話題のアイドル育成アーケードゲーム「アイドルマスター」。このゲームに登場するアイドルたちが歌うアルバムが、3枚連続リリースされることが決定。その第1弾となる、9月28日発売の「THE IDOLM@STERPIECE 01 〜天海春香・萩原雪歩・秋月律子〜」の収録に直撃取材を敢行した。
「アイドルマスター」とは、7月26日より正式稼働されたばかりのアイドル育成アーケードゲーム。コンプティーク本誌の「IDOLM@STER STATION」でも紹介しているが、このゲームはプレイヤーが新米プロデューサーとなり、全国のライバルと競いながらアイドル候補生の女の子をトップアイドルに育て上げていくというもの。携帯電話にも連動しており、ロケテストでは4時間もの待ち時間になるなど、正式稼働前から多くのユーザーから注目されていたゲームだ。
今回収録が行われた第1弾CDには、天海春香、萩原雪歩、秋月律子という3人のアイドル候補生が登場。「THE IDOLM@STER」と「魔法をかけて!」の2曲が3人で歌うフルバージョンとして新たにレコーディングされたほか、萩原雪歩が歌う「First Stage」、秋月律子が歌う「魔法をかけて!」、そして天海春香が歌う「太陽のジェラシー」の3曲がゲームバージョンで収録されている。また、このほかにもドラマパートとして、CD収録後の3人の座談会トークも収録されている。
そこで今回は、収録を終えたばかりの天海春香役の中村繪里子、萩原雪歩役の落合祐里香、秋月律子役の若林直美の3人に質問をぶつけてみた。
Q.今回、新たにフルバージョンでレコーディングされた、「THE IDOLM@STER」と「魔法をかけて!」についてお聞かせください。
落合祐里香(以下落合):ゲームの主題歌でもある『THE IDOLM@STER』の歌詞なんですけど、すごいインパクトがあって……。
中村繪里子(以下中村):わかるわかる(笑)。
若林直美(以下若林):歌詞を見て、どのキャラがどこを歌うか想像できるようになっていて……今回のCDでは私たち3人で歌ったけど、キャラクター全員の特徴が歌詞に散りばめられていて、9人全員揃って歌うのにぴったりの曲になっていたりしてるよね。『車出してよ』とか、絶対伊織っぽいし、『お金があれば嬉しい』ってやよいじゃん(笑)。
中村:キャラの隠れたエピソードとかが組み込まれている感じだよね。
若林:うん。『会社勤めは向いてない』とかはあずさだな、とか。
落合:雪歩はどのへんかなぁ。
中村:えーっとね、『クラスの友だち思い出せない』。
若林:ありそう(笑)。
落合:(笑)。今回この曲を3人で歌ったんですけど、私のキャラ的にちょっと違うかもという歌詞があったりして、気になったりもしてたんです。でも歌っているうちになんだか、ハマってしまったので、聴いてくれるみんなも、私と同じようにハマってくれるんじゃないかなと思っています。もう1曲フルバージョンが収録された『魔法をかけて!』ですが、タイトルの通りにすごく歌詞がメルヘンで、雪歩的に歌いやすかったですし、3人の声が合わさったらどうなるかすごく楽しみです。
中村:私としては、まだちょっと自分の中で未消化の部分があったし、3人であわせて歌ったものをまだ聴いていないんですが、曲が完成した時に、歌詞の中の春香らしさというものを、歌の雰囲気を壊さずに出せているのかが、ナカムラ的には勝負どころだなと思っていますね。
若林:今回3人で歌うことになった『魔法をかけて!』はもともと律子の持ち歌っていうか、お気に入りの曲と言うことなので、私的にも思い入れが強い曲です。今回、2番ができて、登場した新しいメロディーの『#』が付くところが、すごい気に入っていますし、ああいうところは心をくすぐるよねとか思いました。また、歌詞もロマンチックぶりが上がっていて、キツイお姉さんツッコミキャラのはずの律子が、こんなロマンチックなことに実は憧れているということにちょっと驚きました。アイドル全盛の頃の雰囲気をもった、一番アイドルっぽい曲になっていると思いますので、そういった世代の人にも、受けてもらえるんじゃないかと思います。
Q.今回は歌以外にドラマパートもありますが、そちらを収録しての感想は?
中村:えーっと、ドラマの部分では、いままで台本で何百ページどころじゃないくらいたくさんのセリフを収録してきましたが、今回は初めて他のキャラと直接絡むかたち。それも掛け合いながら、しかも台本通りじゃなくてもいいよというお話だったので、もうアドリブの嵐でしたね(笑)。
若林:春香は自由だったよね(笑)。
中村:(笑)。そんな感じで、セリフにしてもゲームのそれとはひと味もふた味も違う収録になったので、これからも他のキャラと絡める機会があればいいなと思いました。
落合:えーっと、ドラマパートですけど、3人で絡んだのは初めてだったんですけど、家で台本を読んでいて律子や春香がどう対応するかというのが、ゲームのロケテとかやって想像がついていたりしたので、わりとすんなりと収録できたなと思いました。私が演じる雪歩については、だんだんと雪歩が自分に近づいてきているなと感じていますね。役作りの期間がすごくあったので(笑)、今回のドラマでは、すごくリンクしてきていて演じやすかったなと思いました。
若林:私的にドラマパートでは、中村ちゃんが言うように、ほかのキャラと絡むことが今まで全然無かったから、収録はすごく楽しかったです。今回は春香も雪歩もボケキャラで(笑)律子ちゃんはひとりでツッコむ立場ということで、ドラマパートを演じさせてもらったはずだったんだけど、以外に春香がうまくまとめるという、しっかりもののところがあって……。
中村:そうそう
若林:律子は実はボケだったのかと思ったり(笑)。でも一番のボケキャラはやっぱり雪歩でした。天然でしたし(笑)。
落合:だんだん雪歩がどうボケるか分かってきました(笑)。
中村:キャラとリンクしてきたね
若林:私たちも台本を読んで、『雪歩ってこんなキャラだったんだ』とか思ったりもして。
落合:うん……演じている自分ですらそう思ったもんね。
若林:『てぃやんでぃ』とか?(笑)。
中村・落合:しー、しー。そこは内緒。
若林:お楽しみに〜(笑)。
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