PLC(高速電力線通信)は、今まで電気を送るだけだった家庭内の電気配線(電力線)に、情報信号を乗せて送る通信技術です。映像や音声などの情報データをマスターアダプター(親機)によって高周波の信号(4MHz〜28MHz)に変換して電力線に乗せ、双方向の通信を行います。
電力の波(図‐A)は、信号の変化が遅くて大きい波で、対して映像や音声などの情報信号(図-B)は、信号の変化が非常に速くて小さい波で送られます。この速さも大きさも大きく異なる波を一緒に送ることで、電力線を使って情報を送ることができます(図‐C)。重なり合った信号は、ターミナルアダプター(子機)によって情報信号だけが取り出され、ネットワーク機器へ送られます(図-D)。
ご家庭内の既存のコンセントと電気配線がデータ伝送ケーブルに変わります。家じゅうどこでも快適なホームネットワークが簡単に構築できるのです。 |