・・
「えええええええエマさんがあああああああ!!!」
熟読。
やばい・・・うっかりヴィクトリア朝逝っちゃうとこだったよ・・・あぶねぇ。
と、読書の手を止め、辺りを見ると・・・
はっ!!これはっっ!!
「防衛漫玉日記」!!!!
も、もしかして生原稿なのだろうか・・・
聞けば、これは重版にかかる予定なのだそう。
好きなマンガが重版されるってのはすっごく嬉しい。
大場さん「どうもー」
おおおおお、大場さん登場ー!!
大場さん「ようこそ。まだ引っ越したばかりで片付いてないですが」
段ボールの山。中にはお宝原稿満載なんだろうなああぁぁ。見たい!
大場さん「生原稿ですか?どうぞ。」
生原稿!!!しかもエマ!!!!!!
大場さん「実際はこれだけ細かく描き込んであるんですよ。印刷にうまくでない場合もあったりしますが・・・」
これはすでに見た回の生原稿だけど、確かに、生だと描き込みの繊細さが違う。
しかも生だから、森さんの生き生きしたペン使いまではっきり見えてくる。ああ感動・・・
大場さん「そんな森さんの初サインです」
うはっ、楷書!
100号にいただいたサインも楷書・・・この頃からずっとなのね。
なんていうか、そんな野趣(?)あふれる森さんラブ。
と、エマの顔を今とくらべると、ウィリアムとの恋を知った今はかなり色っぽくなっていることに気付く。
森さんご本人の技量も相まって、何だか良い感じに。
作者さんとヒロインの成長がリンクしているって、なんだか良いな。
それに大場さんが、森さんを「先生」と呼ばず「さん」付けで呼ぶことにも好感。なんというか、大袈裟でなくて、それでいて大切に思っているんだなということがわかるんだよね。
ビームでは作家さんに「先生」はつけてないんだそう。いいな。こういうの。
そんな大場さんのデスク。
資料や郵便物でいっぱい。
玉吉さんお手製カンバッヂの応募も山程来てますよ。
大場さんのことは玉吉さんのマンガで知ったんだけど、ほんとマンガのまんま。
とても素敵な熱血仕事人です。
仕事人・・・そう、このビームには、忘れちゃならない仕事人がいます。
O村さん・・・そう、あの名物編集長「奥村勝彦」さんです。
1年前、ラジオに呼ぼうとして叶わなかった意中のあの人に会いたい・・・!
さっきから姿を見かけないから、今日はいらっしゃらないのだろうか。
ちょっぴり、いやかなり悲しい・・・
森岡さん「いつも誰かしら居ないですね。全員集合はあまりないかも」
そうなんだ・・・しゅん。
「ア゛ー お疲れー」
はっっっっ!この特徴ある喋りはもしやっッッッッ!!!!
心臓ヴァクヴァクしながら次へ進む