(このホームページの以下の部分には、上記の状況別の解決法の項目があります。)
以上のなかで思い当たるものがある人は、 問題をかかえているわけですから、その問題を解決する必要があります。 問題を解決せずに、やる気が出るのを待ったり、逃避したりしても、状況は改善しません。 自分がかかえている問題を明確にしてから、目次に進みましょう。
思い当たるものがない人は、特別な問題はなく、調子が出ないだけかもしれません。
やる気が出るのを待ったり、逃避したりしてみましょう。
→ 特に大きな理由がなく気分がのらないとき
→ちょっとした理由で気分がのらないとき
ただし、 長期間(週、月の単位)続くようでしたら、やはり何か問題がある と考えるべきです。 もう一度問題が明確になるまで考えるか、適切な人に相談するなどの対策をとりましょう。
特に、まだ学会などに行けるところまで研究が進んでいない人は、 指導教官と定期的に相談するのが有効です。 ただ相談するのではなく、
関連が深い話題に 「活動計画をたてる」 があります。こちらも見てください。
→
「プロポーザルを書く」にGo!
→
「中間審査の準備」にGo!
→
「最終審査の準備」にGo!
→
「プロポーザル」にGo!
→
「予備審査」にGo!
→
「本審査」にGo!
→
ゼミの大体の年間スケジュールにGo!
(それぞれの時期で、読むべきホームページにリンクしています。)
ゼミの大体の年間スケジュール
を見て、自分がどういうゼミをすべきか把握します。
それから、
ゼミ発表者がやることページを見て、用意すべきものを用意します。
論文を読みます。ただし、漫然と読んでいてはいけません。
目的意識を持って読みます。
→
論文の読み方、探し方にGo!
そのイベントの準備をします。
イベント別対策ページがあるので、そちらを読んでくださいね。
まず、具体的にどんな問題があるのかを明らかにする必要があります。
以下のように、とにかく前倒しで準備をして他人の意見を聞き、
具体的な問題点を明らかにした上で、自分が何を解決するべきなのかを明確にしましょう。
ちゃんとやっているつもりなのに、
ゼミ発表すると/原稿を見せると/学会に行くと、
コテンパンにされる
あなたの問題は、以下のどれかです。
原稿は、何度も指導教官や研究室の他のメンバーからのチェックを受けて、
修正しながら作成するのが普通です。
原稿作成には、修正する時間を含める必要があります。
今やっていることが、いいのかどうかわからない、
あなたは指導教官と十分コミュニケーションがとれていません。
別のホームページで、
指導教官とのコミュニケーションのやり方をまとめているので、
そちらを参照してください。
または、
先生に「今何をやっているの?」と聞かれることがある
→先生とのつきあい方にGo!
学位を取るには、それなりの時間を使うことが必要です。
この2つの状態の人は、もっと研究に使う時間を増やす必要があります。
でも、大学を卒業した皆様ですから、そんなことはわかっていますよね?
この問題を持つ人は多くの場合、生活スタイルに問題があります。
→
「生活スタイルを研究にあうものに整える」にGo!
好きな時間帯で生活することは学生の特権ともいえますが、
研究がすすまないのであれば、
やはり不自然な生活習慣で効率が落ちているのが現実の状態です。
昼間に活動するようにすべきです。
→
「生活スタイルを研究にあうものに整える」にGo!
→
「生活スタイルを研究にあうものに整える」にGo!
あなたは、学校に来ているだけまだマシではありますが、
研究内容以前の問題として、研究に使う時間の絶対量が足りません。
このような人は、 その「ぎりぎりにならないと本腰を入れない」やり方ではクリアできない課題をやる時、 壁にぶつかることになります。 そして、やり方を変えないかぎり、その壁は越えられません。
大体のところ、大学院で求められるものは、 「ぎりぎりにならないと本腰を入れない」やり方ではクリアできませんから、 限界を早く悟って、課題のやり方を「毎日本腰を入れる」やり方に変えてください。 以下のステップを踏みます。
別のホームページで、
指導教官とのコミュニケーションのやり方をまとめているので、
そちらを参照してください。
それでもコワい人は、ちょっと助手などに相談してみてください。
先生とは相性もありますし、うまいつきあい方は人それぞれなので、
他人と相談することによって、うまく関係を修復するヒントが得られるかもしれません。
一度行かなくなると、なかなか行けなくなってしまったりするものです。
何か学校に行くことに楽しみを見出してはどうでしょうか。
学校は勉強「だけ」をするところではありません。
友達に会ったり、おもしろい機材を使ったりする側面もないでしょうか?
明るい色の服で学校に行ってみる、なんていうのも、単純ですが大事なことです。
それでも出られない人は、こちらにどうぞ。
「先生がコワく」なってしまった人は、
これまで先生と良い関係を築くことができなかったので、
先生とお話しすることがコワくなってしまったのです。
意を決して話をしてみましょう。
きっと、けっこう優しいはず。
→先生とのつきあい方にGo!
体調が良くない場合は、まず医者に行ってください。
→
「生活スタイルを研究にあうものに整える」にGo!
問題がはっきりしているのでしたら、その問題を解決しましょう。
いくつかの問題については、このページに解決のヒントがあります。
問題がはっきりしないのでしたら、こちらにどうぞ。
→
「カウンセリングを利用する」にGo!
皆様の場合は、良くプロポーザルを練った人よりも一層、方針をその都度確認しながら研究をすすめる必要があります。 そのため、最低でも2週間に1回は、教官と研究の進捗状況と今後の方針を相談・確認する必要があります。 また、ある時期には、 現実の落としどころ となる、研究の目標を設定する必要があります。
現実の落としどころ:自分が使える期間内で終わることができて、 かつ修士論文研究に値すること
理由:中間審査では、目標に対する達成度も、審査の対象である。
現実の落としどころ:自分が使える期間内で終わることができて、 かつ投稿論文や国際会議発表に値すること
理由:博士の修了要件は、査読付き論文1件、国際会議発表1件です。 また、中程度以上のレベルの大学の多くでは、博士修了要件は査読付き論文3件です。
また、
このホームページにある、 活動計画をたてる もあわせて読んでください。
自分のやったことが、すでに他の研究者によってされたことであっても、
調べるべきことを調べて適切にまとめてあれば、研究として評価され、
論文として発表することができます。
また、自分自身で他人の研究と同様のことをやる場合でも、
必ずどこか違うことができてくるはずです。
自分自身で実装し、調べるべきことを調べてください。
勉強や文献調査をやるのであれば、目標と期間を決めて、やってください。
例えば、以下のようにやります。
→
大体の年間スケジュールにGo!
→
博士前期課程(修士)のスケジュールにGo!
→
博士後期課程(博士)のスケジュールにGo!
状況に応じて計画は変わるものであるから、節目ごとに計画を見直す。
英語での原稿は、書くのも、チェックを入れるのも、日本語より時間がかかります。
最低でも、日本語の場合の2倍の時間を使ってください。
原稿の書き方に、
それぞれの原稿を書くときのプチ締切の目安があります。
あわせて参考にしてください。
具体的には、以下のようにしてください。
少なくとも1日3回の食事を取り、
あなたは、そのままではいつまでたっても研究がすすみません。
毎日、研究や勉強などをする時間帯を設定し、
その時間帯は誘惑を確実に排除しましょう。
いずれも「いけないのが判っているのにやめられない」
「毎日、それにまる一日使ってしまう」ようであれば、立派な「依存症」です。
自分でどうしても制御できないようであれば、専門家の助けを借りましょう。
それでもやめられない人は、こちらにどうぞ。
ただし、カウンセラーはいろいろなタイプの人がいます。
タイプがあわなければ、話をしても気分が良くならず、かえって悪くなることすらあります。
もしそうなったときは、別のカウンセラーにしましょう。それはあなたの責任じゃありません。
気軽に行ってみましょう。
また、何回か続けて行ってみることも大事です。
一回行って嫌になったら別のカウンセラーにすべきですが、良くも悪くもないようだったら、何回か同じカウンセラーに通ってみましょう。
大変微妙な仕事なので、カウンセラーは数回あなたの様子を見て、適切な対応を探しているのかもしれません。
気分が良くないだけでなく体調も悪いとき
(胃腸の調子が悪い、どこかが痛む、だるい、など)
は、心療内科のほうが良いかもしれません。電話帳で探しましょう。
他人に相談することが気にならないのであれば、
保健管理センターやカウンセラーに紹介してもらうのも手です。
もしかすると、あなたは「鬱病」かもしれません。
現代は鬱病の人が大変多く、ありふれた病気の一つです。
最近鬱病の研究はとても進み、
いわゆる「心の病気」
(気分を変えればなんとかなるか?)
ではなくて実際に脳内機能の変化があるのだそうです。
それは治らないものではなく、自然に治ったり、治療で治せたりするものです。
最近は、いろいろなタイプの、良い薬があるそうです。
ぜひ気軽にお医者さんに行ってみてください。
これも、カウンセラーと同じで相性があるので、行ってみて気にくわなかったら別のお医者さんに行きましょう。
→ Dr 林
(わたしじゃないよ ^_^;)の「こころと脳の相談室」
また、「研究・ゼミ・生活相談室(通称 「なんでも相談室」)」というもの
もあります。
これは、ドクターの学生さんとお話ができる、というものです。
カウンセリングに行くほどではない、と思う人は、ちょっと行ってみると良いかもしれません。
ただし、普通にやっていれば、こんなことは滅多になく、1年に1回くらいです。
土日に休めば十分なはずであり、しょっちゅうこのような状態になるのは、
課題のすすめ方、生活習慣、精神状態あるいはそのうちの複数に問題があります。
もう一度自分の普段の過ごし方を見直してみてください。
勉強や文献調査は最低限で済ます
十分な知識を持っていない・文献調査をしていない、と感じることもあるかもしれませんが、勉強や文献調査ばかりをやらないでください。
勉強や文献調査は、とことんやろうとすると、際限なくやれてしまう、切りのないものです。
うっかりすると、中間審査やD2の間まで勉強や文献調査をやりつづけ、肝心の自分の研究がまったくできていない、ということになりかねません。
活動計画をたてる
基本的な考え方
計画をたてるためのヒント
の全てである。
何をどこまでやって原稿を書くのか考え、そのためには何をいつまでするべきなのか考える。
紙に書き出してよく見えるところに貼っておく。
入れるべき締切の数の目安と考慮すべき締切
1年あたりに入れるべき大体の締切をまとめる。
なお、適切な締切の設定は、本来その人の状況によるので、ここで示すのはあくまで「目安」にすぎない。
ただし博士後期課程では、査読付き論文1件と国際会議1件が修了要件なので、
これを早くクリアできるように計画をたてること。
中間締切(プチ締切)の例
締切3週間前まで:原稿の章立てを作る。
書けるところは書きながら、データ取りをすすめる。
締切2週間前まで:一通りのデータを揃えてまとめ、一通り文章を書く。
自分一人で書く最終稿のつもりで書くこと。
締切2週間前の日:原稿を指導教官に見せる。
締切1週間前の日:これまでに指導教官からのチェック結果が帰ってくるはずなので、
もし追加のデータやグラフ作成が必要だったら、この日までに揃えておき、
書き直したものをもう一度指導教官に見せる。
必要だったら、あるいはそうするように指示があれば、他の人にも見せる。
締切前日まで:最終稿を作り、提出する。
この間:何章を書くのか、いつデータをとるのか、ざっとでよ
いのでやることを週ごとに割り当てる。
締切1か月前の日:この日に第一稿を指導教官に見せる。
一通りのデータを揃えてまとめ、一通り文章を書く。
自分一人で書く最終稿のつもりで書くこと。
締切3週間前の日:これまでに指導教官からのチェック結果が帰ってくるはず。
もし追加のデータやグラフ作成が必要だったら、この日までに揃えておく。
締切2週間前の日:書き直したものをもう一度指導教官に見せる。
必要だったら、あるいはそうするように指示があれば、他の人にも見せる。
締切前日まで:最終稿を作り、提出する。
雑用をかたづける
研究以外のこと、例えばTAや留学生のチューターなどは「雑用」です。
そういう雑用をやることも、いろいろな経験を積むことになって、
長い目で見れば自分のためになります。
ただし、あまりに雑用に時間を使いすぎて研究が進まない状態が長期間続くようであれば、
問題です。
基本的な考え方
生活スタイルを研究に適したものに整える
良い体調を維持できる生活習慣を守る。
程度の食事内容を2回は必要です。
ということはありませんか?それは多くの場合、ビタミン不足が原因の一つです。
→ 野菜(特に、緑黄色野菜)を食べる。無理なときはせめてビタミン剤を飲む。ただしビタミンの取り過ぎは恐いので、定められた用法・量を守ること。
「キャベツのせんぎり」は、ほとんど空気で、栄養はほとんどありません。
ゆでた青菜、にんじん、ブロッコリー、トマトなどのほうを食べましょう。
など、多くの場合は生活習慣に問題があります。
集中力×持続時間の総量を大きくするように心がける。
集中して研究や勉強をする時間を、毎日必ず作る。
は研究室も静かですし、朝の最初や昼休み後で元気がある時間です。
こういう時間帯に集中して課題をやりましょう。
締切を小分けにする。
交友関係や遊びに使う時間に限度を設ける。
対策
これでその友達との関係がおかしくなるようでしたら、
その人はあなたを尊重するということができないわけで、
そんな友達とは早く縁を切るべきです。
相談室やカウンセリングを利用する
などの場合は、カウンセリングに行ってみてください。
保健管理センターで予約できます。(内線1145または1036)
特に大きな問題があるわけではないが、気分がのらないとき
基本的な考え方
ヒント
ちょっとした理由があって気分がのらないとき
→
「生活スタイルを研究にあうものに整える」にGo!