デビュー２７年目初！マッチぶっ飛び１５メートル…ホワイトデー公演ｉｎ武道館

　歌手の近藤真彦（４２）が１１日、東京・北の丸の日本武道館でホワイトデー公演を行い、初のフライングを披露した。高さ１５メートルまで上がったマッチは、華麗な回転も見せ「鳥になった感じ。『ツバメ返し』だね」と異空間を満喫。ただ、「もう勘弁して」と“泣き”も入った。また、ゲスト出演したＳＭＡＰ中居正広（３４）はマッチとデュエットを披露し喝采（かっさい）を浴びる一方で「会場が高島屋１階の香水のにおい」と発言しブーイングを浴びる場面もあった。

　武道館でマッチが１５メートルの高さに舞った。「ワン、ツー、スリー」自らの合図とともに両手を広げ、背筋はピンと伸ばしたまま。ヒット曲「大将」の間奏約３０秒間、クルクルと優雅に飛び回り「違う世界に出かけてきたような、鳥になった感じ。『ツバメ返し』だね」と自画自賛した。

　デビュー２７年目で、過去に空中ブランコや飛ばない飛行機の演出経験はあったものの、ワイヤ１本が命綱のフライングは初めて。昨年１２月のディナーショーで報道陣に乗せられた“公約”だったが、ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓ・堂本光一（２８）のアドバイスも受け、わずか２日間、計１０回の練習で大技を成功してみせた。ただ、百戦錬磨のカーレーサーも空の恐怖はこたえたようで「ハンドル操作ができない。（飛ぶのは）もう勘弁して」と頭をかいた。

　“離陸直前”には、中居正広（３４）、少年隊・植草克秀（４０）が飛び入り参加。中居が「ＳＭＡＰのライブと違う。（大手百貨店の）高島屋１階のにおい、香水のにおいがする」と話すと、１万２０００人が一斉に親指を下に。「こんなブーイング浴びたことない」とビビる中居を見て、緊張していたマッチも思わず、苦笑い。中居のリクエスト曲「うそのない言葉」でデュエットし、見事なフライトにつなげた。

　また、昨年から続いた武道館バレンタイン公演に「３年連続で一つの区切り。しばらくやめようと思っている」来年は開催するものの、再来年以降は白紙を強調。「ただ歌うだけじゃ、僕自身が納得いかない。長くやっていくにはいいモノを見せないと」。復活した時は、またきっと驚かせてくれるに違いない。

　◆８年ぶり主演ドラマはシリーズ化　マッチが昨年９月、８年ぶりにドラマ主演した内田康夫さん原作のサスペンス「岡部警部シリーズ」のシリーズ化が決定した。第２弾「多摩湖畔殺人事件」で再び、主人公・岡部警部を演じることになった。フジテレビ系「金曜プレステージ」（後９時）で今秋放送予定。

（2007年3月12日06時04分  スポーツ報知）