日本アカデミー賞概要 ヒストリー 映画神像について 歴代受賞者・受賞作品 授賞式の放送

最優秀作品賞
鉄道員(ぽっぽや)
(C)「鉄道員(ぽっぽや)」製作委員会



最優秀作品賞
鉄道員(ぽっぽや)
POPPOYA

 140万部を超える大ベストセラーとなった浅田次郎の同名短編小説の映画化。2年前に亡くした妻と、わずか2か月で世を去った娘の面影を抱いて、たった一人で北海道の雪深い小さな終着駅・幌舞を守る駅長・佐藤乙松の物語。映画のために復元した気動車キハ12、マイナス20度を超える厳しい自然も含め、日本中が感動した乙松の人生を描いた。
(「鉄道員(ぽっぽや)」製作委員会)

菊次郎の夏
KIKUJIRO
金融腐蝕列島 呪縛
JUBAKU (SPELLBOUND)
御法度
GOHATTO
梟の城
Owl's Castle




最優秀監督賞
降旗康男
YASUO FURUHATA
鉄道員(ぽっぽや)

 96年『藏』以来の受賞となる降旗監督の『鉄道員(ぽっぽや)』映画化への取り組みは、原作がベストセラーになった理由の分析から始まった。幻の親子の対話への単純な感動ではなく、その背景に今の世の中のやるせなさを読み取り、戦後日本を背負ってきた男たちの生き方、その姿勢を表現。それぞれの心の機微を映像に焼き付け、大きな感動を呼び起こした。
(1934年 長野県)

大島渚
NAGISA OSHIMA / 御法度
篠田正浩
MASAHIRO SHINODA / 梟の城
原田眞人
MASATO HARADA / 金融腐蝕列島 呪縛
深作欣二
KINJI FUKASAKU / おもちゃ




最優秀脚本賞
岩間芳樹・降旗康男
YOSHIKI IWAMA YASUO FURUHATA
鉄道員(ぽっぽや)

 原作である短編小説『鉄道員(ぽっぽや)』の魅力を損なうことなく、乙松と仙次の鉄道員としての歴史、20世紀の日本を背負ってきた男たちの生き方と心を描き出して、感動的な骨太の作品に仕上げた。岩間芳樹は99年6月逝去、遺作となった。
(1926年 静岡県)(1934年 長野県)

大島渚
NAGISA OSHIMA / 御法度
大森寿美男
SUMIO OMORI / 39 刑法第三十九条
新藤兼人
KANETO SHINDO / おもちゃ
高杉良・鈴木智・木下麦太
RYO TAKASUGI SATOSHI SUZUKI MUGITA KINOSHITA / 金融腐蝕列島 呪縛




最優秀主演男優賞
高倉健
(C)日本アカデミー賞協会



最優秀主演男優賞
高倉健
KEN TAKAKURA
鉄道員(ぽっぽや)

 『鉄道員(ぽっぽや)』の主人公、駅長・乙松で、5年ぶりの映画出演。仕事、友、家族、愛する子へのやさしい想いを抱く静かな、そして大きな存在感のある男“乙松”を表現しきった。日本映画の大スターとして、56年映画デビュー以来、4本のハリウッド映画を含むさまざまな作品に出演し、この作品が通算202本目。日本アカデミー賞は6回目の受賞となる。
(福岡県出身)

小林薫
KAORU KOBAYASHI / 秘密
中井貴一
KIICHI NAKAI / 梟の城
本木雅弘
MASAHIRO MOTOKI / 双生児
役所広司
KOJI YAKUSHO / 金融腐蝕列島 呪縛




最優秀主演女優賞
大竹しのぶ
(C)日本アカデミー賞協会



最優秀主演女優賞
大竹しのぶ
SHINOBU OOTAKE
鉄道員(ぽっぽや)

 『鉄道員(ぽっぽや)』では、生後わずか2か月で娘を失い、仕事一徹な夫・駅長の乙松を支え、そして、夫の誇りも痛みも理解し、寂しく強く最期を迎える妻・静枝を演じる。一人の女性の愛、忍耐、悲しみ、怒り、そしてあたたかい心を、独自の演技力で、時にやさしく特に強く表現。初共演の高倉健との息の合った演技が、観客に深い感動を誘う印象を与えてくれた。
(東京都出身)

大竹しのぶ
SHINOBU OOTAKE / 黒い家
鈴木京香
KYOKA SUZUKI / 39 刑法第三十九条
広末涼子
RYOKO HIROSUE / 秘密
室井滋
SHIGERU MUROI / のど自慢




最優秀助演男優賞
小林稔侍
(C)日本アカデミー賞協会



最優秀助演男優賞
小林稔侍
NENJI KOBAYASHI
鉄道員(ぽっぽや)

 シリアスからバラエティーまで、幅広くこなし、名バイプレイヤーとしても欠かせない存在。今回の『鉄道員(ぽっぽや)』では、駅長・乙松の同僚で親友、最大の理解者である杉浦仙次を演じ、乙松とはまた違う男の人生と心、そして友情を表現。1962年映画デビュー以来、数多くの映画作品に出演し、近年は円熟した魅力を発揮。2回目の助演男優賞受賞である。
(和歌山県出身)

上川隆也
TAKAYA KAMIKAWA / 梟の城
椎名桔平
KIPPEI SHIINA / 金融腐蝕列島 呪縛
武田真治
SHINJI TAKEDA / 御法度
西村雅彦
MASAHIKO NISHIMURA / 黒い家




最優秀助演女優賞
岸本加世子
(C)日本アカデミー賞協会



最優秀助演女優賞
岸本加世子
KAYOKO KISHIMOTO
菊次郎の夏

 『菊次郎の夏』では菊次郎の妻・美紀役で、「あんた、一緒に行ってやんな」と菊次郎と少年の二人旅のきっかけを作ってしまう、世話好きで他人を放っておけない、典型的な下町の女性を演じる。北野武監督作品には、99年主演女優賞を獲得した映画『HANA−BI』に続く出演。強い個性と演技力で映画、テレビ、またCMなど、さまざまな作品で幅広く活躍。
(静岡県出身)

岸本加世子
KAYOKO KISHIMOTO / 秘密
広末涼子
RYOKO HIROSUE / 鉄道員(ぽっぽや)
富司純子
SUMIKO FUJI / おもちゃ
若村麻由美
MAYUMI WAKAMURA / 金融腐蝕列島 呪縛




最優秀音楽賞
久石譲
JO HISAISHI
菊次郎の夏

 今年は『菊次郎の夏』で受賞でき本当に嬉しく思っています。自分としてはシンプルなわかりやすいメロディーで全篇を通せたことでいい感じに仕上がり、良い思い出となりました。また、北野武監督から教わったことも大きく、独特なフィルムの世界に参加でき、音楽も評価していただいたことに大変感謝しています。〜北野作品で昨年に引き続き連続受賞。
(1950年 長野県)

天野正道
MASAMICHI AMANO / おもちゃ
川崎真弘
MASAHIRO KAWASAKI / 金融腐蝕列島 呪縛
国吉良一
RYOICHI KUNIYOSHI / 鉄道員(ぽっぽや)
湯浅譲二
JOJI YUASA / 梟の城




最優秀撮影賞
木村大作
DAISAKU KIMURA
鉄道員(ぽっぽや)

 キャンペーン期間中、“ぽっぽやとカツドウヤ”と題して、講演までしてしまいました。『鉄道員(ぽっぽや)』の主人公・乙松は、働くことと生きることが一緒になった人生でした。自分も、作品を作ることと生きることが一緒になる人生、そうできたら最高だ、という気持ちにさせてくれた作品でした。久しぶりの雪と健さん、素晴らしかったです。
(1939年 東京都)

木村大作
DAISAKU KIMURA / おもちゃ
栗田豊通
TOYOMICHI KURITA / 御法度
阪本善尚
ZENSYO SAKAMOTO / 金融腐蝕列島 呪縛
鈴木達夫
TATSUO SUZUKI / 梟の城




最優秀照明賞
渡辺三雄
MITSUO WATANABE
鉄道員(ぽっぽや)

 名誉ある賞を受賞できて、大変喜んでいます。『鉄道員(ぽっぽや)』は大半が寒さの中、機材をそりで運んだりと大変なロケーションでしたが、できる限り陰を出さないように気をつけてやりました。たまたま、すばらしい作品と魅力的な俳優さんに出会えたおかげで受賞できただけのことと思ってます。〜第13回に引き続き、今回の作品で2度目の受賞となる。
(1947年 福島県)

安藤清人
KIYOTO ANDO / おもちゃ
栗田豊通・竹久博司
TOYOMICHI KURITA HIROSHI TAKEHISA / 御法度
大久保武志
TAKESHI OKUBO / 金融腐蝕列島 呪縛
海野義雄
YOSHIO UNNO / 梟の城




最優秀美術賞
西岡善信
YOSHINOBU NISHIOKA
梟の城

 桃山時代は建築ルネッサンスの時代。『梟の城』では、篠田監督がCGを使おうと、800カット中100カットがCG。本願寺の黒ずんだ障壁画をクリアにして背景にしたり、どこがセットでどこがCGかという仕上がりで、全体として絢爛豪華に表現できました。時代劇でこんなにCGを多用したのは初めて。時代劇表現の多様化にCGは大きな可能性を持つと実感しました。
(1922年 奈良県)

西岡善信
YOSHINOBU NISHIOKA / おもちゃ
西岡善信
YOSHINOBU NISHIOKA / 御法度
福澤勝広
KATSUHIRO FUKUZAWA / 鉄道員(ぽっぽや)
部谷京子
KYOKO HEYA / 金融腐蝕列島 呪縛




最優秀録音賞
紅谷愃一
KENICHI BENITANI
鉄道員(ぽっぽや)

 『鉄道員(ぽっぽや)』で16回目の受賞となるベテラン。〜汽笛は走るスピードや山間部などによって全て音が違います。「キハの汽笛は泣かせる」というセリフにこだわり、色々な所でたくさん録音し、その中から主人公である乙松を象徴するような汽笛を選びました。監督はじめ、無理をきいてくれたスタッフに感謝しています。ありがとうございました。
(1931年 京都府)

安藤邦男
KUNIO ANDO / 御法度
瀬川徹夫
TETSUO SEGAWA / 梟の城
鶴巻仁・中村淳
HITOSHI TSURUMAKI JUN NAKAMURA  / 金融腐蝕列島 呪縛
橋本文雄
FUMIO HASHIMOTO / 39 刑法第三十九条




最優秀編集賞
川島章正
AKIMASA KAWASHIMA
金融腐蝕列島 呪縛

 昨年受賞した『愛を乞うひと』はモンタージュ技法でしたが、今回の『金融腐蝕列島 呪縛』は、膨大なフィルムやビデオ素材の中から必要な要素を抜き出すカッティング技法で編集しています。短いショットの積み重ねから生まれる映像のリズム、ドラマの中のリアリズム、そして観客のリアクションを考慮しながら、AVIDを使ってノンリニア編集をしました。
(1950年 東京都)

大島ともよ
TOMOYO OSHIMA / 御法度
西東清明
KIYOAKI SAITO / 鉄道員(ぽっぽや)
園井弘一
KOICHI SONOI / おもちゃ
吉田博
HIROSHI YOSHIDA / 梟の城



 
最優秀外国作品賞
シックス・センス
THE SIXTH SENSE

 自分だけに見える死んだ人たちの姿に怯え苦しむ少年コールと、彼を救うため全力で取り組む小児精神科医マルコム・クロウのストーリー。インド出身の無名の新鋭M.ナイト・シャマランの脚本・監督によるハリウッド・デビュー作。強力な製作集団と最先端SFXが作り上げた新感覚のスリラー作品だ。
(東宝東和)

エリザベス
ELIZABETH
恋におちたシェイクスピア
SHAKESPEARE IN LOVE
マトリックス
THE MATRIX
ライフ・イズ・ビューティフル
LA VITA E BELLA




高橋克典
KATSUNORI TAKAHASHI / サラリーマン金太郎
辺土名一茶
ISSA HENTONA / ドリームメーカー
松田龍平
RYUHEI MATSUDA / 御法度
池脇千鶴
CHIZURU IKEWAKI / 大阪物語
上原多香子
TAKAKO UEHARA / ドリームメーカー
宮本真希
MAKI MIYAMOTO / おもちゃ




作品部門
無問題モウマンタイ
俳優部門
矢部浩之
 / メッセンジャー




市川右太衛門    (俳優)
UTAEMON ICHIKAWA
佐藤勝    (音楽)
MASARU SATO
宮川一夫    (撮影)
KAZUO MIYAGAWA




映画「アイ・ラヴ・ユー」製作上映委員会
伊藤進一とそのスタッフ    (音響効果)
SHINICHI ITO & HIS STAFF
坂上順   (プロデューサー)
SUNAO SAKAGAMI