会員の皆様へご報告

 

 

 

「C11190号機」が営業運転を開始いたしました。

 

 

        

    平成13年9月より開始した「C11 190号」復元作業は、会員の皆様をはじめ

    関係各署のご支援ご協力により本年6月末に無事終了いたしました。

    従業員一同こころよりお礼を申し上げます。

 

    「C11190号機」は去る7月17・18日に復活試乗会を行ない、7月19日より

    営業運転を開始いたしました。

 

    

            支援会員 1,276名様 支援募金額 16,060,000 円

 

 

 

                ※ 会員募集はH15.5/31をもって終了させていただきました。

   

 

 

 

        

  「C11 190号復活支援会員」7月19日(営業開始)以降の運転予定を、ご案内いたします。

 

      

  「C11 190号復活支援会員」試乗会にご参加いただけなかった会員の皆様は下記の

  7月19日 以降の「C11190号」の運転予定(〜8/31)をご覧いただき、復活した

  「C11190号」の姿を、是非一度確かめにいらしてください。

 

  なお、営業運転開始後(7/19以降)は一般のお客様にもご乗車いただけます。

 

  【予約受付】 大井川鐵道・鉄道サービスセンター〔9:00〜17:30〕 (0547)45−4112

 

   ただし、機関車の状態により、やむを得ず他の機関車に変更する場合もございます。

     ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

                             平成15年7月29日 大井川鐵道株式会社

 

 

     会員募集時に2口以上のお申込をいただいた会員の皆様には

     「C11190試乗券」を送らせていただいております。有効期限 平成16年7月31日 

     使用方法等は こちらをクリックしてください。

 

 営業運転開始後の「C11190試乗券」使用方法

 

 

 

  復活支援会員の募集は誠に勝手ながら、5月31日(振込分)をもって会員募集を終了

  させていただきました。  皆様方のご協力に感謝申し上げます。

 

               

 

 

   復活に向けて、

 当社でSLが復活して25年。これまでに430万人余りのお客様にSL列車の旅を楽しんでいただいております。しかしSLの車齢も進み、当社の整備技術をもってしても、今後、現有のSL動態保存運転を続けていくには心配な点があります。

 そこで、ここ数年来、全国の保存SLの中で条件にかなったものを探していたところ、今回、熊本県八代市の小沢年満氏が所有しておられたC11190号機を譲渡していただくことになりました。

 

 

C11190号機の現役復帰について

 1974年現役を引退した

C11190号機は、その後解体される予定でした。それを惜しんだ熊本県八代市に住む元教員・小沢年満さんが同機を1978年に買取り20年以上にわたり保存してきました。

 しかし、個人で保存を続けるにはあまりにもその負担は大きく、公共施設等に保存を訴えてきましたが実現には至りませんでした。

 それを知った大井川鐵道が、現地調査を行ったところ、SLの心臓部ともいえるボイラーや足回り等の状態が比較的よく、復活させることが可能と判断し、この機関車の復元整備を行うこととなりました。

 平成13年6月23日午前、御前崎港西埠頭に到着したC11190号機はクレーンで65トンの巨体を吊り上げられ(上の写真)、トレーラーに移されました。

 

 交通事情を考慮し、23日深夜、金谷町に向け出発し24日未明、大井川鐵道・新金谷駅構外側線に到着しました。   (右の写真)

 

 復元までに要する期間は約2年半、その費用はおよそ5,000万円、当社では8月28日に「C11190復活プロジェクト」を発足し、全社を挙げてこの一大事業に取り組んでいくこととなりました。

 

 

「C11190号機」復活作業の進行状況について

1月11日〜13日までの間、千頭駅構内で行なわれた「C11190復活状況報告会」の様子です。

(左上の写真) 千頭駅構内に停車した「C11190号機」

(右上の写真) 熊本〜現在までの写真展示コーナー

                    〔現在は新金谷プラザロコで展示中〕

(左下の写真) 主連棒や安全弁・火の粉止めなどの展示コーナー

(右下の写真) 運転室を開放し、お客様に実際に修復状況を見て

                    いただきました。

                                          (平成15年1月11日 千頭駅にて撮影)

 

 

(左の写真) コンプレッサーのオーバーホール作業の様子です。

(右の写真) 復活報告会時には装着されていなかった”主連棒部”が

                  装着されています。

                                (平成15年1月24日 新金谷車両区にて撮影)

 

 

 

(上の写真) 今までサビ止めのペンキで赤い色をしていた「C11190

        号機」に本来の”黒色”の塗装を行なっています。

(下の写真) 当社、車両担当が丁寧にムラなく塗装をいたしました。

          (平成15年5月9日 午後 新金谷車両区にて撮影)

 

 

(上の写真) 塗装を終え、マスキングされた部分をはがしました。

        ステンレスを使った装飾部がひときわ輝いています。 

         (平成15年5月9日 夕方 新金谷車両区にて撮影)

 

  最終的なチェックをおこない、試乗会を迎える事となった190号機

 

H15.7月17日・試乗会1日目の様子です。

190号機には「試乗会」のヘッドマークが付きました。(下泉で撮影)

 左の写真は、営業運転後に運転室内に掲示する「会員名板」です。

                              (千頭駅構内にて)

 この日は約120名の皆様がご試乗されました。

 

 H15.7月18日・試乗会2日目190号機の寄贈者「小澤年満」氏が

 熊本より復活した190号の姿を見に訪れました。

 この日は約90名の皆様がご試乗されました。

 

H15.7月19日 営業運転開始 

 新金谷駅で営業運転開始のセレモニーがとりおこなわれました。

 右の写真は運転室内に掲示された「C11190復活支援会員」の

 皆様方の名板です。寄贈者小澤氏夫妻を筆頭にあいうえお順で

 刻まれています。真鍮製。

 

 営業運転開始後の190号機の様子です。登坂力・安定性とも

 当社SLの中で一番です。

                            (平成15年7月28日撮影)

 

 

TOP画面に戻る