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10年ぶりに映画化される大ヒットアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」について、庵野(あんの)秀明総監督(46)が17日に全国の劇場で「緊急声明」を発表する。これまで1度も口を開かなかった庵野監督が語ることで、エヴァ再生を印象づける狙い。新作は4部作。第1作は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」のタイトルで9月1日に公開されることが決まった。
庵野監督の声明文は、全国約50館の劇場にポスターとして掲出される。黒地に白文字だけの斬新なデザインで、「疲弊しつつある日本のアニメーションを未来へとつなげたい」と主張。同時に銀幕で15秒の特報も上映される。タイトルも「エ」を「ヱ」、「オ」を「ヲ」に変えた。
現在は4部作のうち第1部を製作中。全26話からなるアニメ版の6話までを描く予定。現存する原画に、新しい場面を加えて撮り直している。
庵野監督は98年の劇場版終了後、実写も手掛け映像作家として活躍の幅を広げている。4月公開の人形劇映画「ストリングス〜愛と絆の旅路〜」では、SMAPの草なぎ剛(32)らが声優を務める日本語吹き替え版の演出も担当。しかし、エヴァに関してはコメントせず、インターネットでは製作に関する疑問の声も出ていた。
今回の声明に併せて、ポータルサイト「yahoo!」に特設ページが設けられ、特集が17日からスタート。製作スタッフによるメッセージなどが掲載される。
エヴァは、95〜96年にテレビアニメとして放送。人間の心理的観点をとらえた作風が、アニメファン以外からも受け入れられ、97〜98年には続編など映画3本が劇場公開された。関連グッズは6000種類に上り、総売り上げは1500億円以上。06年には文化庁メディア芸術祭の「日本のメディア芸術100選」のアニメーション部門で第1位に選ばれた。
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