日本大学文理学部 森昭雄先生へのお詫び

2005年2月、東京都支部は1通の質問メールを受けました。
 質問の内容は「『ゲーム脳の恐怖』の著者、森昭雄氏(日本大学文理学部教授)が講演の中で『テレビゲームが原因で自閉症になる』と発言したことについての見解を聞きたい」ということでした。  
 当支部は、この“テレビゲーム原因説”についてお返事をし、そのコメントは質問者の方のWEB上のコラムに掲載されておりましたが、2006年3月9日、森教授ご自身より連絡をいただき、「上記のような発言はしていません」というお話をうかがいました。
 教授ご自身に、ご発言の確認をせず、返信メールのWEB上への転載を承諾したことは、軽率であったと深く反省し、ここに謹んでお詫び申し上げます。



 なお、私どもは、自閉症という障害は先天的なものであり、後天的なものではないと考えております。近年、自閉症の子供が増えているといわれるのは、診断基準の広がりによることや、早期発見が進んできたことによるものではないかというふうに推測しております。
 TVの長時間視聴など、情操的に不適切な環境に長期間置かれた幼児が自閉症によく似た症状を示す例が、話題になったことがありますが、そのようなタイプのお子さんと、自閉症児とは、なんら関係がないという立場は、従来どおりです。
(当サイトの【渉外】のページでは、「テレビ視聴と自閉症」についてのページを設けております)