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書名 |
巻数 |
概要 |
現存の有無 |
1 |
天地言文
(あめつちことふみ)(天之巻) |
1巻 |
散佚。原本は、戦前、特高によって押収され、その後の所在は不明。現在、九鬼家に、表題を記した木箱のみ残る。内容は、三浦一郎著『九鬼文書の研究』中に「神代系譜」として収録されており、神武天皇以前の系譜を記したもの。 |
無 |
2 |
天地言文(地之巻) |
1巻 |
近写本。神武天皇以降、62代・村上天皇までの皇統譜(こうとうふ)。 |
有 |
3 |
大中臣神祇秘文
(おおなかとみしんぎひぶん) |
1巻 |
近写本。 |
有 |
4 |
中臣秘法遍
(なかとみひほうへん)(1) |
1巻 |
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無 |
5 |
中臣~傳秘想遍
(なかとみしんでんひそうへん)(1) |
1巻 |
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無 |
6 |
中臣神司秘法遍
(なかとみかみつかさひほうへん)(1) |
1巻 |
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無 |
7 |
中臣秘法遍(2) |
1巻 |
古写本。 |
有 |
8 |
中臣秘法遍(3) |
1巻 |
近写本。高松澄水筆写によるもの。 |
有 |
9 |
中臣秘法遍(4) |
1巻 |
近写本。 |
有 |
10 |
~傳秘想遍(2) |
1巻 |
古写本。 |
有 |
11 |
中臣~傳秘想遍(3) |
1巻 |
近写本。 |
有 |
12 |
~傳秘想遍(4) |
1巻 |
「~傳首飾勾玉(まがたま)傳」と呼ばれているもの。 |
無 |
13 |
中臣~傳秘想遍(5) |
1巻 |
|
無 |
14 |
神司秘法遍(2) |
1巻 |
古写本。 |
有 |
15 |
中臣神司秘法遍(3) |
1巻 |
近写本。「神字(しんじ)遍」である。 |
有 |
16 |
中臣神司秘法遍(4) |
1巻 |
|
無 |
17 |
中臣神司秘法遍(5) |
1巻 |
近写本。巻頭に「中臣神司秘法遍之二」とあり、「薬草(やくそう)之巻」である。 |
有 |
18 |
布篤乃里止(ふとのりと) |
1巻 |
九鬼隆治宗家手写によるもの。 |
有 |
19 |
鬼門乃里止(きもんのりと) |
1巻 |
|
有 |
20 |
天地生(てんちせい)三巻 ・
神法秘諦(しんぽうひたい) |
1巻 |
前記『九鬼文書の研究』に於いて「藤原鎌足卿傳之(これをつたう)」として紹介されているもの。今日、残存するのは、「大道志貴布命(おおみち・しきふのみこと)記」の一巻であるが、古いものとは思われない。 |
有 |
21 |
天雲日保幸傳
(あめのくもひ・ほこうでん) |
1巻 |
前出・17の『中臣神司秘法遍之二(薬草之巻)』の後半部分、すなわち、九鬼玉温灸(ぎょくおんきゅう)を抄出したもの。 |
有 |
22 |
神史略(しんしりゃく) |
1冊 |
皇道宣揚会・神祇局時代に、文部省より藤原俊秀師を「中臣神司」として招聘したとき、仝師の家伝(大中臣神道)と合わせて作成した、中臣教司(きょうし)養成用の教本(三部作)のひとつで、これは歴史編。 |
有 |
23 |
大中臣神法秘奥
(おおなかとみしんぽうひおう) |
1冊 |
前記に同じく、中臣教司養成用の教本中の神法編。 |
有 |
24 |
大中臣神法秘文
(おおなかとみしんぽうひぶん) |
1冊 |
前記に同じ。秘文と祝詞集を載録。 |
有 |
25 |
古止文(ことふみ) |
1巻 |
近写本。冒頭に、昭和10年(1935)4月3日の日付で再写された旨の、高松澄水の“断り書き”がある。出雲系の文書が断片的に引用されているなど、傍系文献と見ることができる。原本は、元来、熊野権現社に秘蔵されていたもので、正しくは「熊野社(くまのしゃ)・古止文」という。 |
有 |
26 |
熊野権現社遥拝詞記
(くまのごんげんしゃ・ようはいしき) |
1帖 |
筆者不明。 |
有 |
27 |
神代巻
(じんだいのまき) |
1帖 |
高松澄水写本であるが、下書き原稿のまま残されている。「明治3年(1870)、九鬼隆キ(たかひろ)拝冩」と記され、巻頭題字・奥書ともに欠落。 |
有 |