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書誌 渡部直己著作リスト
【著作】
 『幻影の杼機−泉鏡花論』
 序章 幻想文学論序説−正岡子規「叙事文」から 第一章 幻影の杼機 第二章 夢の符牒・符牒の夢−『春昼』『春昼後刻』論 第三章 時のまぼろし 第四章 杼機と傀儡−百間・鏡花作中人物論 第五章 余白の描跡−散文の「詩」性について 第六章 視れることば−鏡花のルビについて あとがき 国文社(1983年4月15日刊)

『HELLO GOOD-BYE 筒井康隆』
 がきデカ・筒井康隆・ロブ=グリエ HELLO (リベラルな〈文〉の使途 エクリチュールの侵犯−『脱走と追跡のサンバ』を主軸に 傀儡たちの遁走曲−『虚人たち』論) GOOD-BYE (充実した綺想の終焉−『虚航船団』論 『虚航船団』をめぐって(鼎談) 作 品は誰 のものか?−「『虚航船団』の逆襲」について) EXERCISES (露出狂の反逆− マンガテクスト考 チャート式「見栄小説」作法 ノートルダムのリゾーム男 クラインの壷娘 勝利が来た) ぼく自身による私(略年譜+初出+あとがき) 彌生書房(1984年12月20日刊)

『ロラン・バルト風味 現代口語狂室−爆発するポップ・ヒーローたち』
 1. 古舘伊知郎=実況するナルチシズム 付録/レスラー「仕事」をしない 2. 矢沢 永吉=硬直する不良のドラマ 3. 田中角栄=挑発する権力の裸体 4. 戸塚宏=海洋教祖の挑戦 by矢沢永吉 5. 中畑清=バットをふる「即自」存在 by丸谷才一 6. 西川のりお=男根の表層欲情宣言 付録/『プレジデント』あるいは勝者の愚鈍なる陽根  7. 三浦和義=権利としての嘘と倒錯 8. NHK=換言詐欺の魔窟 付録/NHK「言 い換え放送用語」講座 9. 『相対幻論』=誉め合いのシーソー・バランス avec草野 進 愛、そして中司/まぼろしの「あの人」を求めて 10 われらこそ「制度」である avec四方田犬彦 あとがき 参考資料 初出一覧 河出書房新社(1984年12月20日刊)

『レトリックス−大衆文芸技術論』
 まえがき−「大衆文学」とは何か? 序章 読みの心理学 TRICK BREAK NO1 軽蔑しまた軽蔑されてこそ書物である 第一章 憑依する〈比喩〉の諧謔−吉行淳之介 TRICK BREAK NO2 人生相談の受賞作 第二章 〈伏線〉の誘惑−遠藤周作 TRICK BREAK NO3 知恵熱の「赤い羽根」 第三章 作者=神の自意識−司馬遼太郎 TRICK BREAK NO4 言葉たちのストリップ 第四章 わだかまる〈対置法〉−村上春樹 TRICK BREAK NO5 晴れ、ときどきヨシモト 第五章 原理的な《ポップ》テクニック−高橋源一郎 TRICK BREAK NO6 揮発性赤チン効果 第六章 「ノン・フィクション」の不可能性−沢木耕太郎 TRICK BREAK NO7 顔とともに読まれる言葉 終章 あるいは「ポルノ」の修辞学/練習問題解答・解説 あとがき 参考文献 五月書房(1985年6月8日刊)

『〈批評〉のトリアーデ』共著
 1〈蓮實的存在〉はどこに消えるか 2〈柄谷行人〉考える機械 3〈中上健次〉俺はここにはいない インタヴィアー/スガ秀実+渡部直己+江中直紀 書き下ろし 「蓮實 重彦」を克服する方法 トレヴィル(1985年10月25日)

『半解釈−誤読ノススメ』
 まえがき−批評のアマチュアリズム 序章 愛への誘惑−または権利としての辞書活用法 1.章 小説の読み方(反「現代国語」ふう準備運動−内田百間『水鳥』 〈計算〉された物語−久生十蘭『黒い手帳』 落差のモザイク−K・ボネガット『ジェイル・バード』)2.章 批評の読み方(終焉の不在−蓮實重彦『物語批判序説』 言葉の肌と欠けた前歯−スガ秀実『メタクリティーク』 年寄の冷水−吉 本隆明『マス・イメージ論』 〈難問〉の誘惑−笠井潔『テロルの現象学』) 3.章 マスコミ見聞録 (「フォーカス」・暴露写真の欲望と不能 マスメディア「聖輝」 の野合 見出語の詐欺 禁語録−NHK ・換言の政治学) 4.章 スポーツ観戦法(小心なる「王」と遊ぶ「貨幣」* 真実のプロを視つめて 阪神シンドローム 「極道」ものをめぐる本音とタテマエ 宇野を責任感から解放せよ 朝潮は角界の江川である 「動物」たちの季節 江川は何故オールスターで甦るのか? 高校野球の魅力 甲子園はマゾの聖地である 錯覚の饗宴 金森の雄叫びは死中の生である 巨人の左腕は何故ノーコンか? 「六大学野球」幻想論 「男」になろうとする女は醜い プロの審判もまた演出者たれ  「オフサイド」が罰するもの ゴ ルフウェアーは恥ずべき記号である 南海=史上最 強の「草」野球 「草野進」とは何 か 「野球道」という名の嫉妬 「プロ野球 差別説 」宣言) 終章 (「現代国語」症候群 avec 尾辻克彦 付録 菫色のANUS avec ねじめ正一) 白夜書房(1985年12月10日刊)

『プロ野球観戦學講座』
 プロローグ プロ野球十戒 第1.部 プロ野球観戦學講座/85年(球場の〈いま・ここ 〉にむけて[avec 蓮實重彦・草野進]補論・1図解〈江川=貨幣〉説 補論・2祝祭と してのタイガース)86年/プロ野球〈差別〉宣言[avec 小川葉月] 補論・3清原和博 またはシニフィエなきシニフィア ン 補論・4落合の魅力 補論・5球団歌考) 第2.部 プロ野球時評(1986〜1987) プロ野球時評1986(1コンバートはつねに善である 2近藤・大洋に期待する 3宇野の復活を心から歓迎する 4監督に掌握されたチームは二流である 5原辰徳の「猥談」 6ヤクルトこそプロ野球の救いである 7桑田のアミダ帽 8デービスの美しき右フック 9王貞治の顔面はスポーツの敵である 10美しき誤審を! 11再生にむけて阪神は最下位を目指せ 12再び吉田に告ぐ、君ハ何モスルナ! 13江川の「手抜き」は美しい 14広島東洋カープあるいは戦略としての退屈さ) プロ野球時評1987 (1「極道」たちの開幕 2球界は監獄である 3輝かしき異物・ホーナー 4落合シンドローム 5退屈さの金字塔 6オールスターは一試合でよい 7桑田あるいは微少さの強度 8近藤真一の快挙 9王貞治あるいは「男になった」女) 第3.部 スポーツ審美學講座 解説者論 (野球の言葉/言葉の野球) 観客論 (後楽園は戦後日本の縮図である オフには選手もファンも冬眠すべし 美しき観客の罵声 ボックスシートの逆説) 甲子園論 偶然の快楽あるいは蓋然の抑圧(86年夏・甲子園) 女子スポーツ論 (「汚物」を画面に写すな 体型を露呈する競技の悲しみ 新体操の愛語 女子柔道は木下サーカスである ハイマンの死を男性原理から救え) 球技論 言語遊戯としてのバレーボール 監督との悪しき一体化 ラグビー・フィールドの伸縮性 オールブラックの教訓 アイスホッケーまたは「立たされ坊主」の帰還 ゲートボールあるいは「悪意」の戯れ) 格闘技論 (斉藤仁は柔道界の面汚しである 古賀の「立ち背負い投げ」 輪島の反=相撲的な「常識」 大相撲の体毛=文法性 力学的異点としての大関 「贋横綱」の魅力)走者論 (ダンシモの奇蹟 走るテレビゲーム ルイスVSジョンソン/至純の相対性)反「アマチュアリズム」論 (アマ的恥の上塗り 脱=ヤリガイ論 古今伝授の末裔または瀬古の角刈り アマのプロ化よりプロのアマ化を憂う 「一所懸命」の愚かしさ) エピローグ 「カレキナダ」あるいは草野球の存在論 あとがき 論創社(1987年12月20日刊)

『リアリズムの−批評の風景』
1. リアリズム批判序説−正岡子規における[明視=名詞]の構造 2. 《自由と禁忌》あるいは歌舞伎としてのリアリズム/江藤淳論 《大衆の原像》あるいは鋼鉄の定 規/ 吉本隆明論 《史誌》あるいは戦略としての不感症/磯田光一論 3. 「蓮實重彦」を克服する方法 「柄谷行人」VS「金井美恵子」 A感覚とE感覚−稲垣足穂の余白に あとがき 初出一覧 論創社(1988年9月25日刊)

『読売巨人軍再建のための建白書』共著
 読売巨人軍再建のための建白書 平成元年のベースボール〈対談〉 角川文庫(1989年3月10日刊) 『紙オムツ・シンドローム−「平成」元年への罵詈雑言』
はじめに 〈紙オムツ〉ファシストらに唾せよ 1.・文学へ(命長ケレバ恥多シ/「正し く美しい」さもしさ/「純文学」のビリヤード化/「知」の村上 春樹化/当世女性気質/三 島賞はライオンズたりうるか/誤訳家と政治家の 野合/どこまでも下降する゛善意゛−吉 本隆明24時間ライブ/批評「と」能天気/娘の七光 り/「新文学」の 借りものレース/早いながらも正しい射精/とれたての二、三番煎じ/「 俳」と交通/現代文学の〈紙オムツ〉化/カナリアの鳴き声/批評のカトリシズム/OLたちの「文学の現在」/「過疎の村」の鎮守祭/遠くの美女よりやらせる醜女/走れタカハシ/谷崎賞の怪/襲名披露) 2.・スポーツへ(引退という名の逆説/退屈な「結果」から「過程」の快楽へ/光は暗闇の左手・暗闇は光の右手/悲壮美を超えた明朗さの勝利/話にならぬ 強さ/第三次スポーツ/〈長嶋〉と〈長 島〉/ベースボールの墓場・東京ドーム/瀬古利彦あるいは「走る根回し」/南海・近田の 解放 要求/「メロドラマ」阪神/うっちゃって浮かぶ瀬もあれ大相撲/外人の非ガイジン化を憂 う/もっと華麗に、もっと苛酷に/月に向かって打て!/『大東亜共栄圏』の球場化/ 全国の巨人ファンに告ぐ/ソウル慰安五輪/近鉄が敗れた日) 3.・マスコミへ(松田聖子−あるいは通念の紙オムツ/俵万智VS黒木香−もし くは定型の引(斥)力/「ひょうき んアナ」大失態にみる日本的〈新TV〉の現状/須佐之命の乱/〈大東亜共栄圏〉のひなげし/馬鹿箱/廃墟のなかの含羞/たかが見世物/菓子箱と 現ナマ/権力と視線/紙芝居/ 抵抗 なき去勢) 4.・あれやこれやへ(高校生のための『不感症入門』/ポスト・パブロフ遊 び/ハマコーあるいは「民主主義」の山火事/〈エロ=文 化〉撲滅頂上作戦/首都圏初の地方博覧会/若き就職希望者へ/『プロ野球の友』の友とし て/新・学問ノススメ/気分次第 で責めないで/サザンの退廃を憂う/落ちる権利/気やすめ の「善意」「悪意」/「反原発 ソング」のさもしさ/トマト銀行/「誤解」の生産性/村おこし博覧会/「悪いこと」と「困ったこと」/四本足のニワトリ/村上春樹を愛読する〈シングル・ママ〉たちのゲップが 「平成」の大気を汚染する) おわりに 河出書房新社(1989年6月30日刊)

『読者生成論−汎フロイディスム批評序説』
 プロローグ序章 汎フロイディスム批評のために (汎フロイディスム批評のためい−『夢十夜』の楽譜) 第一章 読者生成論 (少女切断−川端康成を読む 狂女の絲−島尾敏雄を読む) 第二章 過剰への誘い (触物誌・食物誌−吉行淳之介+α 『山躁譜』または不達の愛技−古井由吉+α 視姦のアリス−ルイス・キャロル+α) エピローグ終章 廃墟としての「現代」文学にむけて (廃墟としての「現代」文学にむけて) あとがき 初出一覧 思潮社(1989年7月10日刊)

『66の名言による世界史教程』共著
 我日ニ我身ヲ三省ス 孔子/人ノ性ハ悪ナリ ソノ善ナルハ偽ナリ 荀子/新しき酒は新しき革袋に盛れ 聖書/読書百編義自ら見わる 魏略/きれいは汚い、汚いはきれい シェークスピア/自然に還れ ジャン・ジャック・ルソー/人民の人民による人民のための政治 リンカン/馬鹿とは結論づけたがることだ フローベール/正しく見るには二度見よ。美しく見るには一度しか見るな。 アミエル/道徳的現象などというものはまったく存在しない。むしろ、ただ現象の道徳的解釈のみが存在する。 ニーチェ/天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らずと云へり 福沢諭吉/語りえぬことについては、沈黙しなくてはならない。 ウィトゲンシュタイン/ファシズムとは、何かを言わせまいするものでなく、何かを強制的に言わせるものだ。 ロラン・バルト/新聞を読んで「ああ、すごいことだったんだな」と改めて実感しました。 大渕絹子/ 朝日新聞社(1990年6月20日刊)

『谷崎潤一郎 擬態の誘惑』
 序章 愚かさについて 1.章 痴と愛−「芸 術家」谷崎潤一郎 2.章 描写と欲望− 「小説家」谷崎潤一郎 3.章 擬態の誘惑−作中倒錯人物論 4.章 雪子と八月十五日−『細雪』を読む 5.章 不着の遡行−新『吉野葛』注 あとがき 初出一覧 新潮社(1992年6月15日刊) 『〈電通〉文学にまみれて チャート式小説技術時評』
文学の〈電通〉化にまにれて−「序」にかえて 類似と反復−「心象風景」について 作者・話者・読者−〈作品〉現象の基底から 否定と不認−今日の「戦争文学」 叙述と虚構−作中人物について これは時評ではない−「小説家」加藤典洋を待ちながら 作物と獲物−「新人」多和田葉子を推す 畏怖とエクリチュール−「左手」の文学のために 物語と小説−間接性のゆくえ 衰弱の力−今日の「純文学」について 百年の愚行−「早稲田文学」記念号に寄せて 凹凸の退廃−フェミニズム批評を待ちながら ゛大雪現象゛以後の文芸時評−聞き手金井美恵子 本書の使用法−「あとがき」にかえて 人名索引 太田出版(1992年7月5日刊)

『それでも作家になりたい人のためのブックガイド』共著
本書の使用法 第1講義〈心構え編〉(対談) 第2講義〈ブックガイド編〉1タイトル 2書き出し 3主人公の設定 4脇役の設定 5語り手の設定 6文体・語り口 7対象描写 8内面描写 9会話 10細部 11結び 第3講義〈実践編〉(対談) 第4講義〈必読小説50選〉 あとがき 太田出版(1993年11月27日刊)

『日本近代文学と〈差別〉』
序文 「俗情との結託」 第一章 「破壊」への道 *付表1『破壊』への明治作品年譜 第二章 「ロマンチックと自然主義」 第三章 水平社運動前後 第四章 戦後党員作家の「部落」 第五章 秋幸と「路地」 註 主要引用文献一覧 *付表2「NHK放送用語集」抜粋 あとがき 初出一覧 太田出版(1994年7月2日刊)

『中上健次論 愛しさについて』
序文 不実なる「一」について 第一章 真近さについて−夏ふよう/夏芙蓉 第二章  愛しさについて−秋幸の皮膚呼吸 第三章 核心について−〈移火〉の炸裂 第四章 叛意について−中上健次と非差別部落 第五章 痛ましさについて−〈海〉の奇蹟 註 あとがき 初出一覧 河出書房新社(1996年4月22日刊)

『泉鏡花論 幻影の杼機』増補新版
序章 幻想文学論序説−正岡子規「叙事文」から 第一章 幻影の杼機 第二章 夢の符牒・符牒の夢−『春昼』『春昼後刻』論 第三章 時のまぼろし 第四章 杼機と傀儡−百間・鏡花作中人物論 第五章 余白の描跡−散文の「詩」性について 第六章 視れることば−鏡花のルビについて 補論 連接機械−「風流線」にむけて あとがき 河出書房新社(1996年7月22日刊)

『本気で作家になりたければ漱石に学べ! 小説テクニック特訓講座中級者編』
本書の使用法 第一章 心構え編 (対談 奥泉光×渡部直己「小説の教師」夏目漱石に学ぶこと) 第二章 テクニック編 中級者のためにすぐに役に立つ十五講 (第1講 書き出し 第2講 人物造形法1 第3講 人物造形法2 第4講 衝突の技法 第5講 場面転換の心得 第6講 「小説」のなかの時間 第7講 伏線の張り方 第8講 書かざる言葉の効果 第9講 反復的細部の活用 第10講 比喩の活用1 第11講 比喩の活用2 第12講 読者との共謀技法1 第13講 読者との共謀技法2 第14講 焦点化の離れ業 第15講 〈叙述/虚構〉の二重螺旋構造) 第三章 作家志望者としての実力が分かる復習・応用テスト あとがき 参考文献 太田出版(1996年12月23日刊)

『現代文学の読み方・書かれ方 まともに小説を書きたい/読みたいあなたに』
【序文】チャリティー文学に唾せよ一九八九年前後の村上春樹 「帝国」のエクリチュール−ゲスト・島田雅彦 「猫」の愉楽と戸惑い−ゲスト・奥泉光 「面白さ」にさからって−ゲスト・保坂和志 「物語」を置き去りにして−ゲスト・山本昌代 線香花火としての皮膚−ゲスト・多和田葉子 あえて大文字を導入する−ゲスト・阿部和重 「ナイスなもの」の行方−ゲスト・高橋源一郎 記憶とエクリチュール−ゲスト・金井美恵子 幽霊化した悲嘆−ゲスト・笙野頼子 資料 あとがき 河出書房新社(1998年3月25日刊)

『日本プロ野球革命宣言 読売ジャイアンツ再建のための建白書』
まえがき 1. 読売ジャイアンツ再建のための建白書 (九七年追加条々) 2. 原理編(1反=テレビ論−真の観客に向けて 2球場論−ドームはベースボールの墓場である 3投手論−投手は嫉妬の頂点に屹立せねばならない 4走塁論−走ることに華麗な凶々しさを回復せよ 5送球論−野手はその一瞬の非凡さに賭けよ 6反=引分け論−八八年近鉄の受難劇を銘記せよ 7錯覚論−八五年タイガースをたえず想起せよ 8退屈論−財形貯蓄としてのカープの黄金期 9脱=ID野球論−監督・野村は自軍ナインに感謝しつづけよ 10審判論−審判は果敢なミス・ジャッジを通して試合を挑発せよ 11死球論−西武・金森の雄叫びは死中の生であった 12コンバート論−「改心」はつねに善である 13愛語論−長嶋語の朗らかな秘密 14倒語論−落合博満の教育性 15球宴論−オールスターで甦る者のみが真の一流である 16オーナー論−オーナーは自軍へのアンチ・ファンたるべし 17高校野球論−八六年夏・甲子園観戦記 18監督論 1長嶋茂雄あるいは勝手にタイガース 2王貞治あるいはユニフォームを着た神経症 3プレーイング・マネージャーは『資本論』的必須課題である 4主要監督採点表) 3読売ジャイアンツ再建のための建白書(八九年五十条(草野進とともに) 4.対談「スポーツの二十一世紀にむけて」蓮實重彦×渡部直己 あとがき メタローグ(1997年12月18日刊)

『不敬文学論序説』
序文 明治一五年=昭和三五年 第一章 不敬罪と小説 第二章 大逆事件と小説 第三章 民本主義とプロレタリア文学 第四章 戦後天皇小説の群れ 第五章 現代文学のなかの天皇 終章 黙読法の政治学 註 主要引用出典一覧 あとがき 初出一覧 太田出版(1999年7月22日刊)ちくま学芸文庫(2006年2月10日刊)

『中上健次と熊野』共編著
第三部 シンポジウム〈中上健次の世界〉熊野大学セミナーから(「千年」の文学 中上健次と熊野 柄谷行人/イヴ・ジマーマン/スガ秀実/四方田犬彦/渡部直己/ 差異/差別、そして物語の生成 繁茂する「路地」のテクストをめぐって 浅田彰/奥 泉光/柄谷行人/渡部直己  固有名と「路地」の場をめぐって 浅田彰/いとうせいこう/奥泉光/柄谷行 人/ニール・コルニエッツ/法水綸太郎/渡部直己) 解題 終わりに 太田出版(2000年 6月25日刊)

『必読書150』共著
 discussion 反時代的「教養」宣言(柄谷行人 浅田彰 岡崎乾二郎 奥泉光 島田雅 彦 スガ秀実 渡部直己) must book 必読書150(人文社会科学50 海外文学50 日本文 学50)アリストテレス『詩学』 パスカル『パンセ』 ソシュール『一般言語学講座』  レヴィ=ストロース『野生の思考』 フーコー『言葉と物 人文科学の考古学』 上田秋成『胆大小心録』 九鬼周造『「いき」の構造』 柳田國男『木綿以前の事』 ハイヤーム『ルバイヤート』 サド『悪徳の栄え』 スタンダール『パルムの僧院』 フローベール『ボヴァリー夫人』 キャロル『不思議の国のアリス』 カフカ『審判』 セリーヌ『夜の果ての旅』 サルトル『嘔吐』 ジュネ『泥棒日記』 ロブ=グリエ『嫉妬』 デュラス『モデラート・カンタービレ』 ガルシア=マルケス『百年の孤独』 ボードレール『悪の華』 ブランショ『文学空間』 樋口一葉『にごりえ』 泉鏡花『高野聖』 島崎藤村『破壊』 有島武郎『或る女』 内田百間『冥途・旅順入城式』 谷崎潤一郎『春琴抄』 折口信夫『死者の書』 深沢七郎『楢山節考』 野坂昭如『エロ事師たち』 島尾敏雄『死の刺』 斉藤茂吉『赤光』 萩原朔太郎『月に吠える』 正岡子規『歌よみに与える書』 太田出版(2002年4月21日刊)

『かくも繊細なる横暴』
序文 隠喩に唾をかけろ! 日本「六八年」小説論にむけて 第一章 古井由吉の「狂気」の一撃・転用・延命 第二章 後藤明生による「健康」の企て 第三章 大江健三郎の(無)頓着をよぎるもの 第四章 中上健次の過激な「交錯線」 第五章 金井美恵子の境界線 註 あとがき 初出一覧 講談社(2003年3月31日刊)

『綿谷りさのしくみ』共著
徹底吟味 『蹴りたい背中』の技術水準 太田出版(2004年9月17日刊)

『新・それでも作家になりたい人のためのブックガイド』共著
本書の利用法 第1講義〈心構え篇〉(対談) 第2講義〈ブックガイド篇〉2書き出し綿谷りさ『蹴りたい背中』太宰治『斜陽』 3主人公の設定 筒井康隆『虚人たち』多和田葉子『犬嫁入り』 3脇役の設定 深沢七郎『風流夢譚』谷崎潤一郎『鍵』5語り手の設定 石原慎太郎『太陽の季節』宮部みゆき『模倣犯』 6文体・語り口 村上龍『トパーズ』町田康『くっすん大黒』阿部和重『シンセミア』田中小実昌『ポロポロ』 7対象描写 柳美里『石に泳ぐ魚』金城一紀『GO』山田詠美「ベットタイムアイズ」 8内面描写 浅田次郎『鉄道員』島田雅彦『ロココ町』松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』古井由吉『楽天記』 9会話 金原ひとみ『蛇にピアス』中原昌也「貧乏だから、人間の死肉を喰らう」司馬遼太郎『新史太閣記』後藤明生「パンのみに非ず」 10細部 平野啓一郎『日蝕』村上春樹『海辺のカフカ』 11結び 矢玉史郎『はれときどきぶた』中上健次「岬」 第3講義〈実践篇〉(対談) 第4講義〈必読書一〇〇選篇〉 太田出版(2004年10月28日刊)

『文芸漫談−笑うブンガク入門』共著
脚注 集英社(2005年7月日刊)

『メルトダウンする文学への九通の手紙』
1. for the Critique 第一信 丹生谷貴志へ 第二信 福田和也へ 第三信 スガ秀実 へ 第四信 加藤典洋へ 第五信 斉藤環へ 2. for the Novel 第六信 井上ひさし ・ 丸谷才一へ 第七信 中原昌也へ 第八信 高橋源一郎へ 第九信 島田雅彦・星野 智幸へ 後記 あるいは、宛名のない十通目の手紙 早美出版社(2005年11月10日刊)

【編集】
編集委員 柄谷行人 浅田彰 四方田犬彦 渡部直己 『中上健次全集』全15巻(1995年5月24日〜1996年8月25日刊)
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