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親鸞の遺骨?が木像胎内から 京都・常楽寺

2008年03月14日22時57分

 浄土真宗の宗祖・親鸞(1173〜1262)のものとみられる遺骨が14日、同宗本願寺派の常楽寺(常楽台、京都市下京区)が所蔵する親鸞の座像の中から見つかった。寺に言い伝えがあり、根立研介・京都大教授(日本美術史)らが調べたところ、その通り中に納められていた。

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親鸞の木像の胎内には、和紙に包まれて遺骨が納められていた=14日午後3時48分、京都市下京区の常楽寺で

 常楽寺は、親鸞の玄孫(孫の孫)の存覚(ぞんかく)(1290〜1373)が開いた。存覚は父の本願寺第3世・覚如(かくにょ)から親鸞の遺骨を受け継いだとの記録が残り、寺には骨片を納めた宝塔が伝わる。親鸞が念仏を唱える姿を彫った木像は江戸中期の作とみられ、寄せ木造りで高さ24.2センチ。首をはずして胎内を調べると、胸付近に和紙にくるんだ骨粉があった。

 同寺では昨秋、所蔵する親鸞の肖像の掛け軸の軸木から、「親鸞の遺骨を銀の筒に籠め、宝永3(1706)年、遺骨を取り出し、宝塔に納めた」と記された墨書が見つかった。今小路覚真住職は「木像の胎内にも遺骨を納めたと言い伝えられてきた」という。

 根立教授は「筒から遺骨を取り出した前後に木像を作り、骨の一部を納めたのではないか」とみている。木像は、4月18日〜5月25日、広島県立美術館(広島市中区)で開かれる「本願寺展」で初公開される。

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