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忌野清志郎56歳で初の誕生日ライブ

 喉頭(こうとう)がんで闘病中の忌野清志郎が、56歳の誕生日を迎えた2日夜、都内で行われた来日中のブルース・ブラザース・バンドのライブにゲスト出演した。37年間の芸能活動で初の誕生日ライブで完全復活への手応えをつかんだ。

 忌野は、60年代のR&B歌手ウィルソン・ピケットの「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」を歌った。RCサクセション時代の86年夏、日比谷野外音楽堂の伝説のライブのオープニング曲だ。「いつもどおりに歌えるかなって思って」と思い出の曲を選んだという。「忘れられない誕生日になったゼェ~!」。興奮気味の観客に、感無量のVサインで応えた。

 自転車レースのツール・ド・フランス優勝者に贈られるケーキで祝われると、うつむき加減になった。「今まで誕生日にライブしたことなんてないんだよね。子供のころも毎年春休み中で忘れられてたから、祝われ慣れてないんだ…」。

 まだ医師から完全復活のゴーサインは出ていない。「自転車に乗ったり、ゴロゴロしてる。ベジタリアンにもなったし」と、リハビリ状況も明かした。がんの告白で「新しいブルースを楽しむような気持ちで治療に専念できれば」と誓った忌野は、着実に完全復活への階段を上っている。

[2007年4月4日7時34分 紙面から]

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