「地球感謝の日」制定推進事務局
 発起人
藤岡眞理さんへのインタビュー


6月5日を「地球感謝の日」にしよう


 みなさんは6月5日を地球感謝の日にしようという運動があることをご存知でしょうか?地球感謝の日とは文字通り、自分が生まれてきたこの地球に感謝をしようという日です。地球がなければ私もあなたもすべての人間は生まれてこなかったのですし、日々暮らしていくためには地球の自然から食べものや水、空気などをもらわなければなりません。ですから地球に感謝する気持ちを持つことは、とても大事なことだと思います。しかし、そのことを忘れてしまっている人が多いようです。
 アトピーという病気は比較的新しい病気です。東京都では児童の約3割が何かしらのアレルギーを持っているなど、アトピーやアレルギーになる人は年々増えています。昔より現代に患者が多い。しかも日本などの先進国で多い。これは何を意味しているのでしょうか。昔と現代で違うこと。経済発展途上国と先進国とで違うこと。それは自然環境や生活環境ではないでしょうか。ですから、このようなことがアトピーやアレルギーの増加に関係していると考えられます。その意味でも地球に感謝をする気持ちを持ち、自然環境がよくなることはアトピーの人自身にとっても自分たちの問題として大事なことだと思います。そこで『地球感謝の日制定推進事務局』発起人、藤岡真理さんにお話を伺いました。

この運動を始めたきっかけを教えてください。

 私は海が好きでイルカに関することやダイビングなどをしていました。そのような活動をしていて環境汚染や温暖化などの問題に心を痛めていました。それをどうやって伝えていくかということをずっと考えていまして、まずは海に関する様々な情報を掲載した『アクアエナジー』という季刊紙の発行を始めました。海の情報といえば、釣りやダイビングがすぐに思い浮かびますが、ただの『海好き』が読むものがなかったのです。しかも、釣り好きとダイビング好きとでは、仲が悪いこともあります。そこで海ということだけでくくって情報発信すれば、みんな仲が良くなるのではという思いや、海からは魚などの食をもらい恩恵をうけていること、ただ海を眺めているだけで気持ちがよくなる、つまり海が持っている『いやし』の力などをもう一度見直したいという思いもありました。
 『アクアエナジー』を発行していていろいろな人に出会い、環境について勉強していくうちに、環境について議論したり何か行動をする前に地球について感謝するのを忘れているのではないか、地球があって自分があるということを、しっかりと認識する必要があるのではないかという思いが生まれたのです。

なぜ6月5日なのでしょうか?

 1972年6月5日にこれ以上地球環境を悪化させないために国連人間環境会議が開かれました。そこで当時、日本の環境庁長官だった大石武一さんが人間環境宣言を提案、採択されまして国連環境計画が誕生しました。その記念として世界的にこの日を「環境の日」と条例で定めています。でも、このことはあまり人々に知られていません。環境庁に行って聞いても知らない職員が多いのです。それに環境の日というのはあいまいで、意味が分かりにくいと思います。そこで、もっと心に響く日だったら覚えてくださると思い、あらためて環境の日を地球感謝の日として、地球へありがとうというメッセージを送る日にしようと運動をはじめました。

最初はどのような運動をなさったのですか?

 そこで2年ぐらい前に全国の老人ホームを廻って活動を開始しました。そのときに地球感謝の日は、子どもからお年寄りまで参加ができると確信しました。寝たきりの人でも、地球に生かされているという気持ちを思い出せば、それでもいいのです。例えば80歳を過ぎたおばあちゃんがふるえる手で「私を生んでくれたお母さんと地球に感謝します」と書いてくれました。そういったことが、すべてを物語っているのではないでしょうか。このように自分だけでは大きな行動ができなくてもみんなが参加ができます。より大きな事ができる人はより大きなアクションを起こせばいいのです。でも、まずは気がついたことから、できることからはじめてほしい。環境の日だとそういうことが分かりませんが、地球感謝の日だと具体的で分かりやすいと思います。

どのような活動をしているんでしょうか?

 はじめは地球に感謝するメッセージだけをメッセージ用ハガキやインターネットで集めてきました。今は6月5日を地球感謝の日として祝日にすることを求める署名運動もしています。7月20日の海の記念日は、100万人の署名を集めて祝日になりました。ですから、みなさんの地球への感謝の想いを集めて、2005年までに国会に提出しようと考えています。6月5日に日本だけではなく世界中から地球にありがとうというメッセージを送れば、地球の自然治癒力で地球がよみがえっていくのではないかと思います。
私自身、日々生活していると、どうしても地球に負荷をかけていますので、この活動は私自身のためにも、少しでも地球に負荷をかけない生き方をするために地球へのメッセージを集めようと思いました。バッジも作って販売しています。 バッジのデザインは地球です。世界中で広めたいので北極から見た地球をデザインしました。日本がイルカになっているのは、日本が小さすぎて点になっていたからです。アフリカ大陸と南アメリカ大陸はエンジェルの羽にたとえました。このバッジのいいところは子どもたちが欲しがるところです。それが本物だと思います。子どもは利害関係がありませんから。あるおばあちゃんが10個ぐらい買ってくださいました。孫に買ったら、友達がほしがったからだそうです。国会議員は赤い羽根をつけるのなら、こういったものをつけてほしいと願っています。

 気持ちが大事ですのでバッジは買わなくてもいいとも思いますが、もらっただけでは大事にしませんし、地球への感謝の気持ちも忘れてしまうと思います。自分でほしいと思った人は大事にしますよね。自分の気持ちも考えずに、ただ地球に感謝しようというのでは続かないと思います。それに、みんなが持っていれば新幹線の中などでバッジをつけた見知らぬ人同士が出会うことも素敵だなあと思います。わたし一人では効果的な活動ができないので、バッジの売上を活動費に充てたいと思っています。また、メッセージや署名だけですと形になるものが何もなく、自分自身が感謝することを忘れてしまうことがあったからバッジを作ったのです。このバッジを見るたびに私自身、地球に感謝することを思い出しますので、お風呂の水を一所懸命くんで再利用したり、電気をつけっぱなしのところは消してみたりします。

そういった普段のふつうの人の生活に関わる地道な行動が大切だということでしょうか?

 環境論者といわれる人たちにはああしなければならない、こうしなければならない、という活動をしている人がいます。宗教にもそのような面があるような気がします。こうしなければいけない、これに入らないとあなたは悪いという言い方をします。そういうことは私にとっても負担でした。そういう活動ではなくて、自分でできることをやっていこうと。そうすればゴミを捨てる前に分別したり、これはまだ使えるなどと考えてくれるのではないかと思うんです。

宗教でも地球に生かされているという立場に立てば宗派を超えることができますね。

 宮崎県にある地球感謝の丘には、国内外の宗教界の代表40人から寄せられた「地球へのメッセージ」が刻まれています。そのメッセージは、宗教を超えて地球は1つであることや地球の尊さを謳っていました。宗教人も地球に生かされている人間として意識が変わってきています。宗派を超えて力を貸してくれています。この運動はたまたま私からはじまったことですけど、私の運動じゃないんです。私自身が規則とか義務が嫌いなので、固定観念などにしばられないような運動、新しい組織を目指しています。必要なときに必要な人がやればいい、ぐらいの気持ちでいます。いろいろな人がアレンジして、自分の運動としてそれぞれ活動してほしいと思います。

最後にひとことお願いします。

 環境に関することというのは、何かしなければならないのではなく、自分ができることからはじめることだ、というのが一番言いたいことです。この運動をはじめて、毎日気づきがあります。環境なんて自分には関係ないと思っていたオジさんたちが、タバコのポイ捨てを止めて携帯灰皿を持って歩いたり、環境に関する新聞の切りぬきを送ってくれたりします。賛同してくれたある企業では電気を節約して、電気代が80万円も減ったそうです。6月5日の12時に、バッジは買わなくともメッセージを、想いをひとつにして地球に感謝の思いを送ってくださるようお願いします。


 人間は20兆個の細胞になると生まれてくると言われます。ところが成人の細胞は60兆個。しかもビタミンなどとの関連で腸内細菌と皮膚の常在菌とを含めますと200!兆個。200兆個の細胞は、または細菌のネットワークが人間であります。もとより1個体では生きられませんので、友達や配偶者、親とのコミュニケーションを必須とします。そのコミュニケーションを支えているのは…宇宙、実際には地球なのだと思います。
例えば太陽系であって、しかも地球のような絶妙な位置に、この地球くらいの惑星ができることは「奇跡に近い」という科学者もいます。せっかくの「奇跡」を活かさないことは「愚か」としか思えません。「絶望は愚か者の結論だ」という言葉もあります。私たちは絶望しません。いつか、アトピーのみなさまと笑って「昔語り」ができると確信しています。地球が大丈夫である限り、私たちは大丈夫です。地球が大丈夫である限り…。
そんなことをアトピーマガジンはお伝えしたいと心から思いますので、このサイトを作りました。みなさまのご指導ご鞭撻をよろしくいただきたいと思います。

アトピーマガジン亀岡他スタッフ一同


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