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【定期連載】アーティストインタビュー
   [アニソン通信 Vol.9] キンヤ

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4月からセカンドシリーズの放送がスタートしたTVアニメーション『ツバサ・クロニクル』のOPテーマを担当するのは同作のファーストシリーズと劇場版でOP曲を歌ってきたキンヤさん。浅倉大介プロデュースで“コタニキンヤ”としてデビューし、ラジカセを持つ“ラジ語り”スタイルで注目を集めた彼が、2005年にアーティスト名“キンヤ”に改名。『ツバサ・クロニクル』の主題歌「BLAZE」での音楽シーンへの再登場に驚いた人も多いはず。

今回のセカンドシリーズのOP曲「IT’S」は“キミ”のためにすべてを乗り越えてみせるという気持ちの強さを描いた詞を、ドライブ感のあるハイテンポなリズムにのせて歌う、さわやかなPOPチューンで、『ツバサ』の物語の新たな始まりを予感させる。「スキッドマーク」は対照的にワイルドな詞をラウドなボーカルで歌い上げ、キンヤさんの新たな顔を見せた1曲となった。

「IT’S」と「スキッドマーク」は対照的な曲でありながら、共にギターサウンドを柱としたロックミュージックに仕上がっている。『ツバサ』関連楽曲にはギターフレーズが印象的な曲が多い。その疑問に答えてもらうため、キンヤさんの音楽のルーツを紐解きながら「IT’S」に迫ってみよう。——現在、放送中のアニメ『スパイダーライダーズ〜オラクルの勇者たち〜』で声優にも挑戦しているキンヤさんと、アニメの結びつきについても語っていただいた。
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実はアニソンのキャリアは永いキンヤさん。自他ともに認めるアニメ・コミック好きだからこそ、クリエイターやファンに支持される、彼ならではの魅力。5月リリースされたばかりのニューシングル「IT’S」で、一番新しいキンヤの魅力を体感しよう。
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「祈りの詩」/savage genius
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■「IT’S」/キンヤ
発売中(5月24日) 1,050円(税込)
発売:コロムビアミュージックエンタテインメント/アール・アンド・シー
 
 
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第9回 キンヤ(所属:吉本興業 発売:R and C Ltd.)
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幼少期に始めたピアノをギターに持ち変えた理由(ワケ)
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——音楽を始めたのはいつ頃からですか?

キンヤ:音楽のスタートといえば2〜3歳の頃から始めたピアノですね。小学5年生までやってたんですけど、中学受験のためにピアノをやめました。「レッスンに通うのももう嫌だな」と思っていたので、中学に入ってからはピアノはやらず、なぜかテニスに目覚めてしまいました(笑)。

——ピアノをやめた後、また音楽に戻られたのは?

キンヤ:また音楽に近づいたのが中学3年生の芸術科目で、音楽を選択したことです。授業はギターを弾くことだったんですけど、当時はちょうどアメリカンロックが流行った時期で、Mr.BIG、エアロスミス、エクストリームなどギタリストがすごいバンドが好きで一生懸命ギターを練習して、弾き語りなんかやってましたね。コードを覚えたりするようなことは新たなにしなくてはいけなかったんですが、ピアノをやっていたことが役立ってすんなりギターには入れました。でも譜面を読みながら弾けなくて、弾きながら音で覚えていくような感じでした。耳には自信があります!

そして運命の高校1年生の春、女の子にふられて、「俺が振られるのはおかしいだろう!」と勘違いして、バンドを組みました。モテたくて(笑)。

——バンドを組んだ時、担当したパートは?

キンヤ:ギター&ボーカルです。中学の時に弾き語りをしていた経験が大きかったですね。好きだったアメリカンロック、邦楽ではMr.children、B’z、THE YELLOW MONKEYなどをコピーしました。どれもやっぱりギターがかっこいいバンドですね。

——そのバンドでデビューを目指したんですか?

キンヤ:そのバンドを組んだ最初の目標が学園祭だったので(笑)。高1で出演したのは僕達だけでしたが、出演バンドの中で一番盛り上がって。朝9時なのに(笑)。そこでまた勘違いしちゃった。そのままバンドを続けたかったけど、大学受験とか進路の関係で高3の時にバンドをできなくなってしまって。でも僕はまだまだ音楽をやりたくて、ライブをやっていたらある日、スカウトされて。

CDデビュー曲はアニメの曲だった
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savage genius
服装や語り口など、飾らない物腰がインタビューの空気をあっという間に和ませる。ファンとの距離を感じない、地続き感のような印象が彼の魅力だ。

——ライブでスカウトされて、ついたプロデューサーが浅倉大介さん。すごいですよね。

キンヤ:当時、T.M.Revolutionを担当されていたし、ACCESSも聴いていたので、「すごい人だな。この人なら任せてもいいかも」なんて思ってました(笑)。

実際に浅倉さんとお会いしたのは高3の2月くらいで、事前に「2曲練習して来て」と言われて当日、その曲を歌ったら、「また後で連絡するね」とディレクターさんに言われて。どうもそれはオーディションだったらしくて。数日後、「大ちゃんが気に入ったみたいだから遊びに行ったら」と。僕も物怖じしないので、ずかずか遊びに行ったりして(笑) それから3〜4カ月経って急に電話があって、「来月からライブやるからよろしくね」と。何から何まで急なんですよね(笑) そこから浅倉さんと曲のやり取りなどをするようになりました。

——CDデビューされたのは何歳の時ですか?

キンヤ:1999年7月、19歳の時に“BAD LUCK”名義で「Spicy Marmalade」という曲でデビューしました。BAD LUCKは『グラビテーション』というOVA作品に登場するバンドで、僕がボーカルを担当したわけです。その後、99年10月、浅倉さんとIcemanの伊藤賢一さんのプロデューサーユニット、Mad Soldierから「本当にソロでデビューできるのか」を試す使命を受け“MC-K2”として「Mad Soldiers' LABORATORY」をリリースしました。そしてやっと2000年1月に“コタニキンヤ”の名前で、「高熱BLOOD」でデビューできました。名前が出るまで長かったな〜(笑)。

——コタニキンヤさんとしてメディアに登場された時、路上でラジカセを持って歌うスタイルでしたね。

キンヤ:『キンヤがゆく!』というテレビ番組でラジカセを持って全国で歌う、“ラジ語りという企画をやっていました。たまに「俺はこのままずっとラジカセを持ち続けるのかな?」と不安に思ったりして(笑)。路上ライブはいかに見知らぬお客さんに興味を持ってもらえるかが勝負なので、音楽は浅倉さんのプロデュースに任せて、自分はどんなパフォーマンスをすればいいのかを考えながら一生懸命やってました。
前から大好きだったアニメとCLAMP作品
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savage genius
大好きなアニメ・コミックの話になると、ちょっとテンションアップ! 「『魔神英雄伝ワタル』とか好きで見てましたね。もちろんアニメイトにも(笑)」他人とは思えません(笑)

——そこから現在に至るまでの転機というと……。

キンヤ:4年前にレコード会社がつぶれたことでしょうか(笑)。その時、ちょうど厄年で、細木数子さん的にいえば大殺界(笑)。そこからしばらくCDのリリースが途絶えて、途中に映画出演したりなどはありましたが、やっぱり歌えなかったのはキツかったですね。

そして2005年6月に『ツバサ・クロニクル』のOP曲「BLAZE」をリリースしました。約4年ぶりのシングルなんで、「もう俺のことを知らない子もいっぱいいるんだろうな」と(笑)。

——アニメの主題歌ということに抵抗はありませんでしたか?

キンヤ:実は僕、小学4年の頃からよく地元のアニメイトに行ってたぐらいのアニメ好きなので(笑)。当時、一番ハマっていたのは『魔神英雄伝ワタル』で、カンペンケースや下敷き買ったり。女の子は『鎧伝サムライトルーパー』や『天空戦記シュラト』にキャーキャー言ってました。

『ツバサ・クロニクル』の主題歌のお話をいただく前からCLAMP先生のファンで作品も読んでました。前のマネージャーがCLAMP先生と知り合いだったので、「僕に歌わせてくださいよ」と言い続けていたら本当に実現して、うれしかったし、『ツバサ』の世界観を大切にしたいと思いました。もう「俺は小狼(シャオラン)だ!」くらいの勢いで、歌詞を書きました。

多くのファンの方以外にもたくさんの方がご覧になるアニメの主題歌として、聴いていただけることはうれしくて。僕自身もしっかりと準備をして満を持して出せたのでよかったなと思います。

その2カ月後、劇場版『ツバサ・クロニクル鳥かごの国の姫君』の主題歌「aerial」がリリースされて。この曲も「BLAZE」のリリースの1〜2週間前に納品しなくてはいけないタイトなスケジュールだったので、すぐに詞を書きました。まず『ツバサ・クロニクル』の主題歌第二弾ということで、作品の世界観と今まで書き溜めてあった詞を照らし合わせ、最初から頭にあった“aerial”というキーワードのイメージで詞を書いたら、結果的にいただいた曲と作品のテーマにピッタリ合ってうまくいきました。

——CLAMP先生のどんな作品を読まれたんですか?

キンヤ:『ちょびっツ』や『学園特警デュカリオン』、『X』とか読みましたね。『XXXHOLiC』も好きですね、年頃的には。侑子さんのセリフが自分が言われているような気持ちになるんです。それが心に痛くて、たまに気が付いたら泣いている時があって。痛心地いい、みたいな。『ツバサ』はすべての世界がリンクしていて、いろいろなキャラクターが出てくるのが楽しいですね。

——そして今回も『ツバサ・クロニクル』の新シリーズのOP曲も担当されています。

キンヤ:劇場版公開の時、CLAMP先生をはじめとした皆さんと舞台あいさつにまわったんですけど、「ここまで2作やってきたので、これから先、『ツバサ』と名がつくものは全部」と言い続けてきて。今回、お話をいただいて、正直ホッとしています(笑)。

「IT’S」と「スキッドマーク」で違うキンヤの顔を見てほしい
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——「IT’S」はどんな曲ですか?

キンヤ:『ツバサ・クロニクル』はこの春、新しい季節を迎えます。とにかく冒険をする少年、小狼の強さを悲壮感も漂わせつつ、歌い上げてみました。歌詞的にも前向きな部分と後ろ向きな部分があって、小狼の心情をストレートに描いているかなと思いました。

歌詞の中に“それを知ってるから行ける”というフレーズがあるんですけど、“それ”が表わすのは“強さ”でもあり、“弱さ”でもあり、“キミ”でもあり、「こんなストレートな言葉ってないな」って。あと、この曲自体、“あの日々に”とか何かを指す言葉も多いんですね。だからタイトルを「IT’S」にしました。

サウンドはどこか懐かしくて、どこか新しくて、音色もシンプルだけど厚さがあって。

レコーディングでは、メロディがシンプルな分、変にクセをつけないようにしようと。でも忠実に歌いながら、どこにキンヤエキスを入れていくかを考えましたね。最終的には心情的な部分だけであとはただストレートに歌いました。

旅立ちや出発の時に背中を押してくれる曲だと思うので、大音量で聴いて心に響かせてほしいです。

——カップリング「スキッドマーク」

キンヤ:「IT’S」が少年少女向けとすると、この曲は大人向けという感じです。エロさ満載で(笑)。この曲はガナリ系、熱さ全開で歌っていて、ロック兄ヤンな部分かつ、妖しさも見せたいなと。

詞の内容は女々しい男の心情、女にふられた時の心の叫びです。恋が終わったり、失恋した時、女子はすぐに次に行けちゃうけど、男子はそうできないんですよね。いつまでも“スキッドマーク=傷跡”が残って。

今回は自分で詞を書いていないんですが、第三者から見た部分で歌ってみようと。どちらも大人になりかけのキンヤが歌っているんですけど、どちらも僕なんですよね。その二面性を見てほしいです。

——「IT’S」はPVの撮影もされたそうですが、どんな映像になったんですか?

キンヤ:僕的にはかなりドラマチックで、ファンタジーで、LOVEなんですけど(笑)。大切な人を傷付けてしまって、その瞬間、その子は羽になってしまって。取り返しのつかないことに時間が経って気付くんです。またその子と奇跡的に出会えても触れた瞬間にまた羽になってしまうという……。

このPVを作って思ったのは、子供の頃、好きだからこそいじめてしまうことってありますよね。でもいじめられた子自身は傷付くわけで。「大人になると触れてしまうだけでも傷付けてしまうことってあるよな」と。

撮影はさいたまスーパーアリーナで行ないました。といっても全体でなく、一角ですよ。駐車場とエントランスで。出てくる羽の数が尋常じゃないんですけど(笑)。せつなさがあり、すごく深いイメージで、いろいろなことを考えさせられる、幻想的な映像だなと思いました。

——ジャケットのビジュアルイメージは?

キンヤ:デザイナーさんのコンセプトは“クール&ロマンチック”だそうです。27歳になるので、もうそろそろ落ち着かなくちゃいかないと(笑)。


今の音楽シーンに新しく大きな波を響かせる
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——6月にはライブが行なわれますが、どんな内容になりそうですか?

キンヤ:6月10日に大阪、6月16日に東京でライブをするんですけど、僕だけが出演するワンマンライブは久しぶりで、更に大阪でのライブも久しぶりなので楽しみですね。今回の新曲はもちろん、おなじみの曲もやりますので、是非足を運んでください。

——新しいアルバムの構想を教えていただけますか?

キンヤ:Jポップの境界線がかなりあいまいになってきているような気がするので、いちボーカリストとして、「日本のJポップでこうでしょ」って提示できる1枚にできたらいいなと思います。いろいろなタイプの曲を収録して、『キンヤ歌のベストテン』みたいな。おもしろいことをしたいですね。

——今後の目標や抱負を聞かせていただけますか?

キンヤ:今までシングル曲でバラードを歌ったことがないので、いつかバラード曲をリリースしたいですね。やわらかい、ミドルな感じの曲も歌いたいです。

あとは歌うことが好きなのでライブをいっぱいやりたいですね。いろんな場所で。対バンも楽しいし。ロックフェスとアニメフェス、両方を股にかけてみたい! できたらすごいですよね。この記事を読んでくださった関係者の方、ぜひ声をかけてください(笑)。

ホールで常にできるようなアーティストになりたい。ライブハウスの良さも音響もいいし、ステージを全体的に観てもらえるのがいいんです。ここまでやってきて、たくさんのオーディエンスに伝える自信はあるので、あとはホールクラスのアーティストになる階段を一歩ずつ上がっていきたい。そのためにも音楽シーンにキンヤ復活を印象付けなくては。

——それでは、最後に皆さんにメッセージをお願いします。

キンヤ:僕としてはNHK教育で放送されているアニメの主題歌なので、「IT’S」で紅白を狙いたい(笑)。

年齢的に人間としてもアーティストとしても脂がのってくる時期だと思っています。実際、今はまだお伝えできませんが、いろいろ動き出す予定が待っています。これから一つひとつを磨きつつ、階段を昇っていきますので僕のアクションの瞬間瞬間に注目してください。

その手始めが新曲の「IT’S」、そしてライブです。前からキンヤを知っている方も『ツバサ・クロニクル』で知った方も楽しめるライブになりますので、キンヤに関心を持ってくださった方は観に来てください。
 
Special Column■キンヤが選ぶ 想い出の1枚
深海/Mr.children
発売日:1996年6月24日
発売元:TOY’S FACTORY

「アメリカンロックから昭和の歌謡曲まで割りと幅広く聴いていたんですけど、もし欠かせない1枚を選ぶとしたらMr.childrenかな。中2の頃、髪型が桜井さんに似ていると言われてから、ヘビーローテーションで聴くようになりました。それまで誰かに似ているって言われたことがなかったからうれしくて。あっ、その前から普通に聴いてはいましたよ、もちろん(笑)。「VS」から聴いていたので、まだブレイクする前です。高校時代にバンドでミスチルのカバーしてたし。好きなんです。特に好きなアルバムは「深海」。ここまでのミスチルの流れから異色で、あの暗さと捨てばちになった感。かつ強さも弱さもあって。『投げやりだけど、俺らが作ったらこうなるぜ』みたいな、ちょっとレディオヘッド系のテイストを感じました。あともう1枚選びたいのがB’zの「LOOSE」。日本のロックやポピュラーミュージックの要素をすべて詰め込んだ名盤です。  この2枚のような、誰の印象にも残って、強烈な個性があるアルバムを作れたらいいですね」(キンヤ)
「たんぽぽサラダ」/谷山浩子

 
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INFORMATION
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《New Disc Release》
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■「IT’S」/キンヤ
発売中(5月24日) 1,050円(税込)
発売:コロムビアミュージックエンタテインメント/アール・アンド・シー
* 「祈りの詩」/savage genius
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