The Chugoku Shimbun ONLINE
たゆまず歩む 地域とともに 中国新聞
トップページへ
記事検索
中国新聞トップ > みんなのカープ > 動き出すヤード跡新球場

広島新球場「竹中案」不採用
「利用者の声反映を」
ファン・財界が要望


 新球場の事業コンペが二十五日、設計者だけを選ぶ再コンペという形で「仕切り直し」になった。最優秀と示された「竹中工務店案」を採用しない異例の事態。拒否反応を示してきた広島東洋カープや財界、ファンの声は、「衆知を集めてよりよい球場を」で一致した。

 採算性の悪い内野二階席の多さやコンコースの狭小さを理由に、「興行に自信が持てない」と強調してきたカープ。広島市の再コンペの方針に、これまでの批判姿勢を一転して「封印」。松田元オーナー名で「地域の皆さまやファンの方々に喜んでいただける球場ができればと思っております」と、コメントを発表した。

 事業計画の不透明さに懸念を示していた広島商工会議所の宇田誠会頭は「心機一転出直して、新球場建設促進会議での最終とりまとめや市民の要望、カープの意向などに適切に対応してほしい」と求めた。その上で、「スケジュールは圧縮されるが、二〇〇九年のシーズン開幕に間に合うよう努めてほしい」とくぎを刺した。

 一方、財界とともに建設費を負担する県。前日の定例会見で藤田雄山知事は一社でのコンペとなった点を挙げ、「一分の一を評価して最優秀というのは妙な結論」と批判をにじませたが、この日は「事業主体でもないので意見は差し控えたい」(小中正治政策企画部長)と対応するにとどまった。

 市はこれまでに市民から、竹中案に否定的な声が六十件以上届いていたことも明かした。今月七日、市に再コンペを求める意見書を提出した市民グループ「カープと市民球場はみんなの宝物」の藤田英夫さん(47)は「ファンの思いが届いたんだと思う。そもそもコンペなら複数の候補が競うべきだ。カープやファンといった利用者の声を反映した再コンペにしてほしい」と注文を付けた。(下山克彦、守田靖、萩原英一郎)

(2006.4.26)

【関連記事】

■「竹中案」不採用 再コンペ

【解説】コンペ手法の再検討を  


クイックリンク → | 社説 | 天風録 | 地域ニュース | カープ情報 | サンフレ情報 | スポーツ情報 | 全国・世界のニュース |
本ページに関する問い合わせ、ご意見などはこちらまで 中国新聞社/中国新聞情報文化センター マルチメディア本部
本ページ内に掲載の記事・写真などの一切の無断転載を禁じます。すべての著作権は中国新聞社に帰属します。
| 個人情報 |
(C)Copyright 1996-2005 Chugoku Shimbun.No reproduction or republication without written permission.
The Chugoku Shimbun 7-1 Dohashicho Nakaku Hiroshima Japan