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言葉やそぶりから意味学習、動くロボット開発

2007年06月22日18時10分

 「青い、積み木、載せる」と話しかけながら、積み木を組み上げてみせると、「青」「積み木」「載せる」といった言葉の意味を理解し、ロボットアームを動かして同じことをする人工知能の開発に独立行政法人情報通信研究機構が成功した。人間の言葉やそぶりから、その意味内容を学習してロボットを動かす人工知能は世界でも例がないという。

写真岩橋さん(右)の指示で人形をつかむロボットアーム=15日午後、京都府精華町で

 開発した人工知能ソフトは、カメラで物の動きを調べ、マイクで言葉を理解し、アームを操作し動かす。従来の学習ロボットは、名詞や形容詞を覚え、物を指し示す程度だったが、この人工知能は動詞まで学習し、人からの質問を受けて、ロボットアームを動かし返答することができる。単語や文法などはあらかじめ教えておく必要はなく、外国語でも学習できる。介護や福祉など生活支援ロボットへの応用が期待される。

 同機構の知識創成コミュニケーション研究センター(京都府精華町)の岩橋直人専門研究員(45)は「日常のふるまいを自然に学べる人工知能ソフトの開発は難しい。いつものカバンを持ってきて、といったあいまいな命令でも、適切に行動できるロボットの基礎技術を実現できた」と話している。

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