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おしえて鹿児島Q&A

夫婦で各地のウォーキング大会に参加しています。鹿児島にはどのような大会がありますか?

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 最近のウォーキングブームを反映してか、このようなお問い合わせも少なくありません。また、県内では、実際に多くの大会が開かれています。季節的には、秋から春にかけてが多いようです。

 歩くだけでなく、各地の特産品等を味わえたりという楽しみもありますし、鹿児島は、いたるところ温泉という「温泉王国」ですから、爽やかな汗を流した後は温泉でゆっくり、というのも人気の秘密かも知れません。


 主なイベントとしては、次のようなものがあります。その他のイベント情報は「イベント検索」をご覧ください。

●いぶすき菜の花マラソン大会(指宿市) 1月初旬
全国で最も早く開催される市民マラソン大会です。フルマラソンと10kmの2種目があり一足早い春を告げる菜の花に囲まれた指宿路を駆け抜けます。

●いぶすき菜の花マーチ(指宿市) 1月第4土・日
一足早い春の訪れを満開の菜の花に感じながらたどる、日本マーチングリーグ加盟大会です。開聞ステージと指宿ステージがあります。
[問い合わせ] 同実行委員会 0993-22-3252

●龍馬ハネムーンウォーク in 霧島(霧島市牧園町) 2月中旬
日本初の新婚旅行と言われる、坂本龍馬とお龍の1866年の霧島来訪にちなんだウォーキング大会です。二人の旅の足跡をたどります。
[問い合わせ] 同実行委員会 0995-78-2115

●花はきりしま菜の花ウォーク(霧島市) 3月
霧島連山の麓に広がる、菜の花で黄色く染まった田園の中を歩きながら、霧島の味覚も楽しめる、ちょっとお得なウォーキング大会です。
[問い合わせ] 霧島市観光課 0995-45-5111

●超自然・屋久島ツーデーマーチ(熊毛郡上屋久町) 5月第2土・日
屋久島の世界自然遺産登録を記念して始まったイベントです。体力にあったコースを楽しく歩き、屋久島の大自然を満喫します。
[問い合わせ] 町役場商工観光課 09974-2-0100

●妙円寺詣り(日置市伊集院町) 10月第4土・日
鹿児島三大行事の一つ「妙円寺詣り」は、関ヶ原合戦で島津勢が敵中突破した苦難を偲んで、鹿児島市から日置市伊集院町の徳重神社まで約20kmを歩きます。
[問い合わせ] 日置市商工観光課 099-273-2111

●いりきファミリーハイキング(薩摩川内市入来町) 11月
千本桜ハイキングコースは、九州自然遊歩道に指定された約4kmのコース。桜を観賞しながら頂上に登り、特産の牛の丸焼きや豚汁などを楽しみます。
[問い合わせ] 入来町商工会青年部 0996-44-2045

●原生林体験ウォークラリー屋久島大会(熊毛郡屋久町) 11月
屋久島の山を自分の足で体験するイベントです。島ならではの様々な植物を観賞しながら、体力に合わせて楽しめます。
[問い合わせ] 09974-6-3221

●八重山ハイキング(鹿児島市) 11月第2日曜
山の風がひんやりし始める季節。標高676mの登山で爽やかな汗を流してください。うどん・そば・焼き鳥などの出店も多数出ます。
[問い合わせ] 郡山町商工会 099-298-2435

●悠久の森ウォーキング大会(曽於市財部町) 11月23日
紅葉のなか森林浴を楽しみながら、「森のたから」にふれるイベントです。美味しい新米と豚汁、ステキな森のコンサートも好評です。
[問い合わせ] 曽於市財部支所経済課 0986-72-1111

鹿児島の三大行事・鹿児島の三大市(いち)というのを教えてください。

鹿児島の三大行事と呼ばれるものは「曽我どんの傘焼き」「妙円寺詣り」「赤穂義臣伝輪読会」の3つで、いずれも古くから行われている伝統的な行事です。(「鹿児島三大行事保存会」指定)

「曽我どんの傘焼き」は、鎌倉時代の曽我兄弟の仇討ち(旧暦5月28日)にちなむもの。
「妙円寺詣り」は、関ヶ原合戦(旧暦9月14日)の最終局面で、島津勢が徳川方本陣を突っ切って鹿児島に帰還した際の苦闘を偲ぶもの。
「赤穂義臣伝輪読会」は、江戸時代元禄期の赤穂義士の討ち入りにちなむものであり、こうして並べてみると、薩摩武士たちの「教育・尚武」という色合いが強い行事であったろうことがうかがわれます。

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 鹿児島市内を流れる甲突川のほとりで行われる「曽我どんの傘焼き」は、その幻想的な炎の美しさに多くの見物客が訪れ、また、鹿児島市内などから日置市伊集院町の徳重神社(妙円寺)へ歩いて参拝する「妙円寺詣り」は、多くの人々が参加する一大行事としてすっかり定着しています。


 もうひとつの「三大市(いち)」というのも、古くからのイベントです。
「三大行事」が主に武士たちの行事であったとすれば、こちらは、多くの庶民たちの楽しみであったに違いありません。
 三大市と呼ばれるのは、次の3つです。

加治木町 初市
【開催時期】3月初旬頃
【問い合わせ先】加治木町商工会(0995)63-2295

出水市 中の市(そば市)
【開催時期】3月彼岸頃
【問い合わせ先】鶴の町商工会(0996)82-1065

川辺町 二日市
【開催時期】2月初旬頃
【問い合わせ先】川辺町商工会(0993)56-0247

 いずれも、江戸時代には行われていたということですが、始まりがいつの頃であったのか、詳しいことは分からないそうです。

ダイビングのスポットを教えてください。

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 鹿児島の海はどこも素晴らしいと思うのですが(人口55万を超える鹿児島市街地の眼前にある桜島沖でもサンゴ等を見ることのできる場所があります)、やはり最も人気が高いのは、奄美の方だと思います。また、甑島や種子島・屋久島などの離島、リアス式海岸が美しい南さつま市周辺なども人気があります。

 マリンスポーツが体験できる施設等については、こちらをご覧ください。

桜島や開聞岳って登れるのですか?

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 「桜島」は、錦江湾や鹿児島市街地などを見下ろす位置にあり、美しい山容を見せていることから、登れるかというお問い合わせも多いのですが、残念ながら、噴火の危険のある現役ばりばりの活火山ですので、火口への登山は禁止されています。

 ただ、火口までは無理ですが、途中、車でも行ける「湯之平展望所」でも、桜島のダイナミックな山容やそこからの優れた眺望を楽しむことができます。「歩くこと」自体が目的でない場合は、桜島の魅力を十分堪能していただけると思います。


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 一方、錦江湾の出口近くにある「開聞岳」の方は、大丈夫。頂上まで登ることができます。薩摩富士とも称されるその美しさ、眼前に広がる大海原や池田湖の景観など、登山の魅力あふれる名山で、日本百名山のひとつにも選ばれている秀峰です。

 登山の際は、指宿方面からだと、JR開聞駅の少し手前で左折し、開聞岳の方へ向かっていくと、「2合目登山口」があり、ここから歩いていくことになります。駐車場は、近くにある指宿家畜市場広場を利用することができます。

 所要時間は、2合目登山口から、登りが約2時間、下りが1時間半というところが標準的なところでしょう。登山コースは、頂上への直進ではなく、左巻きに山を一周して登るという珍しいコースをたどります。

 年間を通じていつでも登ることができますが、菜の花の咲く春が人気が高いようです。そのため、毎年この時期には、地元で「トロコニーデ開聞岳登山大会」というイベントも開催されます。地元特産品が当たるお楽しみ抽選会や菜の花漬け・ふかしいも・ハーブティなどでの湯茶接待が行われる楽しいイベントです。
 お問い合わせは、指宿市開聞支所産業振興課 電話(0993)32-3111までお願いします。