コースマップ〜往路108.0km+復路109.9km=往復217.9km〜


大手町〜鶴見

駅伝の流れを掴むために大変重要な区間。この区間での出遅れは致命的。近年、各選手が牽制しあいスローペースの展開になることが多く、六郷橋までは集団走が続く。六郷橋の下りからラスト3キロのスプリントレースになる。

鶴見〜戸塚

各校のエースが集う華の区間。距離が長く、名うての難所“権太坂”とラスト3キロの上りと、2つのヤマ場を持つ。タフさと冷静さ、勝負勘,…精神と肉体の両面の強さが求められる。エースがしのぎを削る序盤のハイライト・シーンが見られよう。

戸塚〜平塚

海辺の道らしく、風の影響を受けやすいのが特徴。
正面からは初春の陽射しが選手の体力を奪う。ゆるやかな下りが続く前半で、いかにスタミナを残しておける かがポイントとなる。以前は「つなぎ」の区間とされていたが、最近では2区までのレースの流れを修正する意味に於いても、その重要度は増しつつある。

平塚〜小田原

トラックを専門とする中長距離選手の箱根駅伝への出場機会を増やすために距離が短くなったのがこの区間。前半は平坦なコース。しかし、後半に入ると細かなアップダウンが続き、15キロ付近には勝負のポイントとなる酒匂橋が待ち受ける。さらにラストの小田原本 町を右に曲がると、箱根の山から冷たい風が吹き付け、選手の体温を奪う。5区山上りに備え、少しでもいい位置で襷を繋ぎたい。

小田原〜箱根・芦ノ湖

世界と戦える長距離・マラソンランナーの育成、強化のために距離が伸びることになったのがこの区間。
山登りの特性だけではこの区間を務めることは難しくなり、相対的に力のあるランナー、エースをここに配置するチームが多くなるか。 通称「山上り」。標高差864mを一気に駆け上がる難コースにして箱根駅伝の看板区間。向き不向きが顕著で、6区と並んでスペシャリストを生む区間でもある。曲がりくねった急な上りが続き、カーブが多いので選手のコースどりに注目するのも面白い。

箱根・芦ノ湖〜小田原

5区の「山上り」に対して、「山下り」と呼ばれる。
下りは平均すると100mを17秒前半、時には16秒前半までスピードアップすることもあり、ペースが速い分、テクニックが必要になる。また下りでは腿に平地の何倍もの負担がかかり、下りきってからの3キロで脚が止まる選手も少なくない。

小田原〜平塚

10区間の中で一番気温差が激しい。スタートする9時前後は、“山”から来る冷気もあってかなり冷え込むが、太陽が高くなるにつれて気温も上がる。コース自体は比較的平坦なのだが、それだけにペース配分が難しくもある。近年、この7区で復路の仕切り直しを狙い力のある選手を起用するチームが増えている。

平塚〜戸塚

レースもいよいよ終盤。優勝&シード権争いも次第に熱をおびてくる区間。スタートから平坦なコースが続くが、浜須賀交差点で海岸線に別れを告げ、残り9キロあたりから徐々に上り坂に入る。特にラスト5キロに待ち受ける遊行寺の坂が最大の難所。また後頭部への陽射しがスタミナを奪い、後半の失速へと繋がる。 意外にもタフで侮れないコース。

戸塚〜鶴見

準エース級の「復路の要」が配される。襷を受けすぐに急な下り坂に入るため、勢いよく飛び出す選手も多いが、起伏の多い長丁場、冷静なペース配分が要求される。優勝&シード権争いにとっても重要な区間。近年、多くのドラマがこの9区で生まれている。

鶴見〜大手町塚

泣いても笑っても、明暗が分かれる最終区間。追われるランナーには重圧が圧し掛かり、追うランナーには焦りが襲い、ペースを狂わせる。気温の上昇、ビル風…、ブレーキの要因となるポイントが多く、波乱を巻き起こす。各校、勝負強い選手を配し、逃げ切り、または逆転を狙う。